「だ、大丈夫だったの白野!」
記憶を頼りにアリアがいた客室に戻ってきたときには視力は回復した。
俺もアリアに大丈夫かと聞くとかすっただけよと言って頭の包帯を指さす
俺はさっきまでの状況を報告した。なんとか時間稼ぎをしたが決定力が不足していたため保険である閃光手榴弾を使い理子さんを一時的に失明させこちらに帰ってきたと。
「そうか、よく時間稼ぎをしてくれた白野」
「いや、倒すことができなくて済まない」
と俺は言う。ちゃんと報告はしたが、理子さんの怯えていたことについては言わない。ここで言っても余計な混乱を生むだけだ
というか
「キンジ。おまえなっていないか」
「そ、そうよ!あれはアタシのはじめてだったのに!」
「大丈夫だよ俺も初めてだ」
…。
お前ら人が頑張っているときに何をしていたんだ…。
まあいい。キンジがヒステリアモードになってくれたおかげでこっちの戦略の幅が広がった。
「それで、どうするの?」
「たぶん理子さんは視力を回復したらこちらに向かってくるはずだ。俺もついさっき視力が回復したからもう向かってきているはずだ」
「それならば、こちらも迎え撃つか」
そういうキンジの発言に俺たちは耳を貸す。
そして俺はキンジの言った作戦に従うため行動に移すのだった。
「バットエンドのお時間ですよー くふふ」
そう言って理子さんは扉を開けて入ってきた
髪でナイフを握り、両手にワルサーを持って俺たちに向かう
「すごかったよしろくん。びっくりしたよ。まさか君がそんなに強かったなんて」
「あれはたまたまだ。俺はそんなにつよくないよ」
「うそばっかり~ほんとはもっと強いんでしょ?」
「さあね。俺はうそつきだからな」
「くふふ、アリアとキー君はどこへ行ったのかな?まさか、二人だけで帰ったわけじゃないでしょ?」
そう言いながら部屋を見渡している理子さん
二人とも物音をたてるなよ。
「まあ、いいや。しろくんを倒せば二人とも出てくるよね!」
そう言って飛び出してくる。
それと同時に俺は酸素ボンベと書かれたボンベを投げつける。
本当は、その中の酸素はぬいているんだがとっさの判断でそれが見抜けるやつはいない。
酸素は火花を近付けると急激に爆発する。
それを避けるために理子さんは酸素ボンベをよけると、アリアかキンジでもいると思ったのだろう。備え付けられたバスルームに向かってワルサーを打った。
よし、かかった!
理子さんが発砲した後、天井の荷物入れに隠れていたアリアが飛び出しガバメントを放つ
ガンガン!
そして、見事両方のワルサーを打ち抜く。
動揺した理子さんはアリアの接近を許す。
片方の髪につけられたナイフを切り落とし、反対側のナイフは背後からキンジが飛び出しナイフを吹き飛ばす。
アリアとキンジの見事なコンビネーションで見事理子さんは無力化した。
キンジとアリアと俺は理子さんに向けて言い放つ
「峰・理子・リュパン四世」「殺人未遂の現行犯で」「逮捕だ」
「…そっかあ。ベットかシャワールームにいると思わせて実はどっちもブラフ、本当はアリアの小さい体を生かして、キャビネットの中に隠していたのかー。すごーい。ダブルブラフってよっぽど息が合っていないとできないんだよ。三人とも誇っていいよ。理子、ここまで追い詰められたの初めて」
「追い詰めるも何も、もうチェックメイトよ」
「ぶわぁーか」
また髪が動いている!
まさか!
飛行機がぐらりと揺れた。俺たちはバランスを崩していると一番近くにいたキンジにむかって予備に隠していたのだろう新たなワルサーを取り出しキンジに打ち出す。
それをキンジはバタフライナイフを取り出し銃弾を切るがそこまでだ銃弾の衝撃で体制を崩した。そこに、理子からの銃がキンジの顔に照準を合わせる。
ダメだ、間に合わない!
