魔法世界の混沌   作:逸環

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ギャグが盛大に書けて、作者的に楽しい回です。


初めてのクラス。

「よし、ここが2-Aだ」

 

「…ここが、ですか」

 

 

威嚇したり話したりしていたら、何時の間にか教室の前に着いていた。

と、ん?

 

 

「ネギ、上を見てみろ」

 

「?」

 

 

扉に、ガッツリ仕掛けられた黒板消し。

 

 

「………うわぁ」

 

「正直、古典的過ぎて俺も初めて見た」

 

 

まあ、俺の学生時代は五百年以上前だが。

しかも前世という微妙もいいとこな時代。

 

 

「どうするんですか?取るんですか?それとも態と当たるんですか?」

 

「その芸人根性は素晴しいが、それだと奴らが楽しいだけだ。だから」

 

 

脚を後ろに振り上げ、

 

 

「こうする」

 

 

ドゴォッ!!

 

 

「えええぇぇぇぇぇっっ?!」

 

 

絶妙な力加減をした蹴りが、扉を破壊せずに吹き飛ばす。

クソ生意気なガキどもに、餌をくれてやる気は更々ないからな。

 

 

「いやいやいやいや!?駄目ですよ!?ほら!教室の皆さん、ポカンとしてるか怯えるかの二択じゃないですか!」

 

 

ネギよ、その認識は甘い。

 

 

「残念ながら、三択だ」

 

「父さん、私のことが心配で見に来てくれたんだな!まったく、そうなんだったら早く言ってくれれば良かったのに!私は学校なんかよりも、父さんを優先して引きこもりにだってなるさ!」

 

 

3,ファザコンが抱き着いてきて暴走する。

 

 

「………うわぁ」

 

「おい、真名離れろ。教育実習に来た実習生がヒイてるぞ」

 

「そんなことは、どうでもいい」

 

 

………ああ。

お前は間違いなく、俺の娘だ。

俺の口癖と精神性が移ってやがる。

 

 

 

 

 

 

で、真名を席に戻らし、扉をはめ直してネギの自己紹介となった。

 

 

「えー、というわけで、今日から二ヶ月間教育実習に来ました『ネギ・スプリングフィールド』です!よろしくおねがいします!」

 

「お前らー、子供だけど教師だからなー。お前らの高校進学はこいつにかかってると思え」

 

「プレッシャーが半端じゃないです!?」

 

 

はっはっはっ。

それが教師というもんだ。

 

 

「か」

 

「「か?」」

 

 

一人の女子が、声を出す。

あ、これヤバそうな気配。

 

 

「「「「「「「可愛いぃぃぃぃっっ!!!!!!!」」」」」」」」

 

 

「耳があぁぁぁぁっっ!!?」

 

「うええぇぇっっ?!」

 

 

クソがっ!

女子中学生の力を甘く見た!

耳が痛くて鼓膜が破れるとこだ!

 

 

「神父さん!勝負するアル!!」

 

「ふざけんな。似非チャイニーズガール」

 

「似非?!」

 

 

今時、語尾に『アル』を着ける中国人は似非しかいねえ。

 

 

「じゃあ、拙者とでござったら」

 

「里に帰れ。不忍(しのばず)め」

 

「『左右田(そうだ) 右衛門左衛門(えもんざえもん)』でござるか?!」

 

 

そう言われたくなかったら、身分を隠せ。

ちなみに、『西尾維新』はこっちの世界でも人気です。

 

と言うか、何をドサクサ紛れに戦いを挑んでるんだ。

まったく、戦闘中毒者かお前たちは。

 

 

 

 

 




混沌な主人公以上に混沌としたクラス。
それが2-A。
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