SAO ~ソードアークス・オンライン~   作:沖田侑士

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第142話 「地球意志の具現」

アースガイド地下巨大遺跡の最奥。多数の剣戟の音、響き渡る戦いの怒号、そしてその音が静かに消えて行ったとき、アーデムは地面に伏していた。

「は、ははは。まさかこの僕が…。原初の魔法使いであるこの僕をあっさりと倒しちゃうなんて…。」

「相手が悪すぎたな。あんたがどんな人物だろうと、こちらと宇宙の最悪と普段から戦ってんだ。1惑星内でとどまっているあんたに勝ち目はない。」

エルデトロスの刃先をアーデムに向けたオキはタバコに火をつけながら言った。周囲で共に戦っていたハヤマ、アインスもじっとアーデムをにらみ続けている。

はっきり言って相手にならなかった。いくら分身してこようと、いくら瞬息の刃を振るおうと、それ以上のパワーと数で襲ってくるダーカーやダークファルス相手に毎日殺し合いしているアークスの、しかもその主力クラスが相手では怪我ひとつさせることが出来ればいい方だ。内心、オキは一瞬冷や汗ものの攻撃を喰らいかけたが。

『っぶねー…。あんな動きしてくるとは。あそこだけはやばかったわー…。』

アーデムの渾身の一撃であっただろう捨て身の大技。4つの分身体を集結させての全方位レーザー。オキの防御が、ハヤマのスピードが、アインスのパワーが押し負けるとは思ってもみなかった。だがそこまで。クロノスの力により押し負けただけでその後の追撃は防ぎきった。クロノスがいなければやばかったのは間違いない。あとでメロンパン奢ってやろう。

「アー…デム。もうやめろ…。お前の…負けだ。」

よろよろとヒツギの肩を貸してもらい歩いてきたエンガは悲しそうな顔でアーデムを見ていた。

「これで、これでいいんだよエンガ。これで、神降ろしは…完成する。」

「神、降ろし? どういうことだ…アーデム!」

叫ぶエンガを微笑みながら見つめるアーデムはゆっくりと体を起こした。

以下に想像、具現の産物といっても髪が無償で顕現するわけがない。その降臨には、それに相応しい供物が必要になる。神が入るための器。アーデムはそう説明した。

「例えば…人の範疇を超え、神の呪いを受け、長い長い時をいきてきたものの、身体とかね。」

エーテルの光を体全体から出しながらゆっくりと空中に浮かんでいった。

「アーデム!」

「エンガ、ヒツギ! 下がれ!」

「なんだ…あれは。様子がおかしいぞ。」

「嫌な予感しかしねぇ。」

『強力エーテル反応!? 巨大な力がアーデムを包み込んでいます! 幻想種!? …いえ、なにか違います! 気を付けてください!』

シエラの通信が耳に入る。そのあわてぶりから目の前で起きている事が異常であるのは間違いないだろう。オキをはじめ、ハヤマ、アインスはヒツギやエンガを後方に下げ、武器を構えた。

「さぁ、くるわよオキちゃん達。私を落胆、させないでね?」

「マスター、気を付けて。ただの幻想種じゃない。…これは。」

クロノスは感じていた。暴風となり土煙を竜巻と一緒に巻き上げアーデムの身体は見えなくなっていた。その中にいるであろうアーデムから感じたソレは自分の知っている何か。かすかではあるが、ソレを感じたクロノスはそれがただの幻想種で無い事をオキ達に報告する。

シンキは分かっていた。ソノ眼で見たとき、男の中にある目的とその結果。ソレが見えた時彼女はある考えをもった。後のオキ達が経験するであろうソノ存在との対峙。この個体はほんのかすかではあるが、今後出会うソレと同じものを本当にかすかではあるが所持している。これに対応しきれなければ、オキ達の未来はない。

「っは。落胆だと? 何が来ようと全てぶっ飛ばすだけよ。なぁ隊長!」

「ああ、全てを斬って進むだけだ。」

「その通りだね。シンキに何が見えているのか知らないけど、俺達はいつも通り突き進むだけ。こんなところで立ち止まるほうがどうかしてる。」

オキ、アインス、ハヤマは笑いながらソレを見ながら言葉を発した。その言葉に満足したのか、それとも『ほんの少しはできる可能性がある相手』だからだろうか。それとももっと先を見据えての微笑みか。シンキはゆっくりと離れて再び空中で様子を見始めた。

