破壊神が斬る!   作:コードα

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高地に潜伏、新たな仲間

マーグ高地。

 

帝都から南東へ800キロ離れた僻地にある峻厳な土地である。

 

峻厳に切り立ったテーブルマウンテンが多数点在している事が特徴であり、その為、周囲には他では見られない、独自の生態系の形成が確認されている。

 

当然、未知の強力な危険種も多数確認されており、旅人の運行路からは外された、正に帝国の中でも辺境中の辺境であると言える。

 

このマーグ高地に今、ナイトレイドの各メンバーは集っていた。

 

先に、ドクター・スタイリッシュ率いる部隊の襲撃を受けたナイトレイド。

 

結果的にスタイリッシュを含む全ての敵を殲滅。こちらの被害は皆無に等しかったものの、敵にアジトの情報を知られたのは痛かった。

 

このままでは、いずれ再び敵の襲撃を受ける可能性もある。

 

もっとも実のところ、その危険性は皆無であり、スタイリッシュは抜け駆けを狙ってナイトレイドを襲撃した為、まだアジトの情報は、イェーガーズを始め他の敵には知られていないのだが。

 

やはり万が一の事を考えると安心はできない。加えて、襲撃によってアジト自体も修復不能なダメージを受けてしまった。(二割ほどはカズマの一撃で内部から崩壊する危険性あり)

 

そこでナイトレイドは、ほとぼりが冷めるまでの間、このマーグ高地に身を隠す事にしたのだ。

 

地形が複雑なマーグ高地は潜伏にはうってつけである。

 

また、危険種の生息も多いため、それらを狩る事で、修行にもなる筈だった。

 

「新しいアジトの場所は、今、革命軍の偵察隊が帝都近辺を探ってくれている。それまで、私達はここでレベルアップだな」

 

「俺は休みたいんですがねぇ」

 

先日の戦闘で、すっかりガタの来たカズマは休みたかった。

 

ロックオンを解くと怪我こそ無かった物の、掛る負荷でココまで意識を失っていたのだ。

 

「そだね、カズマは休むべきだよ」

 

同意するエール。

 

「てかさ、何でイチャラブしてんですかね!?」

 

食って掛かるラバ、確かにとタツミも頷いた。

 

カズマは知らんがココまでエールが膝枕していたのだ。

 

勿論、ラバックもタツミも普段どれだけカズマが身体を酷使しているか知っているから何も言わなかった。が、

 

「ラバ、落ち着け。エールはカズマの知り合いなんだから」

 

と何とかラバックを宥めていたタツミも限界である。

 

血涙を流すラバックを止めるのは。

 

『血涙を流すほどかしら?』

 

『気にするな、ラバックはこういう奴だ』

 

恋話は種族を問わず女性には人気、エールの恋路を応援するモデルLからするとラバックの反応は些か理解できないらしい。

 

すると、一同をここまで乗せて来たエアマンタがふわりと浮きあがると、そのまま飛び去って行ってしまった。

 

「あ・・・・・・あれ? 行っちゃったけど、良いの?」

 

首をかしげたるマイン。

 

折角、飼いならしているのに、勝手に飛んで行ってしまって良いのだろうか? どうせなら、自分達で使った方が良いと思うのだが。

 

「貴重な乗り物だからな私達が独占する訳にはいかないのさ」

 

「帰巣本能を利用して、巣のある革命軍本部に帰ったのよ」

 

ナジェンダの説明に捕捉するように口を開いたのは、革命軍本部からナジェンダがスカウトしてきた新たなメンバーである。

 

軽くウェイブの掛かった長い髪に、整った顔立ち。エールと同じくスレンダーだが、均整のとれたプロポーションを持つ、モデルのような外見の女性。

 

黙っていれば、完璧な美人である事は間違いない。

 

しかし、

 

「マインって、そんな事も知らないんだねー アハハハハハハ」

 

軽い言動が、雰囲気を一気にぶち壊す。

 

からからと笑う女性に、元々短気なマインのボルテージは、一気に上昇を見せる。何やらのっけから、不穏な空気を垂れ流してくれていた。

 

そこでふと、タツミが何かを思いついたように声を出した。

 

「もしかしてだけどさ、あれに乗ったまま帝都の宮殿に突入で来たんじゃないかな?」

 

確かに、発想としては悪くない。

 

戦いとは、頭上を制した方が圧倒的に有利となる。

 

