遊戯王ARC-V 双色の眼を操りし者   作:ふりかけの巫女

23 / 30
更新、一ヶ月も遅れてすいませんでした!(血涙
あと、今回かなり短いです・・・。あと、ついでに零児回です。

とりあえず、先に進む為のフラグ建築の回ですがどうぞ!


赤き英雄

私―馬零児はモニター室から舞網市全体を監視していた。榊遊矢の報告で、この街にアカデミアの尖兵、オベリスク・フォースが侵入していることが判明した為だ。

 

「社長。2回戦最終試合、勝者はユートです」

「やはりか。スタンダードのデュエリストでは、他次元のデュエリストに歯が立たないのは明確・・・。ペンデュラムカードの実用化を急ぐ必要があるようだな」

 

その時、監視カメラを確認していたオペレーターの一人が報告してきた。

 

「社長!当センターコート、地下駐車場にて強大な融合召喚反応を捕捉!」

「カメラを回せ!早く!」

 

中島の指示で該当箇所の防犯カメラにアクセス。拡大された画面に映し出された光景。それは、志島北斗が柊柚子そっくりの少女に敗北する姿だった。

 

「柊柚子!?では、やはり遊勝塾は・・・」

「いや、あれは柊柚子では無い。柊柚子も融合召喚の使用記録こそあるが、ここまで強力な反応を出すことは出来ない。おそらく、彼女はセレナだ」

 

セレナとおぼしき少女は、敗北した志島北斗にデュエルディスクを向けた。そして、ディスクのボタンを押した。ディスクから放たれる紫色の光が無慈悲に彼を飲み込もうとする。おそらく、あれを浴びればただではすまないだろう。誰もがそう思った、その時だった・・・。

 

「『E・HERO ネオス』!」

 

その指示に応えるように出現した純白の戦士が、北斗の前に立ちはだかり光線を防御した。直後に姿を現したのは、私にとっては懐かしさを覚える青年。かつて、デュエルの楽しさを嬉しそうに語っていたヒーロー使い。

 

「遊城、十代・・・」

 

それが、再び私の目の前に立っていた。

 

 

「あっぶねぇ、なんとか間に合ったぜ。大丈夫だったか?」

「は、はい・・・」

 

「それなら良かったぜ。で、こんなところで赤馬零王の手下が何やってんだ?」

 

「丁度いい!」

「何のことだ?」

「エクシーズの残党を狩るつもりだったが、まさか『超融合』の所持者に出会えるとはな!そのカード、我々に渡してもらう!」

 

言うが早いか、少女に付き添っていた隻眼の男がディスクを起動させる。

 

「我が名はバレット!軍人としての誇りにかけ、必ず貴様を倒す!」

「ならば私も加わろう。私も貴様を倒し、戦場に出る!」

「さぁ、始めようぜ!」

 

『バトルロイヤルモード、セット』

「「デュエル!!」」

 

十代   LP 4000

 

セレナ  LP 4000

バレット LP 4000

 

 

バ「先んずれば人を制す。私のターン!『獣闘機融合装置(ビーストボーグ・フュージョナー)』を発動!その効果で『漆黒の豹戦士パンサーウォリアー』と『ダーク・センチネル』を融合!孤高の戦士よ、戦場駆ける兵器と交わり、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!『獣闘機パンサー・プレデター』ッ!」ATK 1600

「パンサー・プレデターの効果で、自身の攻撃力の半分をダメージとして与える!」

十「ぐっ!」LP 4000→3200

 

バ「私はカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

バレット LP 4000

     手札 0

     場 『獣闘機パンサー・プレデター』ATK 1600

 

       セット×2

 

 

十「俺のターン!ドロー!よし、永続魔法『守護神の宝札』を発動!手札を5枚捨てることで、カードを2枚ドローする!」

 

『守護神の宝札』。維持できればメリットが大きいカードだが、発動に要する手札コストが膨大過ぎる為に、使用するデュエリストは殆どいない。余程ドローに自信を持つ者にしか使えないカードだろう。

 

十「カードをセットしてターンエンドだ!」

 

十代 LP 3200

   手札 1

   場 無し

 

    『守護神の宝札』

    セット×1

 

 

セ「私のターン!魔法カード『融合』を発動!私が融合するのは『月光蒼猫』と『月光紫蝶』!蒼き闇を徘徊する猫よ、紫の毒持つ蝶よ、月の引力により渦巻きて新たなる力と生まれ変わらん! 融合召喚! 現れ出でよ、月明かりに舞い踊る美しき野獣『月光舞猫姫(ムーンライト・キャットダンサー)』!」ATK 2400

 

バレットに続き、セレナも融合召喚。どちらの反応もLDS塾生が使う融合のものとは一線を画している。やはり、他次元のデュエリストは脅威だな。

 

「さらに魔法カード『月光香』を発動し、『月光蒼猫』を墓地から特殊召喚!」ATK 1600

「『月光蒼猫』が特殊召喚に成功したことで、効果を発動!エンドフェイズまで『月光舞猫姫』の攻撃力を2倍にする!」

 

『月光舞猫姫』ATK 2400→4800

 

この攻撃を通せば彼は敗北する。しかし、ここでは終わらないという確証があった。彼の表情がそう語りかけてくるのだ。

 

