さて、ネギの研修期間も佳境に入り、とうとうあのイベントがきたようだ。
ここに来るまで、ネギにも色々あったなぁ。
明日菜に脅されて惚れ薬を作らされたり、ウルスラの女子高生たちとヤリあったり、俺に八極拳を仕込まれたり、シャークティーちゃんに魔法を教わったり、小太郎とライバルの様な兄弟の様な喧嘩をするし。
で、今はというと、
「図書館島の地下、ねえ?」
「うむ」
正規職員への昇格イベント、『テスト成績アップ大作戦!in図書館島地下』(勝手に命名)をやっているらしい。
俺は今、近右衛門からそれを聞いたわけだ。
しかしネギよ。
可愛い女子に囲まれて生活をするとは、なんとも羨ましい。
「ちょっと様子見に行ってくる」
「やめて欲しいんじゃけど。主に生徒たちの貞操的な意味合いで」
近右衛門に止められる。
だが、その程度では止まらない。
「様子を見に行くだけだって」
「あそこには優秀な史書長がおるから大丈夫じゃ」
「ほら、ネギも心配だし」
「ゴーレム経由で監視もしておる」
「ネギの下半身が心配だし」
「………………」
あ、黙った。
まあ、そうだよなぁ。
あんなエロ小僧だから、うっかり間違いが起きないとは限らないし、
「可愛い孫娘も一緒だしなぁ?」
「行っても良いぞ。ちゅーか行ってください」
よし、これで合法的に女子中学生と………。
いや、まあ、ジャンヌ以外はそういった対象には見れないけどね。
とりあえず小太郎も連れて行くか。
あいつ最近テストで0点続きで「の○太にはなりとうない!」って言ってたし。
あそこには参考書もたくさんあるし、丁度いいだろう。
で、着きました図書館島地下。
「父ちゃん、俺勉強なんかしとうないんやけど」
「の○太になるぞ」
「勉強頑張ります!」
それでいい。
適当に小学生に必要そうな参考書やドリルを拾いつつ、ネギたちの元に行く。
「そういえば父ちゃん」
「何だ、小太郎?」
「父ちゃんの最終学歴って何や?」
そりゃあ高校生………………て、違う!?
高校生の時に死んだから、最終学歴は中卒だよ!
いや、中卒がいけないとかは言わないけど、子供に勉強しろといった手前格好がつかない。
「…なんでそんなこと訊くんだ?」
「学校の宿題で『保護者の方の昔の話を聞いて』っていう作文があるんや」
「だからって、何で学歴なんだ?」
「いや、そういえば聞いたことなかったなー思うて」
なるほどねぇ。
よし、ここは。
「そんなことよりも、俺が世界中を旅して回った時のことを話してやろう」
「お!それ聞きたいわ!」
「じゃあ、そうだな。あれは船に乗って南米に行こうとしてた時の話だが」
別の話にスリ変えて、ごまかしてしまおう。
魔法の言葉。
「の○太になるぞ」
ただ、私は優しい心を持った彼が好きです。