「あ、そうじゃ。すまぬが水無月殿、ネギ君を2-Aクラスに連れて行ってあげてはくれぬかのぉ?」
木乃香ちゃんに頭をカチ割られた後、近右衛門がそんなことを言ったため、学校での娘たちの自然体見たさに引き受けた。
まあ、クラスの場所なら授業参観とかで行ってるから分かるしね。
~Side真名~
ピキーンッ!
「父さんアンテナに反応が出たぞ!」
「真名。お前の頭、妖怪アンテナみたいのが立ってるぞ」
愛の力のなせる技だよ、千雨。
君もまだまだ、父さんに対する愛が足りないな。
~Side主人公~
ゾクゥッ!
「何だ?!急にヤバイ種類の寒気が?!」
「大丈夫ですか?!それ!」
ネギと一緒に教室に向かう途中の廊下で、突如襲ってきたこの寒気。
いったい何なんだ。
この寒気は。
「まあ、どうでもいいか」
「いいんですか?!」
いいんだよ。
別に、娘に(性的な意味で)喰われるとかじゃないんだし。
そんなことより、
「少年、何でそんなに変態なんだ?」
さっきから、ずっと気になってたんだ。
原作だと、こんなにも変態ではなかったはずなんだが。
「あ、それはですね。地元に『カモ君』っていう友達がいるんですが、その人をちょっと助けた時に、
オコジョォォッッ!!?
あいつか!
あのエロ親父なオコジョ妖精か!
「そうか。まあ、俺もお前くらいの時には、友達から影響を受けたものさ」
「へえ。どんなですか?」
「ああ、ギャンブルでイカサマを覚えた」
「イカサマですか?!」
あいつはババ抜きでガン牌したり、点字でマークと数字を打ち込んだカードで盲牌したりなんて余裕でやってたからなぁ。
そんな奴に勝つには、こっちもイカサマするしかなかったからねぇ。
頑張って練習して、色々やったよ。
カードのすり替え、周りと結託してのハメ落とし。
他にも人生ゲームのルーレットで、出目を操作したりとか。
遊戯王で積み込んだりとか、相手の手札を盗み見たりとか、デッキをすり替えたりとか。
まあ、そんなことはどうでもいい。
「それよりも、お前に言っとかにゃあならんことがある」
「なんですか?」
「いや、俺の娘二人がお前の担当するクラスにいるんだがな?
裸を見たら殺す。
脱がしたら生きていることを後悔させる。
身体を下心込みで触ったら産まれたことを懺悔させる。
ラッキースケベは此の世の存在を怨ませる。
惚れ薬を使おうものなら彼の世すら安住の地にさせない」
分かったか?
と、最期は眼で伝える。
「…は………はいぃ……………」
もはやネギは、プルプルと追い詰められた小動物のように震えていた。
ま、これで過ちは犯さないだろう。
『十二の試練』を打ち破り、主人公の頭を勝ち割った木乃香と金槌のさり気ない凄さ。
そしてお父さんが超過保護。