風がやみ、土煙が収まり始めたころ、ソレはオキ達の前で、光り輝いた。

光が収まったあと、その場にいた皆は自分がいた場所に変化があることに気づく。

巨大な植物、樹木。巨大な樹に立っていた。

「ここは…人の身で来れる場所ではないわ。」

『その通りだ。ここは我が庭。人のみには過ぎたるばよ。』

「む、何かいるぞ。」

黄色、いや金色に光る木の身体。いびつなソレは人の形をし、樹木の身体を持ち化け物のような姿をしていながら光り輝き、その姿を顕現させた。

『不遜な言葉だな。人の子よ。呼んでおきながら、尚我を何と問うか。』

アインスの言葉にソレは返答した。そしてその場にいる全員が、響き渡る声を聞いた。

「なるほど。あんたが降ろされた、神か。」

『…いかにも。我はこの星を、宇宙を創りし存在であり、この宇宙、そのものである。』

オキはシンキとクロノスを目で探した。神のいる頭上に二人は飛んでこちらを見ている。神といえばこの二人だろう。オキが見てきたのを察した二人。シンキは笑みを浮かべたまま。クロノスはオキに遠くからオキの耳に囁き声を飛ばした。

「間違いない。神格がある。」

オキはそれを聞いて再びソレをみた。

「こいつはおったまげたな。宇宙の創造主ときたか。」

ゆったりと空に浮かぶ創造神はオキ達を見ながら再びその声を響かせた。

『不意不足の形ではあるが、こうして形取ったならば、この身の役目、果たさねばなるまい。』

役目、それは確かにそう言った。役目とは何か。それはソレ自身が答えてくれた。

『この地、この星を糧して、新たなる宇宙の創造を行わん。』

「地球を糧にって…壊すつもり!?」

ヒツギが叫ぶ。そしてソレはその言葉に肯定した。

新たなる宇宙を創造するためには現在のモノを壊さねばなるまい。終えた世界は糧としか価値はなく、それを人が望むのならば、われはそれを成すのみだと。

「そんなこと、させない!」

ヒツギが剣を抜き、神に刀を向けた。エンガも同じ考えだったようで同時に銃を構える。

だが、ソレが手をかざした瞬間、刀は、銃は、エーテルの塵となり消えていった。

『ソレは我が一部を使って型をなしているもの。我が我自身に刃を向けることはできても、通ずることはない。そしてそれを操れるのも道理。人の子よ、糧となるがいい。』

ソレは腕部に光を集中させ、巨大な樹の剣を作り上げ、ヒツギたちへと振るった。

「ふっ!」

オキが防ぎ、ハヤマが弾き、弾いた剣をアインスが叩き切った。

「…怪我ぁねぇか? ヒツギちゃん。…黙って聞いてりゃ勝手なことぬかしやがって。」

「ふん。これだから神は嫌いだ。人の想い、意思を本当に分かっていない。」

「どうするこれ。リーダーにまかせる。」

アークスの、血気盛んな3名が神に対して睨みつける。

自らの剣が切られ、困惑の表情…を見せているのかわからないが、すくなくとも困惑している神はじっとオキ達をみた。

『なぜだ。何故、力が霧散していない。』

そうして、3人を暫く眺めたあと、ソレは理解をする。

『なるほど。貴殿らは別の宇宙、別次元の来訪者か。ならば、我の管轄外なのも道理。そなたらよ、この退廃しきった星のために尽くしてくれたこと、感謝する。』

「おう。だったらお礼にお願い聞いてくれ。」

オキがエルデトロスを降るのと、創造神が手をかざすのは同時だった。

「きえてくれや…ん!?」

『あとは我が引き継ごう。ゆるりとお帰り願う。』

 

 

 

