-艦これ- 超々々々弩級戦艦白石です! All the world's a stage   作:うかた

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主人公がやっと出ます。

あなたが読んでいるこの時点で、信濃が実装されていたらごめんなさい。


白石の目覚め、信濃との遭遇

……。ここは、どこだろう。

四角い箱の上で、私は目覚めた。

周りを見回すと、白衣を着た数人の人間たちがいる。

 

そうだった、自分は造られたのだ。

艦娘として、深海凄間と戦うために。

 

一人の男が、私に話しかけてきた。

 

「体に異常はないかい?痛いところや、五感に異常があったら言ってくれ」

 

「大丈夫です」

 

「君の名前と、情報を教えてくれるかい」

 

「私は特殊攻撃艦一番艦『白石(しらいし)』。最新鋭の攻撃技術を詰め込まれた大型艦です」

 

「よし。脳波等に異常はあるか?」

 

男が、隣で機械に表示された数字やグラフらしきものを見ている女性に問いかける。

私はそれを、目で追っていた。

 

「いいえ。問題ありません。全て良好です」

 

「よし、後は感情と痛覚のテストだね。先に謝っておくよ」

 

そういった男は、私の腕をつかんで、つねり上げた。

 

「痛いかい?」

 

「はい。多少の痛みは感じます」

 

「ふむ、痛覚は問題なしか。感情は……、それは素顔なのかい?」

 

「何のことでしょうか?」

 

「ほら、さっきから完全に無表情だよ?」

 

「そうでしょうか」

 

そんな男の言葉に、私は右ほほを触ってみた。

 

たしかに、ほほの筋肉はほとんど動いてはいない。

 

「いいえ、感情というものはあるように思われます」

 

「……そうか、ならいいよ。おーい!白石さんの検査は完了したぞー!」

 

部屋の扉を開け、男が叫んだ。

 

「こっちも、『信濃』の検査完了だ!!」

 

今度の叫び声は、反対側にある部屋から聞こえた。

 

どうやらそちらでも、艦娘が検査されていたらしい。

 

「立てるかい?」

 

「はい」

 

男の質問に短く答え、私は立ち上がった。

そして、自分が服を着ていることに気がついた。

 

白を基調とした巫女服に、学生服のような赤い長めのスカートを穿いている。

身長は百六十くらいで、胸は……慎ましやかだ。

 

不思議と、見たこともない少女達の姿が頭の中に浮かんだ。

片方は金剛型、もう片方は古鷹型の艦娘だと、なぜか分かった。

 

部屋から出ると、反対側の部屋からも艦娘らしき人物が出てきていた。

 

「あなたが『信濃』さんですか?」

 

「はい、私が『信濃』です。『白石』さん、よろしくお願いします!」

 

信濃は白いシャツのような服に、硬そうな黒い防具のようなものを胸から下へ掛けていて、首には菊の紋のあしらわれたものを装着している。

身長は高く、百七十くらいはありそうだ。

ついでに言えば、胸もかなり大きい。

 

頭の中で、今度は大和型と大鳳達の姿が浮かんだ。

 

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

「え、ええと……」

 

なぜか困惑する信濃に、男が話しかける。

 

「ああ、大丈夫だよ。白石さんはこれが素らしいから」

 

どうやら表情が表に出ないせいで困惑させてしまったらしい。

 

「すみません」

 

「い、いえ。大丈夫ですよ!」

 

私が空母『信濃』との初対面をしている間に、研究員たちは私たちの艤装について話しをしていた。

 

「艦上運用機や砲塔はどうなってる?妖精さんたちはきちんといるか?」

 

「あっ、はい!出撃用のドックで待機しているそうです!!」

 

話が終わったのか、男が私たちのほうを向いた。

 

「えーと、これから君達は物資の輸送艦の護衛をしながら、トラック伯地へ向かってもらう。周囲は定期的に深海凄艦に対して掃討が行われているから、特に問題はないはずだけどね」

 

「了解しました」

「了解しました!」

 

こうして、私と信濃はトラック伯地所属となり、物語は動き始めるのであった。

 

 

 




白石

艤装
 五十一センチ連装砲
 対空用砲
 四連装(酸素)魚雷


信濃型一番艦信濃

艤装
紫電改二  (24)
彗星    (18)
天山    (32)
      (12)

実は艦娘を作ったドッグでは艤装の開発もしており、信濃の艦載機は運よく余っていたものを乗せたため、初期装備としては破格です。



よろしくお願いします!!
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