魔法世界の混沌   作:逸環

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以前行った百話記念人気投票結果発表、そして学パロです。
では、第五位から!

第五位:一票
『テオドラ・ バシレイア・ヘラス・ デ・ヴェスペリスジミア』,『李 書文』,『ヴラドⅢ世』,『水無月 小太郎』

第四位:二票
『フランシス・ドレイク』

そして、学パロ編登場人物にもなる、第三位以降は…っ!?


学パロ編的なの。
学パロ編、つまり学園パロディ編。


~男子学生のくだらない日常~

 

 

「そういえば、最近アメリカの若者たちの間で、いかに格好良くドライブスルーで注文できるか?というのが流行っているそうですよ?」

 

「へー」

 

 

ある放課後、二人っきりしかいない『ゲーム同好会』の部室で、俺とジルは駄弁っていた。

 

 

「ちなみにラップで、です」

 

 

ほう。

 

 

「冷蔵庫のお供でか」

 

「ビニール製のラップじゃありません」

 

 

分かってるよ。

だが、まあ、

 

 

「俺ならラップでするよりも、格好良く注文できるぞ?」

 

「それは凄いですけども、免許がないからドライブスルーで注文できませんよね?車の運転ができませんから」

 

 

何を言っているんだ、こいつは。

 

 

「知っているか?ジル・ド・レェ。………自転車も車のカテゴリーに入るんだぜ?」

 

「それ、たとえラップよりも格好良く注文できても、実際格好悪いですからね?」

 

「…そうだな」

 

 

冷静なツッコミが胸に突き刺さる。

心が痛いと叫んで仕方がない。

 

 

「だがジルよ、運転に必要なのは免許(カード)じゃない。…技術さ」

 

「させませんよ?私は風紀委員でもあるんですからね?」

 

 

そういえばそうだったな。

猟奇趣味のリョナ野郎のこいつが風紀委員なんて、世の中間違っているだろう。

 

 

「とりあえず、今日の帰りはハンバーガー屋にしますか」

 

「決定」

 

 

腹も減っていたし、気分的にも問題はないので賛成する。

 

で、完全下校時間いっぱいまでゲームをしてから、学校からチャリを漕いで五分の場所にある、チェーンのハンバーガーショップに着いた。

店内に入り、レジの列に並んだところで、ジルに話しかける。

 

 

「じゃあカウンターだけど格好良く注文してやるわ」

 

「ほう、やってみてください」

 

 

むしろこの方法は、カウンターじゃないとできないんだがな。

レジの前に着き、格好良い注文を始める。

 

 

「えーと、ハンバーガーのセット二つで、ドリンクはコーラとジンジャーエールが一つづつ。あ、ポテトはLね。ここで食べるから」

 

「普通に注文しているじゃないですか」

 

 

普通に注文したのを見て、ツッコミをいれて来るジル。

ふふふ、ここからなんだよ。

 

 

「あぁ、そうだ忘れていたな」

 

「何をですか?」

 

「お姉さんのスマイルを、持ち帰りで」

 

「確かに格好良い!?」

 

 

 

 

 

 

~学祭でご奉仕喫茶~

 

 

学祭の迫ったこの季節。

うちのクラスでは執事喫茶とメイド喫茶を合わせた、ご奉仕喫茶をやることになった。

プロデュースは俺。

金のためなら頑張れる。

まだ日はあるから、まず執事とメイドの教育をすることに。

今日はとりあえずそれぞれの個性(キャラ)を作ることにした。

 

まず、俺が一通りの例を示す。

 

 

「いいかーお前ら。一言に執事といっても、様々なタイプとニーズがある。例えば」

 

 

元気ハツラツに、

 

 

「ほら!茶が入ったぞ!すんげー美味いから、一緒に飲もうぜ!!」

 

 

ちょっと暗く、

 

 

「…僕なんかがお嬢様つきの執事なんて………。こんな僕で…、本当にいいんですか?」

 

 

寡黙な感じに、

 

 

「…良い茶葉が入った。………この無骨物の入れた茶でよければ、振舞えるが?」

 

 

BL的な嫉妬を織り交ぜつつ、

 

 

「…ああ!大丈夫!…あいつが女の子と話しているのを見ると、不安になるんだ。………なんでだろうな?」

 

