SAO ~ソードアークス・オンライン~   作:沖田侑士

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第6章 〜ファンタシースター〜
第126話 「見知らぬ場所、始まる物語」


オラクル船団は深遠なる闇の浄化を目標に、オラクルのシステムを大きく変え、統制を再び取り始めた。

不定期ではあるが深遠なる闇の復活が数度見られ、そのたびにアークスの全力をもって阻止された。また深遠なる闇復活の為か、かつてのダークファルス達、【巨躯】【敗者】【若人】【双子】の劣化コピー体ではあるが復活もみられ、幾度となくオラクル船団や【若人】の本体が封印される惑星リリーパでその襲撃、復活の兆しが見受けられた。しかし統制のとれたアークス達はそれらを退け、ルーサーの統治された時代よりもはるかに力を蓄え、来る日『深遠なる闇完全浄化』の為、日々精進し続けた。

また、各惑星との交流を深め、特に進化の著しい惑星スレアではオキをはじめとしたアークスの中心人物たちによる親睦が深められていた。

惑星スレアは数少ないダーカーの出現が確認されていない惑星にして外宇宙から見ればまだ平和な星。

オキらアークス達は数少ない平和な星としてできる限りダーカーによる影響が無きようにと、念には念をいれた警戒もされた。

「うっしゃおわったーーー!」

深遠なる闇復活時にダーカー因子吸収の許容限界を超えたオキとマトイ。

ハヤマやアインスを始め、【闇】と関わりの最も強いシンキからの数々の助言、手助けをしてもらい、更に内に抱えていた膨大な量のダーカー因子を分割。それぞれが除去装置へ入る事により予想されていた除去作業時間を数分の1に縮めることに成功。ようやく内に持っていたダーカー因子の完全削除に成功した。

「これからは無茶せずにお願いね。あなた一人だけの身体じゃないのだから。」

フィリアから強く釘を刺される。ルーサー事件後、様々な星、人種を超えた絆を深めてきた。

今では多くの人がオキとの関わりを深く持っている。自分ひとり倒れたくらい、では済まされない。

「それくらいわかってますって。圭子やユウキ達。それこそマトイちゃんだっているんだから。」

未だダーカー因子の除去に時間のかかっているマトイの入ったカプセルを見た。

彼女は一度とはいえ完全に深遠なる闇へとなった。なりかけたオキとは話が違う。

よってまだ時間はかかりそうだとシンキやフィリアは言う。

「そうですよ。一人でも泣かしたら、私が怒りますからね。」

一瞬鬼の形相がフィリアの背中に見えた。オキは強く首を縦に振る。

医療区画を後にしたオキ。その直後に通信が入った。

「あーあー。オキさん、聞こえますか? 除去作業お疲れ様です。」

「誰だ。」

見知らぬ人物からの通信。映像はなく、声だけがこちらへと通じていた。

「あっれー? おかしいな。ごめんなさい! 映像通信機能がまだ不調ですね…。私、シエラっていいます。詳しいお話はお会いしてからしたいので、指示した場所へ来ていただけませんか?」

ここ最近登録されておらず、その姿も曖昧という者達が増えているという。ミケやクロ、シンキ、アインス等オラクル船団ではない出生不明な人物は昔からいた。その数はごく少数に限られていたため危惧していなかったのが事実である。そのため、ウルクが総指揮者となった現在は一度でもオラクル船団でアークス活動を行った人物を一斉に登録をかけた。

