東方紅魔記   作:ぐれにゃん

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第二章 仲間
美鈴とフラン


紅魔館地下牢

 

 

 

「お姉さま遅いなあ・・・」

 

トントン

 

「お姉さま?」

 

「誰かいますかあ?」

 

「え?誰?」

 

「あ、いるんだwお邪魔しまーす」

 

赤いロングヘアーに武道着の女が入って来た。

 

「お姉ちゃん誰?」

 

「あ、すいません。私は、紅・美鈴と申しますw美鈴とお呼び下さいw」

 

「美鈴?私フランドール・スカーレットていうの、よろしくねー」

 

「実は迷子になってしまいwフランドールちゃん、食堂はどこか知り・・・・え?スカーレット??ま、まさか、主様の娘!?」

 

「そだよー、食堂はねー・・」

 

「いやいやいや!食堂はもういいです!」

 

その場にひれ伏す美鈴

 

「こ、これはし、失礼を!フランドール様!」

 

「あははは!いいよ、別にー、それからフランのことはフランて呼んでー?」

 

「そ、そんな恐れ多い、無理です!」

 

「むっ。・・・んじゃー許さない!」

 

「・・・わかりました・・フ、フラン、様」

 

「さま?・・・うーん、ま、いっか」

 

ホッと胸を撫で下ろす美鈴

 

「フランね、フランて呼ばれるの好きなんだー!お姉さまが呼んでくれてる名前だから」

 

「お姉さまが好きなのですね」

 

「うん!美鈴も好きだよー、面白いし、フランて呼んでくれるしw」

 

ん?お姉さま?・・・・

 

「フラン様、お姉さまというのは、レミリア、様、のことですかね?」

 

「そだよー!美鈴、なんでも知ってるねー」

 

確か主様が・・・・・・レミリア様は・・もう・・

 

「-リン!メイリン!美鈴!」

 

ハッ

 

「な、なんですか?フラン様?」

 

「どうしたの?ぼーっとして?お腹空いたの?」

 

「そ、そうですねー、背中とくっつきそうですw」

 

「あはははは!仕方ないなあ、フランのごはんあげるよー」

 

「あ、いやいや、そんな豪勢なもの・・・」

 

(・・・・目の前に出てきたのは、明らかに昨日の昼に自分たちが食べ、そして残したパンだった)

 

「フラン様、これは?」

 

「ん?今日の晩御飯だよー?あれ?パン嫌いだった?それともメイリン大きいから足りない?今日は二枚もあったんだけど、一枚はお姉さまのだから、ごめんね?」

 

(・・・くそっ!私は馬鹿だ!こんなとこに閉じ込められてそんないい境遇なわけがない!恐らくなにもしらないまま幽閉されたのだろう、この子に外の世界を教えてあげたい!この子に自由を!)

 

「フラン様!」

 

「こっちのは駄目だよー?」

 

「フラン様!ここからでましょう!」

 

「・・・?でる?でもお姉さまがまだ・・」

 

「レミリア様は死んだのです!!!」

 

(し、しまった・・・)

 

「・・・・・・・・」

 

「美鈴?いま・・なんて?」

 

もう全てを話そう、フラン様の為に・・・

 

「レミリア様は、もう・」

 

「嘘だ!!嘘だ嘘だ嘘だ嘘だーーーー!!嘘つきメイリン嫌いだー!」

 

「くっ。確かに主様が、そして、次は妹の、ほ、う、、だと・・?」

 

妹?・・・・・・フラン様のことか・・こんな年端もいかない子供を・・・なぜ?・・・・・・・・いや、理由がどうのではない!

 

「美鈴なんか嫌いだあー!うわーーーん!」

 

(レミリア様の件も見たわけではない。可能性は低いが、私はフラン様をこの境遇から救いたい!悲しませたくない!つらい思いをさせたくない!あの無邪気な顔で笑ってて欲しい!死なせたくない!・・・・・なら、やることは一つだ!紅・美鈴!!!)

 

「フラン様!!!」

 

ビクッとしてフランが一瞬泣き止んだ

 

「申し訳ありませんでした!!レミリア様は生きています!嘘をついてすいませんでした!お詫びにこれからレミリア様の所へご案内します。そして、この先いかなる障害があろうともフラン様を守ると誓います」

 

「グスッ、それは嘘じゃない?」

 

「この紅・美鈴!生涯!フラン様に嘘は言わぬと誓います!」

 

「・・・・・・絶対だよ?」

 

「絶対です!」

 

「それじゃあ、まずお姉さまに会わせて!」

 

「お安い御用です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図書館隠し部屋

 

 

(パチュリーが来るまで本でも読んでいようかしら)

 

すぐわかる吸血鬼講座・・・・・・・・私の彼は吸血鬼・・・・・・・・・・吸血鬼血液型占い・・おいしい血液はB!・・・ろくなのがない。

 

(ん?・・吸血鬼の弱点100選・・・嘘くさいけど見てみましょうか・・)

 

 

日光

灰になります

 

(・・・・ならないわよ。昔遊んでたし・・・苦手は苦手だけどw・・)

 

水

溶けます

 

(・・・・溶けません!泳げないけど・・・・)

 

銀のナイフ

傷を再生出来ません

 

(・・これは、分からないわね、、あっ!ナイフ見つけ!試してみよ!)

