DOUBLE:violence 《二人の特典付き転生者が異世界でアテもなく暴れ続けるお話》   作:アルファるふぁ/保利滝良

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隠したり誤魔化したりなんかしません
二人のバイオレンスな戦いをお楽しみください



sceneCROSS 共同戦線

 

「あれは・・・!」

ナガイは、イシカワの新ゲッターロボを見た

「あいつは・・・?」

イシカワは、ナガイのマジンカイザーSKLを見た

目の前の奴は何者か?

一つだけ心当たりがあった

「「お前、最初の白い部屋の!」」

その瞬間、二体のロボットは会いまみえた

 

 

 

 

 

 

 

「「ふんッ!」」

その瞬間に、互いと戦ってる相手に攻撃を撃ち込んだ

ブレストリガーを喰らった百足蛇が仰け反り、トマホークブーメランが当たった岩巨人が顔を押さえて悶絶する

「ソイツはマジンカイザーSKLか?お前は一体、誰だ?」

イシカワがマジンカイザーSKLを睨み付けながら問う

「俺ァ、ナガイ・ゴウトだ」

新ゲッターロボをジロリと見据え、ナガイは単刀直入に聞いた

「そういうテメェこそ、ナニモンだ」

新ゲッターロボとマジンカイザーSKLが、互いの目と鼻の先に滞空する

「俺はイシカワ・ケンジ」

その様はまるで、メンチを切るギャング

二人と二機は、互いを目視し、二秒睨み合った

自己紹介はそれで終わった

「なかなか骨があるじゃねえか」

「そっちこそ、いい目付きしてやがるぜ」

ナガイとイシカワが、元々二人が戦っていた敵の方へと視線を移す

「「気に入った、手ェ組んでやるッ!!」」

カイザーがブレストリガーを胸部へ戻し、牙斬刀を手にする

ゲッターが肩から鉄球を発生させ、斧に変わったそれを掴む

そして二体のスーパーロボットは、猛スピードで敵に突撃した

 

 

 

 

 

 

大蛇の頭部へ巨大な刃が突き立てられる

耳障りな叫びをあげて、百足蛇はもがいた

「オラァッ!」

その鼻っ面に、カイザー渾身の蹴りが叩き込まれる

蹴っ飛ばされた拍子に牙斬刀が抜けて、大蛇は倒れた

お返しとばかりに口から吐き出された液体を、カイザーは空中で避けた

「当たるかよヘタクソ!」

液体の着弾地点があっという間に溶けてなくなるのにも目もくれず、ナガイは吠えた

大蛇が口を開く

またもや毒液を放つつもりだ

「そうは行くと思うなよ!」

真正面から百足蛇と向き合うカイザー

その顔相の下半分、スリットの入ったマスク状の部分に、猛烈に風が集まっていく

「ルストストリームッ!」

マジンカイザーSKLから、竜巻が撃たれた

強烈な旋風が暴れ狂い、毒液の塊を消し飛ばし、百足蛇の鱗をズタズタにしていく

動けない百足蛇の様子を見てとり、ナガイは追撃の構えをとった

「まだまだ行くぞォ!」

肩に牙斬刀を乗せて、カイザーが左腕を突き出す

腕の側面の刃が回転を始める

ギュルギュルと音をたてながら、グルグルと回転が早くなっていく

「トォルネェエエエエドクラッシャァアアアアパァアアアアンチィッ!!」

黒鉄の拳が、はるか遠くの大蛇へ飛んでいく

ルストストリームのダメージにより、百足蛇はうまく動けない

右目と左目のちょうど真ん中へ、マジンカイザーの左フックが炸裂した

大蛇はふらつきながら横へ倒れた

「へっ、三枚卸しにしてやるぜ!」

飛んでいくのと逆に、腕がカイザーの下へ戻っていく

片腕が再接続され、ナガイは両手で牙斬刀を振りかざした

「さぁ来やがれッ!」

 

 

 

 

 

 

 

