先日、間違って執筆中のを投稿してしまいました。完成したのでどうぞ
紅蓮とヘルハウンドは神根島の中を縦横無尽に動きながら激闘を繰り広げていた。
「カレンーーー!!」
「エリスーーー!!」
スペックとしては紅蓮のほうが若干上回っているがヘルハウンドはエリスのPSの能力でカバーし紅蓮と渡り合っていた。
有線射出される紅蓮の右腕から発射される輻射波動砲弾に避けながらエリスは紅蓮を狙おうとするがそれを阻止しようとカレンも型飛燕爪牙で懐に入れなさせないようとする。
「っく、アキラはどこ!?」
周りを見るがアキラの姿は見えない。その一瞬目を離した隙をエリスは逃さず蛇腹剣で紅蓮を狙う。それに気づきカレンは急ぎ回避行動をとるが左腕に持っていた呂号乙型特斬刀が巻きつけられ切断されてしまった。
カレンはエナジーウイングを機体に包みスピードでかく乱させようとする。エリスはヘルハウンドの動きを止めじっと紅蓮の動向をさぐる。
カレンは機体ごとヘルハウンドを激突をさせようと背後から突撃するがエリスが気づき回避行動をとるが避けきれず肩を掠め機体の体勢が崩れたのを見て右腕の鉤爪を振り下ろすがヘルハウンドが紅蓮の腕を受け止める。
「死ねっ!」
エリスは右腕に持っていた蛇腹剣を紅蓮に刺そうとするが今度はカレンが左腕でヘルハウンドの右腕を抑え両機は取っ組合う状態となった。
「エリスっ、もうやめて!!」
「そうやってお前は…!」
両機は組み合ったまま空中へと移動する。ヘルハウンドの左腕に装着してあるクローアームが紅蓮のエナジーウイングの片翼を掴み潰そうとする。
「しまった!!」
エナジーウイングの紅い羽は点滅し片翼が機能しなくなりバランスが崩れた紅蓮をヘルハウンドは地上へと叩き落した。
追撃が来ると予測したカレンは輻射波動を展開させると蛇腹剣を振り下ろすヘルハウンドの攻撃を回避し右腕の鉤爪でヘルハウンドを捕らえようとする。
「っく!」
隙をつくってしまいやられると思われたが……
(エリス……っ!)
一瞬、エリスの顔がカレンの脳裏に浮かびそれが彼女の手元を狂わせ鉤爪がヘルハウンドの頭部を掠め空を切ってしまったのだ。
「……っ!?」
「っ!?……何してんだ私は!!」
自らの行動にカレンは苦虫を噛み潰すように表情を崩す。
「………カレン!お前はどこまで私をっ!!」
カレンのこの行動にエリスは怒りを感じアームクローで鉤爪を捕らえると強引に締付け紅蓮の右腕が火花を散らせ折れ曲がり無理矢理引き抜き蛇腹剣を構える。
蛇腹剣を構えるヘルハウンドにカレンは避けようとするが間に合わず左腕が突き刺さりエリスは力任せに紅蓮に刺さった蛇腹剣を振り紅蓮の左腕が切断された。
「……カレン」
「ハァハァ……エリス!」
両腕をなくし武器の無い紅蓮に勝機を見たエリスは剣を構え手負いの紅蓮へと突き進んだ。
「流崎アキラ!!何故貴様が!?」
この空間にアキラが単独で入ることはできない。驚きを隠せないシャルルとマリアンヌであったがそれはルルーシュ達も同じであった。ギアス饗団を襲撃した時も同様にCの世界にアキラが入り込んできたことがあるがそれと同様のことが起こった。
「異端者は単独で侵入できない。誰かが…」
アキラはルルーシュ、シャルル両者の顔を見る。アキラ自身もこの場に転移させられたのだと感づき、この神根島にてまたもや謎の現象に巻き込まれたのだと苛立ちを隠せなかった。
そんな中C.C.1人がこの状況に冷静にいた。
「アキラ、誰がお前をここへ?」
「……さぁな。だがこの状況をどこかで見て楽しんでるだろうな」
「………異端者か」
C.C.は空を見上げ一言呟いた。
「生贄か……。V.V.、お前の言うとおりだな」
C.C.は沈痛な面持ちでシャルル、マリアンヌを見る。
「シャルル、マリアンヌどうやら私達は奴等の掌で踊らされていたようだ」
「C.C.、あなたは!?」
「マリアンヌ、私達はアキラの為に利用されていただけだ」
「どういう事だ?」
「シャルル、アキラをここへ連れてきたのはアーカーシャの剣、Cの世界だ」
「何っ!?」
C.C.の言葉に2人は戸惑いを隠せずにいた。だがルルーシュ、スザクは1つの答えを導き出す。
