緋弾のアリア ~月を渡る前向きな武偵~   作:紫柳

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昨日は投稿できなくてすいませんでした。
用事のせいで全身筋肉痛になってしまったのですがさすがに投稿しなければならないと思い頑張って書きました。
それがまさかの過去最高文字数となってしまいましたがしっかり投稿します。
あと、今回の話からはオリジナル章に入ります



第26弾 狙い狙われる人々

 

 

 

「今日から君は私たちの家族だ」

 

 

 

 

 

 

 

その人たちは守るべき大切な人たちだ

 

 

 

 

 

 

 

 

俺が戦妹を持ってから一週間が過ぎた

この一週間は特に大きな事件もなくいつもの様に簡単な依頼品の納品や情報の提供、また懲りもせずこの前の会社がウィルスを作ったからいつもも様に倍返しでウィルスを送りつけたりした。

そして、その生活の中に戦妹の教育ができた。

まあそうは言ってもライカのCQCを八極拳と少し織り交ぜただけだ。

八極拳の破壊力とCQCの応用力を織り交ぜれば使えるのではと踏んだからだ

まあまだ1週間だし特訓すれば1年でも強くなるだろう。

まあそんなこんなで一週間を過ごした。

そして今は、

 

 

 

 

 

「…ふう、やっぱり風呂はいい」

今は夕方いつものように自主連をしたら予想以上に汗が出たので風呂に入っているのである。

最近は夏に近づいたこともあって夜とかもあついんだよなあ。

 

しかし風呂に入っているとあのサーヴァントをおもいだすな。

 

 

…。

また…会ってみたいな。

 

 

少しだけ灌漑にふけっていると誰かが浴室前の扉をあける音が脱衣所から聞こえた。

キンジかなと思ったが

 

「誰か入っているの?」

 

この声はアリアか。

少しだけ緊張して返答する

 

「アリア俺が入っている。もうすぐ出るからそれまで外で待っていてくれ。」

 

俺がそう言って風呂から出ようと準備しようとすると

 

「そう、ならアタシも一緒に入ろうかしら」

 

ダ、ダニィィィィィ!

じゃない、何事!?

 

「アリア!まて!俺が入っているんだぞ!」

 

「知っているわよ。だから入るのでしょ」

 

なぁにぃそぉれぇ!

そうしている間にもブラインドからアリアが服を脱ぐシルエットが見える。

ま、まずいぞ…

ここは逃げ場がない。

唯一逃げられるのは今アリアがいる脱衣所からしかない。

そしてさっきから背中に悪寒が流れて仕方ない!熱めの風呂に入っているのにめちゃくちゃ寒いんですけど!

 

「入るわよ。白野」

 

少しだけ恥ずかしそうな声で入ってくるアリア

ぐっ!は、速い!俺でも回避できないぞ!

そんな感じで少し動揺してしまいバスタオルを体に巻いたアリアの顔を見てしまう。

その顔を見たとたん俺は敵意を示した声で言う。

 

「誰だ?お前は」

 

その顔はアリアと瓜二つだが、その目から見える心はアリアとは別人に感じた。

まあ、ほとんど感覚だが

 

「何言っているの。アタシはアリアよ」

 

「いや、アリアはそのような目を持っていない。それに」

 

俺はアリア?の胸の位置に指をさすと

 

「アリアがそんなに胸が大きいわけない!」

 

ドンッ!と効果音が聞こえるような声で指摘する。

そのアリア?の姿は本物が持ち合わせていないほど大きな胸をしている。

そんなのはありえないと本人の前で言ったら殺されてしまうくらいの発言をすると

 

「くふふ、やっぱりばれちゃった」

 

そう言って妖艶に笑うアリアの姿をした誰かはパリパリと薄いマスクをはがした。

そこにあった顔は

 

「やっぱり理子さんだったか!」

 

「せいかーい!りこりんでーす!たっだいまー!」

 

そう言って長い金髪を頭を振って整える理子さん

ぐ、仕方ないまた後手に回ってしまったがこっちの射程圏内だ。

俺が攻撃を仕掛けようとすると

 

「ねえ、しろくん。理子を助けて。」

 

そう言ってくる理子さん。

ん?助けてって?

 

「理子がせっかくダブルスクールしていたのにしろくんたちのせいで理子イ・ウーを退学になったんだよ?プンプンがおー!」

 

イ・ウーに退学なんてあるの!?

