緋弾のアリア ~月を渡る前向きな武偵~   作:紫柳

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今日お気に入り登録者数を見ていたら、まさかの300越え!
たくさんの良評価を頂いて何事!?と思っていたらまさかのランキング入りしていたのでとても驚いていました。
私の作品を評価していただいた皆様、このような作品を評価していただきとてもありがとうございます!
それでは、投下します。


第27弾 いざ奈良へ!

突然飛んできた矢を掴んで教室を飛び出したが…

先生にももう早退するって言ったしもう寮に戻るか。

 

しかし、いくらなんでも学校に矢を打ちこまんでもいいだろう。

どんだけ、世間を知らないんだ。

と思ったがあの家のことだし仕方ないかと結論付けて寮まで戻る。

 

部屋に入ると一度ソファに座り溜息を洩らす。

そして矢にくくりつけられた紙をほどき広げて読んでみる。

 

『夏目 白野様

本家からお呼びがありました。

早めにお戻りになってください

PS・絶対に帰ってきてください』

 

なんだこの手紙は電話でもいいだろう。

それにあの人が来ているなら近くに…いやそれも問題があるか。

しかし、この手紙…苗字が夏目か。

それもいろいろまずいのだが…のだがなんだか嬉しいな。

少しだけうれしい思いをしながら目をつぶりソファの背もたれに後頭部をつけて目をあけると

 

「へー、しろくん本家の方に御呼ばれされちゃったんだねー」

 

「っ!」

 

めちゃくちゃ驚き頭を急に上げたせいで理子さんとおでこをぶつける。

 

二人して、数分もだえていると

 

「ちょっと白野!何でいきなり帰るのよ!ってなにやっているの…」

 

アリアとキンジが帰ってきた。

帰ってきたら探し人がもだえていたらさすがに驚くよね

しかし、キンジはさぼったら内申点落とすんじゃと質問するとクエストで出てきたと申請したら降りたそうだ。

それも、俺の身辺調査ということで。

それでいいのか武偵校。

 

「けど、いきなり攻撃されたけど一体どうしたのよ?」

 

アリアからそう質問される。

なるべく実家のことは話したくないから嘘でも交えようかと思ったがアリアの嘘をついたら風穴ともいえる雰囲気を前に正直に答える。というか最近こんな脅される展開が多いような気がする…

 

俺はこの攻撃というか手紙をお届けにするために実家から来ていることと、手紙のことで実家から御呼ばれされたと伝えた。

 

「ふ~ん。それで行くの?」

 

その言葉に俺は改めて一考する。

確かに帰れと言われたら帰るのは山々だが俺には実家にいることにはいろいろと問題が発生してしまう。

問題を大きくしてしまうのはあまりしたくないと結論づけて返答する。

 

「いや。自分は帰ることはできないよ。これ以上本家に迷惑かけることはできないs…」

 

パリィン! ズガァン!

 

新たな矢が机に突き刺さる。

また、急いで外を見やると女子寮の屋上に人影が見える。

なんだその距離感は!本当にめんどくさいな!仕方のないことだけど!

そう思ってまた矢を見てみるとまた手紙がくくりつけられていたので見てみると

 

『絶対にきますよね』

 

怖い!怖いよ!というか何でこちらのことをその位置から把握できるんですか!?

そう考えていると天井から気配がしてそちらを見やる。

 

(ああ、なるほど。そちらも来ていたのか…)

 

天井からの気配を感じながら俺は考える。

うん、どうやったって逃げ場はないな。

突然の攻撃に驚いているアリアたちを周りに見ながら俺は溜息をつき天井の気配にも聞こえるように声を出す。

 

「…わかった。明日には実家に帰るよ」

 

その声で天井から感じていた気配が消えたような気がした。

 

「ほんと白野の周りは謎だわ…」

 

「俺もよくわからないよ」

 

そう返答をして深く溜息をつきソファに倒れこむのだった。

 

 

 

 

 

 

 

次の日俺は武偵校に依頼ということで通してもらった。

そして、俺の実家がある奈良県に向かうため荷物を持ち新幹線に乗るため駅に向かったのだが

 

「何故、ついてきたんだ…」

 

「言ったでしょ白野。あなたは本当に謎が多い。情報収集は武偵の基本よ」

 

「はあ…。まあ、別にいいんだろうけど」

 

そう言ってくるのはアリア。いつぞやのトランクを持って隣を歩いている。

その後ろには理子さんとキンジそしてレキさんが来ていた。しかしよくレキさんがきたよなあ。

 