くっ、仕方ない躊躇している時間はない!
俺は急いで電子手帳を取り出し礼装、空気打ち/一の太刀を取り出す。
この礼装は月の世界にいたエネミーでも倒せるほどの威力を持つそれを手に持つと理子さんが銃弾を打った。
間に合え―!
俺が放った空気打ち/一の太刀から放たれた衝撃波は見事銃弾に命中。
銃弾を破壊した。
そしてもう一発放つそれも見事理子さんのワルサーに当たり破壊した。
この場にいる全員は唖然としていた。していないのは俺だけだろう。
それもそうだろう鉄である弾丸を破壊するほどの衝撃波を放ったのだ。
理子さんは驚愕していたが、すぐに今の状況を理解、客室から飛び出した。
「行くぞキンジ!アリアさんはコックピットに向かって!」
俺はキンジと一緒に理子さんを追う。アリアさんにはコックピットに向かってもらった。あんな状況で理子さんの有利になるような揺れがおこるはずがないなにか仕掛けがあるはずだ。なので俺たちはわかれそれぞれの目的に向かって進んだ
理子さんは俺たちが戦っていたバーの壁に背持たれて立っていた。
周りには爆弾が張り付いている
「ご存じの通り私、爆弾使いですから」
理子さんはそういうとキンジが
「理子お前の負けだ降伏をしたほうがいいぞ」
キンジがそう理子さんにいう
「そうだねー。今回はあたしのまけだね。まさか、しろくんが超偵とは思わなかったよ。」
「いや俺は超偵ではないよ」
俺は否定する。超偵とは超能力を使う探偵の略だ。魔術は超能力と似ているかもしれないが少し違う。だから俺は否定するが
「またまたー。どうやったら発砲した銃弾を粉々に粉砕できるのかなー?」
あはは、魔術という概念が知られていないこの世界じゃ理解されるのは難しいかな
俺はこれ以上否定しなかった
そして理子さんは俺たちに向かって言う。
「ねえ、二人ともイ・ウーに来ない?二人までならランデブーできるかもしれないし、イ・ウーにはキンジのお兄さんもいるよ?」
その言葉をキンジに投げかけるが
「これ以上俺を怒らせないでくれ理子。これ以上怒ると俺は突発的に武偵憲章九条を破りかねない」
へえ、ヒステリアモードでも怒る時は怒るんだな。
「うーん、それならできないな。キンジにはまだ武偵としていてもらわないといけないし」
理子さんはそういうと今度はこっちに向かい
「しろくんはどう?」
「俺も犯罪者の一員にはなりたくないかな」
「そうか残念」
そういうと理子さんは壁にぴたりとはりつく
「なら三人にはイ・ウーからのプレゼントがあるからそれをうけとってね」
そういうと、壁に張り付いた爆弾が爆発した
室内の空気が飛行機の外に流れ出る。
俺とキンジは近くのものに飛びつきなんとか耐える。
そして壁にあいたあなは天井からの消火剤とシリコンのシートがばらまかれ穴をふさぐ。
ふう、なんとか助かったか。
あ、これ、フラグじゃね?
窓の外を見て理子の行方を見ていたキンジは声を上げる
「あ、あれは!」
ん?何だと思うと
ドオーン!
何かが爆発した音で飛行機が揺れる。
何なんだ一体!?
俺は窓の外を見ると飛行機のエンジン二基が破壊されていた。
キンジが言うにミサイルが飛んできて破壊したそうだ。
イ・ウーからのプレゼントってこれかよ…。
げんなりしながら俺は、着陸できるか確かめるために
アリアがいるコックピットにへと向かった。
まとめて3話の投稿になりました。
明日には1巻分終わらせるよう頑張ります。
暗黒の影さん、真九郎さん、rassyuさん感想ありがとうございます。
意見、感想お待ちしております。