まるで学校じゃないか

 

「理子ねしろくんにお願いがあるの。しろくんが助けてほしいなら言ってくれって。だから、お母様に教えてくれた男の子の言うことをなんでも言うこと聞いてくれる方法を使ってあげる。しろくんが助けてくれるならあたしもしろくんにしっかりご奉仕しちゃうよ。ここからは先は理子ルートをお楽しみいただきまーす!」

 

そんなルート頼んだ覚えないんですけど!?

理子さんは荒い息を吐きながら近づいてくる。

待って!近付かないで!なんか悪寒がだんだん強力になってきて今や背中に氷の剣でも突き刺されたような痛みになっているから!

 

そう思っていても近付いてくる理子さん

あ、終わった…

 

 

 

 

 

―!

突然の殺気を感じ俺は理子さんをこちらに引きこむと

 

 

ドゴォオオオオオン!

いきなり浴室の扉が破壊した!

そこにいたのは…

 

「理子ぉ!アンタ奴隷2号にも手を出す気!」

 

入ってきたのはアリアだった。

まあ、確かに助かったけど新たな問題発生。

阿修羅と化したアリアをどうにかするのです。

こんなクエストクリアできませぇん!

俺がビビっているとアリアはこの状況を見て

 

「白野!あんた何しているのよ!」

 

「ち、違うんだアリア!これは理子さんが…」

 

手を振って否定してようとするがさっき爆発する前に理子さんをこっちに引きこんだので手を上げられない。というか理子さんがこちらの手を押さえつけている。

やめて!胸に手が当たっているから!

 

「しろくんだってその気だったんだよ。理子がここの位置にいるのが証拠。 これからイベントシーンなのに理子3Pは嫌いなんだよね。 それにしろくんだって理子に溺れる3秒前だったんだから」

 

「お、おぼっ…」

 

ああ…このような状況に弱いアリアは顔を真っ赤にしてぴくぴくと動揺している。

 

「か、風穴開けてやる!」

 

そう言ってこちらにガバメントを向けるアリア

待って!やめてこっち裸だから!

 

「くふ」

 

そう言って懐から何かを取り出し起動する。

 

―!

 

急激な光が俺の目を覆う。

閃光手榴弾(フラッシュグレネード)か!

いつぞやのときに俺が使ったものを逆に利用される。

 

ぐっ!もろに食らったから視力が…

ようやく回復しだして周りを見るとアリアが目を押さえてうずくまっていた。

どうやらアリアも食らったようだ。

アリアも回復したらしく俺とほとんど同じ時間に視力を回復させる。

そしてアリアに阿修羅のような形相でにらまれる。

 

「理子はどこよ!」

 

「た、たぶん外だ。ついさっき扉が開く音が聞こえた。まだ遠くに行っていないと思うぞ」

 

聞くや否やアリアは飛び出していく。

俺はついて行こうとしたが今の自分の姿を見直し体を拭いて着替えてから外に出るのだった。

 

 

 

 

 

 

外に出ると屋上から発砲音が聞こえたので屋上に行く。

 

そこでは理子さんがナイフ、アリアが小太刀を持っていたところをキンジが取り押さえている場面だった。

ふむ、どうやらキンジの奴ヒステリアモードになっているな。

 

「悲しいよ」

 

低く憂いを帯びた声を聞きながら説得はこいつに任せるかと俺は考える。

だって、女の子の扱いはヒステリアの時のキンジの方が俺より上だからな。

 

「き、キンジあんたまた…?」

 

「今はこらえてくれアリア。 それに愛らしい子猫同士の喧嘩を鑑賞するのは俺の趣味じゃない」

 

「…こ、こね、こね、ね…」

 

「―理子」

 

次にキンジは理子さんの説得を始めるが理子は答えない。

 

「本気じゃない恋も、本気じゃない戦いも味気ないものだとは思わないかい?」

 

?どういうことだ?

 

「理子はハイジャックで髪を使った戦いを今していなかった。使ったとしたらアリアを圧倒できたのに使わなかったのは何らかの理由で使えないようになったんだろう」

 

そうなのか。

そして俺は理子さんのほうを見てみるとほんの一瞬だけ寂しそうな目をするとつまらなそうな顔をして後ろに一歩下がるとひょいとその手に持っていたナイフを上空に投げた。

 

「半分外れ。理子はキー君としろ君には本気だもん」

 

理子さんは背中にからっていたランドセルを振ってナイフを入れる。

 

「でも、半分当たり。今の理子は万全じゃない。だから、今はアリアと決着をつけるときじゃないんだよ」

 

「そうかい」

 

そう言ってキンジは体制を戻す。

ああ、なるほどね

 

「アリア理子とはもう戦えない」

 

「白野!? あんた理子に何されたのよ!」

 

俺が寝返ったって思ってるのか?

