魔法世界の混沌   作:逸環

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実はこれまでのギャグパートが伏線になっていた90話です。


驚愕と本戦開始。

「えー、激闘のバトルロワイヤルである予選を勝ち上がったのは、この16名です!」

 

 

ネギの受け持ちクラスの朝倉ちゃんが、司会を勤めている声が聞こえる。

順々に予選を突破した選手を紹介していき、原作ではエヴァンジェリンが呼ばれるはずだったタイミングで、別の名前が呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「麻帆良に突如現れた我らのアイドル!実力は未知数、『五月七日 ミナ』選手!!」

 

「みなさーん!応援よろしくお願いしまーす!!」

 

 

一気に沸く観客席。

VIP席で、テオドラの驚いた顔が良く見える。

 

これが俺の秘策。

確かにこれで大会の優勝者は『五月七日 ミナ』であり、『水無月 六禄』ではなくなる。

しかし、『俺』という『李 書文』最後の弟子は出ることになり、師匠の名に泥を塗ることはなくなる。

まあ、まだ優勝したわけではないけれど。

 

 

 

 

~Side小太郎~

 

 

父ちゃんがふざけたことをしてたけど、最初は俺の試合や。

相手は女で魔法使いみたいやけど、どうしようかなぁ?

明らかに格下やし。

女の顔を殴るのはあかんし、かといって腹を殴るのもなぁ。

 

あ、そうや。

 

 

「試合開始!」

 

 

朝倉の姉ちゃんの号令で、試合が始まる。

相手の姉ちゃんはアーティファクトでも出す気なのか、パクティオーカードを出しとる。

なら、アーティファクトを出される前に、と。

 

 

「ほい」

 

「…え?」

 

 

一瞬で間合いを詰めて、その目の前に拳を置く。

 

 

「今のを当てれば、俺の勝ちやったな」

 

「っ!?」

 

 

俺の言葉に、動揺なのか驚愕なのかをする相手。

さて、それじゃあ最後の一言を。

 

 

「降参、してくれるな?」

 

「………参り…ました……………」

 

 

俯いて、悔しそうな、泣きそうな声で言う相手。

 

…なんでやろうか。

勝ったのに喜べないのは。

 

 

 

 

~Side真名~

 

 

小太郎が勝ったのに微妙そうな顔をしていたあの試合の後、第二試合はクウネルとかいうのが、第三試合は楓が勝利して二回戦に駒を進めた。

そして、次の試合は私の番だ。

 

 

「第四試合は、前回のまほら武道会優勝者『古 菲』対麻帆良名物若作りし過ぎ神父の娘『水無月 真名』ーー!!!」

 

 

朝倉の司会の声で、舞台に上がる。

 

 

「あの神父さんの弟子アルからな、手加減はしないアルよ。真名」

 

「これでも父さんの一番弟子なんだ。古が手加減なんてできるようなとこには、そもそもいないよ」

 

 

そう。

私は父さんに拾われたあの日からずっと、父さんの拳を見て、父さんに教わってきた。

古には悪いが、負ける理由も、負けていい理由もない。

 

 

「試合開始!」

 

「ハアァァッッ!!」

 

 

朝倉の号令と同時に、古が突っ込んでくる。

そして、

 

 

チッ

 

 

 

 

 

~Side古 菲~

 

 

朝倉の号令を合図に、ワタシのもてる全速力で真名との距離を詰めたアル。

でも、私が拳を出そうとした時には真名は一歩踏み出していて、それを確認して一瞬悩んだ瞬間に、ワタシの顎に衝撃が走り、耳にはチッ、と言う音がしタ。

 

自分の顎が打ち抜かれたと気づいた時には、既に何万もの蟻が足元から這い上がってk-------

 

 

 

 

~Side真名~

 

 

「ま、まさかの全麻帆良武道会優勝者が一撃で敗北という大番狂わせーー!!勝者は、『水無月 真名』ぁぁぁぁっっ!!」

 

 

大喝采を一身に受ける私の足元には、顎を打ち抜いたことで気絶した古が。

だから言っただろう?

 

 

「手加減をできるようなところには、そもそもいないと」

 

 

手加減をするのは、私の方だよ。

何せ私は、父さんの一番弟子だからね。

 

 

 

 




そう!
ロリ主人公ことミナちゃんの登場は、このための伏線だったのです!

しかし水無月姉弟のふざけた強さ。
明らかに原作よりも強化されている。
むしろされすぎている。
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