空を飛べる帝具の数が少ない以上、空から宮殿へ強襲を仕掛けるのは有効な手段であるように思える。

 

しかし、

 

「無理だ」

 

アカメはタツミの言葉を、言下に否定する。

 

「宮殿の上空には、帝具で飼い馴らされてる危険種がいる。空から近付けば、そいつらに食われてしまう」

 

「・・・・・・本当に、守りだけはガッチガチなんだな」

 

タツミは呆れるしかなかった。

 

自分の保身ばかりを最優先に考える連中の考える事は、ある意味、強敵と戦う以上に難儀な事だ。

 

「さて、まずは新メンバーの紹介と行こう。まずは・・・・・・あれ?」

 

新たに加わった3人のメンバーを、改めて紹介しようとしたナジェンダだが、その姿が見えない

 

目を転じれば、先ほどマインをからかっていた女性は、今度はアカメを抱きしめるような形でまとわり付き、少女の特徴的な黒髪を撫でていた。

 

「アカメちゃんって近くで見ると、本当に可愛いんだぁ」

 

「・・・・・・何だ、いきなり?」

 

鬱陶しそうに女性を見るアカメ。

 

何となく、過剰なスキンシップをする飼い主と、それを嫌がっている黒猫のような印象がある。

 

「私はチェルシー。同じ殺し屋同士、仲良くしましょう」

 

そう言うと、ポケットから棒付きの丸飴を取り出し、アカメへ差し出す。

 

「はい、これあげる」

 

「・・・・・・・・・・・・歓迎するぞ」

 

あっさりと餌付けされるアカメ。どうやら、長旅でお腹が空いていたようだ。

 

チェルシーの方でも、アカメの食い意地の事も知っている様子。どうやら、こちらのメンバーの情報も、色々と調べてきているらしい。

 

「でもチェルシー・・・・・・さんはマイン達以上に殺し屋には見えないって言うか・・・・・・」

 

「見た目で判断するな。アカメと同じくらい仕事(アンサツ)を成功させている凄腕だぞ」

 

タツミの言葉を窘めるナジェンダ。

 

「餌付けされんなよ・・・・」

 

そんな妹分(アカメ)に頭を抱えるカズマ。

 

「二人目はエール。カズマの古巣でもあるレジスタンスから引き抜いてきた。」

 

「エールだよ、よろしく。殺し屋としては日が浅いけど真っ向勝負なら負けないから」

 

「見たと思うが、ナイトレイド二人目のロックマンでもある」

 

「てか、ボス。素人を引っ張ってきたの?」

 

エールの自己紹介に疑問を持ったレオーネがナジェンダに尋ねる。

 

「謙遜してはいるが、エールも凄腕だぞ。」

 

「エール、いい加減カズマから離れて欲しい」

 

腕を絡めているエールに珍しく意見するアカメ。

 

何が珍しいって?

 

何だか不機嫌そうなのだ。男女関係でアカメが対抗意識を燃やす事は先ず無かった。

 

「見て解るとおり、エールはカズマにベタ惚れだ」

 

「ちょっ!ナジェンダさん!?」

 

トマトのように顔を赤くするエール、疲弊しきったカズマは盛大なため息を吐く。

 

「おーおー、モテモテじゃん?」

 

からかうレオーネ。

 

「アカメちゃんまでぇ!!!」

 

再び血涙を流すラバック、カオスである。

 

『モデルZ、類は友を呼ぶって知ってる?』

 

徐にモデルLが言った。

 

ライブメタルにはモデルとなった英雄の記憶(データ)が内包されている。

 

つまり、モデルLには妖将の記憶が戦闘経験以外にも入っているわけだ。

 

紅い英雄は、女難だった。そう記憶している。

 

『・・・・何の話だ?』

 

そして、鈍感である。

 

「そしてこっちが革命軍の本部から譲り受けて来た私の新しい帝具、《電光石火スサノオ》だ」

 

そう言うとナジェンダは、傍らに立っているスサノオを指し示す。

 

「自動で動く生物型だから負担が少ない。過去の負傷で全力が出せない今の私でも使いこなせるわけだ」

 

戦闘力については、先の戦いで立証済みである。このスサノオだけでも、頼もしい戦力が加わってくれたものである。

 

これからますます激化する戦場にあって、その真価を大いに振るってくれることが期待される。

 

「あ、あらためてよろしく」

 

そう言って、恐る恐る手を差し伸べるタツミ。

 

だが次の瞬間、スサノオの目がギラリと光った。

 

