『ふぅあー』『・・・』『眠い』『もう朝か』
目を覚まして時間を確認した。
『うーん』『大嘘憑き<オールフィクション>』『眠気をなかったことに』
ソファーから立ち上がって、スキルを使って完璧に目を覚ました。
『・・・』『まだ7時か』
と、呟くなりテーブルに乱暴に置いてある煙草とジッポライターを手に取って、煙草を口に咥えて火をつけた。
『・・・』『ふー』
肺を満たした煙を吐き出しながら昨日のことを思い出した。
『昨日の子って多分転生者だよなー』『・・・』『どうでもいいや』
しかし、すぐに思考を螺子伏せて学校の準備をして外に出た。
『・・・・・・』『あれ?』『学校ってどこにあるんだろう?』
外を出た矢先に学校の場所がわからなくて、ある意味今日最初の敗北をした。
『はぁー』『何とか学校につけた』
結局同じ制服を着た子供の後ろに憑いていき学校に着いた。
前を歩いていた子供が学校に着くまで悪寒がしていたのは余談である。
トントン、ノックをして職員室の中に入っていった。
『すいません』
「はい、うっ、どうしました?」
先生は球磨川の気持ち悪さに少し目を背けて聞いてきた。
『転校してきた球磨川禊です』
「ああ、転校生の球磨川君ね、少し待ってて担当の先生呼んでくるから」
『はい』
球磨川は気持ち悪い笑顔で答えると、先生はこれ以上近くに居たくないと思い、駆け足で球磨川の担当の先生を呼びに行った。
「君が球磨川禊君か、俺は久々原匡(くぐはらまさ)だ、よろしく。丁度時間だから3年B組に案内するからついて来て」
『はい』『球磨川禊です』『よろしくお願いします』
少しして、先生らしき人が来て自己紹介をしながら、少し気持ちが悪いものを見るような目をしたあとに球磨川を観察するような目をしていたのを少し不思議に思いながら球磨川は返事を返した。
「俺が呼んだら教室に入ってきて」
『わかりました』
そう言って先生が先に教室に入っていった。
「静かに、HRを始める前に転校生を紹介する。」
「先生~女子ですか?男子ですか?」
「人間であることは確かだ?」
「なんで疑問形なんですか?」
「見ればわかる、じゃあ入ってきて」
生徒は先生の答えに首をかしげながらも転校生にわくわくしていた
『はい』
先生に呼ばれて球磨川は教室に入ってきた。
『どうも』『週刊少年ジャンプから転校してきました球磨川禊です』『名門立聖祥大付属小学校の皆さん』
『よろしく仲良くなってくださいっ!』
球磨川が自己紹介を終えたら、生徒が一斉に笑い出した。
しかし、次の瞬間生徒全員に深々と螺子が刺さっていた。
『笑うな』『人の冗談を笑うなんて』『人として最低だぞお前たち!』
次の瞬間生徒に刺さっていた螺子が無くなっていた。
生徒全員が球磨川に恐怖した瞬間だった。
授業中球磨川は一番後ろの窓側の席で教科書ではなくジャンプを読んでいた。
「あー、球磨川授業中なんだが・・・教科書はどうした?」
『まだ教科書貰ってなくて』
「そんな訳ないだろ、ちゃんと家に送ってあるはずだ」
『はい』『実は教科書全部燃やしちゃっいまして』
「な」
『焚書坑儒ってやつですね』
「いや、焚書坑儒って全然意味が違うんだが」
『しかしですね先生』『僕は常々思うんですよ』『僕達たちのような世代に必要なのは教科書なのかと』『否』『断じて否』『僕達の世代には教科書なんかよりジャンプこそ相応しいと』『ぬるい友情・無駄な努力・むなしい勝利』『この三大原則こそ僕達少年を成長させてくれるんです』
「いや、それ何か違くないか?」
こうして、球磨川がジャンプの必要性を力説して授業が終わった。
休み時間、球磨川は適当にぶらぶらしていると少女が目の前でころんだ、流石にガン無視もできないので、手を差し伸べて声をかけた。
『大丈夫かい?』
「はい、大丈夫です。手を貸していただきありがとうございました。えっと・・・」
『ああ』『僕は3年C組の球磨川禊よろしく』
「私は2年亜A組の悪衣七実(あくいななみ)です。よろしくおねがいします」
