MASKED RIDER Shubaru ※極たまに更新 作: いがみ合う双子
仕事がバカみたいに忙しくやっとの事で投稿できました。
さらに、次回予告の内容と違うところがありますのでそこはお許しください。
そして長いです。文がバカみたいに。
なのでちょっと「?」みたいな部分もありますが、仕事の疲れが取れてない状態なのでそこは目をつぶってください。
無理なら感想なりなんなりで突っ込んでください。あ、でも批判は自分のトウフハートが木っ端微塵になちゃうので控えてもらうとありがたいかな。
ではどうぞ〜。
眼を開けると周りには崖で囲まれた場所に立っていた。
ーああ、またこの夢かー
あのバックルを初めて使ったあの日から良く見る夢だ。正直うんざりしていると後ろから炎の玉、紅い銃弾と様々な弾幕が飛んできては地面に当たり彼方此方で爆発が起こる。
すると、様々の形の鎧を着込んだ仮面の戦士たちが大勢と此方になだれ込むように走ってくる。ここに私がいるのにもかかわらず私を無視し目的の場所へ走り去っていく。
中にはバイクに乗って爆発を避けながら進む者もいる。ふと上を見上げると巨大な城にドラゴンの手足と頭、翼が付いた物が頭上を通り過ぎる。他にも、大きな赤い鳥の脚に捕まって飛んでいる者もいた。
だが、そんな者をマゼンタ色の銃弾は決して逃すはずがなく全てが巨大なドラゴンに、鳥に、バイクに当たりそれに乗っていた者、捕まっていた者は爆発に巻き込まれ堕ちていく。そんな中巨大なドラゴンに乗っていた仮面の戦士は爆発に逃れ地面に着地すると大きな剣を持った仮面の戦士は構えなおしまた走る出す。
そして巨大なドラゴンが堕ちた場所からまた様々な仮面の戦士たちが現れる。
カラカラと音が聞こえその方角を見ると新幹線のような赤い電車と牛のような先端部分が付いている緑の電車が空中に作られる線路に沿って走ってくる。緑の電車の上には全身重火器のロボットが砲門を開け全弾を発射する。
だがそれは当たることなくマゼンタ色の銃弾に撃ち落とされ二体の電車ごと堕ちていく。
そこからはただただ仮面の戦士たちは蹂躙され、遂には全ての戦士たちが地面に倒れた。
すると突然マゼンタ色の光が溢れ出る。その光に釣れ顔を向けると黒く焦げた赤い龍が倒れる。その奥に胸に十字のプレートが付いたマゼンタ色の仮面の戦士が立っていた。
そして私はそっと仮面の戦士の名を口にする。
ーディケイド。と
そして夢は何時もここで終わる。
ーーーミッドチルダ病院 病室ーーー
スバルside
「・・・・ん。」
私はそっと目を開ける。目を動かし周りを見る。どうやらここは病室のようだ。
「・・・あぁ、あのあとぶっ倒れたんだっけ。」
魔導師試験のあと、壊れかけたローラーに無理して魔力を送ったせいで魔力切れにより気絶した。
「・・・そういや、いま何時だ?」
ふと、病室の時計を見るとあの試験から一週間立っていた。どうやら魔力が空っぽになるまで使い果たした代償らしい。
当然といえば当然である。巨大なドローンの魔力砲を受け止めるため魔力をライドブッカーに送ったり、時間がないからローラーに全ての魔力を注ぎ込むと、到底普通じゃありえないほどに使ったからだ。これで空っぽにならないほうがおかしい。
「しっかし、最近になってからあの夢を見るようになったが・・・なんの意味があんだ?」
バックルを初めて使ったあの日から良く見る夢。あんなことが現実に起こることを警告しているのか、それとも前の所持者である"あの人"の過去なのか。だがどっちみち、私には関係ない。そんなことよりも気になることがある。
「・・・・。」
ふと、右腕を見る。グルグルと白い包帯が巻かれていた。一体いつできた傷か、それは巨大なドローンの魔力砲を受け止めた時のである。
