鮮烈なのは構わないけど、俺を巻き込まないでください……   作:ふーあいあむ

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GOD編で起きたことをエルトリア組以外は忘れているものの、みんな無意識下で何となく覚えています。
ユーノくんとか、フェイトそんとか、ヴィヴィオちゃんとか。


おまけ
《実は……》

『篠崎チヒロ初期設定(の一部分)』

魔力量:B
変換資質:炎熱
レアスキル:魔力液状化

主な戦闘方法:火炎瓶




五十七話

 

ーーーーにゃおん。

 

 

『まったく……おまえはいったいどこからこういうのをひろってくるんだ』

 

リニスを見て、白衣を着て赤い伊達眼鏡をかけた(本人曰く研究者スタイルらしい)ぐにゅ子はそう言った。

 

「ただの猫だろ」

『いや、これは“やみのしょのかけら”だ。てきいはみられないからおそってはこないが……』

 

“ヤミノショノカケラ”?

はて……どこかで聞いたことあるような。

 

「よく分かんないけどリニスはリニス。それでいいだろ」

『まぁ、がいはないだろうし、おまえがいいならいいだろう』

 

あれ?

案外簡単に折れたな?

 

『いちいちおまえにつっこんでいたら、わたしのいがもたない』

 

失敬な。

 

『そうそう、このねこにはナハトヴァール……あのくろいしょくぶつをたべさせておけばしょうめつすることもないはずだ』

「えっ? 消滅ってなに?」

『あぁ、いや……まぁ、ふかくかんがえなくていい。ばかにはわからんだろう』

 

…………コイツ。

 

『あぁっ!? あたまを、あたまをぐりぐりするのはやめてくれぇっ! あやまる! あやまるから!』

 

なら最初から言うな。

ったく……。

 

「つまり、あの黒い植物はエサにもなるってことか?」

『……はぁ……はぁ……そ、そのにんしきでかまわない……』

 

マジか。

すげぇなアレ。

 

『た、ただし、あのねこだけだぞ。ふつうのにんげんやどうぶつはだめだ』

 

あらら、残念。食費浮くと思ったのに。

しかしそうなると気になることがひとつある。

 

「リニスのエサがあの黒い植物だとして……毎日食べさせてたらすぐになくなるんじゃないのか?」

『それについてはもんだいない』

 

ぐにゅ子は眼鏡をくいと上げて答えた。

 

『しらべてみてわかったことだが、あのしょくぶつはとてつもないさいせいりょくをもっている。たとえリニスがあれをたべつくしたとしてもすぐにさいせいする』

 

何それすごい。

 

ーーーーにゃあ。

 

リニスが足にすり寄ってきた。

頭を撫でてやると気持ち良さそうに目を細める。

 

『これをおうようすればきっといがくのやくにたつぞ。すばらしいはってんだ。よもやあの“ナハトヴァール”がせかいをすくうことになるとはな……』

 

何か語りだしたぞ。

 

『だがやはりふあんがのこる。ナハトヴァールにはそんなのうりょくはなかったはずだ。なぜそんなものが…………それをめいかくにしなくてはならない。それがわたしのしめいで……』

 

あぁ、はいはいソウデスカ。

それはご苦労なことで。頑張ってくだサイネー。

 

「おーおー、リニス(お前)は可愛いなー。変なコト言わないし、しないし」

 

おぉ、リニス。我が新たなる癒しよ。

もうミウラちゃんなんぞいらない。お前さえいてくれれば。

 

ーーーーにゃおん♪

 

「あぁ、俺も愛してるよ、リニス!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーむぅぅぅぅ! わたしのなのにー!

 

……どっちが?

 

 




おまけ
《襲い来る、新たなる試練 ※委員長視点》

「はぁ……はぁ……!」

た、倒せた……!

「ふぅ……ふぅ……何なのよ……!」

ツインテールの娘も共闘してくれたから勝てた……!

「……ち、ちょっとアンタ! 何なのよあれ!」
「わ、私が聞きたいくらいだよ……」

……篠崎くんの妹さんなら知ってるんだよね?

「あれを差し向けた人こそが私を装ってあなたにあんなメールを送った人なの」
「……はぁ? アンタ、そんなこと信じられると思ってんの!?」

まぁ、そうだよね。
普通は信じられないよね。

「でも本当なの! お願い、信じて!」
「だからねぇ……!」

……篠崎くんを見習って、す、少し強引にいってみようかな……?

「ついてきて!」
「は、ちょっ、アンタっ!?」

私はツインテールの娘の手を引いて駆け出した。


to be continued……

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