「そこにいる人たちもそんな理由で?」

 

「そりゃあねー。しろくんの情報も少ししかないし、しろくんのことはなんでもしりたいからねー」

 

…うん。普通ならどきんと来る発言だが、理子さんが言うとあざとく感じる

 

「レキさんも来たんだ」

 

レキさんは首を縦に振る。

だから何故きたのですか…

 

しかし、キンジが来てくれたのはありがたいな。

ただでさえ実家があんな感じだしキンジが来てくれるのはありがたい。

 

奈良に向かうための切符を買いホームのベンチに座る。

しかし視線を感じる。

周りを軽く見るとちらちらとこちらを見ているようだ。

アリアに関してはふらふらしすぎだろう。

 

「どうしたんだ?」

 

アリアは少し躊躇するが話だす。

 

「白野、あんたは実家に帰るのでしょうけど少しだけ話をしてれない?それに、あんたはこの前の攻撃とかだれがやったか知っているんでしょ?」

 

ああ、そのことか。

確かにあの時から実家のこととかいろいろと説明する暇がなかったからな。

少しは話しておいたほうがいいだろう。

そうしていると、ベルが鳴る。

どうやら新幹線がくるようだな。

 

「そのことについては中で話すよ」

 

そう言って俺は席を立ち新幹線の中に入る。

とりあえず窓側に座ると周りのみんなも続けて座る。

荷物を置くと全員がこちらを見る。

どうやら全員俺の話に興味があるらしいな

俺は少しだけ嘆息すると話を進める。

 

「今回俺が呼ばれたのは俺の実家…夏目家となる」

 

アリアは何か言いたそうにしていたが話を進めるために口を紡ぐ。

 

「俺の実家は日本に古くから伝わる家でな俺はそこの養子だったんだ。」

 

「…だった?」

 

アリアは気になったのか自然に口から出たようだ

 

「ああ、高校入学前に問題があってな…それで家からはほとんど勘当のような感じになったんだ。それで俺はあんまり実家からしてはいい存在ではないんだよ。だからなるべく実家に帰るのは渋っていたんだが」

 

一度そこで間をあけると話し出す

 

「ハイジャック事件とデュランダルの事件では俺は実家の名前を使った。俺の実家は日本にも古くから伝わるが、国にも結構顔がきくんだ。それでいろいろと名前を使わせてもらったが結構ヤバかったと言えばいいのか…実家に呼び出されてな。それで今回実家に帰ることになったんだ」

 

俺は一旦そこで話を区切る。

どうやらまだ聞く気はあるみたいだな。

俺は話を続ける。

 

「そして、この前学校を攻撃してきたのは俺の家の関係者だ。多分俺を実家に帰らせるために送りだしたんだろう。俺が実家に帰ると言ったら気配とかもろもろ消えたから先に行ったんだろう。…ほかにもいろいろあるんだが…」

 

俺は言葉を濁す

 

「何よ?どうかしたの?」

 

「いや。このことはどうせ後にはわかるから説明しなくていいか?というかあんまり説明したくないんだ」

 

アリアたちは聞きたそうにしていたがこちらがあまり乗り気でないことを気にして問い詰めないでくれたようだ。

別にしゃべってもいいのだが…あんまり自分から説明したくないんだよな。

まあ、実家に着いたらわかることだし別にいいだろう。

 

長々と話をしたせいでちょっと疲れたよ。

キンジたちは聞きたいことは聞けたのか姿勢を楽にしている。

 

しかし大事なことはこれからのことだ。

俺はもう一度場の空気を緊張させる雰囲気を放つ

どうやら場の空気が張り詰めたことでまた全員気を引き締めている

 

「確かに、これから実家に行って話をするだけだが…俺の実家に行ったらしばらく出ることはできないと思っていたほうがいい」

 

「?どうして?」

 

「それほど…うちの実家がヤバいからだ…なるべく行くのはやめておいたほうがいいぞ」

 

俺は一応忠告する。

そう、多分実家に帰ったら1週間は監禁されるだろう。

目に見えている。

キンジたちは驚いていたがどうやら覚悟の上だったそうで何も言いだそうとはしなかった。

その後無言のまま新幹線に揺らされている。

 

あ、やっぱり帰りたくねぇー

そう思っていても時間は進む。

新幹線は奈良までしっかりと走るのだった。

 

 

 




28弾投下終了しました。
これからもがんばって投下しますのでどうかよろしくお願いします。
恋姫夢想さん、ミジンコドリームズさん、ナスカ級さん感想ありがとうございます。
意見・感想お待ちしています。
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