現役学生ということもあり、更新ペースは亀よりも遅いかもしれないですが、止まることなく続けていく所存でございます。
それでは、どうぞ!
「・・・どうしてこうなった」
現在遥か雲の上。右を見ると浮いている島。左を見ても島。下を見ると金髪の少年が犬と一緒に落ちている。
「もう一度だけ。どうしてこうなった」
ーーーほんの1時間前ーーー
「はぁ、いつもいつも同じ事の繰り返し。全く、もっと面白いことは起きないかね」
川原に寝転がりながら少年、「天ヶ瀬大空」は呟いた。因みに読み方は、「あまがせたいくう」だ。決しておおぞらではない。
大空が住んでいるのは日本の紀乃川市鴇野町というところだ。その町にある中高一貫性のインターナショナルスクールに通っている大空は、本日終業式なのだが事情があり、遅れていくということを先生に伝えて、ある場所に来ていた。
「あれからもう5年も経つのか」
大きな木の下に寄り添い合うように2つある墓石の前で大空はポツリと呟いた。墓石にはある人の名前が刻まれていた。
---天ヶ瀬大翔とイーリス・A・ラングヴェルトここに眠る---
天ヶ瀬大空の両親は偉大な科学者と医者だった。
父親の
大飛の研究は、主にアニメに関するものだった。理由を本人に聞くと、
「俺、四次元ポケット欲しかったんだよ」
と言っていた。嘘か本当かは本人しか知るよしもないのだがきっと本当なのだろうと大空は思っている。そして、その言葉通り、大飛は四次元ポケットを完成させ、他にも多くのアニメに関する発明をしていた。
「がぅ」
と大空の足元から何かの鳴き声が聞こえた。
「ナッツ、お前も出てきたのか」
大空は足元の小さなライオン?に笑いかけた。これも大飛の発明の1つで、あるアニメの兵器が元になっている。自身の生命エネルギーを送り込むことで動き出す道具だった筈なのだが大飛が改良を重ねて、本来の機能を残したまま生命エネルギーではなく、電気で動くようになった匣ペット(大空命名)である。
「お前も悲しいよな。父さんも母さんもお前のこと可愛がってたもんな」
ナッツを撫でながら大空は言った。
ーーーカタカタカタカターーー
と、ナッツを撫でていると腰に付けている他の匣も自分もと言わんばかりに震えだした。
「あぁ、ごめん。お前らもだったな」
大空がそう言うと、匣の震えが治まった。
「じゃあ、そろそろ行くよ。この後に学校まで行かないといけないんだ。」
時計を見ると、もう12時を過ぎていた。終業式は終わっているだろうが、先生に挨拶をするために大空は学校に行くことにした。
「また来るよ、おやすみ」
そう言って、大空は墓石に背を向けて来た道を歩き始めた。ここから学校までの距離はそう遠くない。せいぜい1キロあるかないかというぐらいだ。ナッツの姿はいつの間にかなくなっていて、腰についた開いた匣が閉まっていた。
学校に着いた大空はまず、職員室に行こうと思い、教室の並ぶ教室棟に向けて歩き出した。その途中に、スカーフを付けた犬を発見したが、スカーフを付けているなら誰かの飼い犬かなと考え、気にせず歩を進めた。
教室棟の前まで行くと、校舎の時計の前に誰かが立っているのを見つけた。飛び降りかとも思い、走り出そうかとしたがその人物を見て、その必要がないと分かり、そのまま歩くことにした。
「・・・シンク・イズミ」
シンク・イズミ。それが件の人物の名前である。金色の髪にサファイアの瞳。顔が童顔な事もあり、この学校の人気者。さらに、かなり大きなアスレチックの大会で準優勝という高成績を残す程の運動神経の良さを持っている。
そんなことを考えていると、シンクが飛び降りた。綺麗なフォームでくるくると回っていると突然、後ろから何かが飛び出した。何かと思い前を見ると、先程見たスカーフの犬がちょうどシンクの着地点に鎮座していた。
「危ない!」
大空は咄嗟に犬を助ける?為に走り出した。すると犬は、どこからか取り出したかなり凝った装飾のされた短剣を地面に突き刺した。
「え?うわぁ!」
シンクも今の状況に気づき、どうにか着地点をずらそうとするが、空中ではどうにもならず、ただただ着地を待つだけであった。 大空は一刻も早くあの犬をと考え、さらにスピードを上げるが、
ーーーキィィィィィィィィィィィンーーー
という音とともに犬が突き刺した短剣を中心に魔法陣のようなものが出現した。
「「・・・え?」」
不覚にも、シンクと大空の声が重なった。
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
と呆気にとられたシンクがそのまま魔法陣に吸い込まれるようにして落ちていった。その後を追うように犬が飛び込んだ。大空は止まろうと自身の体に急ブレーキを掛けるがかなりのスピードが出ていたため止まれず、魔法陣の中に落ちていった。
ーーー冒頭に至るーーー
「・・・にしてもここって異世界?なのか」
と祭壇のようなものが見えてきたと同時に前をゆくシンクが花びらのようなものに包まれてスピードを徐々に落としていった。対して、大空はさらにスピードを上げながら降下していき、祭壇とは全く別方向に向けて落下していった。
「え?これってもしかしてゲームオーバーなの」
そう言うと同時に大空はどこか知らない大地に叩きつけられた。
始まりということもあり、今回は文字数少なめでいかせていただきました。
前書きでも書いたように更新ペースは遅いかもですが週1のペースでいけるといいなと思ってます。
そういえば、最近うちの学校で部活動の勧誘期間が始まったんでわたし達も勧誘したんですよ。そして、先週1回目、昨日2回目の説明会をやったんですが、なんと集まった人数が両日を合わせて、
5人!
これはやばいと現在必死こいて宣伝活動中なのですよ。
それでは、この作品引き続きよろしくお願いします。次回は来週辺りになると思います。