魔法科高校の劣等生 ~黒と白~ 作:狂った朱
次の日の朝、学校に登校してる俺には一つめんどうな事があった。それは,,,,,
「あぁ~眠いよ~」
「知るかよ。とりあえず、起きろ‼」
冷が、ずっと俺にもたれかかってくる事だ。眠いからなのか一歩たりとも歩こうともしない。冷は、昨日の夜みたいに仕事をすると、こんな風にだらけて使い物にならなくなってしまう。
「お前な~。今日は学校だろうがどうすんだよ?」
「お昼まで保健室で寝るよ~」
こんな事を言うので俺は学校に着くなり冷を保健室に預けてから教室に向かう。それだけでも機嫌が悪いと言うのに俺が嫌う奴、森崎が教室で大口を叩いていた事で、さらに俺の機嫌が悪化した。
「あの、司波とか言う二科生、生意気だよな」
「あぁ‼、深雪さんもあんな奴に仲良くする必要もないのにな‼」
「そうだ、魔法が苦手なウィードに優しくする必要は無い」
コイツらは、反魔法師思想とは真逆の思想を持っている。名付けるなら、魔法師至高思想だろうか?。コイツらは、魔法が世界のすべてだとでも思っているようで、他の一科生達よりも、二科生を見下している。実際の所、魔法を使えれば無敵の様にも思えるが実は違う。例えば魔法を展開しきる前に攻撃で致命傷を受けてしまえば意味はないし、仮に致命傷じゃ無かったとしても自分の体に何らかの傷を負っても集中力を乱さない魔法師は世界にそういない。つまり便利に見えてそうでもないと言うことだ。アンティナイトとか言う対魔法師用の鉱石があるしな。そんな事を考えていると不意に教室が寒くなってきた。顔を上げて教室の入り口を見てみると、顔は笑ってはいるのだが目が笑ってない深雪がいた。
「おはよう」
そう笑顔で挨拶をしているが、イライラしているのだろう。魔法が暴走をして、教室のあちこちが凍りだしている。
「おはよう」
返事をしながら、俺は隠し持っていたCADで魔法を発動する。威力を調整して深雪の魔法を、ちょうど打ち消せる程度にする。教室のみんなは冷気が収まってきたのを感じてほっと一息ついた。森崎達はと言うと,,,,,
ガタガタ,,,,,
深雪の冷気をモロにくらった様で教室で震えていた。これで終わったならまだよかったんだけどな,,,,,。
昼飯時、生徒達の恐らくもっとも楽しみな時間。そんな時にまた起こった。
「ねーねー、達也「なんだ?」深雪が酷いんだよ~。保健室で寝てたら叩き起こしにきたの~授業サボるな~ってさ~(泣)」
「普通じゃないか?」
「普通じゃないよ~教室で寝るのとどっちがマシだとおもってるの?」
「いや、寝たらダメだろ」
何時もは、二人の昼飯も今日に限っては賑やかだった。今日はメンバーに達也とその友達のレオとエリカそして美月が加わったからだ。えっ?冷と達也しかしゃべってないって?。そりゃ、いきなり自分達を見下していると思っていた一科生がテーブルに座って飯を食べてて二科生と仲良くしゃべっていたら、誰でも驚くだろう。まぁオドオドしているのは美月ぐらいで。レオとエリカは達也の方を見ながら笑っている。そんな中,,,,,
「お兄様‼」
深雪とうちのクラスの奴ら数人がこっちに向かってきた。中には森崎もいる。
「お食事中でしたか?もしよろしかったら」
ご一緒にと、深雪は言おうとしたが森崎によって遮られた。
「退けよ。ウィードの分際で生意気なんだよ。さっさとブルームである俺達に席を譲れ‼」
その言葉に深雪は、抗議をしようと思ったようだが達也達が直ぐに退いたことと達也が去る前に深雪に何か耳打ちした事で深雪は何とか落ち着いたようだった。俺と冷も達也達と一緒にその場を後にした。
そして更に放課後,,,,,
「お兄様‼」
深雪が来て、俺達が昼飯を食べていたメンバーに深雪を足して帰ろうとしていた時だった。
「待てよ、お前ら」
後ろから怒りを孕んだ声が聞こえるので振り返ってみると森崎の他に数人と深雪と仲の良い雫とほのか達がいた。
「何の用だよ」
「深雪さんついでに冷と零が、お前ら二科生と一緒に下校してるんだ‼」
誰と帰ろうがこっちの自由じゃないのだろうか?。何時から森崎が、物事を決めれるようになったのだろう?。
そんな事を考えイラついていると、別の人が我慢の限界に達していた。
「お昼からなんですか‼。なぜ二人の仲を引き裂こうとするんですか‼。貴方に何の権利があってそんな事をしているのですか‼」
美月だ。
って、言うかなんか達也と深雪の仲を勘違いしているような気がするな,,,,,。
それはさておき美月から何の権利がとか言われた森崎は逆上して美月に向けて魔法を放とうした。それを見たレオが森崎のCADを掴もうと手を伸ばすがその前に
ガッ
「うっ」
森崎はうめき声を上げながら手を押さえていた。レオは何が起こったか分からずに目をパチパチさせている。
「この距離なら魔法を使うよりも体を動かした方が早いのよね~」
そういいながらエリカが特殊警棒を構えていた。大方その警棒で魔法が発動する前に森崎のCADを叩き落としたのだろう。ただその言い方が悪かった。
「このウィードが‼」
「俺達をなめやがって‼」
「痛い目にあわせてやる‼」
「駄目ー‼」
森崎の取り巻き達とほのかが魔法を発動しようとしている。ほのかのは、他の人を止めながら魔法を使っているので攻撃系の魔法では無いだろう。しかし他の森崎の取り巻きはどうだ?。あいつらは、攻撃用の魔法で更に手加減を考えていないようだ。まともにくらったら良くて大怪我悪くて死亡するだろうな。
だから、俺はCADを腰から抜き一つの魔法を使う。と言っても魔法と言うより一つの技術だがな。
「ぐえっ」
「うわっ‼」
「ごふっ」
「きゃ‼」
俺のしたことはとってもシンプル。サイオンの塊をあいつらが魔法を発動する前に魔法の起動式にぶつけて吹き飛ばしただけ。ちなみにほのかだけ驚いた声なのは、森崎の取り巻きには、とりあえず本気で撃ち込んでほのかには、軽く魔法の起動式だけを飛ばす程度におさえているからだ。こんだけ騒いだんだから流石に来るだろう。
「そこまでよ‼全員CADを地面に置きなさい‼」
ちょっとした解説
サイオンとは
サイオンとは魔法を使うための燃料のようなもの。ゲームで言うところのMPです。今回主人公がサイオンを使ってしたことは次回説明します。