遊戯王ARC-V 双色の眼を操りし者   作:ふりかけの巫女

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どうも、ふりかけの巫女です。

祝日ですのでだいぶ長めに書きました!
なので読みにくいかもしれませんが、どうぞ!!


開幕、アリスの人形劇!

「いってきまーす!」

「いってきます」

 

今日からアリスは学校に通うこととなった。うん、殺意を向けられるのもいつも通りだ。

 

学校につくと、結構騒がれていた。

 

「知ってる?今日、転校生が来るんだって」

「うん。それもすっごく可愛いんだって~」

 

こういう情報の出所ってどこなんだ?って、ヤベ。もうHRの時間だ!遅れる~!

キーンコーン、カンコーン 

よし、ギリギリセーフ。

 

「ちょっと、遊矢!アリスに起こしてもらってるんでしょ?なんでこんなにギリギリなのよ」

「アリスも登校初日だから忙しかったんだって」

 

あの後、アリスと柚子は喋るやいなや意気投合。友達となっていた。女のコミュ力すげぇ。

 

「えー、皆も知ってると思うが今日から転校生が来ることになった。入っていいぞ」

 

ガラッ。アリスが入ってきた途端にクラス内がざわつく。

 

「えっ、外国人?やっば、すげえ美人じゃん」

 

うん、その感想は的を得ていると思う。

 

「アリス・マーガトロイドです。趣味は裁縫。特技は人形劇です。よろしくお願いします」

 

そういって彼女は優雅にお辞儀をした。

 

「じゃあ、アリスさんには榊君の隣の席に座ってもらおう」

「はい」

 

そして、昼休み。アリスは女子達に囲まれ、人形を作っていた。

そして、俺は1対30位(目算)でデュエルしていた。

目撃証言によりアリスが俺の家に居候していることがばれてしまい、

「リア充を爆発させろ」の合言葉の元に団結した学校中の男共に呼び出され、クラスの男子全員を相手取ることになったのである。

だがエクストラデッキすら持たない野郎共が、いくら集まったとてこの俺を越える事はできぬぅ!というわけで無事、昼休み終了前に全て制圧(カードゲームの範囲内だけどな)した。

 

そして、無事に(5時間目に、30人斬りした疲労のせいか居眠りしてしまい、柚子とアリスに文字通り叩き起こされるというアクシデントはあったが)放課後を迎えた。

 

「アリス、学校はどうだった?」

 

そう聞くと、

 

「とっても、面白かったわ。皆優しいし授業はためになるし」と満面の笑みで答えてくれた。

柚子が

「それにしてもすごいのよ、アリスのノート。遊矢も一回見せてもらいなさいよ」

 

と言うので、アリスに頼んで見せてもらった。そこには可愛らしい字で完璧なノートが作成されていた。授業理解度も予習してたとはいえ、俺や柚子より上だった。前から思ってたがアリス、ハイスペックすぎだろ。尊敬するわ、ここまでいくと。

 

そんなことを考えていると、シュッ!と音を立てて俺の顔に向かってダーツが飛んできた!

が、アリスが咄嗟に放った上海が全てのダーツを撃ち落とした。嘘ぉ。今のは完全に不意打ちだっただろ。一体アリスの反射神経はどうなってんだ。幻想郷の少女達の恐ろしさを痛感した。

 

「あなた誰?随分手荒い挨拶ね」

 

笑顔を崩さぬまま、アリスがそう告げる。怖えぇ。

こいつもびびってしまったようなので助け舟を出してやる。えっと、名前なんだっけ?

 

「こいつの名前はサルスベリだよ、アリス。俺らの横のクラスの生徒だ」

「違う!俺の名前は沢渡 シンゴだ!」

 

そうそう、それだ。

 

「へぇ。で、ダーツって校則上OKなの?」

 

全く興味が無さそうにアリスが質問する。

が、沢渡はそれを無視して俺に話しかけてくる。アリスは完全に呆れている様だ。

 

「君とストロング石島の試合見たよ。すごかったね。なんていったっけ、あの使ってたカード」

「ペンデュラムカード」

「そうそう、それ。きっと特別な人間が選ばれて使えるようになるんだろうね」

 

うわっ、胡散臭っ。

 

「君のペンデュラム召喚を見せてもらう為に、父さんに頼んで、なんと!あのLDSのデュエルスペースを貸しきりにしてもらったぜ!」

「別にデュエルするならうちで十分だと思うけど。」

うん、間違ってないぞ柚子。けど・・・。

 

「わかった」

 

そう答えるとアリスが小声で

「いいの?こんな怪しいお誘いに乗っちゃって」

と囁いてきた。

 

