~~リアスside
「はぁ、これからどうしましょう…」
私は二人が戻ってくる間何度も同じセリフを呟いていた。
「もっと詳しく彼を知る必要があるんじゃないですかね?」
祐斗がもっともなことを言うが、これに関してはどうしようもないことである。
「簡単に彼が素性を話すと思うかしら?」
私は首を傾げて呟くと
ガラガラ……
と部室のドアが開き、朱乃に続いて彼が戻ってきた。
「只今戻りましたわ」
「………。」
朱乃は朱乃で、何時も通りで彼は何も喋らないまま戻ってきた。
「はぁ、なんだか疲れたわ…時間も遅いから今日は解散しましょう」
私は頭を押さえながらまた溜息を吐いてしまい。
「悪いけど今日はこの部室に泊まってちょうだい…」
彼の寝床がない以上ここに泊まってもらうしかないわよね……
「それじゃあ、僕たちは先に帰りますね、また明日です。」
「……私も帰ります」
祐斗と小猫が立ち上がり部室から出ていき
「部長、私達も帰りましょう」
朱乃も帰りの支度をして私を待っていて
「話は明日もう一度聞くから、今日はこのソファーを使いなさい。」
帰り支度を終え、ソファーに枕と掛け布団を置いて彼に伝える
「あぁ、すまない…」
彼は小さく呟き、剣を抱えながらソファーに座って眠りにつき始める。
「それじゃあ、また明日ね」
私達は部室を後にした
~~ジューダスside
リアス達が帰って少したち
『これからどうするんですか、坊っちゃん?』
「エルレインの手がかりがない以上、今は動くにも動けないだろう…」
眼を開けてシャルに語りかけ
『でも今の坊っちゃんの力ではエルレインに返り討ちにされますよ』
シャルは笑いながら言ってきた
「そうだな…実際この体で何処まで動けるかわからない以上どうしようもない……」
そう言って僕は立ち上がり
『お供しますよ、坊っちゃん♪』
自分がどこまで技や術が使えるのか試しに行くのをシャルが察し、シャルを持って校舎裏へ向かうことにした。
校舎裏にきてシャルを鞘から抜き…
「行くぞ、シャル!!」
『はい!何時でもいいですよ、坊っちゃん!!』
あの時から変わらぬ構えをして…
頭の中で、相手を想像し……
「せい!」
ブン!
「フッ!!」
シュ!!
剣を振り
「いくぞ!! 魔神剣!!!」
剣を高速で振りぬき地面を這い衝撃波を放ち
「飛連斬!!」
空中に向かって二回連続で斬り上げ
「臥竜閃!!」
空中へ飛び上がり、自分の斜め下をシャルティエで斬り払う
「喰らえ、ストーンザッパー!!」
四つの石礫を放物線状に飛ばし
「これで終わりだ!!千裂虚光閃!!!!」
敵を打ち上げ、落ちてきたところを五連続の突きで襲う。
「まだだ!!っく」
続けて打とうとした瞬間
「ここまでなのか……」
シャルを地面に突き刺し片膝をついて
『今の坊っちゃんにはこれ以上は体がキツイと思いますよ』
静かに囁き
「これが今の僕か……」
昔の僕ならばまだいけるはずなのに、今の僕を見たら君は……
「マリアン……」
シャルにも聞こえないほど小声で呟き
『坊っちゃん、今日はこれぐらいにしてそろそろ休んだ方がいいですよ』
シャルを鞘に戻し
「あぁ、今日はこれぐらいにするよ」
部室へ戻ることにした。
どうやってイッセー達に会わせよう……
うっすらと出てきているが……