リアルがいろいろと立て込みながらも、どうにか更新できました
色々言いたい事というか、申し訳なさもありますが、とにかく楽しんでもらえたら、嬉しいです!!
レイジはライダーとセイバーの間に腰を据える。するとライダーが、ワインを救い取ってレイジの前に差し出す。
「ほれ、お主も駆けつけ一杯!!」
差し出された器を見たレイジは「異文化だから」と無理やりに納得をつけ、一気にワインを飲み干す。その飲みっぷりにライダーは「良い飲みっぷりだ」といわんばかりにうんうんと頷くが、ふとレイジの顔が青くなっていることに気が付く。
「なんだお主、酒が飲めぬのか?」
「…飲めないわけじゃないけど、苦手なだけだ」
ライダーの言葉にレイジは少しバツが悪そうな表情をしながら答える。その言葉にライダーは「お主、人生を半分損しておるぞ」と憐みに近い言葉をかけ、少し機嫌が悪そうだったアーチャーも「よほど、恵まれなかったと見える」というようバカにしたような視線向ける。二人のそんな視線にレイジは「俺が可笑しいのか?」というべき視線を、現状で中立の立場をとるセイバーへと向ける。レイジの視線でその意図を察したセイバーは「別に可笑しくはありません」と視線で告げる。セイバーの視線にレイジはどこか安堵した表情を見せる。
「先ほども言ったが、仮にも王たちが集う宴だ。そのような場で、客人にこのような安酒を振舞うしかできぬとは、王としての器が問われる」
しばしレイジをバカにした目線で見ていたアーチャーが、己の手の腕に黄金の波紋を出現させて立ち上がる。その黄金の波紋の出現に、僅かに離れてみていた二人のマスターに緊張が走る。しかし肝心のレイジたちサーヴァント達は、アーチャーから敵意と攻撃の意志を感じないために警戒はしない。むしろ何を出すのかと僅かな興味を見せている。
「刮目する良い。これが王の酒というものだ」
そう告げるアーチャーの手には黄金の器とこれまた黄金の四つの杯が握られている。アーチャーは杯に器に入れられている酒を注ぎ、三人に手渡す。
「うむ、これはっ!!」
アーチャーから杯を受け取ったライダーが豪快に飲みほす。今まで味わったことのない美味にライダーは純粋な驚愕をあらわにする。セイバーも言葉にしないだけで、ライダーと同じなのかその感情が表情から読み取れる。二人の反応に気をよくしたアーチャーは、いまだに飲むか悩んでいるレイジに視線を向ける。
「雑種。王からお酒が飲めぬというのか…」
「お主も一杯飲んでみろっ!!これはまさに至極だぞ!!」
アーチャーとライダーに押され、意を決するようにレイジは酒を飲み干す。すると、今まで感じてきた不快感のない喉越しと純粋なおいしさに驚きをあらわにする。
「酒も剣も我が財には至高の物しかありない。――――これで王として格付けは決まったようなものであろう」
レイジの反応に反応に気をよくしたアーチャーが酒を飲みながら、当然の理を話すように告げる。
「――――」
「流石は英雄王。お主の酒は確かに極上だった。だがあいにくと、聖杯と酒器は全く違う」
アーチャーの言葉にセイバーは眉を顰め、ライダーは待ったをかける。
「まずは英雄王ギルガメッシュよ。お主ほどの男が聖杯にいかなる大望を願うのか、それを聞かぬ事には、何も始まらん」
「仕切るな、雑種。そもそも貴様らは前提から大きく間違えておる」
「なに?」
「聖杯を
当然のことを語るように、アーチャーはこの戦いの根底を否定するような言葉を告げる。誰のものでもない聖杯の所有者を決める争いであるこの戦争において、到底認めれるような言葉ではない。事実、セイバーの瞳が鋭さを増す。
「それを……勝手に持ちだそうなどと、盗人猛々しいにも程があるぞ、雑種ども」
それは今までアーチャーが見せてきた怒りとは全く異なる怒り。王として、その椅子に座るが故の怒り。
その言葉にライダーは感服したように笑みを、レイジもまた表情を変える。
「なるほど。…‥…‥だがな、英雄王よ。お主、別段聖杯が惜しいというわけではないのであろう」
「無論だ。要は、筋道の問題だ。我の財を狙う盗人には然るべき裁きを加えねばなるまいて」
