ぶっちゃけた予告ですが、この章がこの小説中最大の山場だったりします。
祭りの初日。
6月20日金曜日の2時頃。
とうとうこの日が、麻帆良祭の当日がやってきた。
というわけで、俺は刹那姉ちゃんに手錠(なぜか赤色)で腕を繋がされて、一緒に祭りをまわらされとる。
「なあ、刹那姉ちゃん」
「なんや?小太君」
「逃げへんから、手錠外してくれへん?」
「ええよー」
あっさりと手錠を外してくれる刹那姉ちゃんに拍子抜けする。
いつもの変態っぷりを考えると、絶対に外さないと思ったんやけど。
「小太君は約束破ったりなんかせえへんもん」
………なんか、恥ずかしいわ。
顔が紅くなることを自覚しながら、刹那姉ちゃんと手を繋いで歩く。
すると、前方に凄い人だかりができていた。
「何やろね?あれ」
「何やろな」
近づいてみるとそこはステージで、ステージ上では俺と同じくらいの女の子が歌ってた。
て、
「みんなー!今日はミナのゲリラライブに来てくれて、どうもありがとー!!」
「「「「「「「「うおおぉぉぉぉぉっっっ!!!」」」」」」」」
父ちゃん(ロリver.)やないかあぁぁぁぁぁっっっ?!
なにやっとんねん!?
あのおっさんはぁぁぁぁっっっ!!!
「こーんなに沢山の人たちに見てもらえて、ミナ感激です!」
なにあのしゃべり方。
それによく見たら、バンドの中でギターを演奏してんのはシャークティー姉ちゃんやし。
「「「ミナちゃーん!!!」」」
うっわ。
あの先頭で大声出しとる三人、真名姉ちゃんとネギとカモや。
なにをしとんねん。
あいつらは。
「てゆーか、そもそもなんやねん。ミナって」
「小太君、あそこ」
刹那姉ちゃんが指差す先、そこには、
「【『
そんなことが書かれた看板があった。
あのおっさんの頭は、500年でそこまで腐ってたのか。
「それじゃあ、次の曲いきまーす!!」
「「「「「「「「うおおおぉぉぉぉぉっっっ!!!」」」」」」」」
正直、これ以上身内の恥は見たくない。
というか、シャークティー姉ちゃんも止めろや。
「そういえば、麻帆良祭に乗じて一儲けするって、昨日酔った勢いで父様言っとたなぁ」
「だからってあれはないやろ?!」
しかも名前があったりステージがあったりって、結構前々から計画してたやろ!
「ほら、見てみ小太君。あそこで黙って鼻血流しながらビデオまわしてるの、千雨ちゃんやえ」
「え?どこどこ?………うっわ、本当や」
美少女が鼻血を流しながら黙々とビデオカメラを動かし続けるって………。
正直、ドン引いた。
「それじゃあ、次が最後の曲です!」
………ああ、ようやくこの身内の恥が終わるんやな。
「ところで小太君」
「なんや?」
「この後ホテルいかへん?」
「行くかボケ」
~Side主人公~
『五月七日 ミナ』になって一稼ぎした夜。
俺は居間で一人飲んでいた。
子供たちは、明日武道大会に出るんだから早く休むように言って、既に寝かしている。
出店で買ってきたものをつまみに、ビールをグイッといく。
すると、
ピンポーンッ
唐突にインターフォンが鳴った。
いや、インターフォンは唐突に鳴る物だけども。
しかし、今は22時なんだが、こんな時間にいったい誰だ?
「はいはーい」
玄関の扉を開け、招いてもいない客人を確認する。
そこには、
「やっと出てきおったか。久し振りじゃの、馬鹿者めが」
ここには来れないはずの、随分と成長したテオドラがいた。
はい。
小太郎が唯一のツッコミになってしまいました。
何でこの小説は変態がこんなにも多いのだろうか。
そして再び現れましたロリ主人公ことミナちゃん。
可愛い容姿のくせに、腹の中は真っ黒です。
ファンは財布にしか見えません。
やってきました第三皇女。
この皇女様、何をやらかす気でしょうか。
次回の展開を、お楽しみに!