試練だろうが、訓練だろうが必ずデバイスには非殺傷設定がされている。勿論、訓練ドローンにもだ。
だが。
「(あの巨大なドローンのみ、"殺傷"設定になっていた。だがいままでの試験ではそんなことはなかった。巨大ドローンだって使用されていない。まるで、"私たちにこの手の相手をさせる"ような意図があるように見える。でも、なぜ?)」
長い時間考え込んでたせいかカーテンの開く音に気付かなかった。
突然体に衝撃が走り自分の世界から帰ってくる。
一体なんだと思いぶつかってきたものを見る。そこにはオレンジ色の頭が見えた。間違いない、ティアナだ。
良く見るとカーテンが開いている。どうやらまた自分の悪い癖が出たようだ。
しかし、正直に言うと抱きついている場所がだんだんしびれてくる。どれだけ強い力で掴んでいるんだこいつは。
「おい。おい、ティアナ。離れろ。」
ティアナの肩を2、3度揺らす。だがティアナ結局離れることなくただ顔を横に振るだけでむしろ抱きつく力がどんどん強くなっていく。
実を言うと過去にも何度かこうなったことがある。
ちょうど訓練校で一人自主練していた時、疲れがたまっているのにもかかわらず行っていたせいで途中でぶっ倒れたらしい。正直その時の記憶が曖昧だったが、訓練校の病室で今にも泣きそうな顔をしていたティアナのことはくっきりと記憶に残っている。
しかも、今回は試験が終わってぶっ倒れて一週間も寝たきりだったんだ。そりゃ、こうなるよな。
けど、そろそろやばいのでさっさと起きてもらわないと正直ヤバい。
「ティアナ。私はもう大丈夫だから、ね?」
「・・・ほんと?」
ゆっくりと顔を上げ、泣きそうな顔でこちらを見るティアナ。
「ああ、本当だ。だから、そろそろ離れてほしいだけど。」
「・・・わかった。」
渋々と私の左腕から離れる。けど相変わらずの泣きそうな顔をしているティアナの頭を撫でる。
「・・・あっ。」
「ごめん。また心配させて。でももう大丈夫だから、な。そんな顔しないで、笑ってくれ。」
ティアナのこの顔はあまり見たくない。なぜかそう思ってしまう。こいつには笑ってほしい。だからこそ聞かないといけない。
なぜ、こんなことをしたのか。
「さて、試験の結果ってもう聞いたか?」
私は撫でるのをやめティアナの頭から手を離す。その時、ティアナが残念そうな顔していたのは見なかったことにして。
「・・・それなら、スバルが起きてからって。
だとしたら好都合だ。
「なら、行くか。」
「動いて大丈夫なの?」
「ああ、魔力もだいぶ回復したし右腕もあんまり痛みもないしな。」
そう言ってベッドから降りる。その場で数回ジャンプする。うん、調子は悪くない。
病室の壁に掛けてあるコートを手に取り、近くにあった机の上にあるカメラを首にかける。
「さてと、行くぞ。」
私たちは病室の後にし、時空管理局へと向かう。
あの試験の真実を聞くために。
ーーー時空管理局 応接室ーーー
コンコン
「どうぞ。」
「「失礼します。」」
応接室のドアを開け、中に入る。
そこには、茶髪のショートヘヤーの女性と栗色のサイドポニーの女性、そして金髪のロングの女性と水色のロングの小さな少女が待機していた。
私たちはこの人たちを知っている。
時空管理局の中でも最も優れた魔導師でなんども事件を解決してきた英雄。
空のエースオブエース"高町なのは"。
金色の魔導師"フェイト・T・ハラオウン"。
歩くロストロギア"八神はやて"。
白銀の妖精"リインフォース・ツヴァイ"。
ほかにもまだいるが、この四人が時空管理局の最大戦力とされている。
だが、なぜこの人たちがいるんだ。たかがランク上げの試験だというのに。
やはり、何かあるな。
「二人とも待ってで。ほな、座ってぇんな。」