アーチャーの言葉に納得したように頷くライダー。そして彼は続けるように問う。
「では問おう、英雄王よ。そこにはどんな義があり道理がある」
「法だ。
アーチャーが告げたのは、己の王道。何人も汚すことの出来ない、己を王とし頂点とし、唯一無二の存在だと告げる。
その覇気にアイリスフィールとウェイバーは寒気を止められない。その中で、ライダーは納得したという表情と共に酒をあおる。
「ふむ、そうなると………後は剣を混じゆるのみ」
意思を固めるように、そしてやはりアーチャーを倒すのは己だというように重い言葉でライダーが告げる。その考えにレイジは、流石と胸の中で称賛を告げる。そしてそれはユキヒメも同じなのだろう。
だが、納得しない者も当然いる。
「征服王よ。お前は聖杯の正しき所有権がアーチャーにあると認めたうえで、なおそれを
どこか責めるようにセイバーが言葉をつむぐ。
「そうまでして、お前は聖杯に何を求める」
今度はお前の番だ。とでもいう空気に視線がライダーに集まる。アーチャーも僅かに視線を向け、レイジもまたこの男がどんな大望を願うのかと興味を見せる。
集まる視線が恥ずかしいのか、それとも己の願いを口にするのが恥ずかしいのか、ライダーは視線をさまよわせ、酒を飲み恥ずかしそうに告げる。
「――――
『は?』
その言葉の意味を理解しかね、レイジ、セイバー、アーチャーは口を揃え、意味が理解できないと顔色を変える。
「はぁあっ!!??」
それはライダーのマスターでもあるウェイバーが、ライダーへと詰め寄る。
「おっおい!お前!!望みは、世界征服だっぐぇぇぇぇ!!」
詰めよるウェイバーをデコピンで吹き飛ばしたライダーは己の道理を義をつむぐ。
「バカ者。如何に魔力で現界しているとは故、所詮我らはサーヴァント。余は転生したこの世界に…一個の命として根を下ろしたい」
一度言葉を切り、ライダーは己の手を力強く握る。
「体一つで我を張って、天と地両方に向かい合う。それが征服というものの全て。そしてように成してこその我が覇道なのだ」
その言葉にレイジはああともう。結果だけを求める人間は多くいる。ましてや、願望となれば経緯などお構いなしに結果だけを欲してもおかしくはない。
だが、この漢は違う。全てを己の決断で、苦悩も快楽も全て経験したうえで、得た結果こそが至上と告げているのだ。
紛れもなく己の一の命とし、世界と向かい合う。先ほどのアーチャーとは全く種類も異なるが、同じ王道だと断言できる。
―――――あれ?この場に俺って必要か?
紛れもない王としての言葉が続き、王など絶対に無理と考える自分では、この場には相応しくないのではないのか。
恐ろしいまでの場違い感を感じ始めるレイジ。
―――――どうにかして、この席を離れたほうがいいよな
そんなレイジの感情を察したのか、ユキヒメが不甲斐ないと責めるような気配を出している。
その中で、二人の王として言葉を聞いていたセイバーが静かに言葉を発する。
「そんなものは王のあり方ではない」
「ほう」
己を全否定する言葉を受けてなお、ライダーの笑みは崩れない。むしろ不敵に面白いと言わんばかりに、セイバーへと視線を向ける。
「では貴様の懐の内。聞かせてもらおうか、騎士王よ」
全ての視線が己に集まる中セイバーは――――
「私は、我が故郷の救済を願う」
告げられた言葉の意味を、三人は理解できないと僅かに首を傾げ――――
「万能の願望機をもってして…‥ブリテンの滅びの運命を変える」
――――己の王道を口に出した。
――――セイバーの言葉の意味を理解すると同時に、三者三様の感情が沸き上がった。
いよいよ、次回より聖杯問答もいよいよ折り返しの最高潮へと向かいます
果たして、セイバーの願いに対するレイジの思いは?
そしてFGOですが、だいぶ時間がたちましたが深海電脳楽土 SE.RA.PHのメルトリリスのヒロイン力とか、ダブルアーチャーのかっこよさとか、いろいろやばかったですね!!・・・・・お迎えできなかったけど(石全部使ったんだけどな~)
そして復刻した鬼ヶ島!!
皆さんはどんな感じでしょうか?・・・・自分はいろいろあって参戦できるか怪しい・・・