-艦これ- 超々々々弩級戦艦白石です! All the world's a stage   作:うかた

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うーむ、まとまった時間があったら、タイトルや章の順番を変えるかもしれません。


佐々木友治中佐とレ級elite

「ああ、分かった、お嬢ちゃんたちは出撃するのか?……ああ、すまねぇなあ」

 

トラック泊地秘匿飛行場

トラック泊地にはいくつかの飛行場があるが、その中にはヤシの木や牧草などで隠してるものが二つある。

全貌を知っているのは泊地の提督と、各飛行場の指揮官らたちであるが、単に多すぎて覚えられていないだけであったりする。

トラック泊地の提督が増設したためであるが、用心もここまで来れば臆病であると陰口をたたく飛行士たちもいた。

 

その中において、ベテランの戦闘爆撃機乗りであると同時にトラック泊地の飛行場の全てを任されている人物に、一時的に秘書官として陽炎から指示が出ていた。

 

「陽炎のお嬢ちゃんも、気を付けておくんだぞ」

『分かってますよ佐々木さん。では、頑張ってください!』

 

佐々木友治の持つ電話が切れると同時に、整備士が戦闘爆撃機の調整を終えたと声をかけてきた。

 

この機体は、戦闘機の下部に爆弾を取り付けることで、準戦闘機の速度で空戦領域を突破し、爆弾を投下した後は戦闘機として戦闘ができる優れものである。

勿論、積める爆弾が小さいという欠点はあるが、それでも空母の飛行甲板を損傷させるくらいのことはできる。

 

「それにしても、成る程なぁ。こういうことだったのか」

 

納得した表情で、航空機へと乗り込む。

実力も地位も高い彼は、これまでの戦闘の経過を一通り聞いていたのだが、いまいちどういう風に戦況が動いているのかがわからなかったのだ。

陽炎から詳細な(手紙に書かれていたらしい)作戦を聞くことで、それぞれの動きがようやく理解できたわけである。

 

「まあ、司令官殿の事だ。最後には何とでも帳尻を合わせてくれるだろうさ!」

 

その言葉とともに、佐々木の乗る機体は空へ飛び立った。

 

三年前のこの日も、同じように彼がこの碧空へ飛び立ったことを知っている人物は、今はまだいなかった。

 

 

 

トラック泊地北、戦闘海域よりさらに北方

 

ヲ級flagship改二隻、タ級elite二隻、レ級elite一隻からなる緊急追撃艦隊は、単縦陣を組んだまま、戦闘が発生している海域の北方で待機していた。

 

マッタク(全く)クウボセイキサマニモ(空母棲姫様にも)コマッタモノダナァ(困ったものだなぁ)

 

一時的な旗艦であるレ級eliteは、先頭にいた。

 

深海棲艦の中でも、戦艦、空母クラスや、或いは鬼、姫などの実力のある艦たちは、人語を理解し、ひどく歪であるものの、一応話すこともできる。このことは、特殊海軍に所属する人間の上層部、そしてすべての艦娘が知っていることである。

しかしいざ聞くとなると、ほとんどの艦娘がその声に恐怖を抱く。

そんなレ級であるが、今日は元気がなかった。

 

まあ、彼女の指揮官であり直属の上司のようなものである空母棲姫が、独断で戦場へ、しかも一隻で飛び出しているという境遇を考えれば、多少は同情の余地もあるだろうか。

 

オマエラモソウオモウヨナァ(お前らもそう思うよなぁ)タショウハジジュウシテモライタイモノダ(多少は自重してもらいたいものだ)

 

そういってから数秒待って、普段なら棲姫様への愚痴の一つでも返してくるであろう部下たちから何の返事もないのを不思議に思い、振り向いた。

 

そこには、誰一人としていなかった。

 

 

いや、訂正しよう。

 

彼女の仲間たちは、誰一人として彼女に視界に入ってこなかった。

 

 

そしてそこには。

 

彼女のほんの数メートル前には、

 

まるで深海棲艦の亡霊のようなイキモノがいた。

 

少なくとも、そう見えた。

 

まるで広い海に飲み込まれたかのように、

 

かき消えた深海棲艦の四隻は、

 

しかし当然勝手に沈没するはずもなく。

 

 

目の前のイキモノによって仲間たちが沈められたと気づくまでに数秒。

 

戦闘態勢を取るのに一秒。

 

そして、戦闘態勢を取ったレ級は

 

しかし、その瞬間には体が二つになっていた。

 

そして、それでも、彼女には、そのイキモノの放った攻撃は見えなかった。

 




次の更新はいつになるでしょうかねー ←無責任
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