「「失礼します。」」
私たちは八神はやてさんに言われた通りに向かいの席に座る。
すると、高町なのはさんがプリントを二枚取り出す。
私たちの試験内容だろう。
「それじゃ、さっそくだけど結果を発表するね。」
「はい。」
「・・・。」
ティアナは返事をし、私は顔を縦に降る。
「結果は、合格。スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター2名は無事CランクからBランクに昇格です。おめでとう。」
「・・・!ありがとうございます。」
結果はやはり合格か。
ティアナはえらく喜んでるが、私はこの結果に違和感しかない。そもそも、あのドローンは最悪死人を出す。それなのにそのことに対して何もないなんてありえない。この人たちだって試験の途中でわからなくても終わった後は分かるはずだ。なのに、あたかもあれがデフォルトの設定だったかのよう。
「?スバル、嬉しくないの?」
「・・・・一つ、聞きたいんですけどいいですか。」
「何かな。」
だからこそ、真実を知る必要がある。この試験の"本当の目的を"な
「私たちの試験の途中で現れた、巨大ドローンについてです。」
「「「「・・・っ。」」」」
一瞬、4人の顔が強張る。
「あのドローンの魔力砲、なぜ"殺傷設定"になっていたんですか?」
「ちょっとスバル、それどういうことよ。」
ティアナが少し焦った声量で聞いてくる。
「私も最初は気のせいだと思った。けど私の右腕にできたこの傷、巨大ドローンの魔力砲を受け止めきれなくてできた傷だ。」
あの魔力砲の威力が高く、受け止めてる時に魔力砲の余波が右腕にかすりできたのだ。
普通なら痣ができるだけなのに切り傷ができるなっておかしい。
「だから思ったんです。今回の試験、"このような敵を想定した"試験じゃないかって。」
さあ、どうくる?
「・・・ふぅ、流石はゲンヤさんの娘さんやね。」
「えっ、それじゃスバルの言っていたことって。」
「・・・うん、当たりなんだ。」
「やっぱりな。」
「説明、してくれますよね?」
「むしろ、そのつもりや。」
そう言うとモニターを呼び出す。
何かの画像のようだが、少しピントがずれており見えにくい。
「これは?」
「今から2年前に現れた謎の生命体。私たちは通称"グラース"て読んでるの。」
「この画像のそのグラースの部分を拡大できますか?」
「ええで。」
画像をズームする。
グラースの形が見えてくる。身体がまるでガラス細工のような模様が浮かび上がっておりユニコーンのような一角角が付いている人とはかけ離れている人物だった。
だが、これって。
「・・・"ファンガイア"。」
私は誰にも聞こえないような声でこの人外の名前を口に出す。
"ファンガイア"
私が幼少時代の時に見た"あのひと"の記憶を夢の中で追体験している時に見た化け物。
キバの世界に現れるもので、人の生命力であるライフエナジーを吸い上げ生き続けている吸血鬼のような化け物。
ライフエナジーを吸われた人間は身体透明になり、そのままガラスのように割れて死んでしまう。
でもどうしてファンガイアがここに?
「突然現れてはもうすでに色んな人が死んでしまっている。」
「それに、このグラースには魔法攻撃があまり効果がないの。」
「魔法攻撃が効かないんですか?」
「そうなのです。そのためグラースに出会った場合のみ殺傷設定に変更することが出来るのですよ。」
「だから、巨大ドローンは殺傷設定に設定して私たちと戦わせた。」
「でも、もしそれで私たちが。」
「大丈夫や。そうならないようにこちらから非殺傷に切り替えるように設定しとおるんや。」
「そうですか。でもどうして私たちなんですか?」
「それは・・・・!!」
ビービービービー!!!