何事か、と見守る一同。

 

次の瞬間スサノオは、まさに「電光石火」のスピードでタツミの足元に屈みこむと、僅

かに出ていたシャツを、ズボンの中にしっかりと押し込み、身なりを整えてやった

 

「よしッ!!」

 

満足そうに頷くスサノオに一同は、ただただ唖然とする。

 

「性格は意外と几帳面だ」

 

「そう言えば、あたしの髪も直していたわね」

 

その時の事を思い出し、呆れるマイン。

 

どうやら、思った以上に面倒くさい性格である。

 

「で、肝心の能力は何なの? 肉弾戦が強いってだけ?」

 

レオーネの質問に、ナジェンダはフッと笑みを浮かべる。何となく、その質問を待って

いたような雰囲気がある。

 

「フッフッフ・・・・・・では見せてやろう。驚くなよ」

 

不敵な態度を見せるナジェンダ。

 

対して、一同はごくりと生唾を飲み込み、次に起こる驚愕の事態に備える。

 

いったい、何が飛び出すのか?

 

どんなすごいの力を披露してくれるのか?

 

一同の期待の視線が集中する中、

 

「やれ、スサノオ!!」

 

ナジェンダが凛とした声で号令と共に、鋭く腕を振るう。

 

「・・・・・・判った」

 

低い声で頷きを返すスサノオ。

 

次の瞬間、スサノオは動いた。

 

 

 

 

 

手始めに斧を取り出して木を切って来ると、削り出した材木を基に、頑丈な住居を手早く立てていく。

 

それが終わったら、今度は、皆の溜まった衣類を川で洗濯する。

 

更に、取って来た食材で、手の込んだ料理を作り始めた。

 

 

 

 

 

「や、何か凄いんだけどさ、何すか、これ?」

 

「家事をしているようにしか見えないんだが?」

 

「その通り!!」

 

 

呆れ気味に尋ねるラバックとタツミに対し、ナジェンダは昂然と胸を逸らす。

 

「スサノオは元々、要人警護用に造られた帝具だ!! 戦闘力は勿論、付きっきりで守れるように、家事スキルが完備されている!! 炊事洗濯、何でもござれ!! 作れる料理のレパートリーは、1000種類にも及ぶ!!」

 

ずれている。

 

と、ツッコみたいのはカズマだけではないはずだ。

 

さんざん期待を持たせておいて、出て来たのがコレかい!!

 

誰もが、思わず心の中で叫んでいた。

 

「戦闘と何も関係無いでしょうが!!」

 

「いやいや、すごく便利だぞ、これは。それに、ちゃんと戦闘用の切り札もあるし。

な?」

 

「ああ」

 

激しく突っ込むマインに、そう言って頷き合うナジェンダとスサノオ。

 

何にしても、心強い新たな仲間達の存在に、タツミの心は期待で高鳴って行く。

 

これからの戦い、きっと頼れる力になってくれるだろう。

 

タツミは、そう確信する。

 

しかし、

 

「やーい、貧乳チビ~ チッパイチッパイ」

 

「キシャー!!」

 

「料理ができてイケメンでも帝具でしょ。やーッ 負ける気しないね」

 

「?」

 

マインをからかうチェルシーの傍らで、ラバがスサノオ相手に無駄な見栄を張っている。

 

何と言うか、今後のチームワークに激しく不安を覚える光景だった。

 

そんな中、

 

「エール、アカメ、離れてくれ」

 

「「『俺の前くらい、素直になっても良いんじゃないか?』って言ったじゃない」か」

 

どうやら、失言が尾を引いていた。

 

「カ~ズ~マ~!!!」

 

今にも飛び掛らんとしたラバックはレオーネに手早く迎撃された。

 

「頼むから・・・・休みたいんだ・・・・・」

 

そう言うと項垂れるカズマだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Dr.スタイリッシュの家宅捜索の結果、イェーガーズはスタイリッシュが死亡したと判断した。

 

ランとボルスの報告書を読みながらエスデスは深く椅子に座り込んで身体を委ねる。

 

セリューの精神面のケアまでは済ませたが、独房からスカウトした戦力は難敵と同じだったのだ。

 

実に興味深い人材を見つけたものだ。

 

「成る程、射撃特化のロックマンか」

 

「はい、隊長に苦労はかけませんよ?狙撃から砲撃戦までなんでもござれです!」

 

『おうよ!任せなネーちゃん!!』

 

