ええ、今回が初投稿です。そのおかげで、仕様とかが全く分かりません。ですので、読者の皆様には色んな迷惑をかけると思います。あと、駄文を書いてごめんなさい。
お目汚しになると思いますが、余り主をボコらないでくれると嬉しいです。はい。
第1話 男は白い竜に恋をした
水の流れる音がする。そして、それに混じる水をかき分ける音もする。目には横から強い光が差し込む。ああ、いつも通りの朝が来たのね。
ゆっくりと目を開け、抱き枕代わりの木から離れて起き上がる。眠い。第一の感想はそれ。いつもの感覚に奔放されながら、私は身体を伸ばす。ふぁ〜ぁ、今日も獲物を狩って腹一杯食べて眠りましょうか。
三十年か前は母さんがやってくれたから、楽できたんだけどねぇ。そういえば、昔の頃の私は右も左も分からず、混乱してたっけ。
そんなことを考えても始まらないわね。さっさと運動がてらに獲物を仕留めてそいつの肉でも食べよう。そう思い、私は近くの海に飛び込んだ。
数分後、3体の獲物を仕留めた。うん、呆気なかった。牽制がてらに電撃を放ったら、直撃して一発ノックアウトしたし。他の獲物たちも私の突進によって物言わぬ肉塊となってしまった。ああ、余りにも呆気ない。
そういえば、昔はこいつらに話しかけようとしていたりもしたわね。全部逃げられたけど。あれはショックだった。確かあれ以来、他のモンスターに声を掛ける事はなくなったんだっけ。
まあ、いいわ。お腹が減ったし、仕留めた獲物の肉を食べましょう。キモはどうしよう…私の好みじゃないし…うーん、近くの人間にでも叩き付けてやろう。通りかかったらだが。
さてさて、長い長い思考の末についにやって来た朝食。思えば、さっきまで私の腹が空腹を訴えていた気がする。まあ、今からその空腹も満たされるから、気にしなくていいでしょう。私は遠慮無用に肉に食らいついた。
あれから数時間が経ち、太陽が真上に昇っている。人間の言葉で言うと、今は正午。ていうか、私は生まれた時から普通に言語を喋ってきたが、これってかなり異常なのではないだろうか。
…………まあ、いいわよね。特に悪影響はないみたいだし。ついでに、人間とは発声器官の違いからか意思疎通は不可能だったわ。ただ敵意がないと分かってもらったくらい。襲いかかってきた者には、容赦なく迎撃したけど。
あ、そういえば、説明してなかったわね。私はラギアクルスの……えーと、亜種というものらしい。何でも白海竜とか言われて、とても珍しいらしい…よく分からないけど。って、私は一体、誰に説明してるのよ。寂し過ぎて、ついに狂ってしまったのかしら。
?誰か来たわね。水中に潜って姿を隠しておきましょうか。
孤島 エリア10
凄い。ただそれだけしか言えなかった。今、俺はこの広大な海の前に立っている。ハンターとしての依頼。それは、モンスターのキモを3つ集めるという簡単なクエストだった。もう何回か依頼を成功させた今では、目をつぶってもできそうな簡単な依頼だ。
いや、簡単なのは当たり前か。俺は駆け出しの新人ハンターだ。そんな奴が中型モンスターと戦っても、食べられるに決まっている。だからこそ、ギルドはこんな簡単なクエストを俺に受けさせたのだろう。
俺はゆっくりとキモが取れるエピオスが生息する水中に入る。普通のハンターなら水中になど入らないのだが、モガの村のハンターは違う。モガの村は漁師が多く住み、そしてそんな漁師が村の大部分を占めているのだ。つまり、モガの村のハンターは必然的に水中での戦いの仕方を知るのだ。もちろん俺もそれに含まれている。
水の中に入りきると、俺は地面から足を離し、泳ぎ始める。俺は特殊な体質で、食べたものの能力を手に入れることができる。だけど、これにはある欠点がある。まあ、それは後で説明しよう。
で、なぜこのタイミングで説明を入れたのかというと…まあ、単純に言うと、俺にはえらとひれがあるのだ。魚のえらとひれが。これはエピオスから得た能力でなぁ…水中での狩りとかに重宝している。あ、ひれは普段はしまっているぞ。邪魔くさいし。
とにかく、これのおかげで俺は溺れ死ぬことはないのだ。そう、溺れ死ぬ事は…
このエリア内のエピオスは全て狩り終えた。だけど、それでもキモの数は目的の数には足りない。仕方ない、エリア11まで行くか。そういえば、エピオスを狩っているときに、白い竜の姿が見えたような…?