突然、アラートが鳴り響く。
「どないしたんや!」
『グラナガン中央区でグラースが発生!数は、4です!!』
「4体やて!?」
「今までそんなことなかったのに、どうして?」
「わからない。はやて!私は先に行って民間の避難をしてくる!」
「頼むでフェイトちゃん!」
そう言ってフェイトさんは応接室を出る。
「ごめんな、話の続くはまた後や。二人はここから出ないように。なのはちゃん!」
「うん!」
はやてさんたちも応接室を出て行く。
でも相手がファンガイアで4体。
少なくとも倒すのは難しいだろう。
なら。
「スバル?」
私は立ち上がりドアに向かう。
「ちょっとスバル、どこ行くつもりよ!」
「決まってんだろ。あのグラースのとこだよ。」
「グラースの所って、そもそもスバルはさっきまで眠ってたのよ。体調だってまだ。」
ほんとにティアナは出来た子だよ。正直な話、まだ身体のダルさが残っている。その状態で"あの姿"になればまたぶっ倒れるだろう。
けど、それでも行かないといけない。これ以上犠牲が増えないためにも。
私は今にも泣きそうなティアナの頭に手をポンと乗せる。
「・・・スバル?」
「心配してくれてありがとな。でも、あの怪物を止めれんのは今んとこ私ぐらいなんだ。だから行かないといけない。」
「でも!・・・でも・・・。」
「なーに、あっちにはあのエースオブエースがいるんだ。もしかしたら私の出番がないかも知んないだろ?」
「・・・。」
「だから心配すんな。ちゃんと帰ってくるから。」
「・・・わかった。」
私はティアナの頭から手を離す。
ドアを開け廊下の周りを見る。
右良し左良し、誰もいないな。
「んじゃ、行ってくる。」
「うん、いってらっしゃい。」
そして私は自分の愛機であるマシンディケイダーが置いてある玄関まで走っていく。
あいにく、局員のほとんどはグラース、いや"ファンガイア"の対処に出ているためかほとんどいない。
おかげで局員に会わずに直ぐにマシンディケイダーの元にたどり着く。
私はマシンディケイダーに跨がりエンジンをかける。
ブオォォォン!!と元気良く鳴り響く。
ヘルメットをかぶりアクセルを捻り、ファンガイアが出現している場所に向かう。
ーーーグラナガン中央区ーーー
三人称side
「《アクセル・シューター》、行って!!」
ピンク色の誘導弾がグラースーラットファンガイアーに飛んでいく。
が、ラットファンガイアが大雑把に右腕を振り被る。すると、誘導弾をいとも簡単に打ち消す。
「やっぱり、直ぐに消される。」
白い防護服ーバリア・ジャケットーを身に纏い機械的な杖をラットファンガイアに向けながら次の行動を考える。
しかし、彼女ー高町なのはーはまだ迷っていることがある。
怪物に出会った際は非殺傷を解いても良いと上から命令が来ている。
だが、今まで相手を傷つけないように戦ってきた彼女たちにとって、やはり躊躇してしまう。
もちろん、高町なのはだけではない。フェイト・T・ハラオウンも八神はやても同じ気持ちだった。
しかし、このままだと被害がどんどん広がっていく。
すでに何十人と犠牲者が出ている。
彼女たちの魔力も体力もすでに限界に近かった。
そのためだろう。高町なのはの背後からラットファンガイアの拳が直撃する。
ベキョッ!
