めちゃくちゃアリアが白野に対してヒロインしていることに。
アリアは白野ルートには入らないんですけどね。
それでは投下します。
まあ、手遅れだったのかキンジは風邪をひいた。
しかし珍しい。キンジは病気とかしたところを見たことがないからな。
キンジも普通の薬は効かないとか言っていたし効くのは確かアメ横にしか売っていない大和製菓の『特濃葛根湯』しか効かないとか言っていたから後で買いに行かないとな。
さすがに朝には薬局は開いていないからキンジの看病をして学校へ向かう。
白雪さんは学校を休んで看病すると言っていたがキンジがさすがに困るということで何とか学校へ行かせた。
ふむ、薬を買うなら昼に買いに行ってやるか。
昼休み俺がアメ横の薬局に行くと先に先客がいた
(ん…アリアか?)
ほう、さすがに風邪をひかせたことは悪いと思ったのかな。
俺は薬局に入っていくアリアを見て入らず外で待つことにする。
アリアが出てくると俺もアリアに話す。
「よう、アリアもしかしてそれってキンジのか?」
「は、白野!?何であなたここに!?」
「俺はキンジに薬を買いに来たら先客がいたからな待たせてもらった。」
俺はここまで言うと寮へ向かうために背中を向ける。
これ以上攻撃したら風穴だからな。アリアの機嫌メーターは見えているものだ。
アリアは小走りで近付いてきて俺の横へ並ぶ
少し怒ったような感じを出しているが、暴れることはないようだ。
俺はアリアに昨日言えなかったことを言う。
「キンジのこと…」
「…?」
「許してやれよ」
「…」
アリアは俺の発言を聞きうつむく
しかたない。もう一言言ってやるか
「キンジがそう簡単にアリアの元から逃げ出さないよ。きっと何か不幸が続いただけさ。」
「…わかってる。」
そう言ってアリアは少し歩くペースを速める。
まったく、二人とも素直じゃないな。
歩くペースを速めたアリアを追って俺も歩くペースを速めるのだった。
部屋に入ってキンジを見ると眠っているようだった。
アリアはキンジの横に特濃葛根湯を置くとキンジの額に手を置く。
…。
俺…邪魔だな。
アリアに気づかれないように部屋を出るのだった。
寮を出た後少し道をふらふら歩いていると
ぐ~
そう言えば、昼飯食っていないからな。近くにいい店がないかと歩いていると
「あれ、レキさん?」
レキさんを見つけた。
ドラグノフを肩にかけ反対の道から歩いてきた。
どうやらクエストの帰りみたいだな。
レキさんもこちらに気づいたのかこちらに歩いて向かってくる。
そして、俺の前にきたので
「こんにちは、レキさん。クエストの帰りかな」
こちらの問いに頭をコクっと下げて肯定する。
………
(…気まずい…。)
話して置いて何だがそれ以上話すことなく気まずい雰囲気が場を包む。
俺は、少し冷や汗を流していたが今の状況を考えてある提案をする。
「そ、そう言えばクエストの帰りならお昼食べてないんでしょ?」
その問いにレキさんはまた首を縦に振り肯定を示す。
「それじゃあ、一緒に行かない?俺も食べていないから。おごるよ」
またレキさんはまた首を縦に振る。
ふう、よかったなんとか場は保ったようだ。
…
あれ?これってナンパじゃない?
正体不明の悪寒によって俺は気付かされるのだった。
そのあとなぜか不調の電子手帳を駆使してこの付近のおいしい店を調べ中に入る。
何とここの付近に中華料理屋があるとは思わなかったな。
「ハッ!これは!」
「?」
レキさんは首をかしげているがまあそれはそうだろう。
何とそこは『紅洲宴歳館・泰山』それはあの月の世界で外道神父も愛した『激辛麻婆缶』の味のモデルとなったところではないか!
俺は感動して店の前で呆然としていた。
「…あの、白野さん。入らないのですか?」
「…あ、ああごめん。それじゃあ入ろうか」
レキさんの声を聞き店に入る。
そして香る独特の唐辛子のにおい。
ムネアツです。
席に座るとレキさんにメニュー表を渡す。
「…白野さんはこれを見ないのですか?」
「うん。俺が買うものは決めているからな」
「…それなら私もそれを」
レキさんがそういうならと俺は店員を呼び出し。激辛麻婆豆腐を頼むいやあ楽しみだな。
しばらく待って運ばれてくる麻婆豆腐をとる。
蓮華を手に取りまず一口。
そう、これだ!この味だ!このとてつもない辛さの中に隠されているこのうまみ。
まるで無限の暗闇の中にある光を見つけるような希望をこの麻婆豆腐から感じられる。
一口一口を味わって食べ、それでも決して手を止めず食べ終わった。
ふう、満足した。と思い、レキさんのほうを見ると
「な!?もう食べ終わっているだと…!」
レキさんはなんでもないように水を飲んでいる。
馬鹿な!この辛さの中俺よりも速く食べ終わるなんて…レキさんなんて人だ…!