それは、絶対にない

 

「アリアを犯罪者にしたくないからさ」

 

キンジが補足を入れてくれる。

 

「さすがキーくん、しろくんも分かってくれちゃった?」

 

理子は手をぽんぽんと叩きながら1回転した。

 

「理子とキー君としろくん体だけじゃなくて心も相性ぴったりだね」

 

アリアは俺たちの間に流れる妙な空気に焦りを覚えたようで

 

「犯罪者ってなによ?」

 

ぎろりとカメリアの目を向けてくる。

 

「司法取引だろ理子?」

 

「あったりー! そうでぇーす! 理子4月の事件についてはとっくに司法取引済ませているんですよー」

 

司法取引っていうのは犯罪者が共犯者の情報を渡したり、事件を解決する情報を渡すことで成立する制度だ。

犯罪者を法の外に出すようなこの制度は近年の日本で導入されている。

 

「つまり理子を逮捕したら不当逮捕になっちゃうのでーす」

 

ちっちっちっちと人差し指を左右に振る理子

アリアはそれをぎりぎりと歯を噛みながら小太刀を怒りに震わせる。

 

「嘘よ。 そんな手にあたしが引っかかるとでも?」

 

「嘘かもしれないが本当かもしれない。 俺たちはここでそれを確かめられない」

 

アリア、ここはキンジの言うとおりだ。

理子を捕まえればお前は不当逮捕などの罪で捕まりかねない。

ただでさえ、日本の上層部はおかしなことが多いんだ。

かなえさんの濡れ衣だがあれは正規の捜査だけでなったものではないだろう。

これは明らかに国が絡んでいる。

これまでのイ・ウー関連では国が妨害してきたんだ。

アリアがつかまれば冤罪をかぶせられかねない。

冤罪を証明するため間違っても国の連中とはやり合いたくないからな。

ぐぬぬとアリアは歯ぎしりするがなんとか飛びかかることは避けてくれた。

だが、アリアは小太刀を理子に向ける。

 

「でも、ママの武偵殺しの冤罪をきせたのは別件よ! 理子!その罪は最高裁で証言しなさい!」「いーよ」「嫌というなら力づくで…え?」

 

「証言してあげる」

 

「ほ、ほんと?」

 

疑いの目を向けながらもアリアは嬉しさを隠していない。

基本的にアリアは人のことを疑わない。

悪い男につかまれば落ちるとこまで落ちるだろうな…

そこを含めて守らないと

 

「ママ、アリアもママが好きなんだもんね。 理子はお母様が大好きだからだからわかるよ。 アリアごめんね。 理子は…理子は…」

 

そこまでいうと理子さんは顔を伏せ

 

「お母様…ふぇ…うう…」

 

涙を流し始め

 

「ふぇえええええ」

 

理子が泣き出した。

 

「えっ? え? えええ!」

 

そんな理子さんにアリアはあたしがなかしたのという感じでオロオロしている。

 

「ちょ、ちょっと何泣いてるのよ! ほら、ちゃんと話しなさい」

 

小太刀をしまいながらアリアは理子さんをなだめにかかる。

おいおい、アリアは本当に騙されやすいな…

理子さんの口みたらにやりとしてるのわかるぞ…

その目には少しだけ別の感情がかいまみえたがそれについては後で聞くことにするか

それにしても、なんで理子さんはここに戻ってたんだ?

