魔法世界の混沌   作:逸環

56 / 124
妖魔退治も神父の仕事っちゃあそうですよね。
妖魔じゃないのも相手にしますが。


蹂躙劇。

ポケットから、呪符を取り出す。

 

 

「六合大槍」

 

 

早い話が、符の中に槍を封じて、任意でそれを取り出すと言うものだ。

ほら、NARUTOとかのあれ。

 

 

ボンッ

 

 

という音と煙とともに、愛用の槍が姿を現す。

師匠から貰った、大切な物だ。

 

 

「ククッ!こいつを使うのも、随分と久しぶりだねぇ」

 

 

さて、こいつを振るうに相応しい手合いはいるだろうか?

………人間に期待するのは止めておこう。

あるとすれば、鬼だな。

 

 

 

 

 

 

 

 

~Side侵入者~

 

 

「ぎゃあああっっ!?」

 

 

空から、無数ともいえる刺突の雨が降り注いでくる。

仲間たちは、式紙たちも含めて穴だらけとなり消されていく。

しかも、これらの攻撃には、一切の気や魔力すら含まれていない、純粋な刺突による圧力だ。

 

空を見上げようて敵を確認しようにも、逃げ回るのに精一杯でそんな余裕はない。

いったい、どんな生物がやればこんな攻撃が可能だというんだ?!

 

 

スタンッ

 

 

と、何かが降り立ったかのような音が、俺の背後からする。

まさか、あの攻撃の主か?

いやいや。

それは無いはずだ。

なにせ、あの攻撃はたっぷり10秒以上は行われていただろう?!

人間は、そんな長時間空に入れないはず!

 

恐る恐る、後ろを向くと、

 

 

「よう」

 

 

笑顔の悪魔が、そこにいた。

そして、その悪魔が振るった槍の穂先が、俺の人生最後の光景だった。

 

 

 

 

 

 

~Side六禄~

 

 

さて、と。

これで業務は達成だな。

しかし、その前に、だ。

 

 

「血の摂取をしとかないとな」

 

 

ヘラス帝国との契約のさい、世界樹からの魔力供給契約がなされているが、それはまだ続いている。

そのおかげで、肉体の維持にこそは問題はない。

だが、それは結局のところ経管栄養のようなものに過ぎない。

 

渇くのだ。

飢えるのだ。

 

所詮この身は吸血鬼。

本能から生ずる、吸血衝動は残っている。

つまり、こういう時に血を吸っておかないと、その吸血衝動によるストレスがたまってしまう。

 

 

「分体3体解放」

 

 

死体は三人分。

だったら、これでいいだろう。

 

さて、報告だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「以上が、今回の報告だ」

 

「うむ。ありがとうの」

 

 

よし。

もう午前二時だし、とっとと帰るか。

と、俺が帰ろうとしたとき、

 

 

「あ、ちょっといいかの?」

 

「んあ?」

 

 

うろん

 

 

という擬音語が似合う感じで、振り向く。

 

 

「実は、この件に関することで、ちょおっとお願いがあるんじゃが」

 

 

面倒臭いが、まあいいだろう。

 

 

 

 

 

で、世界樹の前に連れて来られた。。

なんか、めっちゃたくさん人がいる。

 

あ、シャークティーちゃんもいるぞ。

シャークティーちゃんに近づき、質問する。

 

 

「シャークティーちゃん。この集まりって、何?」

 

 

当事者の俺は、まったく聞かされてないんだけど。

 

 

「なにやら、新しい警備の紹介とやらで呼び出されたのですが、神父だったんですね」

 

「らしいな」

 

 

ちなみにだが、今の服装はロングのダウンジャケット(めっちゃ暖かい)に、下はジャージ、靴はサンダルだ。

けっして、カソックなど着ていない。

つまりだ。

 

 

「「「「「「神父?!」」」」」」

 

 

初対面の奴らは、神父を名乗るにはあまりにも若すぎる俺の外見を見て、驚くわけだ。

 

 

 

 

 

 

 




はい。
あまりにも一方的過ぎて、バトルというよりもただの作業な気がしてならないバトルシーンでした。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。