投稿が本当安定しない…
たまにこういったことがありますがその時は本当にすいません。
そのあとキンジとなんとか合流した。
アリアは作戦のためだということでグーパン何回かで納得してくれた。
キンジ達は武偵校の制服俺はワイシャツにスーツのズボンに着替えた。
そのあと小夜鳴先生とのあいさつもそこそこに済ませ俺たちは駅へと向かった。
「ところで例のあれはとれたのか?」
「ああ、しっかりととれた」
そう言って軽く胸を叩くキンジ。
よかった。それでもしとれていなかったら見る目もなかったぞ…
潜入作戦も終わり俺たちの集合場所はランドマークタワーの屋上となった。
まあ、盗んだものを渡すから誰かの目につくところはまずいからな。
俺はウィッグだけを外しておく。
服装は仕方ないがせめてウィッグだけでも外しておいておかなければ俺のプライドがズタボロになってしまう。ウィッグを外しただけでも女装ではないと思わないとな…
エレベーターで昇って行く。
一応緊急時の対策は考えておいた。俺はそれを…いや、使うことはないと願っておいた方がいいか。
屋上へ着く。
扉が開くと夜の屋上から冷たい風が吹き込んでくる。
エレベーターから出るとフェンスで囲まれたヘリポートが頭上すぐに見えた。
ああ、こりゃ落ちたら死ぬな。
取りあえずヘリポートの淵を歩き進む。
角を曲がるとそこに淡い金髪が揺れていた。
「きーくぅーん!しーろくーん!こっちこっちー!」
理子さんが金髪をはためかせてこちらに走り寄ってきてキンジに抱きついた。
「やっぱりキー君たちのチームは最高だよ!理子にできないことを平然とやってのける!そこに痺れる!憧れるぅ!」
理子さんは大きな二重の瞳をキラキラさせてキンジを見上げている。
あれ?あんなにでかいリボンしてたっけ?
「キンジさっさとあげちゃって。そいつが上機嫌だとなんだかむかつく。」
「おーおーアリアンや。チームメイトを取られてジェラシーですかな?わかります。」
理子さんはアリアを挑発するかのように流し見ている。
ああ…けど今アリアに騒がれたら抑えるのは俺なんだよなあ…
暴れ出したアリアを抑えるとキンジが理子さんをひきはがすとキンジが懐から依頼品であるロザリオを取り出し理子さんへと渡す。
「ほら、これだろ」
「乙!乙!らんらんるー!」
理子さんは跳んだりわしゃわしゃしたりと大忙しのようだ。
素早くロザリオをキンジからもらうとチェーンを首に回してそれを付ける。
おい、理子さんスカートの中見えてますよ!キンジが目をそらしているし!
…理子さんは今でも上機嫌にしている。
今がチャンスなのかも知れない。例のあれを聞く
俺が口を開こうと…
「理子。喜ぶのはそれくらいにして約束はちゃんと守るのよ」
…タイミングを見失った。
アリアが急いでいるように話しかけたことで伝えるタイミングを失った。
「アリアはほーんとわかってない!…ねぇ、キー君」
抱きついたと思ったら離れてキンジに話しかける理子さん
手を後ろに回してもう一度キンジに近づくと大きなリボンがついた頭をキンジに近付ける
「お礼はちゃんとあげる。はい、キー君このリボンとってください」
ん?何だ?
キンジがリボンを解く…何とそのまま理子さんはキンジにキスをした!
「ふわぁ…!人がキスするところ初めて見たかも!」
ユキは的外れに適当なこと言っている。
意外にピュアなユキのことは無視して状況を把握することにする。
理子さんにキスされたことでヒステリアモードになったキンジ。
アリアは顔を真っ赤にしてあわあわとしている。
ああ、納得。
「うふっ!」
唇を離した理子さんがさらにペロッとキンジの鼻をなめる
「り……りりりりり理子おッ!?な、なな、ななな何やってんのよいきなり!」
「ごめんねぇーキーくぅーん、しろ君。理子、悪い子なのぉ。この十字架さえ戻ってくれば理子的にはもう欲しいカードは揃っちゃったんだぁ」
にい、とあのハイジャックの時俺と戦った時の目で笑った。
「もう一度言おう悪い子だ、理子約束は全部ウソだった、って事だね。だけど……俺は理子を許すよ女性のウソは罪にならないものだからね」
相変わらずお前、ヒステリアモードの時は背筋かかゆくなるセリフを平然と言うよな……
まあ、話は大体わかった。
「とはいえ俺のご主人様は理子を許してはくれないだろうけどね」
俺はアリアに一言
「アリア」
その一言でアリアは正気を取り戻したのかハッとして犬歯をむき出しにしてにらむ
「ま、まあこうなる予感はしていたけどね!念のため防弾制服を着ておいてよかったわ!キンジ!白野!ユキ!やるわよ!」
「くふふっ。そう。それでいいんだよアリア。理子のシナリオにムダはないの。アリア達を使って十字架を取り戻して4人を倒す。キーくんも頑張ってね?せっかく理子が、初めてのキスを使ってまでお膳立てしてあげたんだから」
「先に抜いてあげる、オルメスここはシマの外、その方がやりやすいでしょ?」
理子さんはスカートからワルサーを2丁取り出した。
「へえ、気が利くじゃない。これで正当防衛になるわ」