自己紹介が終わると七実は球磨川の顔をまじまじと見てきたので不思議に思い。
『僕の顔に何かついてるかい?』
「いえ、何もついてないですよ。すいません用事があるので失礼します」
『うん』『じゃーねー』
と言ってお互いにわかれた。
3時間目をサボって球磨川は屋上で煙草を吸っていた。
『ふー』『この学校の勉強のレベルおかしくない?』『何やってるのかさっぱりだ』
「お前、転生者だな?」
声がした方を振り返ると、そこには金髪ロングの少年が立っていた。
『・・・』『おいおい』『今は授業やってる時間だろ?』『サボりは良くないぜ?』
「いや、お前もサボってるだろ、じゃなくて質問に答えろ」
『やれやれ』『知ってて来たんだろうに』『今更確認する必要があるのかい?』
「俺は錐呑斬(きりのざん)神に魔力を」
喋ってる途中で錐呑は壁に貼り付けられていた。
「なっ、なに?」
『能力を語っていれば攻撃されないと思った?』『デバイスを展開してなければバトルにならないと思った?』『甘ぇよ』
ダメ押しのように錐呑の体の真ん中に螺子が刺さっていた。
『・・・だが』『その甘さ嫌いじゃないぜ』
いつの間にか体に刺さっていた螺子が消えていた。
「くっ、くそ、お前はかなり弱いと聞いていたのに」
『何を言ってるんだい?』『この世で僕ほど弱い人間は存在しなさ』『なんていったって僕は世界最弱だからね』『しかし』『聞いていたとは、まるで誰かに聞いたみたいな言い方だね?』
「・・・休み時間に女子が訪ねてきて教えられた」
『つまり』『きみはその情報に踊らされたんだね?』
「そっ、そうなんだよ、だから頼む見逃してくれ、もうお前には関わらないからさ」
『そんなの情報に踊らされた奴が悪い』『だから』『僕は悪くない』
錐呑は絶望に打ちのめされたような顔をした。
『はぁー』『そんな顔をされたら罪悪感でいっぱいになるじゃないか』『しょうがないな』『見逃してあげるから5秒以内に消えな』『申し訳ないけど僕は気まぐれ過ぎてさ』『5秒以内に気が変わらない自信がないんだ』
「本当か?ありがたい、それじゃー」
『ごめん気が変わった』
「!?」
逃げようとした錐呑の背中に螺子が刺さっていた。
「なっ!?まだ一秒も・・・たって・・・ないのに・・・」
『だからさ』『5秒以内なら気が変わらない』『という気が変わったんだよ』
「この・・・おお・・・うそ・・・つき・・・野郎がぁー」
と叫んで錐呑は絶命した。
『そう』『大嘘憑き<オールフィクション>』『名前だけでも憶えて帰ってね』『てっ、もう絶命していたいか』『大嘘憑き<オールフィクション>』『死体をなかったことに』『・・・』『さて行こうかな』
死体をなかったことにして、球磨川は屋上をあとにした。
「・・・どうやらあの人は負けたようですね」
『そうみたいだね』
「いつからそこにいらしゃったんですか?」
『今さっきかな?』『ところでさっき屋上で襲われたんだけど』『・・・』『きみが仕向けたんだろ?』
「仕向けた事には謝ります、しかし私は貴方の力を信頼して仕向けたんです。それだけは信じてください」
『嬉しいな』『後輩に信頼されるているなんて』
次の瞬間、七実は地面に螺子伏せられていた。
『そして』『これからもされる事はない』
「!?」
『僕は女性には優しいから今回は見逃してあげるよ』『大嘘憑き<オールフィクション>』『ぼくに関する記憶をなかったことに』『さて帰るかな』
次の日の朝、学校でHRが始まる前に。
「えー、3年C組の錐呑斬君が昨日から家に帰ってきていないそうだ、見掛けたらすぐに学校に連絡してくれ。以上だ」
周りが騒がしくなってる中、球磨川は誰にも聞こえない声でボソッと呟いた。
『僕は悪くない』
こんばんわ
ものすごく眠いです。
全然原作キャラと絡んでないですね(苦笑)あと1,2話で原作開始予定です。
正直、裸エプロン先輩のこの先どうするか全然決まってないです。
とりあえず頑張ります。
感想やアドバイスを頂けるとうれしいです。
今回はこの辺で失礼いたします。