 

素で、

 

 

「ほれ、紅茶が(はい)ったぞ。え?俺はいいよ。…お前のために淹れたんだから」

 

「………一番最後のをもう一回。私がお客さん役でお願いします!」

 

「よしきた」

 

 

ジャンヌの要望に即答する俺。

その程度のことなら、いくらでもやってやるさ。

 

 

「すいませんが、執事プレイは家に帰ってからしてもらえますか?」

 

 

冷やかなジルの声は、当然無視した。

 

 

 

 

 

~学祭当日~

 

 

そして迎えた学祭当日。

 

 

「………今日はどのような予定でしたでしょうか?14時からのバンドは私も一緒なのは覚えています

が」

 

「え~と、今日は二人とも11時まで店で、その後二時間フリー。14時からステージでバンドして、半から終わりまでまた店だな」

 

 

うちの高校の学祭は、土日通しで行われる。

今日はその土曜の部で、俺とジャンヌは開店前にスケジュールの確認をしていた。

 

 

「他のバンドは一曲だけなのに、私たちだけさりげなく五曲ですね」

 

「なんでだろうな?そして曲数以上にさりげなく会話に割り込むな、ジル・ド・レェ」

 

 

いつの間にお前はいたんだ。

そしてなぜここまで会話に割り込むのと、話しかけられるまで気付かないほど気配を消すのが上手いんだ。

 

 

「お前のクラス枠に、アサシンとか書いてない?」

 

「私は基本的にキャスター枠です」

 

 

…なんとなく想像できてしまった。

『ルルイエ異本』とか持って、海魔を召喚しているイメージが。

 

 

「………ところで、そろそろ学祭の開始時間になりますよ」

 

 

お、もうそんな時間か。

 

 

「それじゃ、気合入れて金を稼がせてもらいますか」

 

「………この衣装は、家に持ち帰ってもいいのでしょうか?」

 

「あれ?そういえば、なんで私はBL執事枠なんでしょうねぇ?」

 

 

三者三様の言葉を吐きながら、客を迎えるべく扉へと向かった。

 

 

 

 

 

~彼の誕生日~

 

 

「………お誕生日、おめでとうございます!」

 

「うん、ありがとうな」

 

 

茹だる様な夏の暑い夜。

一人暮らしの俺のアパートに、ジャンヌと二人っきりでいた。

ジャンヌからプレゼントの袋を受け取り、中を見る。

それは鳥の意匠がついた、髪留めだった。

 

 

「ククッ、ありがとう」

 

「………どういたしまして」

 

 

早速普段つけている髪留めを外し、受け取ったそれと替える。

うん、良い感じだ。

 

 

「なあ、ジャンヌ」

 

「………なんでしょう?」

 

 

プレゼントを渡してから、ずっと紅い顔のジャンヌに声をかける。

 

 

「実はな、俺からもお前にプレゼントがあるんだ」

 

「………え?」

 

 

今日で俺は、18歳になる。

 

 

「…正直、少し照れくさいんだが」

 

 

これは前々から今日渡そうと思って、用意しておいたもの。

 

 

「受け取ってもらえるか?」

 

「………これは?」

 

 

飾り気のない、シンプルな指輪。

それと、一枚の用紙。

用紙は一箇所以外、全て埋まっている。

 

 

「まだ高校生だが、まあ。Vous êtes avec moi, veux-tu m'épouser?(俺と結婚してくれるか?)」

 

 

渡した用紙は、結婚届。

それを見て、俺の言葉を聞いて彼女は、

 

 

 

 

 

 

 

 

「………はい…っ!」

 

 

 

 

 

 

頬を染めた、思わず見惚れてしまう様な笑顔だった。

またこいつに、惚れてしまったなぁ………。

 

 

 

 




第二位:五票
『水無月 六禄』,『ジル・ド・レェ』

第一位:七票
『水無月 ジャンヌ』

でした!
では、後は学パロ編の設定を。

全員高校三年生。
時期は春~夏の間。

ジャンヌは生徒会。
青髭さんは風紀委員。
主人公は飼育委員。

部活は青髭さんと主人公が『ゲーム同好会』、ジャンヌは生徒会なので部活に入れず。

主人公は株とFX、ギャンブルで収入あり。

だいたいそんな感じです。
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