DOUBLE:violence 《二人の特典付き転生者が異世界でアテもなく暴れ続けるお話》 作:アルファるふぁ/保利滝良
この勢いでもう1話作る予定
・・・
なんだここは?
ジャングルか?
一体なんだったんだ、あの野郎は?
チッ・・・疑問が尽きねぇぜ
まーいい、ここら辺適当に歩き回りゃ何かあんだろ
にしても・・・頭に鉛玉食らったのに、なんで俺は生きてるんだ?・・・ヤツはカミサマ名乗ってやがったが、あながち間違いでもなさそうだな
っと、そんなこんなしてる間に・・・何か見つけちまったぞ
なんじゃありゃ、でけーなおい 古臭ぇ見た目で典型的な遺跡って感じだな
怪しい・・・ククク、これは入らねばなぁ
木の影からのっそりと、ナガイが顔を出す
目の前には、石でできたと思われる植物伸び放題の巨大建築物
土色をしたそれは、異様な巨大さでナガイを出迎える
見上げるナガイ
「うおっ、なんだぁ!?」
すると、遺跡の下部辺りにいきなり長方形の穴が開いた
まるで、そう、ナガイを出迎えるかのごとく、入り口が現れたのだ
「・・・入り口?入れってか?」
黒い大口を開き、今か今かと来客を待つ
遺跡がそうしているようにも思えてしまった
無論、ナガイは足を踏み出した
一歩、一歩、また一歩
躊躇いもなく、そのまま入っていく
ナガイの姿が遺跡から視認できなくなると、遺跡の入り口は、突如として消えた
あとには、植物伸び放題な巨大建築物が残った
な・・・暗ぇなぁ
まあ松明なんて期待してなかったが
それにしてもいくらなんでも暗すぎやしねえか?まさしく一寸先は闇ってやつだな
いてっ!
ちっ、石っころか
スッ転んじまったじゃねぇか、迷惑だな
このッ!
・・・ありゃ?蹴っても飛んでいかねぇぞ?
床とくっついてんのか?
いや、窪みに嵌まっている?何なんだよ一体・・・
踏んでみるか
カチッ
な、何だ!?
うおっ!地震か!?も、もう止まったぞ
チクショウ、一体どうなってやがる!
ん?遺跡に明かりが点ったぞ
いや、明かりが点ったんじゃねえ
目の前の部屋から光が漏れ出てるぞ!
・・・?
誰かが呼んでいる?だ、誰だ?
あ、あの部屋からか?
クソッ、行くしかねえのかよ!
ナガイは走った
全速力で走った
息が切れ、足に乳酸が溜まり、肺に充分な呼吸を送れなくなって尚、走った
体の限界を迎え、最早死にかけまで脚を動かした末
たどり着いた
一体何故、そこまでその声に導かれたのかは本人にもわからないだろう
だが、とにかく、走らねばならないと思った
そしてついに、永遠に思われたその道を走りきった
「カッ、ハアハア、グッ・・・グぇ」
心臓の鼓動が近くに聞こえる錯覚を覚えながら、ナガイは見上げた
そして、目を見開いた
そこにいたのは
そこにあったのは
そこに君臨したのは
そこに存在を顕したのは
「マジンカイザー・・・SKL?」