MASKED RIDER Shubaru ※極たまに更新   作: いがみ合う双子

2 / 4
こっちも連載させます。

が、こっちも不定期です


第1章 通りすがりの意思を継ぐもの
第1話


『それでは、ただいまから魔導師ランクB級の試験を始めますです。』

 

私たちの前に現れてるスクリーンから銀髪の小さな女の子が試験が始まることを伝える。

 

私は自分でカスタマイズしたデバイス『ライドキャリバー』の各システムを見ながら話を聞いていると突然頭を叩かれる。

 

「イッた、いきなり何すんだよ。」

 

私は叩いた張本人であるオレンジ色の髪で短いツインテールをした訓練校のときからの相棒である「ティアナ・ランスター」が怒った形相で握り拳を作っていた。

 

・・・・・ふむ

 

パシャ

 

バガン!

 

「っ!二度も打つことないだろ!」

 

「るっさい!!てか、何勝手に取ってんのよ!!」

 

顔を真っ赤にして「いつもいつも」とか「盗撮で訴えるわよ!」とかいろいろ罵声を飛ばしてくる。

 

その姿がちょっと可愛く見えたから私の首に下げている"マゼンタ色のカメラ"に手を取ろうとしたとき。

 

『あ、あの〜、そろそろいいですか?』

 

と、スクリーンから声が聞こえる。

 

そういえば、試験の最中だった。

 

「あ、す、すみません。・・・・こら、スバル。あんたも謝る!」

 

「・・・すみません」

 

『だ、大丈夫ですよ。えっと、今回の試験の説明をするですよ。』

 

説明はこうだ。

 

スタートラインからスタートしてそこで二手にドローンが数体現れるからそれを撃退。そして、途中で合流してゴールまで一直線。

 

と、そんな感じだ。

 

「・・・あんた、誰に向かって言ってんの?」

 

「画面の向こうの方。」

 

「はぁ?」

 

顔をこてんとするティアナ。

ふむ、写真を撮りたいがここは我慢しよう。

 

『え、え〜と、そろそろ始まりますので準備をお願いしますです。』

 

「わかりました。」

 

空中にモニターが現れ、数字が表示される。

 

「スバル、手筈通りにね。」

 

「あぁ。」

 

そして、モニターの数字がゼロになる。

 

「GO!!」

 

私は脚についているホイールを回し一直線に進む。

 

ティアナはビルとビルの間をアンカーで飛び越えながら進んで行く。

 

私は無意識に手をパンパンと払う。

正直の話、ランクなんて関係ない。ただランクを上げとけば私が入りたい部署に行けると思い参加しているにすぎない。

 

あの時、私を助けてくれた"通りすがり"のお人好しさんの背中に追いつくように、そして追い越せるように私は前に進む。

 

だから、まず!

 

「目の前の障害を切り捨てる!!」

 

腰にぶら下げていた薄い四角い箱に手をかざす。すると角の方に取っ手が現れる。私はそれを掴みまるで剣を鞘から引き抜くように抜く。

すると、取っ手の反対の位置の角から刃が形成される。

 

"通りすがり"のお人好しさんから受け取ったバックルから現れたカードホルダー型の複製兵装『ライドブッカー』で目の前に浮いているドローンを縦に一閃する。

 

ザン!!

 

本来はバックルとセットで使うものだがあれはこの時代に取ってあってはならないものだと直感で感じライドブッカーのみ取り出し更にデバイスで使えるように刃部に魔力コーティングを施している。

 

一体破壊するともう一体が空高い場所から魔力弾で攻撃してくる。

それをライドブッカーで切り落とし素早く取っ手部分を斜めに下ろす。すると剣先がなくなり銃口が現れる。

 

ドローンに狙いを定め、トリガーを引く。濃い青色の魔力弾がドローンに直撃する。これも、本来はちゃんとした銃弾が出るのだが最悪人殺しかねないため、魔力を込めて代わりにとして打ち出している。

 