「ちょっと、レオコーポレーションの社長に用事があるんだ。ちょっとあいつを利用させてもらう」

「意外と性悪ね。遊矢も」

 

小声で話す俺達を沢渡はいぶかしんでいたが、気にしない気にしない。

タツヤ、フトシ、アユの3人も加え、7人という大所帯でLDSに向かった。

 

◇ ◆ ◇

 

到着、LDS。

 

「ここはレオコーポレーション直営のデュエル塾なんだ。最高の設備、最高の講師、最高のカリキュラムをモットーにしているんだ」

 

へぇ、そう言うだけあってなかなか充実した構成だな。

気になったやつだけでも不動性ソリティア理論、連続ドロー実習、Dドロー確率論、デュエル統一理論と。

これだけあるのだ。今までの遊戯王アニメのネタを使いまくってるよ・・・。

 

そんな事を考えている内にデュエルスペースに到着した。

 

「やあ!」

 

沢渡の部下(?)のモブ3人衆に声を掛けられた。

 

「あの子達も君のファンなんだ」

 

嘘乙。まぁ、昼のデュエルに入ってこなかったし今回は見逃してやるか。

 

「ペンデュラムカードを見せてくれよ。少し見せるだけだからさ!なっ!」

「わかったよ。見せるだけだぞ。」

と言って俺はデッキからPカードを取り出して渡す。

 

「俺達もほしいいいい」

「ダメダメ!これは君達のものじゃない。だろ?」

「ちぇっ!」

「これはカードに選ばれし俺が貰ってやる!」

 

なんだ、この漫才集団。

 

「なんですって!」

と憤る柚子たちを捕まえた沢渡は俺に向けてこういった。

 

「そうだ、貰ってばかりじゃ悪いからやるよ。キミにピッタリのクズカードを」

 

そう言って沢渡がばら撒いたカードの中に1枚のカードを見つけた。『六武衆-ヤリザ』殿の姿を。

俺は自分がキレているのを悟った。

 

「おい、沢渡!この世にクズカードなんてものは1枚もない!今から俺が証明してやる!」

 

そう言って俺はディスクを構えた。

 

「準備はいいか。アリス」

「ええ。任せておいて。」

 

そういってアリスもディスクを取り出した。

 

「なんだ、2対1か。卑怯なことしやがるな」

 

うわっ、こいつうぜえ。

 

「誰がそんな無粋な真似するかよ。こっちは俺とアリスのコンビだぜ。考えてくれよ」

「どういうことだ!榊遊矢!」

 

ま、煽れる内に最大限煽っとくか。

 

「ここまでいってもわかんねぇのかよ。お前達みたいなデュエリストの風上にも置けない奴らなんぞ4人纏めてかかってこようとハンデにもなんねぇって言ってんだよ。沢渡」

「ええ、そうね」

 

アリスも同調する。

 

「なんだと!いいぜ、やってやらぁ!但し!俺らが勝ったら、お前らのデッキを全員分もらうぜ!」

 

デッキを賭けるのは負けフラグだぞ、沢渡君よ。

 

「なら、俺達が勝ったら柚子達とPカードを返してもらうぜ。」

 

これで対等の賭け!・・・の筈。

 

「遊矢はその小物をお願い。雑魚は私がやるわ。」

「沢渡さん!俺達からやらしてください!」

「いいぜ」

「おい女!俺達を侮辱したことを後悔させてやるぜ!」

という威嚇(笑)にアリスは苦笑した。

 

「ここまで典型的な下っ端は、幻想郷でもそうそう見られないわね」

「とりあえず、私が勝ったら人質を解放してもらうわ。Pカードについては遊矢とあなたのデュエルで決めなさい」

「ああ、いいぜ。」

 

どこまで信用できるかな。この発言。

 

「そうと決まれば!か弱き姫たちを閉じ込めそびえ立て!アクションフィールド、オン!ダークタウンの幽閉塔!」

 

ダーク・タウンと言うと運命を操るHEROが頭をよぎる。まぁあの時計塔が目立ってほぼ採用されないフィールド魔法なのだが。専用サポートもある摩天楼シリーズとどこで差がついたのか。

 

アリスと取り巻き達「戦いの殿堂に集いしデュエリスト達が!モンスターと共に地を蹴り、宙を舞い!フィールド内を駆け巡る!見よ これぞデュエルの最強進化系。アクショーン、デュエル!!」

 

アリスVS取り巻きA、B、C

 

