6週間全部日曜日検定であり、+期末テストがあったため小説を作る時間がありませんでした。
注意 主は検定も期末も勉強をしていません。
では9話、どうぞ!
レ級との戦闘が終わった後、ディアボロはあることに気が付く
「なぜキングクリムゾンが深紅のオーラを纏っているんだ…」
自分の横にいるキングクリムゾンの謎の現象に少し考えたがなかなか結論がでない。すると一本の無線が入ってきた。
『提督、聞こえるか?提督』
「長門か。なにかあったのか?」
『いや、そういうわけではないが。戦闘音がなくなったから終わったのかと』
「お前の予想通り、戦闘は終わった。あの謎艦娘はそっちにいるか?」
『いるぞ、なぜかすごくおどおどしているが、何かしたのか?』
「なにもしていない…すぐ戻るが頑丈な縄を用意しておいてくれ」
『?わかったが何に使うんだ?』
「それはすぐにわかる」
そう言って無線を切った。そして今足元でゆっくりと沈もうとしているレ級引っ張り上げた。
(こいつは何かに使えそうだな)
そう考えながらレ級の尻尾を持ち戦艦長門まで帰還する。戻る途中で、こんな大海原なのにぷかぷか浮いている謎のどでかい木箱を発見した。
「なぜこんな海にしっかりとしたでかい木箱が浮いてるんだ・・・」
そう思いながらいったんレ級の尻尾を離し、その中身を確認した。
中には、『修復剤』と書かれた緑のバケツが8個入っていた。
「これは高速修復剤か…たしか遠征や任務などでゲットができるが、こんなにゲットできたか?」
そう考えが一つの結論を簡単にだした。それはここが非正規ルートのためだと考えた。思わぬ収穫だったためキングクリムゾンでどでかい木箱を持ちレ級をまた運んだ。
来た道を戻ると長門がこちらを見ていた。
「提督、お疲れ様。疑問というかなんというか・・・そのどでかい木箱なんだ…あと何故レ級の死体を回収したんだ?」
質問をしてきた長門に簡潔で分かりやすく説明をすることいした。
「こいつはまだ生きてる。この木箱の中に入ってる修復剤を一個使用して俺の戦力かその他に加える」
そう言いながら甲板までジャンプする。すると先ほどの発電に長門は目を見開きながら艤装を展開した。
「おい、艤装の展開はやめろ。いま此処で砲撃したら敵に見つかるだろ」
「提督こそ何を言ってるんだ!?奴は深海棲艦だぞ!その中でも厄介なレ級だぞ!」
「分かっている。だが、これにも理由がある」
「その理由とはなんなのですか?」
ふと聞こえてきた声をみる。そこにいたのは俺がたどり着くまでレ級と戦闘を行っていた艦娘が立っていた。
「そういえば聞いてなかったな。貴様は?」
「秋月型駆逐艦1番艦秋月です」
「俺は提督のディアボロだ」
「で、理由とはなんですか?」
「話すから落ち着け。理由は簡単だ。それは俺の目的でもある」
「提督の目的?」
「そろそろいいか…長門、お前と約束しただろ?“内容を教えてもいいが泊地についたら”と」
「んむ、そういう約束をしたな」
「今回みたいな出来事が起きたから今話す…今深海棲艦との戦いは過去に起きた出来事と似ている…いや完全に似ているんだ」
「本当ですか!?」
「嘘ではないのか?」
「嘘ではない。海域やポイント、作戦内容は過去に起こった出来事に似ている。違っているのは名前ぐらいか」
「信じられない…だが、何故それを提督が知っているんだ?」
長門の質問はディアボロも軽く予想できる質問だった。
「別に隠すようなことではなかったが、はっきり言っておこうか、俺はこの世界で生まれた人間ではない」
「「え?」」
当然の反応だ。こんなこと言われて戸惑わない奴はいない。