まあ、いいか。いつか分かるだろう。ギルドの方も何も言ってこないし、気にしなくて良い。今はエピオスからキモを採取しないと。というわけで、俺は逃げたエピオスを追いに、エリア11へと泳いでいった。
エリア11
暫く泳ぐと、少し開けた場所に着く。ここがエリア11だ。ここは本来、エピオスたちがうようよとおり、それを狙う海竜種も多いから注意をしなければならないエリアなのだが…まあ、環境は安定していると書かれていたし、大丈夫だろう。
そう思ってた時期が俺にもありました。嘘だろ……俺の見間違いじゃなきゃ、あれってラギアクルスだよな…やべぇ、死ぬ。これは死ぬ。今から泳いでも間に合わない。このまま、俺はあいつの飯になるのだ。俺が今まで食べてきたモンスターたちみたいに。
ラギアが目の前までやってくる。ああ、もうダメだな。俺は何もかもを諦めて、剣と盾を手放そうとし…何かに強く引っ張られた。
はぁ…人間がやってきたから観察していたら…全く。あのバカ弟、とことん人間を弄くるのが好きな様ね。理解できないわ。したくもないけど。
しかも、人間の方も人間の方よ。何で出会った瞬間に諦めてんのよ。あいつ、ちょっととろいから、すぐに退けば襲われないのに。
仕方ない。ここで死なれるのも、こいつに食べられるのも癪だし、助けて上げましょう。こっそりとハンターの後ろに立ち、甘噛みしてそのままあいつの視界から離れる。来るなら来なさいな。その瞬間、私の電撃をお見舞いしてやるわ。
エリア10
…………生きてる?俺、生きてる?どういうことだ?何で俺は助かっているんだ?もしかして見逃された?いや、でもあいつは…どう見ても俺を食おうと…
何はともあれ助かったんだ。これ程幸運な事はないだろう。さて、足りない分のキモを…ん?何か打ち上げられてる。何だろう。
モンスターのキモを手に入れた!
モンスターのキモを手に入れた!
………えええええええええええ!!何でキモが単体で転がってんだよ!?何でキモだけ残ってエピオスがいなくなってんだよ!?はっ!もしかしてあのラギアのせい…?
突如、水中から光が飛び出す。コレの原因を俺は知ってる。さっきのラギアクルスだ。ラギアは電撃を放つ事ができる海竜だ。その電撃は並のハンターでも重傷となるほどの威力。まあ、俺なら少し痺れる程度で済むが。そんなものが水中で放たれているのだ。捕食?余裕で食われるな!
しかし、なぜラギアは水中で電撃を放っているのだろうか。エピオスはもう逃げてしまった筈だが。ちらりと水中の様子を見る。
白と青の交差があった。白い方は青い方、つまりラギアよりも大きく、成体のラギア相手に上手く立ち回っている。だが、あれは何だろうか。あの生物は何なのだろうか。
そう自問自答していると、動きがあった。ラギアが逃げたのだ。自分では到底敵う相手ではないあのラギアクルスが、白い生物を前に逃げ去ったのだ。
凄い。ただ、そう思った。ただただ、白い生物に凄いと思ったのだ。俺はいてもたってもいられず、水中に飛び込み、白い生物の傍に寄る。
白い海竜だった。俺よりも遥かに大きく、美しく輝く背中から頭部に生えている青い水晶と、モンスターにしてはやけに華奢な体躯。鋭く、しかし優しい、青い瞳。鱗は白く、淡い光を反射し、神秘的な風景を作り出す。
この日、俺はあるモンスターに恋をした。
何なんだろう、このハンター。何とかあのバカ弟を撃退して疲れ果てた私に近づいてきて、狩るのかと思いきや私を凝視したまま動かない。そろそろ息が切れるだろうに、一向に水面に上がろうとしない。何がしたいんだろう、こいつは。
まあ、いいわ。私は疲れた。まだ早いけど、さっさと地上に戻って眠ろう。もう餌を捕る気にもならないし。
さっきから動かないハンターを無視して、水面に上がろうとする。それと同時に、尻尾を掴まれた。隙を伺っていたのだろうか。だがしかし、そうならばさっさと獲物で斬りつけるべきだ。折角突いた隙をやすやすと見逃すということに繋がるのだから。
それなのに、あのハンターは尻尾を掴んで、あろうことか抱きついて来た。何これうざい。放って良い?電撃放っていいよね?よし、放つ。今すぐ放つ。乙女の柔肌を気安く触る輩に遠慮はいらない。全力で感電させてやる。
というわけで、体内で電気を生成&蓄電。ある程度溜まると、背中が強く光り始める。そして、ある程度溜まったところで一気に放つ!周囲の水が蒸発したけど、私がこんなことをしなくては行けなくなったのは、こいつのせいだ。私は悪くない。
ハンターはさすがに私の大放電に耐えられなかったのか、身体を離して浮かび始める。顔を見ると、気絶していた。こいつ、結構頑丈ね。跡形も無く消し飛ばすつもりだったんだけど。
……母さんが今のうちに強い雄を捕まえておけとか言っていたけど、まさかこいつを捕まえる事にはならないわよね…うん、絶対無いわ。種族も何もが違うし。せめて父さんを倒せるくらいにはならないと。フラグじゃないわよ?
