「うわっ!なんだこの音!」
俺は今地下倉庫内その梯子を下りている。
なぜかエレベーターが動かないので梯子を下りていると謎の爆発音の後水の流れる音が聞こえる。水門は防いだのに水が流れてくるのはたぶん爆破でもされたのか?
急いで降りると防護扉が氷のようなのもで固まっている。
これはそう簡単に破壊できないな…。
仕方ない。俺は電子手帳を取り出し『空気打ち/1の太刀』を取り出し衝撃波を打ち出す。
銃弾をも破壊できる攻撃を受けた扉は木端微塵に砕け落ちた。
中に入ると薄暗い中古びたコンピュータ機器が散乱している。
俺は敵がいないか用心してその中を突き進むと
キィン!キィン!
これは剣がぶつかりあう音だ。結構近いな…。
俺は音の出所までゆっくり進む。
それは二人の少女の剣劇だった。
一人は武双巫女と化している白雪さん。
そしてもう一人は西洋の鎧を着た白髪の美しい少女だった。
状況から垣間見るにあれがデュランダルなのか?
白雪さんは炎を纏った剣を振っている。確か白雪さんは超偵だったな。それが炎を使う超能力だったのか。
俺は二人の動きを見ると視界の端にキンジとアリアを見つけ二人に近づく。
「おい、二人ともこれはどういうことだ」
「「白野!!」」
二人から状況の説明を受ける。
今白雪さんが戦っているのはやはりデュランダルだった。
本来は下の階で戦っていたがデュランダルの策略で下の階は水没し、こちらに流されてきたようだ。
そこで白雪に化けたデュランダルがアリアを殺そうとしたが白雪がなんとか状況を打破し今デュランダル…先ほど教えてもらった本来の名前ジャンヌダルクと戦っている。
超偵同士の戦いはとても強力だが持久戦には向かない。
二人が疲労したとたんキンジ達が取り押さえるという作戦も聞いた。
しかし、ジャンヌダルクの子孫か…どこかに初代の英霊でもいそうな感じだな。
まあいい。今は彼女を逮捕するために活動するだけだ。
「もうそろそろまずいかもな…」
白雪さんのスタミナが切れかけている。
対するジャンヌダルクは疲労感は示しているがまだまだ余裕そうだ。
場数が違うのだろう。力の使い方が上手みたいだな。
するとジャンヌが大きく大剣を振りかぶる。大技が来るのか…!
するとアリアが動き出す。
ジャンヌは少し動揺するが対処をするためにこちらに氷の塊を飛ばしてくる。
それをアリアは近くに落ちていた白雪の袴をそれに打ちつけ軌道をずらす。
しかしジャンヌはしっかり反応しもう一度超能力を使おうとしたので俺は『空気打ち/1の太刀』を取り出す。
ねらいは…!
(足元…!)
あの時アリアに行ったように足元にあてて体制を崩させる!
うまくかかりジャンヌは体制を崩す
そこにキンジが飛び出し剣を抑え首筋にグロッグを構える。
ふう、なんとか確保したかしかし俺とアリアとキンジのコンビネーションは始めてしたが結構いい感じにできたな。
「ふ、本当にこんなことで抑えられるとでも?」
な、何?
すると、ジャンヌの持っている剣から凍った冷気が伝ってくる。
ま、まずいぞ剣を抑えている限り凍らせてしまう。もし離したとしてもまたこのように確保まで持っていけないかもしれない。
…。
まずいと思ったが一目見ただけでもう大丈夫と思ってしまったな。
スタミナ切れから回復した白雪さんが剣にさらに大きな炎を纏い
「キンちゃんに手をだすなぁ!」
振り抜く
「星伽蒼天流・緋緋星伽神!」
振り抜いた剣はジャンヌの持っていた剣を真っ二つに折った。
「デュランダル!」
剣を折られ放心しているジャンヌにアリアが手錠をかける。
対超能力用の手錠だ。
「逮捕よ!」
「くっ…」
さて、デュランダルも捕まったことだし今回の事件も無事終了だな。
今は電源が落とされたエレベーターの回復のために待機している。
キンジとアリアそれと白雪さんはそれぞれ疲れているため俺がジャンヌの監視をしている。
「ほ、本当にお前みたいな幸薄そうなのが岸波白野なのか…!」
「さ、幸薄そう…」
存在と幸の薄さときたら俺に残るのは何だ!ザビエル成分か!