「…その事と先ほどの内容は他の誰か知っていますか?」
「知らないと思われる」
「何故知らないのですか?」
「簡単だ。俺がこの世界にいること自体が異例…そして戦時状況は俺が横須賀の資料庫を確認したが、この状況…第二次世界大戦の内容が一切記載されていなかった。第二次世界大戦の内容だけがなかったんだ」
そう言い終わると秋月と長門は頭を少し抱え込んで悩んでいる。そのはずだ、彼女らは“第二次世界大戦で生まれた軍艦”なのだから。
すると長門は少し顔を暗くしながら質問してきた
「では…その…私は最後…どんな風に終わったんだ?」
「本当に聞くのか?」
「あぁ、最後ぐらい未来を変えられるかもしれないしな…」
「・・・酒匂とプリンツ・オイゲンは知っているか?」
「あぁ知っている。何故だかその二人のことは知っている、会ったことはないが」
「お前はその二人とその他もろともに米軍、つまりアメリカに回収されある兵器の的になったんだ」
「ある・・・兵器・・とは」
「・・・核だ、しかも2発」
「っ!?」
その瞬間長門は口に手を当ていきなりしゃがみこみ苦しみだした。
「どうした長門!しっかりしろ聞こえるか!」
「提督、私が医務室に運びます」
「頼む」
そう言って秋月は長門を担いで艦内に走って行った。
そして長門の心理状況がでたのか一部のみだが副砲がいくつか消滅した。
幸い沈むようなことは現象は起きなかったがこの艦の召喚システムの原理が分かった。
「艤装とは違い艦娘のメンタルでこれを維持するのか…今の現象を見る限り相当心理的に堪えたらしいがそれでも沈まないとは流石世界のビックセブンのメンタルだな」
そんな悠長なことを表面では言っているものの、裏では凄く悩んでいた。これから着任する艦娘一人一人に最後を伝えるべきか・・・逆に伝えず悲しい現実から遠ざけるか・・・そう悩みながら死にかけのレ級を見た。
「・・・貴様ならどうする・・レ級・・」
レ級の身体に鎖を巻き付け、段ボールから一つバケツを取り出しレ級にぶっかけた。するとみるみる腹に開いた大きな穴が塞がっていった。だが、それでもレ級は目覚めなかった。首筋を障ると脈はある。
「さて、これからが本番というわけか・・・」
そう考えながらこれから向かう先を眺めた。
4時間が過ぎ去り空は少し暗くなって月が出てきたころ艦内に作った医務室から長門がでてきた。
「体調の方はどうだ?」
「あぁ、大丈夫だ…こちらこそすまなかった。あのくらいで気が動転して…」
「いいんだ・・・俺様だって何度か死んでいる…」
「何度もだって?」
「俺は部下に殺された…そして何度も何度も死んだ…そして神と申す小僧が現れて、何度も死ぬ運命(さだめ)から救ってくれた。そして今ここにいる」
「提督…」
「長門…先ほどのことは恥じるな!死が分ってて恐怖しない奴がどこにいる」
そういって長門の頭を軽くなでた。ディアボロは今こう思っている…昔の俺なら絶対にこんなことはしなかった…いや、100%するはずがなかった。だがしかし、なぜかこの時はこいつを撫でて慰めてやりたいと思った。
「あの・・その・・・提督…」
「ん?」
「少し・・・恥ずかしいのだが」
「そうか・・・それならすまんな」
そういって撫でるのをやめて再び空を見上げた。
何時の間にか月が頭の上まで来ていた。
「さて、そろそろ中に入るか。多分秋月も中で待ってると思うぞ」
「そう・・だな!」
そういって中に入ろうと艦橋の方へ向かおうとした時だった。
先ほどまで感じなかった殺気を感じた。
「・・・やっと目覚めたか・・・レ級」
