緋弾のアリア ~月を渡る前向きな武偵~   作:紫柳

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えーハイジャック編を書いていたら予想以上に長くなったので3話に分割して投稿します。
あと、岸波白野のプロフィールで白野君の年齢が15歳になっていたんですが高校2年生って16歳でしたね感想を言われて気づきました。
今後も間違えることがあると思うのでそういった時には温かな目で見守ってください


第10弾 白野君空をゆく

アリアの乗る飛行機が見える場所で俺は待っていた。

きっと来る。あいつはそんな奴だ。

そして、ついに飛行機が飛び立とうとするとき

 

「…!来たっ!」

 

遅かったなキンジ。けど来ると信じていたぞ。

もう係員が飛行機へと行くための扉を閉めようとしていたため俺は

 

「すみません武偵です。この飛行機に乗せてください」

 

俺は武偵手帳を見せ扉を閉めるのを止める。

係員はこちらが緊急と判断し乗せてくれるようだ。よかった。

そのまま少しキンジを待っていると

 

「は、白野!何でここに!」

 

「それについては中で話す」

 

キンジと一緒に飛行機に入ると乗務員が寄ってきた。

武偵であることを示す手帳を見せると

 

「武偵だ!今すぐこの飛行機を止め…」

 

「いや、もう無理だぞキンジ」

 

飛行機はもう動き出している。

たぶん、管制塔はこちらの意向を聞き入れないだろう。

ならばこちらは今後のことに対応するだけだ。

そうキンジに説明するとキンジも納得したようだ。

乗務員にアリアのいる部屋の番号を聞くとその部屋に向かった。

 

「白野。お前がいるということは」

 

「ああ、この事件はまだ終わっていない」

 

どうやらキンジも分かっているようだ。

俺たちはもう何を言わない。

互いにやることは分かっている。

アリアの部屋の前に行くと躊躇なくキンジは部屋に入る

 

「な、何!?キンジ!?しかも白野まで!」

 

アリアは驚愕とした顔をした。

けどさっきの言い方だと俺はついで見たいな感じだが…

 

「さすがはリアル貴族様だな。これ片道20万はする奴だろ」

 

「断りもなく部屋に入ってくるなんて失礼よ!」

 

「いやそれお前が言えることではないだろ…」

 

キンジとアリアが言い争っている。

俺は場を見かねて話しかける

 

「武偵憲章2条 依頼人との約束は絶対に守れ」

 

「…?」

 

アリアはこちらを向くときょとんとした

 

「アリア、お前は俺にこう約束した。助けてくれと。ならその約束には最後まで従うつもりだ。」

 

「な、何よ!あなたはなにもしていないのに!」

 

確かに俺はまだアリアに対して守るようなことをしていない。

だから

 

「ああ、まだ俺は何もしていない。けど、あきらめてもいない。アリアが依頼をしてきたときからこれまで依頼を放棄したことはない。だから、これからも俺は依頼を果たす。それが、俺がアリアのためにしてやれることだ。」

 

アリアは顔を真っ赤にした。どうしたのだろうか。

次にキッとこちらを向いた。

 

「う、うるさい!そんな依頼は無効よ!あんたたちのおかげでよくわかった!あたしはやっぱり独奏曲(アリア)だった!パートナーになれる奴なんか世界中のどこにもいないんだわ!だからもうこれからずっと一人で戦うって決めたのよ!」

 

「それならば最初から依頼をしなくて良かっただろ?」

 

キンジはそういうと椅子に腰を下ろした。

俺も椅子に腰を下ろす。

 

「ロンドンに着いたらすぐに帰りなさい!エコノミーのチケットぐらいは手切れ金代わりに買ってあげるから!アンタ達はもう他人!もう構わないで!」

 

「もとから他人だろ?」

 

「うるさい!しゃべるの禁止!」

 

あはは。面白いなアリアをからかうのは。あまりやりすぎると風穴くらいそうだが

そんなことをしているうちに飛行機は東京湾に出る。

俺は、アリアをひたすらからかった後、精神を集中させるため目を閉じる。

今後起きる事態に対応するために。

 

「お客様にお知らせいたします。只今当機は台風における乱気流を迂回するため到着が30分遅れることが予想されます」

 

そういえば台風近いって言っていたな…

 

ガガーン!ピシャーン!

 

うわっ!迂回するって言っていたのに結構近いじゃないか。

大丈夫なのかこれ

 

「こわいのか?」

 

どうしたキンジと思い振り向くと

 

「こ、怖いわけない…ば、バッカみたい。て、いうか話しかけないで」

 

へえ、アリア雷にがてなんだな。

ピシャーン!

