鬼武者×インフィニット・ストラトス(凍結)   作:鈴木颯手

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 久しぶりの投稿です。楯無と本音の口調が何気にむずく、時間がかかりました。


一夏デラオキルド×布仏本音×更識楯無

 「ね~ね~デラデラ~。一緒にご飯食べよ~」

 

 昼休みになった時何とものほほんとした奴が話しかけてきた。

 

 「・・・誰だてめぇ」

 

 俺はこの小動物のような少女を疑惑の目で見つめる。

 

 ハッキリ言って今の俺に声をかけようとするものはいない。最初の時に起こった織斑秋十への暴行事件でほとんどのクラスメイトは俺を敵視し、秋十を庇うようになっていた。俺としてはすでに人類の敵なのでクラスメイトに嫌われようがどうでもいい。ここにいるのは計画実行の時織斑秋十と織斑千冬を殺すこと。それまではこのくだらない平和な生活に付き合っているだけだ。

 

 「ね~ね~、デラデラ~」

 

 「ああもう!うっさい!分かったよ!一緒に食ってやるよ」

 

 俺はしつこく付きまとい、しまいには俺に抱きついて離れない小動物に根負けして一緒に食事をとる事になった。

 

 「で、お前は誰だ?」

 

 俺は食券を買って並んでいる時に小動物に聞いた。

 

 「私はね~布仏本音って言うの~。よろしくね~」

 

 ・・・何ともマイペースな奴だ。

 

 「・・・俺は宜しくするつもりはない」

 

 俺はそう言う。これは本音だ。

 

 「え~、仲良くしようよ~」

 

 そう言ってまた抱きついて来る。やめろ、うっとおしい。

 

 俺にハニートラップはきかないぞ。幻魔だからな。まあ、例外もいるそうだが。

 

 「・・・離れろ」

 

 「やだ~、もう少し~」

 

 なんでこいつはしつこく俺に付きまとうんだ?訳が分からない。

 

 「い・い・か・げ・ん・に・は・な・れ・ろ」

 

 俺は無理矢理小動物を引きはがす。小動物は渋っていたが俺の方が力が上だったので難なく引きはがせた。

 

 「う~。デラデラのけちんぼ~」

 

 小動物は、下から睨んで来る。ふむ、まさに小動物みたいな姿だな。

 

 「お前が睨んでもすごみはないぞ」

 

 一応言っておく。するとさらに小動物は睨んで来るが怖くはない。むしろ可愛い方に入るだろう。

 

 「はい、おまちどおさま」

 

 食堂のおばちゃんに食券を渡し、定食を貰う。因みに俺は唐揚げ定食で小動物はマグロ丼だ。

 

 俺達は開いている席に座り「いただきます」と言って食事を始める。

 

 しばらく俺達は食事に集中していたが突然小動物が声を掛けてきた。

 

 「ね~ね~デラデラ~。何でおりむ―としののんを殴ったの~」

 

 しののんは箒のあだ名か。それにしても何で殴った、か。

 

 「・・・んなもん簡単だろう?イラついたから殴っただけだ」

 

 あの人を挑発する様な言動は好きになれない。あいつらはいつまで立っても変わらないだろう。

 

 「たったそれだけで二人を殴ったの~?」

 

 「・・・何故そんな事を聞く?先ほどからこちらを監視している奴にでも頼まれたか?」

 

 食堂につく少し前から俺を付けている奴がいる。かなりうまく隠れているが幻魔となりメラルド様に続く実力の持ち主である俺に言わせればがきんちょのかくれんぼみたいなものだ。

 

 小動物は少し驚いたようで動作を止めて俺を見ている。

 

 俺はめんどくさいので言う。

 

 「・・・いつまでつけているつもりか知らないがそろそろ顔を見せてくれてもいいんじゃないか?」

 

 すると少し経ってから俺の座っている近くにある柱の陰から蒼い髪の少女が出てきた。

 

 「・・・いつから気付いていたのかしら?」

 

 手に持っていた扇子を広げながら近づいてくる。因みに扇子には「意外」と書かれていた。

 

 「最初から。食堂に入る少し前から」

 

 そう言うと少女は少し驚きながら言う。

 

 「あら、最初からいづいていたなんてね。驚いたわ」

 

 「俺に言わせればあん位容易い事だよ」

 

 少女は扇子を広げる。扇子には「驚愕」と書かれている。・・・器用だな。

 

 「で、そろそろどこのどいつか教えてくれてもいいんじゃねぇか?」

 

 「そうね、私は更識楯無。この学園の生徒会長を務めているわ」

 

 ほう、まさか生徒会長直々のご挨拶とは。勿論それだけではないと思うが。

 

 「で、そのせいと会長様が直々に何の用だ?」

 

 「単純よ。あなたが起こした暴行事件、その真意を知りたかったの。私の仕事はが学園の生徒を守る事。あなたのしたことについて調べてもおかしくはないでしょう?」

 

 「確かにそうだが、わざわざ隠れてやる事か?普通に聞けばいいじゃねぇか」

 

 「そうしたいけどそれでは真意が分からない時があるからこうやったのよ」

 

 まあ、簡単に見破られたけど、と生徒会長は肩をすくめる。

 

 ・・・どう考えても俺の素性調べだな。俺は学園に入学するまでの経歴がない。そもそも学園に入学出来たのだって日本政府の前でISを動かして無理やり認めさせたのだし。

 

 まあ、どんなに調べても解る筈がない。幻魔のことは全く知られていない。この世界に干渉したのは京都の工場襲撃と亡国企業本部の潰滅だけだしな。全くと言っていいほど幻魔については分かっていない。

 

 「・・・大体のことは分かったがこれからはどうするつもりだ?」

 

 俺としてはこの後の事だ。これからも見張られていたのでは居心地が悪い。

 

 「・・・あなたのことは分かったしこれからはこそこそやらないで堂々と正面から言うわ」

 

 「俺としてはそうしてくれると助かるよ」

 

 「それじゃあ私はこれで失礼するね」

 

 生徒会長はそう言って去っていった。

 

 

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