おっす、おら転生者、今銃をつきつけられてる。わくわくすっぞ
「消えなさい、インキュベーター」
「ちょちょちょ、ちょっと待ってよお姉さん」
なにこれ、いきなりこの世界に転生させられたと思えばいきなり死にそうなんですけど。で、何この黒髪美少女。コスプレして銃構えて、何か円盤腕につけて。しかも巨人。
って、目が紫だ。この年でカラコンにハマるなんて、いや、中二病的な意味合いでつけてるのかな?しかも巨人で、親御さんが泣くぞ?
ってさっきこの娘俺のことなんて言った?嫌な単語が聞こえた気がしたけど。
「その口調、ふざけているのかしら?」
「ふざけてないさ!!って一つ聞いてもいいかい?」
「……なに?」
「今俺のことなんて呼んだの?」
「頭でも打ったのかしら?それくらいでおかしくなるような奴ではないでしょ、インキュベーター」
あかん
インキュベーターって何さ、まどマギの悪徳業者じゃねえか馬鹿野郎!!
え?なに?俺悪徳業者なの?
おっす、おらインキュベーター、もきゅもきゅすっぞ
「まあいいか。で、なして俺に銃をつきつけてるんだい?お姉さん」
「まどかを魔法少女にしないためよ」
ああ、この人暁美さんなんですね。そして俺のことほむほむしちゃうわけね。
やめて!インキュベーターのライフはゼロよ!!
「これは警告。まどかに近づかないで」
「了解っと」
「……は?」
ほら、了解してあげたでしょ。だからさっさと銃おろして下さい。精神的に怖いっす。
これが蛇に睨まれた蟻ん子の気持ち!!いや、そこまで身長差はないか。
「貴方、本当にどうしたの?いつもの憎たらしい口調じゃないし。これはこれで腹が立つけど」
「あれだよあれ。その時不思議な事が起こった!!
って感じで人格が変貌したのさ!!」
キリッとした顔をしてみる。しかし彼女の瞳に映る俺の顔は無表情。解せぬ…
「で、本当にまどかと契約しないのね?」
「そのつもりさ!!」
ってかさ、アニメとか見て、結果論だけど、まどかさんと契約してあの願いを叶えられちゃったらさ、インキュベーター側からしても問題なんだよね。
確かにまどかっていう大きなエネルギー?が手に入ってもさ、長い目で見て魔獣制度に変わったら良くないんじゃないかな。
だから俺はまどかさんに近づかない!!
いや、ね、契約してもほむほむループかまどかルールになるだけで未来なんて来ないんだよね。つまりワルプルギスをどうにかしたら今の状態を維持できるって事じゃん?
って何で真面目にインキュベーターの立場で考えてるんだろ。今インキュベーターだから仕方ないのかも知れないけどさ。
「そう、とてもじゃないけど信じられないわね」
「僕、悪いきゅうべえじゃないよ?」
必殺、うるうる目による上目遣い!!ほむほむの眼光が鋭くなった。
うわあ、真面目に撃たれそう。撃たれるのって痛いのかな。多分死なないのだろうけど…
「まあ、冗談はさておき、少し待ってくれない?今自分に起きてる状況整理したいからさ。流石に銃つきつけられてたら落ち着け無いや」
「………」
とりあえず銃おろしてくれた。そしてそっと爆弾置いてくれた。
解せぬ……
「おっとしっぽに何か挟まってる」
紙か、器用に前足を使って開くぜ!!
なになに
【転生特典
肉体(インキュベーター)の文字が2文字以上含まれる者の力及び能力を得る。
任意で発動するため自分自身で自覚しないと発動しない】
なぁにこれ。もしかしてチート?いや、微妙?
すぐには思いつかないなぁ。こういうのってアニメとかのキャラも出来るのだろうか…インキュベーター…が入るキャラかぁ…
うーん、いまいち実感もわかないなぁ。あんまり詳しくないし…あれ?頭の中に違和感が…まあいいか。
あ、もしかしたら伸ばしてる部分使えないかな…だったら、アクセラレー
でも実感わかないなぁ…まあ、後々考えればいいか。
「で、終わったかしら?」
「終わったよ!って爆破しようとしないで!!」
「何よ、貴方死なないじゃない」
「バイオレンス良くない!虐待良くない!それが今の日本を破綻させるんだ!!」
「何言ってるのよ…」
ああ、爆破され……
あれ?何ともない。でも爆破されちゃったよ?もしかして反射出来た?
「……貴方、何をしたの?」
「……そんなこともわからないのかい?馬鹿だなぁ君は」
「だまりなさい」カチャ
「はい」
無事だっわかってても銃を突きつけられるのは精神的に怖いです。はい。