また近くでなると

 

「ひゃ!」

 

それも相当苦手らしい。

こんなところは年相応何だなと思っていると。

 

「雷が苦手ならベッドに潜って震えてろよ」

 

「う、うるさい!」

 

「ちびったりしたら一大事だぞ」

 

「ば、ばばバカ馬鹿!」

 

キンジ…。

ここぞとばかりにアリアをいじめるな。

日ごろ俺の見えないところで相当やられているみたいだな。

 

ガガーン!

 

また近くで雷が鳴ると

 

「ひゃう!」

 

ベッドに潜って震えていた。

さすがにキンジもかわいそうにみえたようだな。いじめるのをやめたぞ。

 

ガガーン!

 

「うぅ…。き、キンジィ…」

 

キンジがアリアの近くに行って手を握っている。

それでも怖いのか俺の服をつかんできた。それも皮膚ごと。い、痛いですアリアさん…。

俺が別の意味で震えていると、キンジが気でも紛らわせようとしたのかテレビをつけた。

 

「この桜吹雪見覚えねえとはいわせねえぜ」

 

遠山の金さんみたいだ。

どうもキンジの先祖らしい

この人もヒステリアモードが使えたらしいから相当強かったのかもな。

 

「ほら、これでも見て気を紛らわせろよ」

 

「う、うん」

 

話しかけるなというアリアのルールは消えたらしい。

ぶるぶる震えながら俺とキンジをつかむアリア。あ、やめてアリアさんもうそろそろ痛みがやばい状態に。

俺とアリアが震えていると

 

パァン  パァン

 

銃声が聞こえた

俺はすぐさま立ち上がった

 

「アリア、キンジ先に行く!」

 

急いで廊下に飛び出すと大混乱になっていた。

人並みをかき分けた後そこにいたのは機長と副機長を引きずる乗務員

さっきの案内してくれた人かならばあれが

 

「そこでとまれ!武偵殺し!」

 

予想は当たった。武偵殺しは奴だ。

奴を捕まえればアリアの手助けになる。

そう思ったが

 

「お気を付けくださいでやがります」

 

そう言って何かを投げる

一瞬やばいと思ったがその可能性はないと思いそのまま走り寄る。

煙が広がる前に決着をつける!

そう思って煙の中をかけようとすると

 

「馬鹿!白野速く隠れろ!」

 

キンジが俺を抑えてくる。

ま、待てこの煙はそうじゃない!

そう思ったがそこにアリアも加わり二人が近くの部屋に俺を押し込む

 

「白野!お前毒ガスの中に飛び込もうとしたな!しぬ気か!」

 

「キンジ…。お前あれの正体わからないのか」

 

「は?」

 

「あれは毒ガスじゃない。確かにこの閉鎖空間で毒ガスは有効だろうが、それなら敵自身にも食らう、それならガスマスクをしなくてはならないが奴はしていなかった。それならばあれは毒ガスじゃない」

 

キンジはやってしまったと落胆する。

 

「まあ、この状況で確保できなかったのは仕方ない。後手に回ったならそれなりのまわし方をしないとな」

 

「そう、ならあれはいったい何なの?」

 

「キンジ説明してなかったのか?」

 

「ああ、タイミングがなくてな」

 

仕方ない、煙が広がってしまった以上うかつに動くのは危険だ。

俺たちは情報共有をすることにした。

 

「結論から言おう。やつは武偵殺しだ」

 

「えっ!どうして!」

 

俺はキンジと一緒にこの事件までの一連の事実を述べる

まず武偵殺しは俺たちが遭遇した事件の前にある事件を起こしていた。

バイクジャック、カージャックと来てそのあとシージャックそこである武偵を仕留めた。

それもたぶん直接対決だった。そして今回俺たちが遭遇した事件チャリジャック、バスジャックと来て今回このようなことになっているのだ

 

「…たぶんこのハイジャックでアリアと直接対決しようとしているだろう」

 

悔しそうに歯を食いしばるアリア。

 

「けど、これはチャンスだ。この直接対決に勝利をすれば武偵殺しを逮捕できる」

 

アリアにそういうと彼女は覚悟を決めた顔をした。

そろそろ煙が晴れたころだろう。部屋から出ようとすると

 

ポーン

 

これはベルト着用サインの音だ

なぜ今頃と思い見てみると

点滅している。これは和文モールスの信号だな

 

『オイデ オイデ イ・ウーハテンゴクダヨ オイデ オイデワタシハイッカイノバーニイルヨ』

 

「誘っているみたいだな」

 

「アンタ達は来なくていい。どうせ役に立たないだろうから」

 

ピシャーン!

 

「く、来れば…?」

 

ははは、しまらないな。

そう思いながら俺たちは一階のバーに行った

 

 

 




長くなったので後2話投稿
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