セ「バトル!キャットダンサーでダイレクトアタック!」

 

十「罠発動!『リミット・リバース』!墓地から攻撃力1000以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!来い、ユベル!」

 

十代の場に現れたのは、ヒーローとは程遠い姿をした悪魔。かつてデュエルした時には見ることが無かったモンスターだ。

 

『フフッ、ボクの出番だね』

 

セ「攻撃力0など壁にもならん!攻撃続行だ、キャットダンサー!」

十「ユベルの効果発動!バトルによる破壊を無効にし、戦闘ダメージを跳ね返す!ナイトメア・ペイン!」

 

セ「な!?ぐわぁあああ!」LP 4000→0

 

バ「セレナ様!くっ、やはり一筋縄では行かぬか・・・。セレナ様のターンはこれで終了。つまり、貴様のターンだ。遊城十代・・・」

 

十「そっか。なら遠慮なく行かせて貰うぜ!俺のターン!『守護神の宝札』の効果で2枚ドロー!」

「魔法カード『O-オーバーソウル』を発動!蘇れ、『E・HERO ネオス』!」ATK 2500

 

十「更に俺は、ネオスとユベルをリリース!宇宙の力持つ戦士が、愛司る守護者と交わり、悪夢を統べる賢者となる!現れろ!『ネオス・ワイズマン』っ!」ATK 3000

 

『この姿になるのは久しぶりだね、ネオス』

『ああ。あの時とは方法が違うが、我々の役目に変わりは無い』

 

ユベルから溢れ出たオーラがネオスを包み込み、その姿を変えていく。それが終わったとき、ネオスは黒い鎧を纏った姿に変貌していた。!?、なんだ、この召喚反応は・・・。特殊な召喚ですら無いというのに、計器が既にオーバーヒートを起こしかかっている・・・。不味い!

 

「反応測定器を止めろ!今すぐに!」

「はい!」

 

 

十「頼むぜ、ネオス!ユベル!『ヒュグロの魔導書』を発動!ネオス・ワイズマンの攻撃力を1000ポイントアップする!」

 

『ネオス・ワイズマン』ATK 3000→4000

 

十「バトル!ネオス・ワイズマンでパンサー・プレデターを攻撃!アルティメット・ノヴァ!」

バ「ぐおおおお!」LP 4000→1600

 

十「更に!ネオス・ワイズマンは戦闘でモンスターを破壊したとき、その攻撃力分のダメージを与える!更に『ヒュグロの魔導書』の効果!相手モンスターを破壊したから、2枚目のヒュグロをサーチするぜ!」

バ「なん、だとぉおおお!」LP 1600→0

 

勝者 十代

 

 

「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」

「くっ・・・。撤退です、セレナ様!」

「覚えていろ遊城十代!次は必ず貴様を倒す!」

 

そう言って二人は転移装置を起動し、この次元から消え去った。

 

「中島、ここを頼む」

「社長、一体どちらへ?」

「彼ならば、我々に手を貸してくれるかも知れない。説得しに行く」

 

 

◇ ◆ ◇

 

「すみません。少しお時間を頂けないでしょうか」

「ああ、いいぜ。俺に何の用だ、零児?」

「・・・覚えていただけたとは、光栄です。遊城十代さん。貴方に折り入って頼みたいことが」

「なんだ?」

「もうすぐこの次元にアカデミアからの刺客が襲来してくる見通しです。しかし、今のスタンダードには彼らに対抗できるだけの戦力は無い。撃退に手を貸していただけないでしょうか?」

 

『どうするんだニャ、十代クン?』

「この街でデュエルしてりゃ、あいつも見つかるだろ。それに沢山デュエルできるんだぜ!こんな話、乗らない手は無いだろ!」

「有難う御座います。それでは概要を説明するので、ついてきて下さい」




零「今回は後書きを担当することになった赤馬零児だ」
十「よっしゃ!今回は俺もいるぜ!」
ふ「おれもいるぞ!」

十「とりあえず、いくぜ!今回の最強カードはコイツだ!」

『ネオス・ワイズマン』
効果モンスター
星10/光属性/魔法使い族/攻3000/守3000

このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在する「E・HERO ネオス」と「ユベル」を
1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが戦闘を行った場合、ダメージステップ終了時に相手モンスターの
攻撃力分のダメージを相手ライフに与え、
そのモンスターの守備力分だけ自分のライフポイントを回復する。
このカードはカードの効果では破壊されない。


零「能力は強力ですが、召喚が難しい。ユベルとネオス、組み合わせ方をしくじればデッキのバランスを崩してしまう・・・」
十「大丈夫だって!デッキは、信じたぶんだけ応えてくれるもんだぜ!」

ふ「流石伝説。言うことが違うな」
零「確かに・・・。彼の持つ圧倒的なドロー力の秘訣はこれか」

ふ「そうかもな。じゃあ、締めるぞ!じゃあ、また次回!」

十「ガッチャ!」
零「次回も、是非見て欲しい」

遊「お楽しみは!」
ア「これからよ!」


遊・ア「俺達、今回出てないよな?」
ふ「すまん、やっぱ締めるのはこれに限ると思ってさ」
遊・ア「なんだ、そりゃ」「どういうことなのかしら」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。