「…白野さん」
「は、はい!」
「この前の怪我は大丈夫ですか?」
俺はその言葉に眉を寄せて過去を振り返るように見る
あの時は確か打撲だけで済んだけど確かに怪我をした。
レキさんには確かに怪我はするかもしれないけど生きて帰るからと告げて。
そのあとハイジャックとかもあったけど、なんとか生きて帰ってこれた。
俺はレキさんの質問に返す。
「うん、大丈夫だよ。ちゃんと言った通りに生きて帰ってこれたでしょ」
「…」
レキさんは無表情のままこちらを見ている。
いや、よく見てみるといつもとは違った表情をしている。
これは…
「…帰りましょう」
そう言ってレキさんは席を立つ
俺もレキさんに続けて席を立ちおごると言った手前、ちゃんとお金を払い店を出る。
レキさんは店の外で待っていた。
俺が出ると反対を向き学校へ向かって歩いて行く。
先ほどの表情の真意を胸に秘め俺も学校へ向かった。
その日は特に何もなく次の日を迎えた。
キンジは薬の影響か1日で何とか持ち直したようだ。
その日は朝から依頼品の納品依頼があったので先に学校へ行きいつもの生活をする。
そこまではいつもの日常だった。
その日の昼にも仕事があり昼食が食べられなかったため放課後パンなどを持って屋上に行く。
すると、屋上から銃声が聞こえたかと思うとアリアが飛び出してきた。
な、何事!?と思う暇のなくアリアに首根っこを掴まれ連れて行かれる。
アリアに理由を聞こうとするが
(デュランダル 盗聴 危険)
のマバタキ信号があり俺は黙って連れて行かれる
そして学校裏へと出るとアリアは首根っこを離す。
「デュランダルの盗聴ってどういうことだよアリア」
「たぶんもうデュランダルは私たちに接触している」
「どういうことだアリア?」
俺はアリアに聞くとアリアは少し暗い顔をする
「よくわからないけど、なんだかもう迫ってきているというか…そんな感覚がするのよ。お願いあたしを信じて。もう、デュランダルが迫っているかもしれない。だから私に協力して。キンジはもう駄目みたい」
ふむ、どうやらアリアの勘をまた信じてやれなかったなキンジ。
アリアは遺伝的に推理の部分が欠落している。だからうまく説明できないから信じてもらえない。
キンジはいまだにアリアを信じ切れていないのか…。
俺はアリアを見る。
その表情から読み取る。
俺が答えられるのはただ1つ。
「俺はいつでもアリアを信じるよ。それが俺とアリアの約束だ」
俺はほほ笑みかける。
アリアは顔を赤くして涙目になりうしろを向く。
「ありがとう。白野」
「どういたしまして」
それだけでよかった。またこちらを向くアリアはいつものアリアだった。
「それでこれからどうするんだ?」
アリアに聞くと
「デュランダルはキンジ達を監視しているみたい。たぶん、あの部屋にもどういうわけか監視の目が入っている。だからあたしたちは遠くから監視をする。」
「そうか…。わかった。俺はなるべく気にせずに生活をしているよ」
「盗聴器も無駄に探さなくていいわ。私がちゃんと作戦を立てているから」
「作戦って?」
アリアに問うと逆を向き少し歩くそしてこちらを振り向きながら
「内緒よ」
…。
まったく、本当にこの貴族様は。
「それじゃあ白野たのんだわよ!」
わかりましたよアリア様。
そう心の中で答え俺たちはそれぞれの場所へ行くのだった。
第21弾終わりました。
そして、すいません。
大変私事ですが、今週から自分資格試験がありましてその勉強のために今週一週間はちゃんと投下できないかもしれません。
試験が終わったらしっかりと毎日投稿を再開します。
本当にすいません。
真九郎さん、ナスカ級さん感想ありがとうございます。
意見、感想お待ちしています。