「オキさん? ハヤマさん!?」

「アインスさんもいねぇ。貴様! なにをしたんだ!」

ヒツギとエンガは急にいなくなったオキ達を探したが、どこにも見つからない。

『彼らはあるべき場所へと帰ってもらった。その尽力には感謝は絶えぬが、此れはこちらの問題。あのままでは我が手を下す事はできない。よって宙に浮かぶアレも共々お帰り願った。さぁこれで邪魔者はいなくなった。我は使命を果たすとしよう。人の子よ、我に従うがいい。それが運命なのだ。』

「みてクロちゃん。あれはもう勝った気でいるわ。」

「だね。この程度で勝った気でいるなんて、間違いなのに。」

創造主は動きを止めた。ばかな。確かにこの世界の者以外は全てはじいたはずだ。声のする方を向くとその場にいるはずのない者が二人残っていた。空に浮き、その姿を目にする。片や白き翼を羽ばたかせ、片や空に浮いたまま足を組み、座っている。

先ほどのモノ達の仲間か。すくなくとも我の管轄宇宙の存在ではない。

再び手を翳し、この世界から弾こうとした瞬間だった。

「誰に手を向けている、下郎。無礼だぞ。」

ズシンと体にかかる重圧。重力が重くなったわけではない。その眼とその言葉に賭けられた威圧が神であるこの身体にかけられたのだ。同じ方向にいたためかヒツギ、エンガにもソレは感じられた。二人に対して発された威圧ではない。しかしその近くにいるだけで今にも膝をつき頭を下げたくなるほどの重みを感じた二人は、すぐ近くへと降り立ったクロノスによって肩を触られてようやく体が軽くなった。

「すぐに下した方がいいよ。じゃないと…あなた、死ぬよ?」

重圧から逃れられほっとしたヒツギとエンガは再び重圧を感じた。先ほどよりも軽いものではあったが、それでも普段の重力が急に重くなった感じだ。更にそのクロノスの表情に二人はぞっとする。普段、オキやシンキに弄られている小動物的な存在だと思う事もあったクロノスだったが、その時の表情はどこか神々しくそして恐ろしく感じた。

『まさか…同じ存在だというのか。』

「同じ? っは。我を笑わせるつもりか? にしては笑えん冗談だ。同じ存在だと? 我から見れば小物も小物だ。弁えろ。」

シンキの威圧は再び重くなる。クロノスによって創造主から離されたヒツギとエンガはようやく深呼吸が出来た。あの場に未だいたなら、その重さに耐えきれずに地面に伏していただろう。そう思えるほどの威圧がその場に発せられていた。

「神の使いである僕からしてもわかる。君に神格は感じても、本当に神と名乗れるほどの力は無い。それに、言ったはず。勝った気でいるのは間違いだと。」

『なんだと?』

空を浮いたままのシンキに再び羽ばたき近づくクロノスの言葉に疑問を抱く。この者達、先ほどの者達とは違う。力の差がある。いやありすぎる。特にあのモノ。いったいなんだあれは。

「我がやってもいいが、これは試練の一環だ。貴様と相手するのは我ではない。安心するがいい。我は、まだ手を出さぬ。」

「マスターたちは必ず戻ってくる。シンキの事だから、戻ってこなければそれまでと思っているんだろうけど、それでも彼らは戻ってくる。」

片や余裕で不敵な笑みを浮かべ、片やじっとこちらをにらみ続け、あの者達が帰ってくると言いきっている。創造主たる自らを圧倒するほどの威圧力を持つこの二人が言い放ったのだ。見過ごせるわけがない。

眼を細くし、二人を見る創造主はじっと動かない。ヒツギはその3つの存在がけた違いで次元の違う戦いをしているのだと感じる。

『殴った切ったの世界じゃない。まるで、神代の世界が戻ってきたかのよう…。すごい…。』

神代を含む歴史が好きなヒツギは感動すら覚えていた反面、エンガはただただ『勘弁してほしい』と震える膝を抑えながら二人が信じているオキ達が戻ってくるのを今か今かと待っていた。