あ、ネコタクが来てるわね。後はあいつらに任せましょうか。あ、そうだ。バカ弟が迷惑をかけてしまった詫びとして、戦っているときに剥げた私の鱗とバカ弟からもぎ取ったものをあげましょうかね。
ほら、受け取りなs…って、気絶してたから受け取れないわね。じゃあ、防具の中にでも入れておきましょう。
はい、譲渡完了。もうあんたに用は無いわ。さっさとアイルーに送られて村に帰りなさい。アイルーはそんな私の意思を汲んだのか、ハンターを車に乗せて走り去っていった。
ベースキャンプ
ここは…ベースキャンプ?そうか…俺は一度倒れたのか。でも、何で倒れたんだっけ。ラギアにやられた?いや、でも白い海竜が撃退したしな…………思い出した。白い海竜から至近距離で放電されたんだ。いや、抱きついてた俺が悪いけど。
とりあえず、キモを納品しよう。必要な数は揃っているし。ん?何か全身に違和感と痛みが…
白海竜の厚鱗×4を手に入れた!
海竜の蒼天鱗×6を手に入れた!
海王の白竜鱗×2を手に入れた!
海竜の上皮×24を手に入れた!
海竜の上鱗×21を手に入れた!
海竜の背電殻×14を手に入れた!
海竜の鋭爪×5を手に入れた!
海竜の高電殻×2を手に入れた!
海竜の逆鱗×4を手に入れた!
よく入ってたな、こんな量。おかげで体中が痛い。早く四次元ポーチに放り込もう。
数分後…
ふぅ…何とか全部放り込む事ができた。もう本当に大変だった。少し動けば爪とかが食い込むし、白竜鱗とかから滴る海水がその傷に入って…止めよう、この話は。さっき癒えたばかりの古傷が開きそうだ。
しかし、キモを未だに納品できてないな。早く納品しよう。いてて…回復薬飲んでも痛みが引かないな…ま、歩くには問題ないし、さっさと納品納品。
目的を達成しました!
や…やっと終わった…痛かった…主に傷が開いたのが痛かった。あれは間違いなく絶句ものだった。まさか2歩目から全身の傷が開くとは…あと一歩でも動いていたら、ベースキャンプで死ぬ事になっていた…恐るべし、海竜。
これ以上動く事ができないので、このままタクシーがやって来るのを待つ。アイルー、早く来てくれ。ベースキャンプで出血死はいやだ。本当に。末代までの笑い者にされる。あ、子供いなかったわ。
モガの村
ここは村人の殆どが漁師の漁村、モガの村。その村はハンターが俺一人にも関わらず、今日も賑わっている。その理由は…何でだっけ?
