「どのクエストをお受けになりますか?」
元気な受付嬢さんが目の前のボードを指差す。
「ええと………………これ。」
僕が指さしたこれは恐らく採取クエストと呼ばれるものだろう。
「これをお受けになるのですね!それでは!頑張ってきてくださいね!」
「え、あ……………うん」
クエストの契約を済ませたので、改めてクエストの内容を確認する。
アオキノコ10個の納品かぁ~。
………アオキノコってなに?
青いキノコをとれば良いのかな…………?
場所は…………遺跡平原か………どんなとこなんだろ?
集会所を出て、外に出るとすっかり夜になっていた。
「……………行こう」
僕は、遺跡平原に向かって歩き始めた。
*
「ここ………だよね………」
確かに平原という感じがする。遠くには山も見える。
空を見上げると、群青のきれいな星空のなかに大きな月が輝いていた。
「…………綺麗」
それにしても、アオキノコって言うのはどこにあるのかな。
キノコって言うぐらいだから、湿った場所なのかな。
ボックスに入っていた地図を見つめると、川のある場所を見つけた。
「ここに……………行ってみよう。」
歩き出すとすぐに、パラサウロロフスのような、モンスターが眠っていた
「アプトノス?っていうんだね。」
ここに来る前に買ったモンスターの詳細が載っている本を片手に呟いた。
草食だから、僕のことを食べたりはしないよね………?
アプトノスを見つめながら、僕はそう思った。
しばらくあるくと、川が見えてきた。
「あれかな…………」
近付くと、綺麗な水が流れ手いるのがよく分かった。
覗き込むと魚が驚いてどこかへと、消えていった。
僕が顔をあげるとそこには…………
「あ………キノコ……」
たくさんのキノコがある場所を発見した。
その中にあった青いキノコを10本とって、手に抱えた。
「ええと…………これを赤い箱に入れたら良いのかな………」
抱えているのが大変だったので、ここに来る前に、センさんにもらったポーチに詰め込んだ。
その時だった…………
ピリッ!
張り詰めた緊張感のようなものが辺りを包み込む。
「なに……………?」
辺りは暗いが月の光で朧ながらに辺りを確認することは出来た。
回りを見るが、なにもいない。
今、動いたらだめ………
何でだかは分からないが、動いたらなにかに殺されてしまうような気がした。
「ガウッ!!」
岩の陰から現れたのは、エリマキを首に携えた恐竜のような中型のモンスターだった。
しかし……………このモンスターの威圧ではない………もっと、大きな何かが…………近くに…………
ポーチからモンスターの本を静かに取り出して、このモンスターに一番似ているものを探す………
このモンスターの名前は『ドスジャギィ』と言うらしい。
肉食で回りに『ジャギィ』と呼ばれる小型のモンスターと共に行動するらしい。
ということは、ジャギィもこの近くに隠れているのだ…………
「ガウッ!!」
ドスジャギィが僕に向かってくる。
しかし、僕は動けない………このモンスターではない何かの威圧のせいで……。
その時だった。
辺りが暗闇に包まれる。何かが、月の光を遮ったのだ。
そして、威圧も強くなる。
現状を理解できずに上を確認すると、上空から何か黒い塊が落下してきていた。
僕に向かってきていたドスジャギィは、上空の存在に気づき、たじろいでいる。
そして、ドスジャギィは、僕に背を向けて逃げようとする。
「グァァァァァッッッ!!!」
しかし、その行動は間違っていたのだ。
上空から舞い降りてくるはずの黒い塊は、走って逃げようとしていたドスジャギィを発見して、そちらに向かってとんだ。
月の光がまた、届き始める。
影はドスジャギィを通り越して止まった。
「ガヴッッ!」
ドスンッ!!
ドスジャギィの目の前に降り立ったモンスターはこちらではなく、ドスジャギィに向かって咆哮を放った。
「グァァァァァッッッ!!!」
そして、ドスジャギィを体当たりで吹き飛ばす。
「グ……ガァ……」
ドスジャギィを一撃で殺したのだ。
そして、その黒いモンスターはドスジャギィを捕食し始める。
逃げるのなら今しかない。
今なら、逃げ切れる。
「…………醒める」
呟いて、あのモンスターとは、反対方向へ走る。
夜風を切りながら、地面を強く蹴る。
「グァァァァァッッッ!!!」
捕食を終えたアイツの咆哮が聞こえた。
少しして振り向いたが、既にアイツのいた川は見えなくなっていた。
立ち止まって手を膝につく
「逃げ切った…………?」
能力を使ったのだからどんなモンスターでも追い付くことは不可能だろう………。
それにしても………あの威圧感は、ただのモンスターじゃない……本を見たがどこにも載っていなかった
体は黒くて、黄色に輝く目を持っていた。
大きな翼に、長く鋭い尻尾。
体当たりで中型のモンスターを殺してしまうほどの力を持つ。
帰ったらこのモンスターについて、聞いてみよう。
取りあえず………今は帰ろう。
僕は、キャンプへ戻って赤い箱にキノコを入れた。
「これで………良いんだよね。」
僕が空を見上げると、大きな月は雲に隠れて見えなくなったのだった…………。
なんだか貴音に会いたくなってきちゃったな……。
そう言えば、貴音は今何をしてるのかな………
新モンスター出現!!
このモンスターの詳細はいつか発表します!!
エネ「あっれ~?みんなの装備の詳細がどうとかって言ってませんでしたかぁ?(ニヤニヤ」
…………いつか。
カノ「止めてあげなよ~?作者さんだって、部活とか色々あって大変だよ~?(ニヤニヤ」
うぅ…………なんでみんなニヤニヤしてるんですか………(泣)
セト「あ!泣かせちゃあダメじゃないっすか!大丈夫っすか?(爽やかに笑い」
さ、爽やかすぎてなんか…………あはは………。
コノハ「…………………(無表情」
笑ってるのかな…………?
クロハ「………………。(嘲笑」
いや、不気味だなっ!おい!
誰の笑顔も精神的に来るものがありますね…………。
また次回もよろしくお願い致します!