~とある海域~
「フ~ン、コノ海域ノ近ク二新シイ鎮守府ガネ~」
「ドウシマス姫様」
「マダドンナ奴ガ来ルカワカラナイカラ…レ級elite向カワセロ。後、レ級二言ットイテ『確認調査ダカラ殺スナ』ッテネ」
「ワカリマシタ、デハ、早速準備サセマス」
そう言い終わると一人がその場を後にして残った一人は椅子に座って笑っていた・・・
~海上~
「まだなのかトラック島泊地までは・・・」
「まだらしいな。お前事態の性能はいいが速度は遅いんだよな・・・」
「それには何にも言えないな・・」
長門と愚痴を言いあっていた。地図上だと横須賀からトラック島までは3000kmあるからな…確かに遠い。長門いわく今20ノットで航海しているらしい。計算上だと今6時間たってる残り時間は考えたくもないが2日以上あるぞ…
「提督、本当にこのルートであってるのか?」
「このルートだと短時間でつく。だがその分デメリットがある」
「デメリット?」
「正式に決まったルートでないからな。いつどんな深海棲艦が来るか分からんからな」
「な!?」
それを聞き急に電探などを調べだした
「そうあわてるな。砲撃だが雷撃がきても俺が防ぐ。その前に“エピタフ”で未来を見てるから大丈夫だ」
実際この数日間で急激にスタンドが成長した。なぜだか知らんが、エピタフの場合数秒先までしか見れなかったのに数十秒先まで見えるようになり、キングクリムゾンに至っては1分近くまで時間を消し飛ばせるようになっていた。本来な成長せるはずのない俺のスタンドが急に成長したことに気が付いたときは驚きを隠せれなかった。今では成長速度には驚きはしなくなったがいろいろと考えさせられる。
「それなら心配はないが…提督、慢心していないか?」
「ん?慢心なんてしてないぞ」
ディアボロは本当に慢心していなかった。過去の出来事を知るディアボロにとって慢心は絶対にありえないに近いことだ。
(そもそも、大日本帝国が負け試合に入ったのは、慢心によるものだ…俺は慢心なんかしないぞ)
そう思いながら“エピタフ”で未来をみた。すると奇妙な深海棲艦と艦娘が闘ってるのが見えた。
「長門、少し気になるのが見えた。そこへ向かう」
「なにが見えたんだ?」
「情報にない艦娘と深海棲艦が闘っている未来だ」
「わかった進路はどうする?」
「いや進路はそのままでいい。今から30秒後に目視範囲内に現れる」
「少し待て、それならもう私の電探にかかってるはずだぞ」
「だからだ…見えたぞ」
そういうと、ディアボロが見る先で深海棲艦と艦娘の一騎打ちをしていた。
「どうする提督。私が行くか?」
「そうだな…一旦停止しろ。俺が確認してくる。周辺警戒レベル4で待機。何かあったら連絡をよこすんだ。いいな」
「わかった。気を付けて行ってくるんだぞ」
そう言い終わるとディアボロは海に向かって跳びこんだ。
着水し、急速で戦闘領域まで走った。昔の俺なら無視していたかもしれないが、今は提督という立場で歴史を繰り返させないためにも早く長門以外の艦娘が欲しかったからだ。
戦闘領域に入り深海棲艦の方を確認する。行動からして鬼か姫級に近い存在ではないかと判断する。深海棲艦の確認ができたため、飛翔している爆弾をキングクリムゾンで受け止める。瞬間その爆弾は爆発したが、ディアボロと詳細不明の艦娘は無事だった。
「そこの艦娘、一回しか言わぬからよく聞け。俺が来た方向にすぐさま行け。そこで俺の艦が待っている」
「で、でもここで食い止めないと…わ、私なら大丈夫だから」
「二度も同じことを言わせるきか?」
殺気に近い圧力を感じる眼光を向けた。謎艦娘は青ざめて俺の言った通りに向かってくれた。
「フ~ン…人間ニモソンナ眼ヲ持ツ奴ガイルナンテネ」
