コマさんとジバニャンが大好きな俺のバトスピ対戦物語 作:江戸川ホームズ
バトルスピリッツーー通称バトスピ。これは6色のカードとコアを使って戦うカードゲームのことである。
このバトスピは、年齢問わず、人気を博したカードゲームであり、俺こと京極貴大(きょうごく たかひろ)もバトスピを始めてから4ヶ月間楽しんでいた。
ーーーあの日までは
俺がバトスピを始めたのは高3の春、剣刃編第4弾の暗黒双翼(カオストルネード)が発売する直前の頃だった。この頃の俺は土日も部活で、休日という名前も、部活をしている俺にとっては飾りも同然だった。
でも別に嫌だったわけじゃない。苦痛じゃなかったし、なにより楽しかった。
ーーーでも、俺がやっている部活演劇部も高校3年の夏になったら引退することになる。そのことに対して、寂しさをかんじていた。それに、高校3年になると、誰もが通ることになるあの過酷な道があるのは誰もが知っているだろう。
そう、
大 学 受 験 だ。
絶対に通らなければならない道である。ちなみに受験しないという選択肢をうちの親が許すわけがない。もし受験しない等とぬかしたら4分の3殺し(精神的に)に会うからだ。渋々受験勉強をしながらバトスピに励んでいた。…どちらかというと励んだのはバトスピだが。
それが悪かったのか、俺の成績があまりよろしくなかった。そのことが親にバレてこのような事をされた。
「大学に合格するまではカード没収するから(冷徹な声と目で)」
まるで死刑宣告でもされたかのような気持ちだった。この時ほど絶望したことはない。
(某心霊バラエティーでながれるあのナレーション)
お わ か り に な る だ ろ う か
カードバトラーがカードを没収された者の気持ちが…こんな理不尽な事が、ふざけたことが、大学に合格するまでカードに触れることも許されなかった。この受験勉強期間も話したいところだがやめさせていただく。
思い出すだけで………………うっ……頭が…………
ーーーそれから、一年の時がたった。
「………長かったなぁ。本っっっっっ当に長かった」
と、大学の校門の前で呟く。あのあと俺は無事に大学に合格し、デッキもカードも母親から返してもらった。あまりの嬉しさに泣いたくらいだ。そりゃあそうだろう。
「久しぶりだな……お前ら」
とカード達に話した。その時母親に痛い人を見るような目をしていたような気がしたが気のせいだろう。だって愛しのスピリット達に久々に出会えたんだ。仕方ない。
「た~~~~~~かっひろ!!!」
「ひゃびっ!!!」
いきなり誰かが肩を強く叩いてきた。ってかだれだよいきなり…変な声上げちゃったじゃないか。後ろを振り返ってみると
「なんだよ夕莉(ゆうり)か…脅かすなっつーの…」
「ふふっ相変わらずイイ反応するね~♪」
俺を驚かしてきたのは夕莉。彼女とは同じ部活の仲間であり、大学も同じ所になった。ちなみに彼女じゃない。彼女ではない。
「貴大さ、バトスピのデッキ戻ったんでしょ?」
「ああ…やっと戻ったんだよ俺の元に!長い道のりだった…」
しみじみとあの時の地獄を思い出す。ところで…
「夕莉ってバトスピやってたっけか?」
デッキのことを聞いてきたからなんとなく聞いてみる。デッキを没収されたのは夕莉には言ってないはず…多分。
「アルティメットバトル01くらいから始めてたよ〜」
「何!?」
つまり俺にバトスピ禁止令が言い渡された後にバトスピをはじめたということか!?
「何で俺には禁止させられて夕莉にはされてないんだ…」
「それは貴大が勉強そっちのけでカードやってたからでしょ〜自業自得」
「ぐっ…」
と、いい笑顔で毒を吐かれる。言い返せないのが悔しい。それにしてもバトスピやってるのか。だったら…
「夕莉」
「なーに?」
バトスピをやってると知ったからにはやることは一つだ。
「じゃあバトルしよう」
「ふぅ~ん。いいよ!言っとくけどワタシ強いよ?」
面白い…
「ああ。どれだけ強いのか、見せてもらう。」
「ふぅ~ん。いいよ!泣いても知らないからねwww」
誰が泣くか誰が!…それにしてもこれだけ挑発してくるならかなりの実力者ということだろう。対戦するのが楽しみになってくる。
「じゃあ今日の講義終わったら丸罰カードショップに来てくれる?学校から近いとこなんだけど」
「あそこか。なら前にいったことがあるからな。」
と、時間と場所を確認しておく。バトルの約束をした後、俺たちは講義を受けはじめた。
初めまして。江戸川ホームズです。今日から小説を執筆していくことにしました。
読み辛いことこの上ないですが、どうぞよろしくお願いします。
次回からバトルの方をはじめたいと思います。