すいません。自分の都合で投稿が遅れてしまい本当に申し訳ありませんでした。
これからも投稿頑張っていきますので応援よろしくお願いします。
それでは投下します。
さて、帰ってきたのはいいもののどうしたらいいのやら。
盗聴器を探していてもし犯人にばれてしまってはアリアの作戦の迷惑になってしまうし、これからは後手に回るしかないかな。
何かあった時の対処用に準備をしておいたほうがいいだろう。
俺の懸念もつかの間1週間が過ぎた。
デュランダルの情報も入ってこない。何もないことはいいことだが。
今は放課後の下校中。仕事があったので少し遅れて寮に戻る。
学校を出るとレキさんとあった。
護衛のために残ってくれたらしい。
わざわざ残っていてくれたお礼をレキさんに言うと頭を少し縦に振り寮に戻るために振りむく。
確かに何もないことはいいことだが少し進展があったほうがいいのかもしれないな。
速く解決しないとみんなに迷惑かけるし。
デュランダルのことを気にかけていたが思えばライカとの戦妹のこともあったな。
そろそろ返答したほうがいいかもしれないと思っていると俺の携帯が鳴る。
『from キンジ
すまないが今日は白雪と花火大会に行くことにした。
部屋でゆっくりしていてくれ。』
ふむ、そう言えば今日は花火大会だったな。
なるべく危険を避けるためにそう言ったところには行かないほうがいいのだがまあ、花火大会なら人もたくさんいるだろうし、護衛も付いているだろうから大丈夫かもしれない。
しかし、俺がなるべく何も起こさないようにじっとしているのにキンジ達は遊びに行くのか…何かいらっときたな。
しかしそこでふと思う。
「レキさん」
俺が声をかけるとレキさんは足を止めこちらを向く。
「一緒に花火大会に行こう」
レキさんは何事かというように首を傾けていた。
花火会場は人が多いが、まあ狙われにくさをとるなら仕方ないと妥協する。
今、俺はレキさんと一緒に屋台がある通りを歩いている。
キンジ達が遊びに行っているなら俺も護衛付きなら遊びに行ってもいいよなということでレキさんと遊びに来た。
レキさんは小さな花火が飛んでいる空を見ながらこちらについてくる。
しかし、ポーってしているから何かはぐれてしまいそうだな。
俺はレキさんの前まで行き手をとる。
外気が当たって少し冷たいが少し立つと内側から暖かい熱を感じる。
いつもロボットのようなレキさんでもちゃんと人なんだなと改めて知覚する。
「もうすぐ花火の本線が始まるから河原のほうまで行こう!」
そう言って俺はレキさんを引っ張っていく。
彼女の表情は相変わらず無表情。
それでも雰囲気は…とても和やかに感じられた。
「いやあ、すごかったな」
花火の本線が終わりしばらく海を歩いていて近くのベンチに座る。
いつもなら気まずくなる無言の時間もこのような雰囲気なら心地よく感じるものだなと座りながら思う。
ドラグノフを肩からわきのほうに置きベンチに座るレキさんを隣に感じながら空に浮かぶ月を見る。
みんなと戦い勝利した場所。
今あの場所はどうなっているのだろうか。
あの時の仲間たちがいるのだろうか。
もしいたとしたらまた一緒に戦ってくれるのだろうか。
俺はそんな思いを心に持ちあの空を見上げる。
「…白野さん?」
「…っ。何?レキさん」
俺が上の空でいると隣から声が掛けられる。そちらを見るとレキさんはこちらをまっすぐ見る。まるで、こちらの心の内を読んでいるみたいに。
「どうかしたのですか?」
「…いや。なんでもないよ」
そう言って前を見る。暗く揺らめく海は町の明かりできらきらと輝いている。
砂浜の奥のほうで手持ち花火のあかりが見える中もう一度声が聞こえる。
「白野さん」
もう一度その声が聞こえもう一度彼女の顔を見る。
相変わらずの無表情。
その表情はあの飛行機の中でも見せたような…
「…どうして、そんな悲しそうな顔をするのですか?」
「え?」
俺はそんな顔をしていたのだろうか。
なぜ俺はそんな顔をしているのだろうか。
…わからない。
けど、彼女はそんな俺の表情を見た。
余計な不安をかけてしまったみたいだ。
だから俺は返す
「なんでもないよ。」
俺はなるべく笑顔を浮かべながら返答をする。
レキさんはいまだ不安そうな表情を浮かべるが、なんとか表情を取り戻させる。
と言ってもいつもの無表情だが。
「…白野さん。私は風からの命令であなたを守るように命じられている。私はあなたを守ります。命をかけてでも」
そんなレキさんの言葉。いや、これは決意か。それはとても固い。
レキさんが命をかけて守るなら俺も守らないといけないな
「それなら俺も守るよ。命をかけて守る。けど、そう簡単に命を捨てる気はない。俺にはまだほかにも命をかけて守るべきものがこの世界にはある。みんなを守るためにそう簡単に命は投げうたないよ。だから、レキさん。あなたもそう簡単に命を捨てないで。俺はレキさんがいなくなってしまうのは悲しいから」
俺はレキさんに言葉を…今の俺の気持ちを伝える。
レキさんは相変わらず無表情だったが…俺の言葉を聞いたら少しだけ驚いた表情をした。それに少し顔を赤めらせている?どうしたんだろう?
