魔法世界の混沌   作:逸環

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勉強をします。


テスト勉強。

「いざ、尋常に!」

 

「勝負するアル!」

 

 

適当に歩いたらネギたちと合流できたが、バカレンジャーの内戦闘中毒者二名に絡まれた。

まあ、とりあえずこれだけは言おう。

 

 

「いいかー小太郎。あれが付き合っちゃいけない女のタイプの一つだ」

 

「なるほど」

 

「「えっ?!」」

 

 

あれは男そっちのけで我が道を行くタイプだな。

男がどんだけ心配しても、そんなの関係なしに傷を作るダメ女だ。

それが良いって奴もいるけど、俺や小太郎は無理だな。

 

 

「まあ、そんなことはいいから戦うアル!」

 

「すげえな、おい。女としての自分を完全否定されたのをそんなことって言い切ったよ、この人」

 

「それが『(クー) (フェイ)』という女でござるよ」

 

「そうか。で、お前は?」

 

「………………」

 

「あ、小太郎、そこ間違ってるぞ。そこは円面積の求め方は半径×半径×3.141592653「細かくない?!」すまない。悪ノリした」

 

「あいや。我々は外野扱いでござるか」

 

「というよりも、切り捨てられたアルね」

 

 

当たり前だろう。

残念な女より、大事な息子だ。

 

 

「ちなみに、学校だと円周率の部分は3でええ言われたで」

 

「ゆとりのバカ野郎!」

 

 

まあ、円周率に限定すれば中高生が一番のゆとりだが。

なにせπの一文字で済む。

計算がいらない分、3よりも楽だ。

 

しかし、それでも胸に残るこの寂寥感。

いったい、これは………?

 

 

「隙あり!」

 

 

ブォッ!

 

 

「ああ、遊び場の空き地にビルが建った子供の気持ちか」

 

「いや、それは違うと思うで」

 

 

パシッ

 

 

「なっ!?拙者の拳を見もしないで受け止めでござるか?!」

 

「楓!伏せるアル!」

 

「古か!御意!」

 

「あ、小太郎。そこは『なおざり』じゃなくて『おざなり』が正しいぞ」

 

「マジか」

 

 

ブンッ!

 

 

「えっ!?ちょっ!?楓が投げ飛ばされてゴフゥッ!?」

 

「グハァッ!く、古。大丈夫でござるか!?」

 

「ま、まだまだいけるアルよ」

 

 

外野うるさい。

あ、小太郎また間違えてる。

 

 

「おい、てか待てお前。なんで『泣きっ面に蜂』が『泣きっ面に口説き文句』なんだよ?」

 

「いや、なんか泣いている女の子に優しい言葉をかけると、いつもより落ちやすい聞いて」

 

「間違いない。お前は俺の子だ」

 

 

よくやったよ、その手は。

彼氏と別れたばかりの女子とか、親と喧嘩して家出した奴とかにね。

 

前者は「お前には、俺がいるだろう?」とか言って、後者には「とりあえずうちに来い」とか言ってお持ち帰りしたもんだ。

 

 

「父ちゃん、これ以上父ちゃんを軽蔑させないでくれる?」

 

「なぜ考えていたことが分かった?そしてお前の間違えっぷりに、俺もお前を軽蔑しそうだ」

 

「よっしゃ。表出ろやクソ親父」

 

「おっしゃ。かかって来いやバカ息子」

 

 

外に出るために、隠されていた階段へと向かう俺たち。

 

 

「「無視するなアル(でござる)!!」

 

 

バカレンジャーの戦闘中毒者組が後ろから殴りかかって来て、

 

 

「「………あ?」」

 

「「なんでもないでふ!!」」

 

 

俺と小太郎に睨まれ、即座に正座になった。

とりあえず、お前たちは三時間ぐらいその体勢でいろ。

俺たちはもう出るから。

 

つーか、『でふ』て。

 

 

 

 

 

~Sideネギ~

 

 

「あ、皆さん!あそこに隠し扉がありましたよ!!」

 

 

六禄さんと小太郎君が来て、ちょっとの間勉強したと思ったらもう出て行こうとしている。

ていうか、どうやってその扉見つけたんですか?

僕たち、総出でここの近辺を探索したのに見つけられなかったんですよ?

 

 

「「………………………」」

 

 

そして古さんと長瀬さんは、いったい何があったんですか?

何でそんなに涙目で正座をしているんですか?

 

ちなみに、外に出た時に真っ先に飛び込んできた光景は、小太郎君が卍固めをくらってタップをしているとこでした。

 

 

 

 

~Side主人公~

 

 

将来的には、自衛隊が動員されるような親子喧嘩がしてみたい。

 

 

 

~Side小太郎~

 

 

それ、範馬親子だけしかでけへんやん。

 

 

 

 

 




自衛隊が動員される親子喧嘩。
どんだけ規格外だって話です。
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