負完全(マイナス)がリリカル?でマジカル?   作:七夜鬼一

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第四話

「そういえば、今日の夜原作開始ですね」

 

七実と球磨川はいつものように一時間目の授業をサボって屋上にいた。

 

『へ~』『今日なんだ?』

 

球磨川は煙草を吸いながら器用にジャンプを読み興味なさそうに聞いた。

 

「・・・行くんですか?」

 

七実は愛読している小説を読みながら興味なさそうに聞いた。

 

『ふー』『・・・』『う~ん』『どうしょうか?』『行くなら隠(いん)ちゃんに連絡しないとね』

 

球磨川は肺を満たした煙を吐き出して、言った。

 

「確かに、影宮(かげみや)さんの能力を使えば多分ばれる恐れもないでしょうしね」

 

『まぁ』『後で隠ちゃんに連絡しておくよ』『少し眠たいから僕は少し寝るね』『休み時間になったら起こしてくれない?』

 

「別にいいですよ」

 

『うん』『ありがとう』『お休み』

 

「はい、お休みなさい」

 

球磨川は自分の腕を枕代わりにして横になり、すぐに意識を手放した。

 

「・・・おき・・・起きてく・・・起きてください」

 

球磨川は誰かに声をかけられて目を覚ました。

 

『う~ん』『あれ?』『七実ちゃんじゃない?』

 

球磨川が起こしてきた人の方を見ると七実ではなく二人の女の子が立っていた。

 

「あ!やっと起きた。こんなところで寝ていると風邪ひきますよ?」

 

『あー』『うん』『起こしてくれてありがとう』『・・・』

 

球磨川がお礼を言ったあと無言になったので少女たちは気になって声をかけようとしたら、球磨川が小声で呟いた。

 

『ちぇ』『この距離なら風が吹いたらパンツ見えるかと思って期待したのに』『また勝てなかった』

 

「なっ!?」

 

二人はスカートを押さえて顔を赤らめたあと金髪の女の子が球磨川を蹴り飛ばした。

 

「勝てなかったじゃないわよ、この変態!!」

 

『イタタ』『ところで今何時だい?』『ピンクちゃん』

 

「今は・・・て、なんで知ってるのよ?殺すわよこの変態」

 

『おいおい』『勘違いしないでくれよ』『きみが蹴ったときに偶然見えただけだぜ?』『不可抗力だ』『だから僕は悪くない』

 

金髪の子は球磨川の気持ち悪さに顔を少し歪めて、これ以上怒るのをやめた。

 

『ところで今何時だい?』

 

球磨川は紫の髪の子に聞いた。

 

「えっと、今はお昼休みですけど」

 

紫の髪の子の答えに球磨川は驚いた。

 

『え?』『お昼休み?』『確か七実ちゃんに休み時間に起こしてって言っといたはずなんだけど』

 

球磨川の近くにココアの缶と紙が置いてあったので気になって読んでみた。

 

[球磨川さんへ

今日愛読してる諸説の新刊が発売される日なのを思い出したので先に帰ります。

起こす方法を言われなかったので心の中で球磨川さんを起こしたのですが、起きなかったので放置しておきます。

悪しからず。

 

PSお詫びとして球磨川さんの財布で買ったココアを置いておきます。]

 

『・・・』

 

球磨川は手紙を読んで唖然としていた。

 

「えっと、大丈夫ですか?」

 

『あ』『大丈夫だよ』『教えてくれてありがとう』『えっと』

 

「あ、そういえば、まだ名前言ってなかったですね。私は月村すずかです」

 

紫の髪の子が自己紹介をしたあと渋々金髪の子も自己紹介を始めた。

 

「・・・アリサ・バニングスよ」

 

『僕は球磨川禊よろしくね』『二人は今からお昼かい?』

 

「はい、あと二人来るので待っているんですけど、よかったら一緒にお昼どうですか?」

 

「ちょ、ちょとすずか?本気?」

 

球磨川とあまり一緒に居たくないアリサはすずかに反論した。

 

『本当かい?』『こんな可愛い女子と食事できるなんて嬉しいな』

 

その時、屋上のドアが開いてツインテールの女の子と黒髪の少年が入ってきた。

 

「お待たせ、悪いな遅くなって暁を撒くのに思いのほか手こずってな」

 

「本当にごめんね、すずかちゃんアリサちゃん」

 

「暁のせいならしょうがないわね」

 

「大変だったね、それより一人追加したいんだけど良いかな?」

 

「俺は別にかまわないぜ」

 

「私も全然構わないの」

 

そう言って二人は球磨川の方を見た瞬間、驚愕した。

 

『やぁ』『二人とも久しぶりだね』『僕は球磨川禊よろしくね』

 

黒髪の少年は三人を守るような感じで前に出た。

 

「ちょと、皇(こう)いきなりどうしたのよ?」

 

アリサが状況に追いつけず皇と呼ばれた少年に問いかけた。

 

「前に話した事あるだろ?なのはが公園で泣かされそうになってたって、その泣かそうとしていた張本人がこの球磨川禊だ」

 

「アンタがなのはを泣かそうとした奴ね」

 

アリサは球磨川を怒鳴った。

 

『おいおい』『勘違いしないでほしいな』『なのはちゃんが八つ当たりしてきたんだから』

『僕は悪くない』

 

「球磨川、てめぇー」

 

皇は球磨川を睨みつけた。

 

『やれやれ』『皇ちゃん先輩だぜ?』『敬語使えよ』

 

「それよりアンタなのはに何か言う事あるんじゃないの?」

 

と、アリサが球磨川に聞いた。

 

『んー?』『僕が』『なのはちゃんに』『言いたいこと』『ねぇ・・・』『別にないけど?』

 

球磨川の答えにアリサは球磨川を睨みつけた。

 

「おい、球磨川」

 

『ん?』『なんだい皇ちゃん?』

 

「お前が何もしないで今すぐここから去るのなら見逃してやる、だから今すぐ消えろ」

 

皇は静かに球磨川に言った。

 

『僕が』『はい』『そうですかって言うと思った?』『なんなら今ここで』『君達全員を螺子伏せてもいいんだぜ?』

 

そう言うと球磨川は両手に螺子を持って構えた。それを見て皇はポケットに入ってるデバイスを握り起動しようとした瞬間

 

『な~んてね』『嘘だよ』『嘘』『本気にした?』

 

そう言うと球磨川は螺子をしまった。

 

『僕は幼気な女の子を傷つける趣味は持ち合わせてないからね』『ここは』『幼気な彼女達に免じて退散することにするよ』

 

言い終わると球磨川はすずかの方を見た。

 

『そういう事だから』『ごめんね』『すずかちゃん』『食事の話はなかったことにしてくれる?』

 

「え?あ、はい」

 

『本当にごめんね』『お詫びとしてはアレだけど』『これあげるよ』

 

そう言って、球磨川はココアの缶をすずかに投げ渡した。

 

『んじゃ』『また明日とか』

 

球磨川はそう言うとドアの方へ歩いて行った。

 

『また勝てなかった』

 

そう言って球磨川はドアを閉めた。




こんばんわ

やっと更新できました。

これからはもう少し速く更新できるように頑張ります。

感想やアドバイスなど頂けると大変嬉しいです。

今日はこの辺で失礼します。
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