災生種
突然現れた種族で、名前の通り、生ける災い。慢性的な飢餓と、その不安定な生態が特徴。彼らの飢餓は『絶対に』満たされない。
何かの体組織を取り込んだ生命体が、その中に含まれている大量の遺伝子による変異に耐え切れず、体が崩壊した後に蘇った、というよりは、変異の原因に体を乗っ取られてできた存在。
彼らは捕食した生物に多大な影響を受け、一定以上に変異すると、突如死亡。残った遺骸も数分後にはゲル状に溶解する。変異のし過ぎが原因らしいが…
また、彼らは種を残さず、生命体なら無差別に捕食するため、彼らが通った後には草木の一本も生えていない。
彼らが死んでも、血などが残っている限り、そこからまた災生種が発生するので、ほとんど対処法はない。あるとするならば、血肉を全て焼き尽くして体組織を破壊するか、レインの体内に取り込むのみである。なぜ、レインが彼らに対して有利なのかは不明。両方とも、捕食すると変異するという性質を備えているが、もしかして…
生命力が異常に高く、致命傷に近い傷を負ってもわずか数秒で再生し、その部位の肉質を強固にする。しかし、限界はあるようだ。
黒を見ると、凶暴化し、その時に叫びのような何かが聞こえる。
???
災生種と同じように、何かの体組織を取り込んだことで生まれた存在だが、こちらは変異に耐え切って、己の力としている。その性質上、通常の個体では持っていない力を持っていることが多く、持っていなくても、災生種と同レベルの再生能力を備えているので、総じて原種よりも厄介になっている。ただし、変異する性質はなくなっている。
なお、こちらも死後はゲル状になり、その後に災生種を生み出してしまう。対処法はやはり同じ。
古龍
生態が不明な種族で、自然界の災禍そのもの。どれもこれもが圧倒的な力を持っており、そして異様に数が少ない。恐らくは出生率の低さなどがあるのだろうが…
人間と同レベル、もしくはそれ以上の知能を持っており、自我を持っている。
どうやら『人の遺伝子を持っている』ようで、人間に化けることができる。ただし、その状態だと本来の力が出せず、全力を出そうとすると、体が崩壊する。
人間時は自らの甲殻や鱗を変化させた鎧を纏っているが、中にはそれを纏わずに別の鎧を着ている者もいる。
実は種族ごとにより、性格や思想が違う。
黒龍
運命の戦争や逃がれられぬ死などを意味する不吉な存在。古龍の中でも一際異質な存在で、圧倒的な不死性を誇っており、生き物というよりは、ゾンビに近い。
どの個体も、縄張りなどに敏感で、侵入してきた者は誰であろうと殺害する。
特殊な個体は、何かに強い執着を抱いており、それら全てが恨みや憎しみと繋がっている。また、その個体には記憶がなく、なぜ執着しているのか自分でも分かっていない。
特殊な個体には、なんらかの条件を満たした者が、強い悲しみや怒りの感情を感じるとなるようだ。
天廊
古代人たちが作り上げたらしい建築物。内部のあちこちに存在する壁画には古代の文字で何かの文章が書いてあり、その全てが風化のせいもあるのだろうが、殴り書きのように雑い。その雑さは、まともに読めないレベルである。おかげで、読むには解読班と、何日かの日数が必要。
壁画たちは断片化した物語のようで、上に行けば行くほどに物語の時系列が進んでいく。
内部には天廊の番人であるドゥレムディラがおり、その二つ名に相応しく、天廊を外敵から守っている。
物語
天廊の壁画を解読したら出てきた物語。主人公は赤い男で、恋愛物のようだ。ただし、冒頭で『滅びの歴史』などと書いており、悲恋物である可能性が高い。
余談だが、海底遺跡でも別の物語が発見された。こちらはとある少女が主役のようで、やはりと言うべきか、冒頭で『過ち』などと書かれている。
古塔
バテュバトム樹海の近くに建っている建造物。古龍たちの巣窟になっており、高確率で古龍がいる。
壁画には様々なことが書いているが、こっちは天廊の壁画のように雑ではない。
レインの日記
ドンドルマの資料庫に収められているレインの日記。これをつけ始めたのは、彼がとある捨て子を拾った日なので、実質的にはその捨て子の成長日記となっている。どこか底知れない狂気を感じさせる代物。