執務室でエスデスと対する女性の脇に浮かぶライブメタル・モデルAが力強く答えるが、エスデスには届かないのが悲しいところである。

 

モデルAの適合者である彼女は、姉と同じガンマンである。

 

投獄された経緯は聞かないほうが彼女のプライドのためだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わってイェーガーズがいつも使用する会議室。

 

人数分も受けられた椅子が欠ける事無く揃っている。

 

「・・・・・」

 

何時もなら、ランの隣はスタイリッシュが陣取っていた。

 

その空白の一角をセリューが見つめていた。

 

エスデスにケアされても恩人の死は受け入れがたい物があるのだ。

 

「セリュー、無理してないか?」

 

「大丈夫です、お気遣いありがとうございます!ウェイブ」

 

気遣うウェイブに元気良く応じるセリュー、ウェイブの心配は杞憂に終わりそうだった。

 

「突然だが新人だ。入れ」

 

エスデスの言葉に一同苦笑。

 

もう慣れたと言いたげなウェイブは達観しているように見える。

 

「っ!?」

 

「ど~も!新人のセレナです。お手柔らかにお願いします!!」

 

カッと目を見開いて驚いているクロメを除いて、「セリューみたいだな」と思うウェイブ。

 

「大変です!」

 

エスデスが口を開く前に扉が荒々しく開き、近衛兵が慌てた様子で報告する。

 

宮殿上空の守りの要であるルビードラゴンが一匹逃げ出して暴走。

 

現在は宮殿中庭に追い込んでいる物の、何時帝都に逃げ出すかわかった物ではない。

 

大臣は生け捕りを諦め、討伐の指示を出すも屈強な近衛兵と言えど、人の子。

 

危険種に敵うわけも無く、脱走も時間の問題と思われていた。非常時のため、イェーガーズに声が掛ったわけだ。

 

「丁度良い、セレナ。討伐して見せろ」

 

「了解です。それじゃ、お披露目だね。モデルA」

 

そう言って、セレナはモデルAを手に窓から身を躍らせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカメの取った行動に驚いたタツミは修行と称された危険種狩りの帰り道でレオーネに尋ねた。

 

「姉さん。アカメとカズマに何があったの?」

 

その時のアカメは、歳相応のと言うか誰かに甘えると言うのが意外だったのだ。

 

「それは、アカメも女の子ってことさ。親友まで色めきやがって、私だけ寂しいみたいじゃないか」

 

と愚痴るレオーネ。

 

タツミと歳も変わらぬ凄腕暗殺者が、あんな態度を取るのだ。

 

きっとアカメの心を支える出来事があったのだろう。

 

「そう言えばエールは何でカズマに惚れたのさ?つか何処までフゴッ!?」

 

「近いっ近いよ、レオーネ!」

 

同じくして恋バナに花は咲く。

 

ズイッと近づいたレオーネの顔を突き出した手のひらで押し返すエール。

 

「四年位前になるかな、私の住んでた村に帝国軍が攻めてきたんだ。レジスタンスが通るからってね」

 

自嘲気味に話し出すエール。

 

「私は助けてもらったんだよ、カズマに。」

 

最後に「人を助ける余裕なんて、レジスタンスには無かったのにね」と付け加える。

 

つまり、エールは帝国が行った作戦で犠牲になった村の生き残り。

 

「だから、革命軍に?」

 

聞き返すタツミ。

 

家族、故郷の仇を取りたい!

 

もしもタツミが同じ立場ならそうするだろう。

 

サヨとイエヤスの時もそうだったように。

 

「ま、当時の私は幼かったからね。たかが十四のガキに何が出来るってのって・・・・怒りと悲しみに支配されて周りが見えなくなってった私に言ったんだよ。“泣きたければ好きなだけ泣いて良い。気張る必要は無いぞ”って」

 

「成る程、アカメと同じ台詞はその時に聞いたんだ?」

 

目を爛々と輝かせるレオーネはライオネルを解除しているにも拘らず、雰囲気は獅子そのもの。若干距離を置くタツミである。

 

「そうだね。まさか、アカメちゃんにも言ってるとは思わなかった!」

 

そう言ってエールは石を蹴った。

 

『モデルZといい、朴念仁なのね。あの子』

 

呆れた口調のモデルL。

 

「アカメの場合は?」

 

「私が知っているのは、アイツが来た当初だったかな?アカメがやけに悩んでた時があってさ」

 

「「ふんふん」」

 

レオーネが記憶をたどりながら話すとそれに聞き入る二人。

 