理子さんは泣きながら語りだした。

 

「理子…理子、アリアとしろくん達のせいでイ・ウー退学になっちゃったの。 しかも、負けたからって、ブラドに理子の宝物取られちゃったんだよぉ」

 

周囲の空気が張り詰める。

見るとアリアが殺気を目に宿らせていた。

 

「ブラド?無限罪のブラド? イ・ウーのナンバー2じゃない!」

 

「そーだよ。理子、ブラドから宝物取り戻したいの。だから、アリア、キー君、しろくん、理子を助けて」

 

「助けろってなにをすればいいんだ?」

 

俺はもともと理子さんを助ける気でいたんだ。理子さんの本来の意図は気になるがそこはぬきでも俺は理子さんに協力する

 

「泣いちゃダメ、理子は本当は強い子、いつでも明るい子、さあ、明るくなろう」

 

などといい夕日を背に

 

「キー君、しろくん、アリア、一緒に…」

 

あ、何か嫌な予感…

それでも話は進む。

理子さんはにやりと笑顔になり

 

「ドロボーやろうよ!」

 

何で俺の周りの人たちはこうも俺が予想もしないことを言うんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武偵少年法により犯罪を起こした武偵の情報の公開は禁止されている。

その情報のやりとりは武偵同士でも禁止されており、知れるのは1部の司法機関や公安0課といった特別な部門のみ。

これは、明らかな悪法なんだが改善されることはないだろう。

罪というのはどの世界でも蔓延する。

それがこの世界では広まりやすいということのようだな。

 

「たっだいまぁっ!」

 

いきなり、ひらひらの改造制服で2-Aに現れた理子に教室はわーっ! と盛り上がった。

どうやら、理子さんは極秘調査でアメリカに行っていたということになっているらしい…

手回しいいよな…

 

「みんな久しぶり! りこりんが帰ってきたよ!」

 

教壇にあがってくるくる回った理子の周りにクラスメイトたちが集まっていく。

どうでもいいが、後でキンジに聞いたところ、理子に駆け寄った順がクラスのアホランキング上位と言うわけだ。

りこりん!りこりん!と腕を振り回している奴らもいる。

ハハハ、まあ理子さんはかわいいから気持ちはわからなくはないんだが…

 

「理子ちゃんおかえり! あ、これなに?」

 

「えへへ、シーズン感とりいれてみました」

 

理子は赤ランドセルの側面にてるてるぼうずを吊り下げている。

女子にはかわいいとおおうけだ。

理子は人気ものだからな…

俺も社交性はキンジよりはいいと思うが理子にはかなわないな…

 

「くふっ、キー君もしろくんもおいでよ!」

 

理子さんが手招きしてきたが俺は気付かないふりをした。

キンジも同様だ。

ばきっと音がしたので隣を見るとアリアが机に突っ伏して鉛筆をへし折っていた。

気持ちはわかるが落ち着くんだアリア!

しかし、本当にあんなに楽しそうに笑う理子さんはあの時怯えた表情をしていたんだな。

それはたぶん昨日言っていた無限罪のブラドが関係するのだろう。

理子さんが言っていた泥棒をするということは何かを盗むということ。

それは俺の予想で理子さんが全力を出せないことに関係すると思われる。

今はまだ準備段階と言っていたが早く取り戻したいのかもしれないな。

それがイ・ウーのナンバー2無限罪のブラドが関係している。

この問題もそう簡単にはいかないだろうと結論付けた。

 

そんな物思いにふけっていると高天原先生が入ってくる。

先生が入っていてもあほな人たちはいまだに騒いでいるせいで先生がおろおろとしている。

そろそろ気付いてやろうよと思っていると

 

 

バリィン! ヅガァン!

 

 

何かが窓を突き破り俺の机に突き刺さった。

何事っ!?と思い何かを見てみるとそれは弓矢だった。

それに紙がくくりつけられている。

急いで外を見ると遠くにあるビルの屋上に誰かいるような影が見えた。

あの位置からこの正確な位置に弓を射ぬける実力と俺の関係者と言ったら。

 

(あの人か…)

 

ついに実家から御呼ばれされたか。

そう思っていると教室が妙に静かだ。

全員の視線は俺に向けられている。

まあ、いきなり教室に攻撃を仕掛けれたのだ。

何事と思うのも仕方ないかもしれない。

 

俺はいたたまれなくなったので弓矢を持って席を立つと

 

「あー先生。狙われているので先に早退させてもらいます」

 

先生がほうけながらはいといった。

よし言質は取った。

俺は急いで教室をでる。

そのあと教室は騒がれたが、俺知らない!

実家の人たちが勝手にしたんだもん!

と現実逃避し廊下を走って出るのであった。

 

 




27弾投稿終わりました。
夏場の平日は2日に1回投稿、祝日は予定がないときは毎日投稿とします。
恋姫夢想さん感想ありがとうございます。
意見・感想お待ちしています。
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