一斉登録をして半年ほど。登録されていないアークス活動をしている人が急激に増えた。

どう考えてもおかしいと調査をちまちま行っていた。もしかしたらその人物かもしれない。オキは警戒をしつつも、その指示に従った。

オキが指示されたのはアークスシップの艦橋。オキらが主に活動しているアークスシップの頭にある場所だ。

惑星スレアが目の前に広がっている。そしてそのモニタが多数動く目の前に大きな椅子。それがくるりと回転し、呼び出した小さな本人が現れた。

「来ていただきありがとうございます。いやー、来ていただけなかったらどうしようかと思いました。」

そこにいたのは一人のキャスト。黄色の小さなツインテールに碧に光る眼。背はオキよりも小さい少女のキャストだ。

「私、シエラと言います。本日をもってオキさんたち、ガーディアンの専属オペレーターとして配属になりました。よろしくお願いいたします。」

「お、おう?」

ガーディアン? 専属? いったい何を話しているのだろうか。困惑している最中、シエラは一つの映像を見せてくれた。

「あぁ、混乱させちゃってますね。こちら、ウルク総司令官より伝言を預かっておりますので、どうぞご覧ください。」

現在オラクル船団はルーサーによって引っ掻き回された後の処理を完了させ、アークス達をそれぞれの得意分野に分けた部隊編成を新たに行った。

総司令官をシャオ代行だった指揮系統をウルクに集約。テオドールを補佐官とし、その下に数種類の部隊を大きく分配、作成した。

運営補佐、戦闘、研究等、様々な分野に分け頭に六芒均衡を置いた現在のアークスの新たなる組織図。ここまではオキも知っている。

そしてここからが今回のメイン、オキにとってサプライズのような形で告げられた新たな一つの部隊。

どこにも属さない人物としてオキ、ハヤマ、ミケをはじめとするチーム『ペルソナ』メンバー達とアインス、マトイを含むオキらと特に深くかかわる人物たちによって構成された『守護輝士』部隊、ガーディアンと名付けられた遊撃部隊を作成。そのリーダーにオキを、補佐として専属オペレーターのシエラを新規に配属。総指揮の指示なしで自由に動ける部隊として動けるうえに、小規模でなら一般のアークスへ指示を出せる立場として確立させた。

シエラはシャオによって特別に作られたハイ・キャストだという。

「生まれて2年ほどですが、これでももう大人なんですよ、えっへん。」

腰に手を当てて誇るように微笑むシエラに苦笑する。しかし彼女自身の性能はオペレートに特化した性能となっているようなので、頼れる存在となるだろう。実際、目の前で多くのウィンドウモニタを空中にだし、多くの情報を統括しているのがわかる。

普通のキャストとは違い、シャオの演算能力をそのまま受け継いだ超ハイスペックAIをウルク人格ベースに1から作成。その為、彼女はアークスシップ一つくらいなら統括でき、自由に動かせるという。

アークスシップには一般の市民、その他アークスもいるが、オキの最後のダーカー因子除去作業中に話がとおっていたらしく、全員が特に問題ない、いつも通りだから気にしない、指示があればそれに従い協力すると告げたらしく、オキは皆への感謝で頭が上がらなかった。

「さてさて、以上の内容はオキさんを含む関連する全員に話を通しております。なにか質問ご意見ご要望はありますか?」

オキはんーっと考え込んだ後に特に無い事を告げた。

「了解です。ではでは、早速ですが、ウルク総司令から一つ依頼というかお願いですね。」

ウルクから一つのお願いをされた。それはオキも独自に動いていた登録されていない不明アークスの存在。

より自由に動けるようになったためにオキはその依頼をこなすことを承諾した。

「ああ、そいつは俺も独自に動いていた。こいつが俺の調査メモだ。統合してくれ。」

オキも時間があるときにアークスシップ内のロビーにて登録されているアークスとされていないアークスの違いを調べ、それをメモしていた。

「特に外観とかは変わりないんですね。」

数人は見つけた。その外観は変わらず、一般アークスと見分けがつかない。

「声はまだかけていない。何が起きるかわからなかったからな。だが…。」

ここからは大手をふって調査を開始することができる。シエラに早速登録されていない不明アークスを探してもらった。結果はすぐにでた。

「いました。どうしますか?」

「そうだな。ロビーでは見分けつかんから、一緒に外に出てもらおう。遺跡とかがいいだろう。今ダーカー浸食の起きている場所を指定。そこへ浸食度調査を依頼しろ。作戦はその場で伝える。」

シエラはコクリと頷き、早速の指示に嬉しいのか笑顔でコンソールを操作し始めた。

オキは武器、防具を確認。何が起きるか不明なのでハヤマに待機命令。アインスには各所の警戒態勢を呼びかけるように指示。自由に動き回っていてどこにいるかわからないミケやシンキ、クロには情報を簡単に伝えた後にすぐに動ける状態にだけしておくようにメールを送った。

「ああ、ユウキか? 今説明した通りだ。圭子達に指示があるまで遊び来ないように言っといて。あぶねーから。」

「わかったよー。つたえとくー。」

ロビーへの移動中、ユウキには惑星スレアの遊びに来そうな面々に連絡を伝え、何があってもいいように働きかけを行ってもらった。

なぜここまでの警戒をしたか。自分でもわからない。いくら不明なアークスに会い、調査するだけとはいえ、この警戒。理由は、オキの内にある警笛がやかましくシグナルを発していた。

ここから先は何かが起きる。オキはそう感じていた。

シオンがいた数年前、マターボードと呼ばれるシステムを使い、過去を走り回り、いまの、この現在を掴み取った。マトイが死ぬ未来、深遠なる闇と化す過去。それを変える為に幾度となく走り回ったオキとダークファルス【仮面】。ようやくつかんだこの未来。なくすわけにはいかない。