まあ、いいか。忘れるということは、さほど重要じゃないようだし。今は家に帰り着くのが先だ。ほぼ治っているとはいえ、ボロボロの身体で歩き回りたくはない。
あ、村長がいつもの場所に座ってる。
村長「おう、大丈夫か?レイン。キモを集めるだけなのにどうしてそうなったんだ?」
レイン「ラギアと遭って、白ラギアに恋をした」
村長「は?」
俺がいつもよりふらふらしていたからか、村長が心配してきた。
俺はそれに重要な単語だけ入れて説明する。すると、村長はわけがわからないという顔をして、こっちを見てきた。分かり易いのに。
村長「ちょっと待て。ラギアクルスに遭遇したのはまだ分かる。だけど、ラギアクルス亜種に恋をしたってどういうことだ?というか、どこからやってきたんだ?その亜種は」
レイン「へぇ〜、あれって亜種なのか。で、どこからなんだけど、同じ孤島に居たぜ。と言っても、俺が発見したときはなんだが」
あ、そこが分からないのか。まあ、普通はモンスターに恋をするとかないよな。でも、どこからやって来たのかって……それは分からないな……どこに住んでたんだ?
まあ、いいか。どこから来たのかについて返しておこう。恋した理由は、俺にも分からないので無視だ。
回答を言うと、今度は呆れ顔になって…
村長「……もしかして、ラギアクルスに襲われていたところを、ローラに助けられたのか?」
レイン「そうそう!そうなんだよ!あいつ、ローラって言うのか!」
正にクエスト中に起きた出来事を言ってきた。
俺はそれに肯定。そして、ラギア亜種の名前を知って興奮する。固有名詞があるのか!
でも、何で村長は困惑した顔をしているんだ?
村長「そうか…もともと我々に襲いかからない不思議なラギアクルスだとは思っておったが…ついにハンターを助けたか…ギルドが困惑するのが目に浮かぶ…」
何か言っているな。そりゃあ、ハンターを助けるモンスターは珍しいけどよ。いないってわけじゃねえだろ。
レイン「とにかく、家に入らせてもらうぜ。もう身体がぼろぼろだ」
村長「おう、しっかり休みな!」
というわけで、話を打ち切って家に入った。家に入る直前の村長の溜め息が、少し気になった。
モガの村 自宅
はぁ〜〜〜、何とか帰って来れたぜ。もう本当にこの素材たちのせいで酷い目に遭ったぜ。体中が痛いのなんの。え?放電?ああ、あれも結構キツかったけどよ。やっぱり、傷が開くのがきついね。出血死の可能性も出てくるし。
あ、装備とアイテムをアイテム箱にしまっておこう。ベッドが傷ついたら、寝にくくなってしまう。あとはないな。
それじゃあ、行動開始!
数分後…
よし、全部しまい終えた。これで思う存分眠れる!さあ、ベッドにダーイブ!
ミシィッ!
…………今度からはゆっくりと横になろう。次もダイブしたら絶対壊れるぞ、このベッド。あと、衝撃でまた傷が開いた。おかげで、体全体が凄く痛い。
にしても、ローラの姿がちらちらと蘇るな。これが正真正銘の一目惚れってか。まさかその対象が、同じ人間じゃなくてモンスターだとはなぁ…
……回復薬を飲もう。このままじゃ、痛過ぎて眠れない。
俺はベッドから起き上がり、回復薬が入っているアイテム箱へと向かった。全身から血を滴らせながら。多分、今の俺の姿を村の人々が見たら、ゾンビ扱いすると思う。あと、床に穴が開いてるせいで、足下に血の匂いに誘われたサメの姿がちらちらと見える。これ、落ちたら食われるよな?あ、やべえ。冷や汗と血が噴き出してきた。
俺は全身から血と冷や汗を垂れ流しながら、ぐらぐらと揺れてぼやける視界を必至に目を凝らして、ようやく辿り着いたアイテム箱から回復薬(多分。殆ど、見えない)を取り出す。そして、いざ飲もうとした瞬間に意識を失った。
初投稿でサブタイトルが書けないせいで、軽く混乱しました。ていうか、これって結構手間が掛かりますね。面倒くs…いえ、何でもありません。はい。
さて、この後書きを読んでいるということは、恐らくこの作品そのものも読んでくれたと思います。前書きで書いた通り、駄文ですが、どうか容赦してくれると助かります。ええ。あ、誤字とかの報告なら、大歓迎ですよ?腕を上げたいとも思ってますから。
ところで、この作品の主人公ですが、ハンターよりも、モンスターに近いです。ですので、感覚としては、モンスターがハンターとして活動しているみたいに扱ってください。ええ、本人も人間の域を超えてることを自覚してますので。
では、皆さん。この作品を読んでくれて、ありがとうございました。