山のような巨体の岩巨人の背中から、一対の翼が生える

山のした部分を蹴飛ばして、二本の足が露になる

岩の魔神は大きな腕を振り回し、恐ろしい顔相でゲッターロボを睨み付けた

その二つの目から、黄色い怪光線が発射される

「オープンゲェーット!!」

だがゲッターを駆るイシカワの方が、二回りも厳つい顔をしていた

ゲッターロボは瞬時に分離

光線は当たらず、ゲットマシンは空中で接近した

「チェーンジゲッターツゥーッ!」

白いジャガー号、黄色いベアー号、赤いイーグル号の順にゲットマシンが一列となり、合体

ドリルアームのゲッター2が完成する

ゲッターロボが地面に着地した瞬間、岩巨人は拳骨を振り下ろした

「るォオオオアッ!」

イシカワが思いきりレバーを押す

ゲッター2は敵の攻撃を、右手のアームで弾き飛ばした

互いのパワーがぶつかり合い、衝撃波が地面を傷付ける

岩巨人よりはるかに小さな体躯には、それを上回るパワーがあった

ゲッターは、振り下ろされた腕に飛び乗った

そのまま肘、二の腕、肩に昇っていく

「ドリルアームッ!!」

ゲッターの左腕、白銀の螺旋が唸る

突き込まれたドリルは、岩巨人の巨大な顔面を確かに抉った

地の底から響き渡るような悲鳴をあげて、岩巨人は両腕を振り回す

「オープンッ!ゲェーット!!」

平手が届く寸前、ゲッターは三機のゲットマシンへ分離する

急上昇し、ベアー号、イーグル号、ジャガー号の順に並ぶ

「チェンジィ!ゲッタースリィー!!」

ジャガー号がキャタピラへ、イーグル号が胴体へ、ベアー号が上半身に変わり、合体

岩巨人の頭上百メートルで、三機のマシンはゲッター3となる

「ゲッター、パンチッ!!」

上から下へ、落ちながら打ち落とされたゲッター3渾身のパンチ

重力の乗ったその一撃が、岩巨人を派手に転倒させる

倒れた拍子に土が大きく巻き上がる

「オープゥン、ゲェット!!チェエエエエンジゲッタァアアアアアアアアア・・・ワン!!」

着地の寸前、ゲッターは再び分離した

瞬く間にイーグル、ジャガー、ベアーの順番に並び、一列に合体した

「さぁ、覚悟しやがれッ!!」

赤き戦鬼が舞い上がる

ゲッター1は、拳を握りしめた

 

 

 

 

 

 

派手に転がりながら、百足蛇と岩巨人が同じ場所へと向かう

カイザーとゲッターは、空からそれを追撃した

カイザーの羽根が風を掴み、豪快に羽ばたく

ゲッターのウィングが空気を裂き、猛スピードで飛ぶ

「待てコラァ!」

「逃がすと思うなよ!」

よろよろと立ち上がる二体の敵

それにトドメを刺そうと近付く二機

だが、その動きは驚きにより止まる

「「ぁんだ、アリャ!?」」

岩巨人が百足蛇の上に乗る

その両足は、ゆっくりと百足蛇の背中へ沈んでいった

岩巨人の下半身が百足蛇と入れ替わった

下半身を巨大な百足蛇になった恐ろしげな魔神は、二機のロボットの方を睨み付け、

「よくもやってくれたな、貴様ら!神に代わり、このギルギルガンが鉄槌を下してやる!」

その口から、地の底から響き渡るようなどら声を鳴らした

「ギルギルガン・・・あぁ、初代スパロボのラスボスだったっけか?」

眉根を寄せたイシカワが、記憶の中のキャラクターと目前の相手を比較する

それに対して、ナガイは別の存在を思い出していた

「神だぁ?」

スカルパイルダーの内部で、ギルギルガンを見据える

「ピクドロンとかいう奴の仲間か・・・」

「ピクドロン?お前、ピクドロンってのも初代スパロボで・・・」

ナガイの発言をイシカワが拾おうとした

その瞬間、ギルギルガンが攻撃を開始した

「死ね、愚かな者共~!!」

眼から怪光線、下半身の蛇から電撃と毒液を放ちまくりながら、ギルギルガンが巨体を揺らして突撃してくる

それを避けたり武器で弾いたりしながら、ナガイとイシカワが叫んだ

「まだやるつもりか、いいぜ・・・ゲッターの恐ろしさを、たっぷり見せてやる!」

「神に会うては神を斬り!悪魔に会うてはその悪魔ごと撃つ!戦いたいから戦いたいから潰したいから潰す!俺達が地獄だ!」

 

 

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