と生々しい音が鳴り響く。
「〜〜っ!!!!」
声にならない悲鳴が木霊する。
「なのはっ!!」
「なのはちゃん!!」
親友の声が聞こえる。だが、すでに意識が朦朧としているため、その声は聞こえなくなる。
そのまま地上に落下する高町なのは。
四体のラットファンガイアは我先と牙を空中に取り出す。
このままではなのは死んでしまう。そう心でわかっているのに体が言うことが効かないのかその場に立ち尽くしてしまうフェイトとはやて。
そして、なのはは朦朧する意識の中、ある光景を思い出していた。
それは、まだエースオブエースと呼ばれる前の頃。
今まで無茶した代償か敵を目のまえで体がぐらついてしまい、相手に隙を与えてしまう。
そして相手ー蜘蛛のような体をした怪物ーに殺されそうになったところにとある人物に助けられたことがあった。
それはもう、一方的な喧嘩だった。
なのはを助けた人物、マゼンタ色の仮面の戦士は腰についているカードホルダーのようなものから黄金色のカードを取り出し、腰のバックルに装填する。
『Final Attack Ride DeDeDeCade!』
そんな音声が流れると十枚のカードのようなホログラムが現れ仮面の戦士は高く飛び上がる。
そのままキックの体制になりホログラムを通過していく。
ホログラムに吸い込まれるように次々とホログラムを通過していく。そして最後の一枚を通過すると足の部分にエネルギーが溜まっておりそのまま蜘蛛の怪物の胸にキックが炸裂する。
蜘蛛の怪物は後ろに吹き飛びそのまま爆散する。
仮面の戦士は立ち上がるとそのまま去ろうとする。
なのははお礼がしたかったから待ってと言う。戦士は一旦立ち止まりなのはの方を見る。
なのはは戦士のそばにより、助けて貰ったお礼を言う。
すると、戦士はカードホルダーから真っ黒のカードを渡される。
そして戦士は今度こそと言わんばかりにとその場を後にした。
高町なのはは感じた。これが走馬灯なんだと。
徐々に動けない高町なのはに近づくラットファンガイア。
急いで親友を助けんと二体のラットファンガイアに魔法をぶつけるがビクともせず、二体のラットファンガイアは高町なのはに近づく。
ー嗚呼、私はここで死ぬんだ。
不意に彼女の瞳から一粒の涙が流れる。
ーやっと、やっとはやてちゃんの願いが叶うのに、見届けられない。
ふと、視線だけを動かすとあの時仮面の戦士に渡されたカードが落ちていた。
ーあの人にも、結局会えなかった。
カードを拾うと、ギュッと握りしめる。
ーでも、まだ死にたくない。やりたいことが見つかったのに、こんなところで・・・。
ラットファンガイアが高町なのはのそばにたどり着くと牙を空中に取り出す。
ーいやだ、嫌だ嫌だ嫌だ!まだ死にたくない!生きていたい!!
もう声すらまともに出ない喉から今出せる声で叫ぶ。
「お願い、わたしに力を貸して!」
その時、黒かったカードが一瞬光ったように思えた。
それと同時に、ラットファンガイアにマゼンタ色の魔力弾が直撃する。
ズガン、ズガン、ズガン、ズガン!!
「全く、ひどい有様だな。」
「えっ?!」
「す、スバル?!」
魔力弾が放たれた方角を見ると、マシンディケイダーに跨がりながらライドブッカーを構えてるスバル・ナカジマがいた。
「随分と苦戦してるようなので助っ人しに来ました。」
スバルside
なんとか間に合ってよかった。
後数秒遅れたら今頃なのはさんはファンガイアに喰われてた。
「よっと。」
わたしはマシンディケイダーから降り、ラットファンガイアに向かって走っていく。
「っ!ダメ、逃げて!」
息切れ切れのなのはさんがこっちに向かって叫ぶ。
一体のラットファンガイアがこちらに向かってくる。
けど、こちとらあんたらとは違うけど怪物相手と戦ってるんだよ。
だから。
「っらぁ!」
思い切りラットファンガイアの頭に回し蹴りをかます。
ファンガイアだろうがなんだろうが頭に思いっきり衝撃が来れば誰だってフラつく。
『・・!』
ラットファンガイアはーああ数多いから、ラットAでいいかーフラつきながら建物の壁に倒れこむ。
流石、鬼直伝の回し蹴りは効果的だな。
「と、お前らさっさと散れ。鬱陶しい。」
ズダン、ズダン!!