立った数秒が十分、二十分にも感じたエンガは何もなかった空間からいきなり放たれた光に目をくらませた。

「うお!? なんだ!?」

その光に笑みを浮かべるシンキとクロノス。

「ね? いったでしょ? マスターは戻ってくるって。」

創造主は驚きを隠せていなかった。動揺、驚き、そして理解する。それはただ離しただけでは意味のない脅威。自らが行わなければならない使命、それを果たすために障害と判断する。

「ふう。まだ神様生きてるー? ヒツギー、エンガー無事かー?」

「俺達の分が残っていればいいのだが。」

「あれ、まだやりあってなかった。シンキの事だからもうすでにやりあってるのかと。」

「ばかね。あなた達がやらなくてどうするの? …とはいえ、もう我慢の限界だけど。はやくはじめちゃいなさいオキちゃん。じゃないと、私が喰っちゃうわよ。」

オキ、アインス、ハヤマが傷一つついていない創造主を見て驚きを見せている中、シンキから言われた言葉はいたって簡単だった。

「そうだな。さっさと終わらせて帰ろう。呼び出された責務に従い、地球を糧として宇宙を創り直し、新たな人類と歴史を生み出すぅ? ふっざけんな。こちらとせっかく繋げたモノなんじゃい。それを無に帰そうなぞ言語道断。それは俺達の歩いてきた歴史が無駄になるのと同じだ。」

「そうはさせない。我々が紡いできたモノを無に帰すわけにはいかない。」

「そのとおりだクソったれ野郎が。なーにが神だバーカ。所詮アーデムの身体に憑依しているだけじゃねーか。」

煽るハヤマに対し、手を翳した創造主。だが、何も起きなかった。先ほどの光が発せられてから何かがおかしい。身体からストンと何かが抜け落ちたような。それを理解したのは自分の身体に異変があることがわかった。

『我の中に…不純物だと? いつの間に…。』

『我が名はマザー…。この星の母である。』

青く光る創造神の身体。その声は響いた。ヒツギは知っている。その声の主を。

「マザー!!!」

肉体に宿ったマザーの力により「神」の権限を封じた。マザーは創造主の身体、つまり地球側にも存在していた。

地球とマザーの衝突、ジャイアントインパクト。その時に原初の地球との衝突で月となったマザーだが、原初の地球の方にもわずかながらマザーの欠片が吸収されていた。

『そして、貴様の具現に使われているエーテル。それもまた私より生まれいでたもの。私は貴様の一部だ。地球意志。』

「創造の神よ。自己否定できまい。あなたがどれだけ願おうとも、マザーを消すことはできない。」

クロノスの鋭い眼光をみる創造主は再び戻ってきたモノ達を見渡した。

その場よりはるか上空。アークスシップは一度、元の宙域へと戻されていた。

創造神、地球意思が放った力により惑星ナベリウス周辺域まで飛ばされた。

一瞬だけ混乱はしたが、二人の尽力により、それは解決した。

「マザー、やったね。」

『ああ。無事、転送できたようだ。』

アークスシップ内艦橋に残るアル。そしてその内部に眠っていたマザーの欠片。この二人のおかげでオキたちは戻ることができたのだ。

「お二人共、感謝致します。これで、あの方々が元の場に戻ることができました。」

『よい。感謝するのはこちらのほうだ。今一度願う。今更私が言えたことではないが…八坂火継…否、地球を救うために力を貸してくれぬであろうか。』

「僕からも、お願い! おねえちゃんやお兄ちゃん…みんなを、地球を救って!」

「っへ。任せんしゃい。」

モニター越しにオキからの通信が入る。アルの言葉も、マザーの言葉も、オキに伝わっていた。

「シエラ、感謝するぜ。おめーがいなかったら、ここには戻れなかった。」

「何言ってるんですか。私は、あなたをサポートする専属ナビゲーター。あなたが望むのであれば、なんだって成し遂げてみせます!」

ヒツギたちがアークスシップへ向こう側からこちら側へ来ていたトンネル。PSO2のライン。それを利用したのだ。シエラはPSO2の原理を、動作を、実物をみた。作れないわけがない。瞬く間にそれを作り上げ、アルと、マザーの力を利用して再び道を広げ、彼らをあの場へと導いたのだ。