シオンや、自分自身に約束したこの誰も歩んだことのない歴史を、なかったことにしないように一歩一歩進んだ。

「少年、そこの金髪の少年。」

オキはその場にいた不明アークスへと声をかけた。オキが不明アークスに声をかけた後、偶然を装いともに遺跡の調査をおこなってもらおうという魂胆だ。

「ははは、はいぃ!? わた…いや、僕に何か用?」

「いや、ふらふらしてたからな。大丈夫か?」

急に声をかけられた為か挙動不審だった金髪の少年はびっくりしながらこちらへと驚き、顔を見たとたんにより驚きの声を上げた。周囲にいた一般アークスは少年を見た後、オキをみて何かを囁き始めた。

「またあの人か。」

「この間は女の子に正座させられてたよね。」

「今度はショタ? あの人男の子もいけるんだ。」

「ホ○ォ。」

オキには何を言っているのかわからないが、なぜか女性陣がキラキラした顔でこちらを見ているのが気に食わなかった。

「っち。なんかいい噂されてねーなこれ。おう、無理すんなよ。」

「ははは、はい。ありがとうございます…。」

すごい目が踊っている。オキの警笛はより一層強まった。

次のタイミングでシエラに通信で登場してもらい、早速調査の依頼。

「いきなりすみません。ヒツギさん、でよろしいですね? 私、シエラと申します。あなたに総司令から直々の依頼がありまして、目の前の人と一緒にお願いできませんか?」

「え? わわわわた…いやボクが?」

「ああ、名前、言ってなかったな。俺はオキ。よろしく。」

「オキ…オキ…。っ! 深遠なる闇で大活躍したアークス!?」

叫び声と共に、更に囁き声が聞こえてきたので草々にキャンプシップへと移動させた。

キャンプシップで遺跡へと移動。出現するダーカーを倒しながら進んでいった。

「え? なにこれクエ? それともあたしなにか目をつけられるようなことした? こんなのあったっけ? というかなんで大英雄のNPCが…。やっぱりバグ?」

ブツブツとつぶやく言葉の中にある単語をオキは聞き逃さなかった。

クエ、NPC、バグ。SAOやALOでよく聞く言葉であり、自分もよく発した単語。しかしそれではまるでゲームではないか。ますます怪しいヒツギに目を光らせる。

戦う姿は新人アークスの様で一応は戦えている。フォトンの使い方は…不安定だな。

暫くして、遺跡の調査は滞りなく終わりそうだ。挙動不審の少年アークス、ヒツギの腕は確かだ。ダーカー相手でも物怖じせずに向かって倒している。多少危なっかしい所はあれど、新人アークスだと思えばそう不思議ではない。

「うわ…めっちゃみてる。やっぱあたしなにかしたのかな…。いや、ばれてないよね。うん。大丈夫。」

ぼそぼそとつぶやき声が聞こえる。やはりおかしい。その時だ。

「…ん? なに、こいつ。」

ヒツギの前に現れたのは黒い人型の靄。ゆっくりと動くソレにオキは異様な感じを察した。

「ちぃ!」

急に黒い煙の球を少年にぶつけようとした黒い靄の人型。しかし弾は素早く割り込んだオキに邪魔される。

「え? オキ…さん?」

『ダーカー反応…この強さ…! ダークファルスクラス!? なんで!? いままでこんな反応…なかったのに!?』

通信の先でシエラはパニックになっている。オキもこのようなダークファルスは見た事が無い。まるで実態のないような…。意思だけのダークファルスとかあるのだろうか。少なくとも今まで相手してきた奴らよりも力は弱そうだ。

『オキさん、気を付けてください。そいつの狙いは、あなたです!』

「まじかい!」

エルデトロスを振り上げようとする腕をその場で止める。その直後にゆっくり動いていた靄の人型はオキへと走り出した。

パァン!