「さて、貴様は何もだ?鬼か姫級に近いものだとわかってる」
軽い口調の深海棲艦に向けて先ほどと同じ眼光を向けるとけらけらと笑い出した。
「少シ違ウナ~、マァイイヤ。自己紹介ヲ始メヨウカ。ドーモ=レ級デス」
「レ級だと!?サーモン海域にしかいないはずじゃなかったのか…」
「僕モ名乗ッタンダカラアンタモ名乗リナヨ。挨拶ヲサレタラ返サナケレバナラナイゾ」
「………ディアボロだ。これでいいのか?」
「ソウソウソレデイインダヨ!デ、質問ダケド何デ僕ノ楽シミノ邪魔ヲシタノ」
瞬間レ級から一気に殺気を放ちだした。その殺気は皮膚や顔のいたるところにびりびりくる。少しでも気を抜けば絶望のイメージしか与えないほどの殺気だ。だが、ディアボロにはそんな殺気も無意味に近い。なぜなら、彼は過去幾度なく死んでいる。それゆへ死への恐怖はあまり感じず、成長したスタンドもいるためレ級から放たれる殺気をものともしなかった。
「何故じゃまをしたかって?今は一隻しか戦力がないからな、道中で戦力になりそうな艦がいたら回収してもいいじゃないか。違うか?」
最後の問いかけはどんな生物だろうが恐怖を感じさせた。否定をした瞬間に殺される…レ級はそう感じ取った。
「まぁいい、ここで貴様を倒す。丁度成長した我がスタンドの力も確認したいしな」
レ級side
レ級は覚悟した。ディアボロが今宣言した「ここで貴様を倒す」の言葉はすでに勝利を宣言しているに近い行為を表していた。そしてそれに怯えた自分自身に腹が立ってディアボロを睨みつけた
「ヤレルモンナラヤッテミロ、人間!!」
そう叫び体に深紅のオーラを纏わせ、ディアボロに突進した。普通なら艦娘だろうがどんな奴だろうがこの瞬発力を活かした奇襲はよけられるはずがなかったが、ディアボロは避けた。いともたやすく。その眼には『真っ直ぐ跳んで来たから躱した』と語っているかのように見えた。
(ナンダンダコイツハ!本当二人間ナノカ?人間二似セタ新種ノ兵器カ何カジャナイノカ?)
今自分が闘っているのを人間だと認めたくなかった。自分よりも強い…言わなくても本能がそう言っている。だがしかし、それでもやつを倒す!それだけが今闘っていられる心の支えだ。すぐさま艦載機を飛ばし、砲撃を開始する。
「着弾観測ヨシ、16inch三連装砲、22inch四連装魚雷発射!!」
いまこの瞬間艦娘程度ならワンパンで轟沈できる全力攻撃を行った。
回避しようとするディアボロを艦載機によって行動の自由を奪う、それすら回避しようなら尻尾の砲撃を喰らわす。結果ディアボロの動きを封じ、カットインが入り、ディアボロの立っている位置で大きな水柱が立った。
「へ・・へへ、人間ガ僕二敵ウト思ッテタノカ。ハ、笑エルゼ」
笑いながら水柱がたった位置に移動した。すると、ディアボロの死体どころか服の切れ端すらなかった。
「ナ、奴ノ…奴ノ死体ハ何処ダ!!」
生きている!そう確信し警戒を強めた瞬間、背後からのとても重い一撃が腹を貫通した。
「ぐぼぉ…クッ…クソ」
意識が消えかけたさなか見たのはディアボロの姿と深紅のオーラを纏った不気味な姿を見て意識を手放した。
レ級side end
ディアボロside
力を見たかった。成長した我がスタンドの力を。横須賀にいた時は知識を覚えることが日常で戦闘などを行っていなかったからだ。だから久しぶりに本気で戦闘が行えるのがうれしかった。
「ヤレルモンナラヤッテミロ、人間!!」
