「はぁはぁ。カノ、ちょっと待ってくれ………はぁはぁ。」
俺は、無様にもひざにてをついてしまった。スタミナ切れだ………
「あれぇ?シンタロー君?どうしちゃったのかなぁ?」
カノは次はなにをしてやろうかと考えているような顔をして笑った。
「お前……歩くの早いんだよ……はぁはぁ。」
俺は、自宅警備(ニート生活)ばかりしていたのでスタミナが低い。(スタミナ50)
「はぁ。もう、分かったよ。少し休んでからいこうか?でも、こんなところで休んでてさ、モンスターに襲われても僕は知らないよ?」
カノは姿をジャギィに変えて俺に近付いてきた
「あぁ!もう!分かったよ!歩けばいいんだろ歩けば!どうせ、リオレウスなんてこんなとこに来ねぇよ。」
それにしても、いつになったら出くわせるんだ?全然どこにいるのかわかんねぇ。
俺は、再び歩き始めた。
カノも元の姿に戻りあとをついてきた。
その時だった。
突然、アプトノスたちが怯え始めたのだ。
カノも辺りを見渡して「来るよ。シンタロー君」と言っている。
俺たちは、取り敢えず近くにあった草むらに隠れた。
「グワァァァッッッ!!!」
何処からともなく咆哮が響き渡る。そして上空から紅い紅い体をした、まさに天空の王者がアプトノスに向かって飛んできた。
そして、アプトノスを攻撃して捕食し始めた。
「今なら撃てるんじゃない?シンタロー君のボウガンでさ。」
俺もそう思ったので静かにボウガンを背中から取って貫通弾LV1を入れた。
そして、リオレウスに向ける。
狙いを定めて………アイツがこっちを向いていないときに一発………
リオレウスは、捕食を終えて辺りを歩き始めた。
そして、俺たちとは逆方向を向いた
今しかないっ!
俺は、引き金を引いた。
バンッと音がして弾が発射される。
「グワァァッ!」
リオレウスに直撃した。
そして、リオレウスは、警戒し始めた。
「シンタロー君。どう?いけそう?」
「いや、まずいな。」
弾は当たったがやはり、下位の武器で上位のリオレウスを倒せるとは思わない。
リオレウスは、辺りを見渡しながらこちらへ近付いてくる。
まずい。見付かる。
案の定、俺達の存在に気づいたリオレウスは大きく息を吸い込み始める。
「カノっ!逃げろ!」
「う、うん!」
俺達は、対象になるように走った。
「グワァァァァッッッッッッ!!!!!」
「うっ!」
俺は、耳を塞いで踞る。
そして、すぐに立ち上がって走った。
カノは無事なのか
そう思って俺がカノの走った方向を見た。
しかし、そこにはカノの姿はなく代わりにリオレイアの姿があった。
能力でリオレイアに化けたのだろう。
リオレウスはリオレイアの姿を一度見てから俺の方へ向かってきた。
「ぐわっ!」
俺は、走ったがすぐに追い付かれて吹き飛ばされてしまった。
空に舞ったかと思うと次は地面に叩きつけられた。
「うっ。」
立ち上がるが、すぐにリオレウスはこちらを向き直す。
ダメだ!もう一度ダメージを受けたら死んでしまう!
リオレウスがこちらに走ろうとした、その時だった。
突然リオレウスの足から、血が吹き出して倒れてしまった。
「なっ!なんだ!?なんでいきなり!?」
「シンタロー君!」
カノが元の姿に戻り走って近付いてきた。
「カノ、お前がやったのか?」
「ううん。違う。あれは………たぶん」
リオレウスは、倒れたまま立ち上がろうともがいている。
しかし、体のあちこちから血が吹き出している。
………そう、まるで見えない何かに斬られているように。
「誰がやってるのか分かった。」
俺がそういった瞬間にリオレウスの右翼の近くの大気が揺らいで紫のパーカーを来た見覚えのある人物が太刀をリオレウスに振りかざしている。
「きっ!キド!?」
カノの声に反応してキドが振り向いた。
キドがこちらを向いた瞬間にリオレウスが翼でキドを吹き飛ばした。
「くっ………!はっ!しまった!!」
キドが立ち上がろうとした頃にはもう、リオレウスは空へ飛び立っていた。
キドに目線を戻すと腕を押さえてその場に膝をついて座っていた。
俺とカノはすぐに駆け寄った。
「キドっ!大丈夫か!?」
「うっ、し、シンタローか………平気だ、この程度。」
大丈夫そうには見えない。右腕から血が滴り落ちている。
「キド………ごめん……僕がキドを呼んだせいで………」
カノは、キドの腕を見ながら弱々しい声でそう言った。
しかし、キドはカノを一度見詰めてから、「なら………」といって立ち上がった。
「俺と一緒に戦え。それで、今回のことはチャラにしてやる。」
と言って左手で落ちていた太刀を閉まった。
キドは太刀を背中ではなく腰にかけているので、案外簡単そうに納刀した。
「分かった!キドを守るから!」
カノは先程とは違い強く拳を握って言った。
「あぁ。そうだ、ついでにシンタローも来るか?」
「………いや、俺がこのクエスト受けたんだがな………ってか、俺はついでなのか……」
俺はその場に膝間付いて落ち込んだ。
「いでっ!」
足に痛みを感じ振り向くとオルタロスが噛みついていた。
俺はすぐにそいつを足から外して、空に向かって投げた。
そして、すぐにボウガンを取って貫通弾を放った。
空中でオルタロスは無惨にも、砕け散った。
「へっ、汚ねぇ花火だ」
俺がいい放つと後ろでキドが「ベジー〇かよっ!?」と突っ込んでいたが無視した。
「シンタロー君は来ないの?」
カノはいつもの嘲笑うような顔で俺を見た。
「………ついででも、行く」
「よし。そう決まったなら、あいつを三人で討伐しに行くぞ。」
キドはそう言って歩き始めた………
俺とカノもあとをついていくことにした。
カノ「キド!これあげるよっ!」
キド「ん?なんだよ。これ………」
シンタロー「あ、それは ……………」
▼キドは鬼人薬を手にいれた
カノ「それ、飲んだらねー」
キド「ゴクゴク」
シンタロー「あ、飲んでるぞ………こいつ」
▼キドは攻撃か上がった
カノ「キド、飲み方カワイー」
キド「っ!う、うるさいっ!」
カノ「おふっ!」
シンタロー「あ…………」
▼カノは力尽きた………報酬金が………
カノ「いや!僕は、生きてるよ!?」
キド「せっかくだし、もう一発ぐらいやっとくか?」
シンタロー「止めとけ、カノが死んじまう。」
カノ「さ、そうそう!止めとこう!ね?」
キド「ふっ。」
カノ「何で笑って………ぐはっ!!」
▼カノは力尽きた