人型のソレに何かが当たる。ヒツギのガンスラッシュの弾が当たったのだ。

「なんだかよくわからないけど…ここががんばりどころってことでしょう!?」

ガンスラッシュを撃ちながら勢いよく近づき、ソレを切り裂いた。

「どんなもんだい。」

消え去った黒い靄に安堵するヒツギ。しかしオキの警笛はなり続けている。

『ヒツギさん、油断しないでください。ダーカー反応はまだ残っています!』

「え? だってきえて…なに? これ…うごけない…なんで!?」

黒い靄だったモノは煙と化し、ヒツギの中へと入っていく。ソレはダークファルスのソレと一緒だった。

「いや…怖い…誰か…たすけ…て…。」

「大丈夫だ。俺に任せろ。」

消えゆく意識のなか、ヒツギが見た光景はオキが手をかざし、光を放っている姿だった。

『ダーカー因子が中和されて…そうか、オキさんの力!』

「っ! 手が動く! これならログアウトを!」

恐怖で顔がこわばっていた少年が我に返ったのか手を大きく振り上げ、その場に出したコンソールに手を叩きつけ、その場で消えて行った。

その直後オキの目の前が大きく光り、ダークファルス共々その光に飲まれた。

真っ暗な渦にのみ込まれたオキの意識はどこかに流される間隔にあった。

そして、一つの光がさした。

『助けて…誰か…助けて!!』

強い誰かの願いがオキの頭に響く。真っ暗闇だった周囲が次第に明るくなって見えてくる。

一人の少女が少年にかばわれ、青白い化け物のような人型に攻撃された光景が見えた。

次の瞬間、オキは目の前にいた青白い体をした男を足の裏で蹴り倒していた。

「まったく…。俺の目の前で女の子襲うたぁ…。いい度胸じゃねーか。」

オキには見えていた。再び振り上げられた腕、少女を襲うまるでゾンビのような男を。チラリと後ろをみると少女恐怖で顔が引きつっている。

先ほどまで一緒にいた少年も一緒だ。目の前には蹴り倒したスレアで知った『ゾンビ』と呼ばれる化け物ような男、それも一人ではない。ドアの向こう側にも見受けられる。

ここは誰かの、いやこの少女の部屋なのだろうか。ここはどこなのだろうか。後ろで動けなくなって震えている、助けを呼んだこの子は一体? そして少年は?

「考えるのもめんどくせぇ。とりあえず、おう。おめーら、誰に向かって刃ぁむけてんだ!?」

蹴り倒されたゾンビは再び起き上がり、手に持った小ぶりの刀をオキへと振り下げた。だが、エルデトロスにそれは防がれる。そして再び腹に蹴りをかました。

蹴られたゾンビはドアから入ってこようとしたほかのゾンビを巻き込み、ドアの外、廊下へと吹き飛ばされる。

「ウゴゴゴゴ…。」

声にならないうめき声をあげるゾンビたち。言葉が通じない事がわかる。

「シエラ、目の前の化け物は何か分かるか? 倒していいかな。」

『その…、目の前にあって中身が無い。まるで風船のような存在…? と、とにかく危険そうなので倒しちゃいましょう!』

それを聞いてオキはニヤリと口を歪ませた。

ドアの向こう側は横幅の狭い廊下。そこにいる10人ほどのゾンビ男共だけ。オキは武器を変える。

パパパーン!

ゾンビの頭に大きな穴が開く。中身は何もない。外側だけが形作っている。オキの持つエルデトロス同様の素材で作られたアサルトライフル『リフォルス』からはいくつもの銃火が放たれる。

「向こうから勝手にきやがる。こいつら一体何なんだ?」

最後の一発の銃弾がゾンビの頭を貫く。ゾンビたちはまるでSAOやALOのモンスターエネミーのような消え方、結晶が破裂し、砕け散ったような消え方をした。

「まさか、またゲームの中じゃねぇだろうな…。」

ほっと一息ついたところでシエラから通信が入った。

『いえ、この世界は現実の世界です。ゲームの世界なんかじゃありません。ここは…星。我々の知らない星です。』

なぜ見知らぬ星の住民がアークスに紛れ込んで活動しているのか。襲われた彼女や少年、襲ってきたこいつらは一体? 

そうだ、さっきの少年と少女は。部屋に戻ると怪我は無さそうで安心した。

「さっきのは…。」

「安心しろ。全部ぶっ飛ばした。」

「そう…助けてくれて…ありが…とう…。」

極度の緊張状態から安堵したから気を失ってしまった。それを見たオキはため息をついて少女と少年を近くにあるベッドへと移動させ、布団をかけてやった。

「わりぃな。まだおめーらのこと信用してねーんだ。一体何の目的があってうちらの所にいたのか。そもそも何者なのか、見極める必要がある。…ん?」

ふと近くにあった机の上にある光り輝くモニタ画面をのぞいた。

「PHANTAS…ファンタシースター…オンライン?」

机の上にあるキーボードはスレアで学んだパソコンと同じものだ。オキはエンターキーを押す。

画面は移り変わり、いくつかのアークスシップが映し出される。そこから先はID入力が必要らしく先は不明だった。しかし彼女たちが何かしらアークスに対し行動を起こしているのは事実のようだ。

気を失っている少年と少女。彼ら彼女らが一体何者なのか。とりあえずオキはシエラからの帰還要請を受け、テレポートした。




みなさま、ごきげんよう。
ここよりPSO2のEP4が始まります。そして、今作SAOの最終章となります。
3年近くもの長くも短いあいだ、お付き合いいただきありがとうございます。
もう今しばらく、この物語にお付き合いください。
しかしここまで来るとSAO関係ない件。

さてここからのEP4ですが、ベースがEP4であってかなり改変します。
なので原作通りではないのでご了承ください。

ではまた次回にお会い致しましょう。


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