「流石だな。あとでいい子いい子してやる。」

「えへへ。」

オキの言葉ににやけるシエラ。

「さぁて、船もこっちに戻ってきたから、一丁やりまっせ。こまっちー、ミケ。」

上空からミケとコマチが降り立つ。

「二人共、説明は先ほどしたとおり。相手は神だ。容赦せずやるぜ。」

「神? …信仰と祈りの受け皿ではなく、肉を纏い血が流れているならば、殴れるならば血が流れるならば。倒せる、殺せる。ならば、何も、変わらない」

平坦な声色、淡々とした語り、その様からオキはコマチが眼前のデウスを見ていない事を察する

「ミケが神なのだ。げに恐ろしいのはミケの才能!」

何を言っているのか意味がわからないが、武器を出し、身構える様子を見て、すくなくともコマチもミケもやる気のようだ。

「アレは神といえど、下地にあるはアーデムの成した、エーテルによる具現化現象。つまり本物の神ではない。さぁ人の子らよ。打倒してみせよ。その力で、その想いを全て込めて。私がしかと見届けよう。」

シンキがゆったりと空に浮かびながら言う。それはまさしく神の如く。

「マスター、支援は任せて。あんなの、主に比べれば塵にも及ばないから。」

クロノスがいう。クロノスの主、時の神。これで塵にも及ばないとなるとどれほどの存在なのだろうか。オキはすぐにそんな疑問も吹き飛ばした。

『地球の…宇宙の具現である我に、刃向かうというのか! 人類!』

進化をせず、次の世界を築き上げず、ただ衰退していくというのか。地球意志たる創造主はそう叫んだ。

「何を言う神とやら。人は歩み続ける。俺たちは止まらない。だから人は進化し続けるのだ。俺は知っている。俺たちはわかっている。立ち止まらない大事さを。だからこそ、その行い、止めてみせよう!」

アインスは人の善し悪しを知っている。見ている。だからこそ想いは強く。

「傷つこうと、心折れそうになっても、人は必ず近くにいる人に助けられて、歩んでいける。俺もそうだった。皆がいなければ、俺は…」

大事な人を、失うところだった。そうだろ? マトイ。

「うん。そうだね。あなたに助けられなかったら、私はここにいないもんね。」

オキの想いに応えるかごとく、空よりもうひとりのアークスが降り立つ。守護輝士、最後の一人。

「いくぜ、マトイ。相手がなんだろうと、こんなところで立ち止まっていいはずがない! 歩いた道を無くしたりなんかやらせるかってんだ!」

「うん! むこうで、待ってる人が居るもんね!」

『愚か…愚か愚か愚かなり! 神が定めた未来を拒むとは…まこと愚かなり!』

「神が未来を定めるんじゃない。人が歩んだ歴史が、未来に続く。それを邪魔建てすることは…神であってもできない!」

「クロノスの言うとおり。貴様は神の皮をかぶった下郎なり。審判を下す? それは私のセリフ。」

「地球はおめぇのおもちゃじゃねぇんだよ。お前ら! 戦闘開始だ!」

クロノス、シンキの神と神の使いとしての言葉につづき、オキ、マトイが先頭に立ち、地球を救うための大勝負が開始された。

『くるがいい! 我創造の失敗は、新たな創造で取り戻す!』

創造神、地球意志が吠え、いくつもの火花が多数散った。




皆様ごきげんよう。暑い…暑すぎる。
仕事に向かう、帰る道で汗を滝のように流しながら歩き続けています。
皆様も気をつけますよう…。
さて、ようやくたどり着きましたデウスエスカ戦。始めてこいつと戦った時、いろいろな思いがありました。ただ、直後に全てエスカ武器に持って行かれたことを記憶しています。
あの時代はぶっ壊れクラスやったんやで…クリファド装備。
現在でも一応現役? なのだろうか。14がかなり出回り始め、宝くじと呼ばれなくなっている現状どうなのでしょうか。たまに入る私からはよくわかりません。
さて、次回は『デウス・エスカ』戦となります。本来ストーリーではヒューナル体だけの勝負でしたが、せっかくなのでデウス・エスカにも出張ってもらいましょう。どうやって表現しよあの巨体…。
では次回にまたお会い致しましょう。

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