A「俺のターン!俺は『ゴブリン突撃部隊』を召喚して、ターンエンド!」

B「俺のターン、ドロー!俺も『ゴブリン突撃部隊』を召喚して、ダイレクトアタック!』

ア「私は手札の『スペルカード・偵符 シーカードールズ』の効果発動。このカードを手札から墓地に送り、相手の攻撃を無効にする。そして、デッキから『スペル』カード1枚を手札に加える。私は『スペルカード・呪詛 上海人形』をサーチ!」

B「俺はこれで、ターンエンド!」

C「俺のターン、ドロー!俺も『ゴブリン突撃部隊』召喚!バトルだ!いけ!」

ア「全員同じ手札って・・・どうなってるのよ。私は2枚目の『シーカードール』の効果発動。もう1枚上海を手札に加えるわ」

C「俺はこれで、ターンエンド!」

ア「私のターン!ドロー!」

 

アリス LP 4000

    手札 5

    フィールド 無し

          無し

 

下っ端A、B、C LP 4000

          フィールド 『ゴブリン突撃部隊』×3 ATK 2300

                             DEF  0×2                        

                             

ア「さて。早く柚子達を降ろしてあげたいし。このターンで終わりにしましょうか」

A「なに言ってんだ?あんたのフィールドにモンスターは1体もいないんだぜ。自分の場を見てから物を言えよ!」

ア「いないなら、今から展開すればいい話よ」

ア「私は魔法カード『スペルカード・呪符 上海人形』を3枚発動!上海を3体呼び出し、カードを3枚ドローする!」手札 3→5

 

「シャンハーイ」「シャンハーイ」「シャンハーイ」 

 

ア「さらに私は、上海3体でオーバーレイ!ペリシテの名を持つ巨躯の人形よ、非相の掟をもちて我が進路を拓け!エクシーズ召喚!ランク4!『スペルカード・試験中 ゴリアテ人形』!」ATK 2500

 

アリスの場に3メートルにも迫ろうかという巨躯の人形が出現した。

 

ア「ゴリアテの効果発動!ORUを使い、このカードの攻撃力を500ポイントアップする! 私はすべてのORUを使うわ」ATK 2500→4000

「私は『スペルカード・注力 トリップワイヤー』を発動。墓地の『スペル』カードを可能な限り発動するわ。発動時の効果は無効化されるけどね」

 

1ターンでこれだけの打点を並べられるのは凄いな・・・

 

ア「まだ続くわ!魔法カード『スペルカード・戦操 ドールズウォー』を発動!相手モンスター全てを攻撃表示にして、選択した自分のモンスター1体とバトルさせる!私はゴリアテをあなた達のモンスター3体とバトルさせるわ!いきなさい!」

 

アリスの命令を受けた人形はその巨大な双剣を振り上げゴブリンたちを切り裂いた。

 

A、B、C「ぐあああ!」LP 4000→2300

ア「いきなさい、上海!あいつら全員にダイレクトアタック!」

 

「シャンハーイ!」×3

 

A、B、C「ぎゃああああ!」LP 2300→700

A、B、C「ふふふ。嬢ちゃん。俺達のライフは700残った。残念だったなぁ!」

 

巷では先にライフが1000切ったら勝つるとかいわれてるが、こいつらみたいなモブが鉄壁の恩恵に預かれるわけが無い。一回俺も鉄壁入ったので、ドヤ顔したことがあるが一瞬で粉砕された。

 

ア「速攻魔法、『スペルカード・戦符 リトルレギオン』を発動。自分のバトルフェイズ終了時、このターンに攻撃したモンスターの攻撃力を半分にすることで、もう1度バトルフェイズを行えるわ!上海たちでダイレクトアタック!」

 

このカードによって。もう1回バトルフェイズとか酷すぎる。

 

A、B、C「う、うわああああ!」LP 700→-100

 

勝者 アリス・マーガトロイド

 

「さあ、私が勝ったから柚子達を降ろして貰うわよ」

「ちっ、わかったよ!」

「ありがとう、アリス!」

「この位当然よ。友達なんだから、ね?」

「クソッ、こうなりゃ、デッキだけでも奪ってやるぜ!」

「上等だ!クズカードなんかねぇって証明してやるよ!」

 

遊&沢「デュエル!!」




遊「強すぎだろ、アリス・・・。エクシーズ召喚とかいつ覚えたんだよ。」
ア「昨日。」遊「まじか・・・。」

ア「それよりも今日私勝ったし、次回予告やらせてくれない?」
遊「いいぞ。」ア「こほん。それじゃ、張り切って、レッツ!次回予告!!」

ア「ついに始まる、遊矢VS沢渡!果たして遊矢はヤリザでとどめをさせるのかしら?」

次回、<一筋の希望!ヤリザ殿!>
                     アリス「お楽しみはこれからよ!」

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