 

・・シャッ!

 

(・・・・・普通に再生します・・・)

 

(あーもう!役に立たないわね!)

 

 

ガチャ

 

「あ、パチェ、おかえり」

 

ニヤニヤしながら様子を伺うレミリア

 

「ただいま、てレミィ、仕返しのつもりかしら?略すなら、パチェじゃなくて、パチュよ・・」

 

ッ・・・!!?

 

顔が赤くなるレミリア

 

「わ、わ、わざとよ!パチェのほうが呼びやすいでしょ!」

 

「はいはい、なんでもいいわ、続きをやるわよ」

 

「ほ、ほんとよ!?・・・てかお父様はやっぱり続きの期間を?」

 

「・・・ええ、でもなんせ吸血鬼を殺せるような、大掛かりな魔法よ?目一杯、時間はとったわ」

 

「流石パチェ!私の親友!で?期間は?」

 

「・・・今日入れて三日・・」

 

「・・・え?聞き間違い?それって明後日にはフランが殺されるってことじゃない?」

 

「あら?私とレミィの二人なら長すぎるくらいだと思わない?」

 

「そ、そうよね、一日余るくらいだわ!」

 

・・・・なにか憎悪のかたまりのような視線を感じる

 

そちらを振り向いた!

 

小悪魔が泣きながらこちらを睨んでいた・・・・・・

 

(わすれてた)

 

「こあ?なにを勘違いしてるの?」

 

首をかしげる子悪魔

 

「こあ。あなたは私達がどうしても駄目だった時の最・終・兵・器。なのよ?切り札をあてにした策なんて策じゃないわ」

 

徐々に笑顔になる小悪魔

 

(・・・・さすがパチェ)

 

「さて、続けるわよ?まず美鈴については確実性もなく、最悪相手に情報が洩れる恐れがあるから後にするわよ?」

 

「といっても兵は全部向こう、あと屋敷にいるのは・・メイドくらいよ?」

 

「そう、メイドよ」

 

「・・・・はあああ??メイドなんて戦えるわけないじゃない!スプーンとフォークで剣に勝てるわけないじゃない!」

 

「惜しい!・・・ナイフよ」

 

「は?」

 

「しかも銀のね」

 

「銀?あー、本に書いてた?あれなら無駄よ?」

 

「あなたには、ね。あなた忘れたの?あなたはハーフの吸血鬼、だから耐性が少しはあるの。その分、吸血鬼としては少し劣るけど。それに、あの実験の前まで毎日乗っていた魔法陣、あれは本来物凄い激痛を伴うのよ?平気なあなたを見て、正直驚いたわ」

 

そういって、ナイフに向かい詠唱を始めた

 

「銀のナイフ、これだけでも十分だけど、魔力を帯びたらかなり強力よ?・・・試してみる?」

 

「こんなの利かないって、私達吸血鬼には魔法耐性もあるのよ?」

 

グサ!

 

ナイフを取り、左手を思い切り刺してみせた

 

「ほら、なんとも?あれ?塞がらない?」

 

出血と共に痛みもでてきた

 

「レミィ!!」

 

慌てて治癒魔法をかけるパチュリー

 

「もう!加減しなさいよ!」

 

「ご、ごめん、でも本当にすごいわね」

 

「あなたでこれだから純血なら、もっとよ?」

 

純血・・フランの周りには銀を置かない様にしなくちゃ・・・

 

『ツッ!」

 

『レミィ?まだ痛むの?」

 

「ん?大丈夫」

 

(なんだ?今の頭痛は?ものすごい一瞬だけ意識が飛んだような・・・・まあいいか・・)

 

「パチェ?でもこのナイフ、誰が使うの?戦えるメイドなんていないわよ?」

 

「あなた、大事な人忘れてるわよ?」

 

「大事な人?」

 

「ヒント、メイド長」

 

・・・・・・・・・・

 

「ヒント、作法」

 

(・・・・・・・え?)

 

「ま、まさか、あいつ?てか、あいつてメイド長なの?」

 

静かに頷くパチュリー

 

「えええええええぇ!!!!」

 

「あなたには作法の訓練ぐらいでしか面識ないから、知らないだろうけど、この屋敷全体の管理は彼女1人によるものよ」

 

「えええええぇぇぇ!!」

 

「それに彼女の強さはあなたもよく知ってるはずよ?」

 

「でもなー、あいつ、妙にベタベタしてくるから苦手なのよねー」

 

・・・・

 

「・・妹様の為でも?」

 

「うーん・・仕方ないか・・・でも生きてたんだ、あいつ・・」

 

(ツ!まただ、またこの頭痛。なんなのよ、これは?)

 

「レミィ?」

 

「あ、ごめん。寝てないせいかぼーっとしてた」

 

「頼むわよ?大事な話なんだから」

 

「で、なんだっけ?」

 

「そう、彼女は十六夜様の妹ということも主様だけに限らず、私以外の誰にも伏せてましたから標的にはされませんでした」

 

!!!!!!!

 

「ええええ!!!姉妹!!!!????」

 

「元は十六夜様と同じく吸血鬼ハンターでしたしね」

 

「えええええ!!!!・・・・・ぶっこみすぎ・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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