っと、そんなことはどうでもよくないがとりあえずわきに置いておくとして
「ジャンヌさんは白雪さんと一緒に俺も誘拐するきだったのか?」
俺はジャンヌに聞く。
今回の件は、白雪さんには結構接触をしていたようだが俺に関してはほとんど…というか全然接触されなかった。
そのことが気になり話を聞こうとしたが
「………」
ジャンヌさんは瞼を閉じて黙秘している。
ぐ、教える気はないのか…それか、本当に存在すら忘れられていたのか
あ~気になる!
俺はジャンヌさんの両肩に手を置き正面から見やり
「教えてくれないかな。ジャンヌさん」
そう真剣な顔と落ち着いた声で言う。
これは月の世界で駄狐のサーヴァントに対して行った技だ。
眼を見て問い詰めれば吐かせることができた。
そのあとなぜかめちゃくちゃ抱きつかれたりしたが拘束されている状態のジャンヌさんなら大丈夫だろう
「っ!はっ、離れろっ…!」
両肩を掴んだことで眼を見開いてこちらを見てくるジャンヌさんにもう一度問いかける
「だめ…かな?」
「…っ!わかった!わかったから離れろ!一つだけ答えてやる!」
よかった。なんとか聞き出すことができた。
しかし、なぜ顔が赤いのか?風邪でも引いたのか?
「…なあ、アリア。あいつってまさか…」
「そのまさかかもね…」
後ろから何か声が聞こえるがまあいいか。
ジャンヌさんは一つコホンとせき込むと話し出す。
「岸波白野。本来はお前も誘拐の対象だった。」
やはり情報は本当だったのか。しかし、『本来』とは?
「しかし、教授が岸波白野は今回誘拐をとりやめとなったのだ」
「は…?なんで?」
俺は問い詰める
「私には聞かされてないが、教授は彼には何もするなと言われた」
「さっきから言っている教授とは誰なんだ?」
俺はさっきから気になっていた教授という人物についてきく
「これ以上は言えないなお前が聞いてきたのは自分がなぜ狙われたかだけだそれ以上答える気はない」
口をかたくこちらに伝えるジャンヌさん。
もう少し情報が聞けたかもしれないがこれは選択肢間違えたな
ジャンヌさんが黙秘を貫いたので俺は地面に座り少し休憩する。少し時間がたつと電力が回復したのかエレベーターが下りてきたようで扉が開く。
やっと来たかと思い立とうとすると
ガシャン!
なんの音だ!と思い振りかえると
ジャンヌさんを拘束していた土台が崩れ大量の荷物が降り注ごうとしている!
さっきの白雪さんと戦っていた時にもろくなったのか!
俺は考えるより先に体が動いていた。
すばやくジャンヌさんの体を抱き抱え脱出する!
すばやく動いたおかげで何とか俺とジャンヌさんにも怪我はなく救出できたようだ。
「な…!ま、また…お前は…!」
「あ、ご、ごめん!」
そう言って俺はジャンヌさんを下ろす。
ジャンヌさんが座っていたところを救出したから必然的に持つところは限られてくる。
俺が持ったのはひざの裏と腰に手をまわして持ち上げた。
俗に言うお姫様だっこである。
ジャンヌさんは顔をうつむかせながらヘタリと座りこんだ。
たぶんさっきのことがこわかったのかな
「…キンジあれを見ていたらあたしさらに疲れたのだけど…」
「大丈夫…おれもだよ」
何言っているのだろうヒステリアモードのキンジのあきれ顔とかレアじゃないですか。
しかし今回も悪寒がするのだがだんだん強くなっているような気がする…
謎の悪寒にさすがに少し戸惑いながらエレベーターに乗り込むのだった。
第24弾終わりました。
夏はいろいろ忙しくて平日は2日に1回の投稿になってしまいそうです。
頑張って書き進めますのでどうか応援よろしくお願いします。
アウフさん、恋姫夢想さん、シオウさん感想ありがとうございます。
意見・感想お待ちしています。