そう言い振り返るとレ級が起き上がっていた。長門が構えたがそれを静止し、レ級へ近づいた。
「オ前…何故・・何故僕ヲ助ケタ・・」
レ級が質問してきたのは当然のことだ。敵を助けるなど言語道断。そしてレ級の質問に対して、ディアボロは答えた。
「理由か?それはお前を調べれば新しい兵装を開発できるかも知れないしな。それに、貴様には艦娘や人類にない可能性を感じた」
「オ前ハ何ヲ言ッテルンダ!敵二可能性ヲ感ジタカラダァ?」
「そうだ。いままでは深海棲艦と俺たち人類が指揮する艦娘達と戦闘しかしていなかった。だから貴様を始め俺は深海棲艦と対話をしたいと考えている」
その答えに長門もレ級も驚く。長門とレ級は同じことを考える
(今までそんなこと考えた奴は私の記憶のかぎり初めてだ。提督は本当に何を…)
(コノ人間ハ馬鹿ナノカ?深海棲艦ト対話ナンテ言ウ人間ナンテ初メテダゾ。コイツハ何ヲ考エテルンダ)
そして二人が考えてるのを他所に自分の考えを語った。
「俺の目的はあくまでこれから起きる状況の史実を回避する。深海棲艦の撃滅など二の次だ。それに、深海棲艦を撃滅することは無理に等しいはずだ・・・多分な」
「何故深海棲艦を撃滅できないと思えるのだ?」
「ソウダゾ。貴様ミタイナ奴ガイルナラ撃滅ハ可能デハナイノカ?」
「なら理由を話そう。レ級、貴様は“前の記憶”を覚えているか?」
「前ノ記憶?」
「正確には、深海棲艦になる前の記憶だ」
「深海棲艦二ナル前ノ記憶ダト?ソンナノアルワケ・・・!?」
そう言うと突然レ級は頭を抱え込んで唸り始めた。その表情は苦しみの顔で体中から汗が噴き出る程に苦しがる。この光景に長門は戸惑いながらディアボロに質問する。
「提督、これはどういう意味だ!」
「それは簡単だ。お前だって横須賀で聞いたり見たことあるだろ?お前の名前と体格瓜
二つの奴と、ブラットレイに報告する書類の中に書いてあった轟沈の報告が」
それを聞いた途端、長門は目を見開きレ級を見る。
「つまりは、深海棲艦は艦娘が沈んだなれの果て…そして艦娘の誕生は建造という妖精さんの力…これを組合すと、建造で生まれ、そして戦い、沈んでしまう。そして深海棲艦が誕生すると同時にその減った枠を埋めるためにまた新たに建造を行う。これの無限ループを考えろ」
「つまり、ブラ鎮などという艦娘を捨て駒のように使う奴らがいる限り深海棲艦は減らないと…」
「それだけではないがな…だからこそ、捕まえたレ級を調べなくてはならない」
そう言い終えると、苦しみもがいてたレ級は顔を青ざめながら顔を挙げた。
「僕ハ...僕ハ沈んダ。仲間ヲ助けヨウとシテ、ソレで…」
両手を肩にのせこぎざみに震えだした。それを見た長門は自然と近づいて、そしてレ級を包み込むように抱きしめた。
「先ほどは敵としかみずにすまなかった。だが、大丈夫だ。お前の恐怖は私が…私が守って見せる」
そう言うとレ級は長門を見る
「だから安心して、少し眠っていろ」
そういうとレ級は静かに目を閉じて先ほどとは違い小さな寝息を立てていた。そしてレ級を担いで艦内へ入っていった。
「これはまだ初歩の初歩にすぎない。これからがどうするか...考えないといけないことが多すぎる」
そう愚痴りながら、長門に続きながら艦内に入った。
どうでしょうか?
今回は、少しシリアスな雰囲気で作りましたが、それっぽさでてましたか?
そしていつも通り誤字脱字がありましたらご報告お願いします。
そして、また投稿が遅くなってしまうと思います。そこは承知してください。夏休み入るから投稿できると思いますが、AO試験と夏季の宿題をやらないといけないので・・
それではまた次話で会いましょう。