次こそは!絶対に!活躍しますから!
あと、タグにはハーレムとありますが、アリアはそこには参加しません。アリアはキンジと一緒であって輝けると思っていますから(決してフラグを立て忘れたわけではありません)
まったく、雨が降ってきたのか、何か不幸なことでもありそうだな。まあ、ハイジャックってだけで幸福というわけではないんだが。
キンジはヒステリアモードになる気はないようだ。それがお前の選択か。俺は何も言わず準備を進めた
俺とキンジはC装備に着替えてアリアからの連絡を受けた俺とキンジは集合場所である女子寮の屋上に出る。
そこには、アリアのほかに意外な人物がいた。
「レキ、お前もアリアに呼ばれたのか?」
「…」
レキさん。さすがに反応はしてあげましょうよ。
キンジもさすがに微妙な顔をしているな。
そんな二人を見ているとアリアが連絡を終えてこちらに向かってくる。
「時間切れね。もう一人ぐらいSランクがほしかったとこだけど他の事件で出払っているみたい」
アリアの中では全員Sランクなんだな。
キンジが微妙な顔をしているぞ。
そして、俺たちはヘリに乗り目的地へと進む間作戦会議を始めた。
「今回はわたしとキンジが突入。レキと白野はバックアップをお願い」
「いや、俺も一緒に突入させてもらう」
「いや、ダメよ!情報科の白野じゃ逆に邪魔になるだけよ!」
うぐっ…。さすがにそこまで言われるときついですアリアさん…
「いや俺も突入するのはバスにいる被害者たちの治療機器を持ち込むためだ。」
そう言って俺はアリアに治療器具の入ったバッグを見せる。
俺だって情報科のAランクの武偵だ。今回のバスジャックについてもちゃんと調べている。
バスには、多くの乗客がいる。たぶん彼ら全員を人質にするのだとしたら爆弾でも仕掛けられているだろう。さらに情報では、この雨が降る天気なのに天井のあいた無人のスポーツカーがいたという情報がある。それも、マシンガン付きの装備で。しかも、ついさっきバスに攻撃を仕掛けたということである。それならば少なからず、けが人も多いだろう。救護科の生徒もいるだろうがそこまでのいい装備を持っているとは限らない。そのことをアリアに説明した。
「頼むアリア俺も突入させてくれ。決してお前たちの邪魔はしない」
「…わかった。」
アリアからの了承は得られた。ならば突入に向けて精神を集中させるだけだ。
しかし、その集中は意外なものに途絶えさせられた。
「いいえ。ダメです。白野さんは行ってはいけない」
なんと発言をしたのはレキさんだった。意外だったのか、アリアたちは固まっている。
「どうしてなんだレキさん。」
「風は言っています。白野さんを行かせてはいけない。行かせるときっと怪我をする。」
驚いた。レキから行くなと言われるとは。
しかし、さすがにその命令は聞けない。
「それは聞けない命令だよレキさん。俺がもしもここに残ることにしたらバス内にいるけが人が悪化するし、最悪死亡するかもしれない。たとえ事件が解決したとしても俺はこのことを悔やみ続けるだろう」
これはただの自分自身に対しての欺瞞にすぎない。あの月の世界で自分が助かるためにたくさんの人たちを犠牲にしてきた。そんな自分が乗客を助けるのは罪から逃げるためだと思われても仕方ない。しかし、俺はその罪から逃げるつもりはない。逆に正面からぶつかっていかなければならない問題と思ってる。そしてその乗客を助けることがその問題を解決していくための一歩なのだ。だから、俺は行かなければならない。
「大丈夫。確かに危険ですが俺にはキンジとアリアという素晴らしい仲間がいます。それに、たとえ怪我をするとしても絶対に死にはしません」
そう俺にはこの世界でやることがある。その目的をはたすためまだ死ぬことはできない。
そこまで言うとレキさんは考えるように無表情な口をかみしめた。
そして、考え付いたようにすると
「わかりました。今回は納得すると風は言っています。」
「あはは、ありがとうレキさん」
風って本当に何だろうなと思いながら目的地までまた精神を集中させるために瞳を閉じるのだった。
「見えました」
レキさんの声が俺の耳に響いてくる。
目をあけると台場の町が見える。
しかし、バスが見えない。
「どこだレキ!」
キンジが叫んだ。俺は懸命に目を凝らすとバス少し見えた。レキさん本当に目がいいんだな俺でも少ししか見えない。魔力を使えば見えるのだがな。
近づいていくと、バスに並行してスポーツカーが走っているのが見える。くそ、このままじゃバスに近づいた瞬間蜂の巣にされてしまう。
「レキ。あのスポーツカーどうにかできない?」
そうアリアが言うとレキはドラグノフ狙撃銃を出し、ヘリの地面にセットする。