ああ、もうすぐ初夏だとしても夜は少し寒いしここは海の近くだ。風邪をひかせてしまうかもしれない。
「レキさんもう帰ろうか。」
俺はそう提案し席を立ちそしてレキさんに向かい手を差し出す。
一瞬の間。
いつもの無表情のまま彼女は俺の手をとる。
ドラグノフを肩にかけたレキさんと俺は寮に戻るのだった。
Side ???
ああ、あの人はあんなに近くに歩いている。
今いるのは白野たちがいる屋台群から少し離れたホテルのスイートルーム。
人がたくさんいる中彼だけを見ることができる。
彼は私が変な人たちに絡まれているとき助けてくれた。
あんなの簡単に殺すことができたけど他にたくさんの人がいたからそう簡単に殺せなかった。少し困っていると彼が助けてくれた。最初はとてもお節介に思えた。
けど、彼の顔…いや目を見て思った。
なんてまっすぐとした眼をしているのだろう。
正義に向かって突き進むような前向きの目をしている。
私はその眼…その心に一目ぼれしてしまった。
彼の心の行く末に何があるのかみてみたい。
いっそ彼自身を欲してみたい。
けど、彼はまだまだ輝くことができそうな気がする。
だから私はしばらく傍観者でいようと思う。
これからどんな輝きを見せてくれるのかな。
私はそう思っていると
コンコンコン
もう来てしまったのか。まあいい。
本来の目的はこっちの用事なのだから。
「どうぞ」
「失礼します」
入ってきたのは長い茶髪を3つ編みにしたとてもきれいな美女だった。
まあ、美女には風貌だけで性別は違うのだが。
「早速本題に入らせてもらうわ」
「はあ…まったく少しはトークに花を咲かせてもいいと思うのだけれど」
彼女は立ったまま話を進める。
まるでこちらの攻撃に気をつけているように。
まあ、その反応は当たりだけど。あんまりこちらの機嫌を損ねたら軽く殺しかねないし。
「こちらは教授の進言でアドシアード当日に行動を起こすことになった。そちらはどうするの?」
「ふむ、そうねえ」
そして私は一考する。
いつもなら行動しなければならないけど
「今回こちらは手を出さないようにする。そちらの行動を見させてもらうから。」
彼女は少し驚いたような顔を見せる。
それはそうだろう。大体こういった時には行動を起こすのだけれどたぶんこの件には彼も絡んでくるだろう。
しばらく傍観者の立場でいようと思ったのだから今回は行動しないようにしたのだけれど。
「どうしたの?私たちが行動しないのは意外だったかしら?」
「…いや。大体あなたたちはこういった時には動こうとするから驚いただけ。あなたの行動は教授の能力でもわからないから。」
訝しそうな顔をする彼女に私は微笑み返す。
「乙女の気持ちは男の人にはわからないものよ。金一さん」
すると彼女は何のこと?といったように少し頭を傾ける。
そう言えば彼が能力を発しているときには男の時のことは忘れるんだっけ?
難儀な能力だねと思いながら私はもう一度窓の外を見る。
本線の花火が空を埋め尽くすが私の眼には彼の輝きしか見えなかった。
第22弾投稿終わりました。
えっとこれからちょっとオリジナルが多めになってくるのですが、1日で考えつかなくなりそうでしてそういった時には1日遅れで投稿となってしまうかもしれません。
なるべく毎日投稿は目指しますがそういった遅れた時にはどうかご了承ください。
恋姫夢想さん感想ありがとうございます。
意見・感想お待ちしています。