「コノハ!!しっかりしろ!」
「んんっ…………」
「良かった…………心配させんなよ…………」
目を開けるとシンタロー君が立っていた。
あれ?体の痛みが全く無い…………どうしてだろう………
「……………どうしてここにいるの?」
「ん?クエストが終わって帰ろうとしたら咆哮が聞こえてな。咆哮のした方向をこのスコープで見たらお前が攻撃されてたからな。」
シンタロー君は、背中からボウガンを下ろして僕に見せてきた。何のボウガンだろうか…………
シンタロー君は赤い装備を身に纏っている。これは確かリオレウスって言うモンスターの防具だよね。
「ありがとう……………」
立ち上がってシンタロー君の後ろを見る。
そこにはボロボロになって倒れたあの黒いモンスターがいた。
「もしかして………遠くから援護してくれたの?」
「あぁ。俺は遠くから。そして…………」
シンタロー君の横の大気が揺らいだ。
そして現れたのは団長さんだった。
「俺が奴の足元を攻撃していたんだ。まぁ、最後に止めを指したのはコノハだからな。」
団長さんはポケットに手を突っ込んであの龍のところへ向かっていった。背中のあれは太刀って言うんだよね。カッコいいなぁ~。
「いやぁ、それにしても手強かっただろう?よく頑張ったな。」
シンタロー君はニコッと笑って回復薬を渡してきた。
「あ………大丈夫だよ………どこも痛くないから………」
「は?何言ってんだよ。あんな戦いで怪我をして無いわけが…………」
「大丈夫だよ…………ほら、こんなに元気だから…………」
僕は腕をぐるぐると回して体がしっかり動くところを見せた。
「そ、そうか?なら良いんだけどよ。」
「おい!二人ともこっちに来てくれ!」
シンタロー君が団長さんのところへ向かったので僕も走ってついていく。
「ほら、見てみろ。」
団長は、モンスターの体に太刀を突き刺した。
すると、剣の刃が青い炎に包まれた。
「このモンスター………血液に炭素が以上に含まれてるみたいだ。剣を勢い良く刺すと火花で剣が青い炎に包まれるみたいなんだ。」
「キド、お前って結構頭が良いのか?」
シンタロー君が団長のことを遠回しに褒めた。
「べ、べつに…………ただ、俺は予想をして言ってみただけだ。」
どうして団長は照れてるのかな…………?
「そうだとしたら、このモンスターの血は役に立つぞ。」
シンタロー君は腰に携えていた短刀を取って黒いモンスターに刺した。
そして、空の瓶に流れ出たその血を注いだ。
「よしっと。こんなもんか。」
そして、キャップをキユッと閉めた。
「そうだ、コノハ。」
団長が僕に向き直した。
「なに…………?」
「このモンスターの素材はお前のものだ。好きに使え。」
「え?良いの…………?」
「あぁ。皮とか角とかは、防具にしたり武器にしたりできるからな。シンタローも良いだろ?」
「ん?構わないぞ?元々はコノハの獲物だからな。」
僕の獲物って言うか、勝手にこのモンスターが襲ってきただけなんだけどね。
でも、二人とも素材は僕にくれるっていってるし………素直に受け取っておこうかな。
「ありがとう…………」
僕は、黒いモンスターの素材を取れるだけとった。
そして、ポーチに閉まった。
「さて、もう夜も遅いし、さっさと帰るか。」
「あぁ。そうだな。あのバカにも村で探さないといけないからな。コノハも来るか?」
どうしよう………でも、今は特にいくところもないし…………シンタロー君たちといた方が安心だよね。
「うん。行くよ………」
「良い返事だ。それじゃあ帰ろうか!」
僕たちは村へ戻って夕食を食べ、寝ることにしたのだった……………
第二章終了!!!!
次はどのキャラにしようか迷いますな~!!
また、シンタロー君でも良いし!
カノ君とキドさんでも良いですね!
それにしても、セト君とマリーちゃんはいったい何をしてるんですかね。
とにかく、次も頑張るので!よろしくです!