「アカメとカズマが任務に出て、帰ってきたら懐いてたんだ」

 

「つまり、姉さんも詳しく知らないの?」

 

「そーだよ、だからタツミ~・・・・」

 

レオーネがそう言いつつも、手をワキワキさせた。

 

ヤバイ、タツミはそう思う。経験則で知っている。

 

この後、どういう展開になるかを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブドー大将軍が率いる近衛兵が警護する宮殿の屋根、その一角で紺のライトアーマーに紅いラインを走らせ、機械的なヘルメットに特長的なクリアパーツが目立つ姿のロックマンはいた。

 

射撃特化のロックマン・モデルA。

 

帝国で唯一、軍人が使用した経歴のあるライブメタルで“この世界”に渡ってから五百年ほどしか経っていない。

 

つまり、モデルZやLとは別の出来事で飛ばされてきたわけだ。

 

モデルAはかつての反乱で帝国の管理外に、そして、いくつもの闇市を渡り、セレナの実家に転がり込んだ。

 

セレナの親父が、骨董品マニアだったからだ。

 

姉のドーヤが出て行った後、暫くしてセレナも賞金稼ぎを生業にする組織へ加入。

 

モデルAを使用して高い功績を上げていた。が、ゼロの活躍で仲間に警戒され、帝国軍に

 

確保され、エスデスに見出された。

 

この恩には報いら無ければ。

 

手にしているのは、自動拳銃型のアクセルバレット。

 

しかし、一瞬の閃光の後、

 

セレナが手にしているのはアクセルスナイプと銘打った仕事でモデルAが組み上げた狙撃銃である。

 

「ん~、流石危険種。動きが早い・・・・ね!」

 

ルビードラゴンが、中庭に墜落した。

 

「うぉ!もう終わってる!!」

 

遅れて出てきたのはウェイブを先頭にクロメ、クラウド、ランである。

 

セリューの火力は大きすぎるでのパス、ボルスも以下同文。

 

エスデス?論外です。

 

「や~、遅いよ。先輩方」

 

けらけらと笑いながら宮殿の壁を滑り降りるセレナ。

 

「・・・凄いんだね、コレクションに加えて良いかな?」

 

徐にクロメが口を開いた。

 

「コレクションってあぶなぁ!?」

 

一閃を避けるセレナ。

 

「チッ!」

 

舌打ちするクロメ。

 

「ちょっ!クロメ先輩タイム!!わぁぁぁ!!!」

 

「・・・・・・大人しく、斬られて!」

 

「何やってんだ!クロメ!!?」

 

止めに入るウェイブ、そんな中でランはルビードラゴンの死体を凝視している。

 

「・・・・クラウド、ルビードラゴンの狙撃は可能ですか?」

 

「俺には無理だ。」

 

即答するクラウド、ランは当然だろうと言うように続ける。

 

「帝具を使っても私には出来ません。が、彼女は帝具使いではないのに、正確にこめかみを“撃ち抜いて”いるんですよ」

 

ランとクラウドは未だにコントのような追いかけっこを繰り広げる三人に視線を向ける。

 

「・・・・・成る程、隊長がスカウトするわけか」

 

「ええ、信じられない射撃スキルです」

 

余談だが、エスデスはブドーを押さえるのに手一杯で結局、クロメが襲い掛かった理由を知るまでウェイブとクラウドは止めに入る破目になったとか。

 

 

 

「・・・・と言うかラン。俺の帝具は剣だぞ」

 

「私なりにボケてみたんですが・・・・」

 

と言うやり取りがあっとかないとか。




イェーガーズサイド・ロックマン:オリキャラ

・セレナ

ドーヤの双子の妹で顔が瓜二つ、ドーヤより僅かにスタイルが良いことを除くと見分け方としては髪の色のみである。

姉が金髪に対して白銀。

性格はお調子者で、直ぐにイェーガーズのムードメーカーとなる。

彼女自身が扱うのは自動拳銃とモデルAだけでイェーガーズで唯一帝具持ちではない。

ドーヤがクロメのコレクションに居たと言う事を知っても「これも殺しの因果だよ」と割り切っていて、クロメを姉の仇とは思っていない。

・モデルA

ZXAのモデルAとは異なり、ステルスシステムを搭載する。

体格が似ていて、DNA情報の塊(人の場合は血液など)に触れる事で変身する事ができる。

このシステムのお蔭でセレナは仕事の高い成功率を誇った。
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