「………まさか、ここはもう」
「そうだ。ここの世界はもう既に異端者に掌握されている」
その指摘にシャルルはそんなバカなっと額から汗が落ち辺りを見渡す。
「何を世迷い言を!!アーカーシャの剣は兄さんと数十年前からわし達が支配していた」
「そうよ!!それはあなたもわかってるはず!」
「あぁ…私も今までそう思っていた。だが違っていた。私達、いやこの世界そのものが既に奴らに支配されていた。奴らは待っていたんだ。私達がアキラを連れて計画を決行するのを」
その瞬間、一筋の光がアキラとルルーシュ、スザクに当たり光に包まれた3人は抵抗できずに宙に浮き眩い光が辺りを包む。
突如、体の自由を奪われた3人は頭から送られてくる情報は異端者として生まれた者達の歴史、そして互いの過去が走馬灯のように送られいくのに驚きを隠せなかった。
光が収まり地に足をついた3人は互いの顔を合わせる。
「………今、お前の過去を見た」
「………俺もだ」
「ワイズマン…!!」
スザクは自分達に互いの過去を見せた張本人の名を出した。
「ワイズマン!?」
シャルル達には初めて聞く名であった。
「この世界の統率者。この世界を裏から操っていた者」
アキラは淡々とした表情でシャルルとマリアンヌそしてC.C.を見つめる。
「あんた達は初めから踊らさせられていたんだ。奴らはずっとあんた達を観察していたんだ」
「っ!?」
「そうだ。この世界はもうお前達のものじゃない」
「バカな!?既にラグナレクの接続は始まっている」
だがすると辺り一面の風景が突如消え、漆黒の闇に包まれた。
「何っ!?」
「このCの世界がお前達の手元から離れたのだ」
アキラ達の声ではない何者かがここへ潜り込んだことに気づきシャルルは声の主のほうを見る。
「寛二……貴様!」
ここにいなかった井ノ本がアキラ達の前に現れた。
「………残念だな。シャルル、お前達の計画は初めから破綻していたのだ」
「あなたは知ってたの!?」
「お前達とこの計画に賛同したが同時に私は異能生存体……を調べてわかったのだ。この世界の真の支配者、ワイズマンをな。そして私は……」
「っ…!?あなた、まさか!?」
不適に笑う井ノ本にマリアンヌは何かを察する。
「寛二、貴様!!」
「お前達は気づかない間に異端者に操られていたのだ。シュナイゼルがアキラを取り込もうとしているのを気づきながらお前達はそれを静観した。お前達をそうさせたのは何だ?」
その指摘に2人の額から汗が滴り落ちる。
「シャルル、マリアンヌ、お前達はアキラ達を恐れるあまり彼らの本質を探ろうとしなかった。自分達に優しい世界を作り満足を得ようとした。その作った世界も彼らに用意されたものだと知らずに」
シャルルとマリアンヌの体が足元から消えていくのが見える。
「バカな。わしは不老不死のはずなのに。飲み込まれる?Cの世界に?」
「言ったはずだ。この世界は既にお前達のものじゃない。邪魔者は排除される」
消え去ろうとする2人をルルーシュは黙って見ているのであった。
「ルルーシュ、これが異端者よ!!このままだとあなたも!!」
「そうだな…、お前達は異端者を恐れ俺とナナリーを捨てたんだよ!!」
「でも、それは守ろうとして!!」
「計画を優先したお前達は、もう俺達が生きていようと死んでいようと関係がなかったんだ。異端者を言い訳にして。何が嘘のない世界だ。実際、お前達の計画は自分達のためのものだ。ナナリーが望んだのは、きっと…他人に優しくなれる世界なんだ」」
「ではお前は異端者達に支配されるこの世界を認めるというのか!!」
「だとしても、お前の世界は俺が否定する。そして……」
ルルーシュはアキラを睨む。敵意を感じたアキラもルルーシュの意思が感じ取れた。
「ワイズマンと戦う。お前達と違うやり方で!!………消え失せろ!」
「ぬあぁぁぁぁ!!!」
ルルーシュを掴もうとシャルルは手を伸ばすがその手は届くことなくマリアンヌと共に消えていった。
「シャルル…マリアンヌ………この数十年お前達は嘘のない世界という夢を彼らに見せられたのだな」
「そういうあんたはワイズマンとどういう関係だ」
アキラはショットガンを井ノ本に向ける。