「ふぅ、全くやり辛い。」

 

ドローンを倒したのを確認した後、ティアナに合流するために合流地点に走り出す。

 

 

 

 

「スバル!」

 

「おぅ、どうやら無事みたいだな。」

 

ティアナの無事を確認し、頭を撫でる。ちなみにティアナの身長は私より少し低い。だから、頭を撫でやすい。

 

「ちょ、ちょっと何すんのよ///」

 

強引に私の手を退かす。まあ、ティアナで遊ぶのはここまでにしよう。

 

「さて、後はここを突破するだけだが・・・何かあるよね。」

 

「でしょうね。ここまで来るのに簡単すぎるもの。」

 

ここまで来るのに罠がなければ、ドローンの数も少なかった。

確実になんか起こるな。

 

「そういえば、残り時間は?」

 

「後15分。まだ間に合う時間よ。」

 

「なら、少し慎重に行こう。

 

周りを警戒しながら私は歩き出す。すると突然地響きが起こる。

 

「っ!!」

 

「なに!?」

 

地響きがドンドン大きくなり目の前の道が崩れ、土埃が起こる。

 

「・・・何かいる。」

 

土埃が風で晴れる。そこにいたのは巨大なドローンであった。

 

巨大なドローンはこちらに気づくと目のような場所にエネルギーを溜め始める。狙いは、ティアナか!

 

「チッ、ティアナ!!」

 

「キャッ!」

 

私はティアナを押し出し、

ライドブッカーをソードモードにし刃に魔力を纏わせる。

 

ドローンのチャージが終わり黄色い魔力砲を放ってくる。私はライドブッカーを振り下ろし魔力砲を受け止める。

 

バチィ!!

 

ライドブッカーと魔力砲がぶつかり合い、青白い火花が飛び散る。

 

てか、これほんとに試験かよ!完全に私たちを殺しにきてんだろ、これ!!

 

「ぐっおぉぉぉっ!ティアナ!あいつの目ん玉に向けてでかいのぶちかませ!!」

 

「わ、わかった!」

 

さっきまで座り込んでたティアナはハッとなり、すぐさま立ち上がり自作デバイスを巨大ドローンのカメラアイに向ける。

 

《Energie charge complete》

 

「"ディメンションバスター"!シュート!!」

 

オレンジ色の魔力砲が巨大ドローンのカメラアイに直撃する。

 

バギャァン!!!

 

さすがでかい図体をしていても、強い衝撃を与えられればよろけない訳がない。

 

その為か、魔力砲の威力も弱まってくる。倒すなら今しかない!

 

「そっら!」

 

思いっきりライドブッカーを振り下ろし、巨大ドローンの魔力砲を叩き切る。

 

ザン!!

 

「スバル!!」

 

「わーてる!!」

 

私は素早くライドブッカーをしまい、右脚に魔力を溜める。

 

「はっ!」

 

私は思い切り大地を蹴り空高く飛ぶ。そしてそのまま飛び蹴りのような構えをし、そのまま巨大ドローンのカメラアイ目掛けて降下する。

 

「だりゃぁぁぁぁぁっ!!」

 

魔力を帯びた蹴りが直撃し、そのまま巨大ドローンの体を貫き、爆散する。

 

「っ、ふぅ〜。」

 

即興で考えた必殺技だったけど、上手くいってよかっーバチっ、バチっーたって、げっ!!