そんなこと考えているとレ級が吐き捨てるように叫び体に深紅のオーラを纏わせ、自分に突進してきた。あれが世に聞く上位個体(エリート)、しかも最恐と言われている戦艦レ級eliteだ。そんなレ級が単に突進してきたため、それを回避する。その眼には『どうして回避できた!!普通なら回避不能なのに!!』といってるようだったので自分も『真っ直ぐ跳んで来たから躱した』と送り返した。それを見たレ級は顔を一気に青ざめ距離をとった。そして尻尾から艦載機を飛ばし爆撃かと思い回避を試みるが爆撃ではなくただの行動の自由を封じただけだった。
「着弾観測ヨシ、16inch三連装砲、22inch四連装魚雷発射!!」
どうやら俺に向かってレ級の全力攻撃が襲ってくるようだ。
(あいつ裏表ないのか?その分次の行動を口に出してるぞ)
そう思い回避をしようとするが、立っている位置が悪く、回避した後、後ろにある艦があることを思い出す。
(まずい、ここで回避すると長門が沈められる。だからといいここで当たるわけには・・・)
そこで一つの案を思いつく。魚雷と砲撃のカットインは基本砲撃を囮にし、それを回避した瞬間魚雷で沈める。これが、魚雷と砲撃のカットインなので、飛んでくる砲撃をキングクリムゾンで殴り魚雷に当てる。そして爆発する際2秒間時間を消し飛ばせば、魚雷が当たり死んだと思うだろう。
(うまくいくかわからんがやらなければやられる)
そして時が来た…レ級はばれないように尻尾を水中に着けていた。そして砲弾が飛んできた。
「“エピタフ”」
未来を見ることでどの位置に魚雷が放たれるかを確認した。
(見えた)
その瞬間回避をせず飛んできた砲弾をキングクリムゾンでうまく魚雷に当てたるように狙った。
「今だ!“キングクリムゾン”!!」
砲弾が魚雷に当たる直前に時間を消し飛ばした。
「今この時間に対応できるのはこのディアボロのみだ」
そう言いながら海面を蹴り、レ級の真上に跳んだ。
「貴様は俺が死んだと勘違いをする。そして気が付いた時にはもう遅い・・・時間だ」
そして時間は戻り、ディアボロの描いた“自分のいい結果”である未来を作り出すことに成功した。上から確認すると、予定通りに水柱が立った。いかにも魚雷が当たったかのように見えた。レ級は当たったかと勘違いをして笑い出した。
「へ・・へへ、人間ガ僕二敵ウト思ッテタノカ。ハ、笑エルゼ」
勘違いにも気が付かず笑いながら水柱がたった位置に移動した。
「ナ、奴ノ…奴ノ死体ハ何処ダ!!」
やっと当ってないことの勘違いに気づき、レ級は警戒を強めた。しかし、もう警戒をしても無駄だった。すでにディアボロから放たれたキングクリムゾンの拳はレ級の腹を貫通していたからだ。
「ぐぼぉ…クッ…クソ」
そう最後に言いながら俺の方を見て倒れた。
「貴様の敗因は二つだ。それは己の強さの過信によることと、確実に死んだことを確認せずに警戒心を解いたことだ。それが今回の敗北につながったのだ」
そういいレ級を見下ろした。
レ級elite…キングクリムゾンの拳を腹に直撃、そのまま貫通したことにより…再起不能(リタイア)!!
どうでしょうか?
今回は2話ぶりとなる深海棲艦VSディアボロを書いてみました。
魚雷と砲撃のカットインは独自解釈なので気にしないでください。
こんな感じの戦闘でいいのであればこれからこのように書くつもりです。
ディアボロが浮遊しているところはアニメや原作を読んでも、スタンドを出している時に一時的浮いている描写があったからです。
それからディアボロも強くなります。描写絵も描きたいのですがやり方が今いち分からないので知っている人は教えてください。なお誤字脱字ありましたら報告してください。
ではいつになるかわかりませんが次回をお楽しみに
追記:横須賀からトラック島まで3000kmで長門の速力20ノットで何日かかるか教えてください。主が一生懸命考えたんですけど2日でいいかと断念したので教えてくだされば小説の方の日にちも変えます