そして、
「私は一発の銃弾。銃弾は心を持たない。ゆえに、何も考えない」
それはまるで、機械のように紡がれた声で発した声の後、狙撃銃を発砲、見事タイヤに当たり転倒炎上した。
「ありがとうレキさん。」
そう言って俺たちはバスへの降下の準備に入る。
そしてアリア、キンジに続いて俺がバッグを担いで飛び降りようとすると。
「気を付けてください白野さん。」
後ろからそう言われる。その声に振り向かずわかったと答えヘリから飛び降りた。
「爆弾を見つけたわ。キンジ、白野バスの下に張り付いていたわ」
バスへの降下に成功した後、アリアは爆弾の捜索、キンジは怪我をした運転手の介抱をして武藤がバスの運転をしている。武藤の奴今回減点をされると免停らしいな、まあドンマイだ。
俺は、バスに乗り合わせていた救護科の生徒に医療器具を渡し補助に回っていた。そしてあらかた手当を終えるとき、アリアの声が聞こえた。どうやらバスの下にあったらしい。
よかったひどい損壊もバスだけで大丈夫だと思い周りを見渡す。
すると、あれ?キンジの姿が見当たらない。どこへ行ったんだと思うと、そこにもう一人の同級生不知火亮がいたので質問した。
「不知火、キンジを知らないか」
「キンジくんならたぶん犯人がつけたと思われる発信機を見つけたらしくて屋上に行ったよ」
まじかよキンジ。まだバスの外が安全とは言い切れない。そううろうろとバスの外に出るのは自殺行為だ。そう思ってキンジを呼び戻そうとするが、
「もう一台のルノーだ!」
誰かがそう叫んだ。
交差点を進む時左車線からもう一台のスポーツカーがこちらを向き走ってきた。
そして、こちらに照準を合わせてくる。まずい!このバスは金属部分はあの機関銃でも貫通はできないが防弾ガラスはいともたやすく打ち壊してくる。それは、右車線側の窓を見るだけでも明らかだ。
そして、左車線の真ん中には乗車する乗り口がある。そこは防弾ガラスなので銃弾が貫通してくる。そして、一番危険なのはその乗車口から見える生徒だ。
どうも結構仲の良い3人組の女子生徒たちのようだ。彼女たちを守るために瞬時に前に出ると機関銃は発砲してくる。さすがにC装備でも防弾ガラスを貫通してくる弾には防ぐことはできないかもしれない。仕方ない、みんなは恐怖でルノーのほうを見るか頭を下げている生徒たちだけだ。見られる危険性は少ない。
俺は瞬時に電子手帳から礼装である守りの護符を出し、「gein_con(16)」と声に出しコードキャストと使う。魔力は下がっていてもたぶん耐えられるだろうと予想し防御力を上昇、そして銃弾の雨を受ける。
十数発を受けて狙いはバスの天井へ向かう。キンジ達を狙ったのだろうか。そしてルノーはたぶんレキさんの銃弾を受けたのだろう。ルノーは横転し爆発炎上した。
俺はというとコードキャストにより防御力を上昇したおかげか貫通した弾はなかった。しかし、体の節々から鈍痛があるが、事件はまだ続いている。ここで倒れるわけにはいかないと意識を保って後ろを振り返る。
「君たち怪我はない?」
「えっ…。あっはい!私たちは大丈夫です先輩が守ってくれたから。」
よかった。本当に大丈夫なようだ。俺は安堵するがバスは進む。そういえばキンジ達は大丈夫だろうか。何事もなければいいのだが。
そう思っているとバスは橋を通過する。まずいぞこのままだと市街地に突入する。その中で爆発をさせてしまえば、莫大な被害は免れない。早く、爆弾を解除するんだと思いキンジ達をまつ。
すると何か銃弾がバスに当たったかと思う音がすると、バスのしたから黒いものが海に落ちて行った。何かと思うとそれが爆発。あれが爆弾だったのか。たぶん狙撃で外したのだろう。ならばできるのはレキさんだ。すごいな動いているバスの爆弾を狙撃するとは。
と思っているとバスは減速今回の事件は無事解決と決着をつけようとすると、レキからの通信が入る。
「アリアさんが負傷。速く病院に」
なっ!やはりさっきので銃弾を受けてしまったようだ。ならば速く病院に連れて行かないと
「白野さん。あなたも銃弾を受けて負傷しています。あなたも病院に」
「いや、そんな暇はないアリアを速く病院に…」
そこで視界がゆがむ、どうやらさっきの銃弾の極度の緊張による精神疲弊とさっきの銃弾によるダメージのようだ。
まだ、これくらいでと思っていても、耐久力を上げていないのが悪かったのだろう。意思に反し体は沈んでいく。
そして岸波白野の意識は途絶えた。
今回もご覧いただきありがとうございます。
トールVさん、シオウさん、seikouさん感想ありがとうございます。
一話はさんでついに白野君の戦闘方法は明らかに!
感想、意見お待ちしております。