 

「ローラーが壊れた。」

 

さっきの蹴りに耐きれなかったのかローラーから火花がバチバチと飛び散る。

 

「スバル!大丈夫?!」

 

そこに私を心配してなのか、ティアナがこちらに近づいてくる。

どうやらティアナは無事のようだ、がティアナのデバイスをあの魔力砲に耐きれなかったのかショートしてしまっていた。

 

「私は無事だけど、お互いのデバイスは無事じゃないみたいだな。」

 

「そう。でもしょうがないじゃない。自作で作ったデバイスなんだもの、そこまでの耐久力はないわ。」

 

「だよな。で、残り時間は?」

 

「っ!まずい、後5分切ってる!」

 

やはり、あの巨大ドローンで時間をかけすぎた。

 

だがここを一直線に行けば間に合うはず。そうと決まれば。

 

「ティアナ、私がお前を抱かえるからここを一直線に突き進む。」

 

そう言うとティアナは少し焦るような表情を浮かべる。

 

「な、なに言ってるのよ!そもそもあんたのデバイスのローラーはもう限界でしょ!!」

 

確かに、こうやって立ってる時点で不思議なくらいだ。

 

だが、私には分かる。こいつはまだ走りたいと言っている。だからこそ、こいつには最後まで走らせたい。

 

「スバル・・・。」

 

「だから頼む。じゃないと私たち二人とも失格になる。私にはやりたいことがあるからこの試験に合格したい。ティアナだってそうだろう?」

 

そう言うとティアナは顔を俯かせる。

 

そして、しばらくの沈黙が流れティアナは決意した表情をを浮かばせ言葉を発した。

 

「私だって、夢がある。こんなところで躓く訳にはいかないの。だから。」

 

「ああ、任せて。」

 

私はティアナを所詮お姫様抱っこのように抱き上げる。

 

当の本人は顔を赤くしながら私の首に手を回す。

 

残り時間は3分を切っている。これは完全に分の悪い賭けだ。だが、分の悪い賭けは嫌いじゃない!!

 

「行くよ!!」

 

ローラーを全力で回し一直線に走り出す。

 

前へ、前へ前へ、ただただ前へ突き進む。

するとローラーから小さい爆発が起きる。

 

ボン!

 

「きゃっ!」

 

少しよろけたが、直ぐに体制を立て直し走り続ける。

 

すると、ゴールが見てくる。

 

「見えた!」

 

残り時間は1分を切っている。私は最後にローラーに魔力を込め、ゴールに向かう。

 

「「間に合えーーーー!!!!」」

 

そして、私たちはゴールラインを切った。

スピードを落とす為ライドブッカーを地面に突き刺し、思いっきりブレーキをかける。

 

キキィィィィっ!!

 

壁ギリギリに止まり、残り時間を見る。そこには"0.00.01と数字が表示されていた。

 

すると、目の前にスクリーンが現れる。

 

『無事、制限時間内にゴールできたので試験終了なのです。お疲れ様でした。』

 

「間に・・・。」

 

「合った・・・。」

 

『ハイなのです!こんなタイムを出したのは貴女方が初めてなのですよ!』

 

「は、ははは。」

 

私は無事ーあまり無事とは言えないがーゴールできたんだと安心した瞬間、一気に脚の力が抜け、そのまま座り込む。

 

「ちょ、スバル!」

 

ティアナを抱かえてること忘れて座り込んだためそのままティアナがこちらに倒れこむ。

 

「ははは、本当に間に合っちまった。」

 

後は試験の結果を聞くだけだと思うと急に意識が遠のいてくる。

 

そこにヘリコプターのプロペラの音が聞こえてくる。

 

だが、そろそろ私も限界だ。

 

「ごめんティアナ、少し眠る。」

 

「え、スバル?!」

 

とても心配している表情のティアナの私を呼ぶ声を最後に私は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 




次回、MASKED RIDER Shubaru は!

「貴女達二人を、"機動六課"に入って欲しいの。」

「数年前に現れた謎の怪物から人々を守りたいんや。」

「お前がスバル・ナカジマか。是非とも手合わせ願いたいものだ。」

「お願い、私に仲間を助ける力を貸してっ!」

「変身!!」

ー全てを壊し、全てを繋げー



ということで第1話です。
短編はしばらく残します。読みたい方は是非、読んでみてください。

次回予告をディケイド風にしてみましたけど、大丈夫かな。

次回はいつになるかわからないけど頑張ってみます。
High school lyrical Nanoha も宜しくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。