RED STONE 新たなる冒険者たち   作:まっき~

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どうも、まっき~です。
からだの疲れがなかなか抜けません。
どうすればいいのでしょうか…。
まぁ、愚痴っていても仕方ありませんね。
本編へどうぞ。


人助け

マナ

「ねぇ、まだなの?」

 

 

ナイト達はブルンネンシュティグへと向かって歩いていた。

地図を見ながらゆっくりと進んでいたため、既に3時間近くかかっていた。

 

 

ナイト

「何回その言葉を言ったか覚えてるか、マナ?」

 

マナ

「さ、3回目?」

 

ナイト

「いや、14回は言ってるぞ。それに、こうなるってことをわかってただろ?」

 

マナ

「わかんないよぉ~」

 

ラン

「全く、体力ないね~、マナは」

 

マナ

「うるさいなぁ、みんなと違って運動とかやってこなかったから仕方ないじゃん!!」

 

ファイ

「まぁまぁ、そろそろ休むかい?」

 

マナ

「うん!!」

 

ナイト

「そういうときは元気いいな…」

 

 

距離的にはあと少しで着くのだが、取り敢えず1回休憩することになった。

 

 

マナ

「ふぅ、やっと休める~」

 

ラン

「もう…。マナはもう少し体力つけなよ」

 

マナ

「うぐぅ…」

 

ファイ

「ナイト、あとどのくらいで着きそうなんだ?」

 

ナイト

「簡単に予想すると、あと1時間半くらいか?」

 

ファイ

「なるほど…。ん?あれは…」

 

 

ファイはなにかを見つけたのか、その方向に向かっていった。

 

 

ナイト

「どうしたんだ、ファイ?」

 

ファイ

「……怪我人がいる」

 

ナイト

「なにっ!?」

 

 

ナイト達はその怪我人のところに行った。

 

 

ファイ

「大丈夫ですか?」

 

輸送員

「……はい。ただ、届け物を盗まれてしまいました」

 

ナイト

「なんだと!?」

 

輸送員

「取り返しに行きたいのは山々なのですが、怪我の影響で上手く動けません」

 

マナ

「よし、あたしたちに任せて、取り返してあげる!!」

 

ナイト

「俺も同意見だ。話を聞いて見捨てるなんて出来ない」

 

ラン

「それで、盗まれた届け物はどこに?」

 

輸送員

「ここから南の方向に逃げました。まだあまり離れてはないと思いますが…」

 

ファイ

「わかった。すぐに行ってくる」

 

 

ナイト達は、盗人の逃げた方向に走っていった。

 

 

盗人

「やったな、あのノロい運び屋からいいもの盗んできたぜ」

 

下っ端

「流石は兄貴!!盗むことにおいて右に出るやつはいないっすね!!」

 

 

盗人は少し離れたところでゆっくりと南下していた。

ファイは話し声に気付き、ナイト達に話しかける。

 

 

ファイ

「ナイト、どうやらそこに盗人がいるみたいだ」

 

ナイト

「走ってすぐにでも追い付くか?」

 

ラン

「でも、相手は盗人だよ。すぐに逃げられちゃうよ」

 

ファイ

「そうだな…。よし、マナ」

 

マナ

「なに、ファイさん?」

 

ファイ

「これから指示することを行ってくれ」

 

マナ

「?別にいいけど…」

 

 

ファイはマナに指示をして、マナははじめは拒絶していたが、仕方なく引き受けた。

 

 

マナ

「あとで何かおごってね!!」

 

ファイ

「出来る範囲でな~」

 

 

そういうと、マナは盗人に近づく。

 

 

マナ

「あの、そこの人」

 

盗人

「ん?なんだい、お嬢ちゃん?」

 

マナ

「(うわ、やっぱり引き受けなければよかった…)なにを持っているんですか?」

 

下っ端

「よく聞いてくれた、お嬢ちゃん。これは兄貴が盗んだアイテムでっせ」

 

盗人

「まだ中身は確認してないが、きっといいものに違いない」

 

マナ

「そ、そうなんですか…」

 

 

マナは盗人達にかなり引きながらも、作戦を実行していた。

 

 

マナ

「あの、それを開けるのにいい場所があるんですけど、よかったらどうですか?」

 

盗人

「おお、それなら行かせてもらおう。案内してくれ、お嬢ちゃん」

 

マナ

「う、うん!!」

 

 

マナは盗人が進んでいた方向から反対方向に動き、盗人が着いてくる。

そして、指示された方向へと進み続ける。

盗人は手に盗んだものを持っている。

 

 

マナ

「いまだっ!!」

 

盗人

「うおっ!?」

 

 

マナは持っていた笛で盗人の頭を叩く。

突然のことに驚いたのか、盗人は手から道具を落とし、マナが拾い上げて逃げる。

 

 

盗人、下っ端

「「待てぇ!!」」

 

マナ

「きゃああぁぁ!!」

 

ファイ

「お疲れ様、マナちゃん」

 

 

追いかけることで注意力が散漫している盗人達にむかって、ファイは持っていたダートを投げる。

そのダートは的確に盗人に命中した。

 

 

盗人、下っ端

「「ぎゃああぁぁ!!」」

 

ラン

「さあ、年貢の納め時よ!!」

 

ナイト

「なに言ってるんだ、ラン…」

 

ラン

「いや、ちょっと言ってみたかっただけ…」

 

盗人

「なに言ってるんだ!!捕まるのはあの娘だろう」

 

下っ端

「そうだ!!あの娘は兄貴の盗んだ道具を盗んだんだ!!」

 

ナイト

「なるほど、はじめにあの道具を盗んだのはお前らか」

 

 

ナイト達は、勝手に自爆した盗人達に呆れていた。

 

 

ファイ

「そんなお前らに残念なお知らせだ。あの道具は取り返すように依頼されたものだ。それに、あの子は俺たちの仲間だ」

 

ラン

「さてと、しっかり捕まってもらうよ!!」

 

盗人

「くそ、分が悪い、逃げろ!!」

 

下っ端

「あっ、兄貴!!」

 

 

盗人は隙をついて逃げてしまった。

結果的に考えれば道具を取り返せたから問題はないが。

 

 

ファイ

「それじゃ、あの輸送員さんのところに戻りますか」

 

ナイト

「そうだな」

 

ラン

「じゃあ、私はマナを呼んで来るから」

 

 

しばらくして、ランがマナをつれてきた。

 

 

マナ

「もう、2度とやりたくない…」

 

ファイ

「ごめんね、マナちゃん」

 

マナ

「……はやく行くよ!!」

 

 

輸送員は心配そうな表情でナイト達の方向を向いていた。

ナイト達が到着し、輸送員は安堵の表情を浮かべた。

 

 

輸送員

「ありがとうございます!!」

 

ナイト

「いえ、気にしないでください」

 

輸送員

「それと、もう1つお願いがあるのですが、この道具をブルンネンシュティグの協会へ届けてほしいのです」

 

ファイ

「それくらいならお安いご用さ」

 

ラン

「私達に任せてください!!」

 

 

ナイト達は輸送員の荷物をもち、再びブルンネンシュティグへと進み始めた。




いかがだったでしょうか。
輸送員さんを助けるところは、チュートリアルのアレンジです。
違和感があった方は申し訳ありません。

アドバイス、誤字脱字等ありましたら連絡よろしくお願いいたします。

感想も待ってます!!

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