ライドブッカーでなのはさんのそばに寄っていたラットB、CでラットDのそばに吹き飛ばす。
『!!!』
やっとなのはさんの周りに敵が居なくなったので近づく。
「・・・随分と派手にやられましたね。」
わたしはゆっくりと抱き起こす。
見ればよく生きてるなと思うぐらいまだ瞳に生気がある。
「は、はは、なさけ、ないな。」
無理して笑顔になるなのはさん。
正直痛々しく見ていられない。
「ん、これ。」
なのはさんが握りしめているカードを手に取る。
そういえば、初めて変身して助けた人に似てるなぁと思ったけどまさか、ねぇ。
「あの時の子が、まさかあんただったんだな。」
「えっ?」
わたしが感傷に浸っていると、ラットファンガイアがこちらにジリジリと近づいてくる。
大方、またさっきの攻撃が来ると思って警戒してんだろうな。
「ねぇ、それってどういう。」
なのはさんがさっきの言葉の訳を聞こうとするとわたしが持っているカードが光り出す。
キュィーン
黒かったカードに光が入り、絵柄が浮かび上がる。
それは、カメンライドカードに似て似つかわいカードが出来上がっていた。
「マギカライド?」
カードの絵柄になのはさんが浮かび上がっていた。
なのはさんもちんぷんかんぷんの顔になっていた。
一体どういうカードなのかはわからないが、今は目の前の敵をどうにかしないとな。
わたしはなのはさんをゆっくり瓦礫でできた壁に座らせる。
「すぐに終わらせるんで、待っていてください。」
わたしは立ち上がりコートに隠していたバックルを取り出す。
「ま、待って!」
「ん?」
「君は、君は一体何者なの?」
夢の中であの人がよく言われていた言葉をなのはさんが言ってくる。
わたしはニヤッとしながらあの人と同じ言葉を言い放つ。
「"通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ"!」
わたしはバックルを腰に当てる。するとバックルからベルトが現れ腰に巻かれる。
そして、ライドブッカーを本のように開きその中から一枚のカードを取り出す。
そのカードを人差し指と親指で持ちながらラットファンガイアにカードの絵柄を見せる。
そのまま、わたしは声高らかに叫ぶ。
様々な人が自分の信じる道を、正義を貫き通した戦士に生まれ変わる"魔法"の言葉を!
「"変身"!!」
わたしは指の力でカードを裏返し、そのままバックルに装填する。
『KAMENRIDE・・・DECADE!!』
バックルから音声が流れるとわたしの周りに9つの人型のホログラムが現れる。
そのホログラムがわたしに向かって飛んでくる。するとわたしの姿が一瞬に変わりグレイ色の鎧を身に纏う。
そこにわたしの顔の前に十枚のマゼンタ色のカードが現れるそれが仮面に刺さるとグレイ色の鎧に色が入る。
全体的にマゼンタ色に黒いラインが入りアクセントに所々に白が入っている。
今ここに、様々な世界を渡り破壊//救って来た破壊者がミッドの街に現れる。
「さあ、かかってこいよ。全部破壊してやる。」
そう言うと、ラットファンガイアたちが走りながら向かってくる。
さ、あの人じゃないけど"ショータイム"だ。
次回、MASKED RIDER Shubaruは
「頼む、うちらに協力して!!」
「なのはを助けてくれてありがとう。」
「"さん"はいらないよ。いつもの君で話してくれると嬉しいかな。」
「ナカジマといったな。その剣、誰から教わった?」
「なんていうか、この部署大丈夫なのか?」
全てを壊し、全てを繋げ!
はは、8000って長くない?
え、普通はこのくらい?
だよね〜。
と自分の心の中で言ってました。
うまく表現できたかわからないけど楽しんでいただいたら幸いです。
では、またいずれ。
※活動報告に今の自分の心境を投稿しました。よかったらコメントください。(7/16現)