「……使者とでも言えるか。彼らが支配するこの世界の先を……嘘も真実も越えた世界、私はそれを見届ける役割を与えられたに過ぎない」
「俺は認めない。裏で人を操るような奴等の世界を」
「だが彼らは全てを可能にできる。それこそ死者、そうだなユーフェミア・リ・ブリタニア。彼女と再び話すこともできる」
「それを押し付けというんだ!」
スザクは剣を抜き井ノ本に向ける。
「できるか?」
「…………俺はゼロ。奇跡を起こす男だ」
ルルーシュの両目にギアスの紋章が浮かびあがり思考エレベーターが崩れ落ちていった。
「貴様ギアスを……」
「これで貴様らの計画は潰れた」
スザクは井ノ本に剣を構えた。
「あなたは己の計画のためにブリタニアと日本を戦争させた。それはゆるされない!」
「計画?………っふ、私にとってはもうシャルルの計画など既に形骸していた。ワイズマンのまえに嘘のない世界など」
すると井ノ本の足元から粒子のように消えていくのが見える。
「ルルーシュ、枢木、これで終わりじゃない。ここにはアキラがいる。異端者、ワイズマンの力を受け継ぐ男がここにいるということを……」
消えゆく自分の体に動揺することなく不適な笑みを浮かべながら井ノ本は消えていった。
「さて、この男をどうするつもりだ?」
C.C.の指摘どおり異端者はここにもう1人いる。そうアキラと対峙するルルーシュ、スザク。3人には殺気が漂う空間で満ちていた。
「………アキラ、単刀直入に聞く。お前は俺の敵か?」
「それはお前達の態度次第だ。俺の邪魔をするなら…」
アキラは銃口をルルーシュに向ける。
「俺の敵だ」
「君もワイズマンによって狂わされた1人だと理解している。だがだからといってそのまま野放しにはできない!」
剣の矛先をアキラに向けるスザク。3人をまわりに殺気立つ空間が漂う。
「ワイズマンの操り人形になるつもりはない。それはお前に操られるのと同じだ」
「やはり俺達はこうなる運命か」
「そうだな……」
アキラはショットガンを空へと向ける。
「っ??」
「先に抜かしてもらう」
引金を引き銃声が空間に響き渡ると空間が崩れだした。この現象にルルーシュ、C.C.は気づいた。
「防衛システムを作動させたか」
アキラの足場が崩れ落ちてゆくアキラがスッと消えてゆくのを見てC.C.はルルーシュ、スザクを見つめる。
「お前達、これからどうするんだ?シャルル達の計画を否定し、現実を、時の歩みを進めることを選んだ。だがこの世界はワイズマン、異端者達のものだ」
「俺は戦う。シャルル達が目指した世界もワイズマンの世界も同じだ。人は何故嘘をつくのか。それは何かと争うためだけじゃない。何かを求めるからだ。完結した閉じた虚無の世界。俺は嫌だな。それなら俺もアキラのように抗う」
「ならアキラと同じだな」
「いや、違うな。奴がワイズマンと同等の存在なら……」
「だが、そう簡単にいかない」
崩れていくCの世界の中でスザクは己の道を定めようとする。
Cの世界を出たアキラは自分がレグジオネータのコックピットにいることに気づく。
今、自分が今遺跡の外におり周囲に爆音の振動が伝わり戦闘が行われていることがわかりアキラはレグジオネータを起動させ戦闘が行われている場所へと向った。
追い詰めたカレンは残りの武器のスラッシュハーケンで反撃を試みるが回避され1つは切断されしまいヘルハウンドの蹴りで転倒してしまう。
「最期だ……カレン」
止めを刺そうとヘルハウンドにカレンはこれまでかと覚悟するが突撃するヘルハウンドにアキラのレグジオネータがヘルハウンドに体当たりをし転倒した。
「っ…!?アキラ!!」
「エリス…!」
対峙する3人をルルーシュ、スザク、C.C.は離れた場所で見守っていた。
「どう見る?」
「………」
黙ったままの2人にC.C.はほくそ笑む。
「奴が死ぬイメージが沸かないのだな。よく見とけ異能生存体、異端者がなんなのか」
―エリスとの最後の闘い。対峙するエリスを見て俺はこれまでにない殺意が芽生えた……―
早速、紅蓮聖天八極式がスクラップになってしまいましたがこれは相手がエリスでカレンが躊躇している部分もあり弱くなってしまった描写になりましたがこの紅蓮がどうなるかは後ほどということで