アリアもガバメント2丁を抜く
「なあ、理子さん」
その間に割り込むように俺は立った。
「何?しろ君?最後だから聞いてあげるよ」
変なタイミングだが聞くタイミングはこの瞬間しかないと思ったので俺はこのタイミングで聞くことにした。
「ジャンヌさんから聞いたんだお前がアリアを狙うのはブラドに成長を証明させるためだろ?」
「ジャンヌから聞いたんだ?それで?」
「なら、一つ提案がある」
俺はにやりと笑いアリアとキンジ、理子を見回しながら
「みんなでブラドを逮捕しようぜ」
理子が目を見開いた。
だが、すぐに目を落とすと
「それは無理だよ」
「何故だ?」
俺の少し意地悪な質問に理子さんは声のトーンをさらに落として喋る
「ブラドには絶対に勝てない」
「それはありえない」
俺はすぐさま否定する。
まあ、これはジャンヌさんとほとんど同じ切り返しだがまあ言うことは同じだしな
理子さんは驚いたように見上げて俺を見ている。
俺は続けて
「ブラドってのはイ・ウーのナンバー2なんだろ?それならナンバー1の奴に勝てなかったってことだ。なら俺たちでも勝つ可能性はあるってことだ」
「無理だって!ブラドには私の曾お爺さまでも勝てなかった!それでも無理なら逃げるしかない!」
ああ、これは完全に諦めている。
強さにねじ伏せられた弱者は強者に勝つことはできないと考えている。
しかし、それは違う。
弱さを認めることは大切だ。しかし、そこで止まり、逃げることは現状の回避にはならない。せいぜい先延ばし。結局はただのジリ貧になる。
今の理子さんはただ怯えて現実を見ていないだけ。
弱者は一人だけならちっぽけな力かも知れない。
それでもその弱者が束になってかかれば…それでも敵わないなら策をめぐらせれば強者を覆すことができるのだ。
少なくとも、過去の俺はそうやって強者に勝ってきた。
理子さんは顔を俯かせて脱力している。
これは…一発入れたほうがいいかも知れない。
これから俺は厳しい言葉を投げかけるがそれは全て真実。
ここは理子さんの強さに賭けるか。
俺は大きく息を吸い
「逃げてんじゃねえぞ!理子!!!」
俺の大音声が夜の空に響き渡る。
キンジ達は驚いたように俺を見る。
続いて理子さんも驚いたように俺を見つめるが諦めの顔は抜けていない。
「お前が諦めているから逃げることしかできない!逃げるだけじゃ何も変えられない。時には立ち向かわないといけない時がある!立ち向かうこともできない理子は本当の弱者だ!」
「そ…」
有無を言わせない。
俺は続ける
「諦めているから勝つこともできない!欲することもできない!一人では無理だと思うから無理なんだ!」
「う…」
理子さんは涙目になっていく。
確かに厳しい言葉かも知れない。
でも、理子さんを変えるなら今しかない。
「でも理子は一人じゃない!」
その言葉に理子さんはさらに驚いたように目を見開かせている。
その目はかすかに涙目になっている。
「確かに弱者は一人だけなら強者には勝てない!でも協力すれば強者を上回る力になるかもしれない!」
「そ、それは…」
今理子さんの心はせめぎ合っている。
多分やってみないとわからないことと無理だという感情がせめぎ合っているんだ。
俺は、厳しい声質を一転穏やかな声で
「理子さん。生まれ変わるなら今だ」
「あ…」
俺の声で何かを悟った表情をする理子さん
後一言か?
俺は慎重に言葉を選び投げかける
「理子。俺たちを頼ってくれ」
「!」
さらに俺は息を吸い
「信じろ!」
しばしの静寂。
聞こえる音は夜の屋上の風のなる音だけだ。
キンジ達はその場の状況を把握しようとしている。
理子さんは顔を俯かせている。金髪の前髪が目を覆いうまく表情が見えない。
俺は彼女を見る。大丈夫きっと立ち直ってくれるはずだ。
彼女が顔を上げた時は裏理子よろしく悪役な表情をしていた
「は!わかってんだよ!そんなことは!私だってこんな生活は飽き飽きしてんだ!」
…ははっ!
よかった。信じてよかったよ。
「お前らが協力するんだ!だったらそれに見合うくらいの実力を見せろ!」
またワルサーを持ち上げ挑発してくる理子さん
その行動に状況が動いたのを察したのかアリアたちも構える
「ま、まあ!あたしもアンタが協力するってんなら協力してやってもいいけど!」
あ、アリアも正直じゃないな…。
まあいい、理子さんもいい顔になった。
ここは絶対に勝って理子さんを自由にしてみせる。
俺は勢い込んで構えるが…
バチィ!
小さなだが確実に異様な電撃音がする。
裏理子特有の挑戦的な顔が苦痛に歪められる。
その電撃を発生させた原因
「……な……んで…おまえ…が…」
その呟きと共にその場に崩れ落ちる。
「!」
俺はその時知ってしまった。
この物語の黒幕の正体を
「な、何で小夜鳴先生が!」
その正体は現武偵校臨時講師であり『紅明館』管理人である小夜鳴であった。
48弾終わりました
ローレライの歌声さん、とある小説の製作者さん、シオウさん感想ありがとうございます。
意見・感想お待ちしています。