願い事   作:中谷 翔

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設定と一日目

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新庄櫂琉(しんじょう かいる)男

 高校3年生

 瀬櫓の兄

 額に横にはしる傷跡がある

 妹大好き

幼いころ、交通事故で母親を喪い父親の手で育てられた

傷跡はその時のもの

 

片親を喪った兄妹に、近所のおばちゃんたちがよく、野菜とかの差し入れをくれる

 

櫂琉は家事手伝いをしていたら、家事スキルがかなり上がった

料理を作らせたら、かなり美味しい

近所のおばちゃんたちも絶賛

ロードバイクに憧れた妹につられてなんとか小遣いで一式をそろえた勇者

 

 

新庄瀬芦(しんじょう ぜろ)女

 高校2年生

 櫂琉の妹

 右腕に肘から手首にかけて傷跡がある

 事故の時のもの

 

瀬芦は日曜大工が得意

工具は一通り持っている

雨よけの小屋が欲しいと、ロード用の小さめの小屋を一人で作り上げるレベル

ロードバイクに憧れてレースで入賞した強者

 

 

 

 

神崎虜久(かんざき りょく)男

 高校3年生

 櫂琉のクラスメイト

 とある旅館の息子

 学校では櫂琉斗仲が良い

 夏休みは、毎年実家の旅館に帰って手伝いをしている

 櫂琉から、しょっちゅう妹の瀬芦の(自慢)話を聞かされていて、瀬芦の事が気になっている。

 

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どうしてこんなに寒いんだ?

今は夏のはずだ

手がかじかむ

寝転んでいるせいで背中が冷たい

つるつるしていて立てそうにない

つーか頭が痛い

ここは何処だ?

地面が…いや、水が凍っている

そうだ、俺らは湖に来たんだ

真夏に凍る、不可思議な湖に――――――

 

 

 

 

 

 

―昨夜―

 

夏休み、俺こと新庄櫂琉は、妹の瀬芦と一緒に2泊3日の旅行に来ていた。

ロードバイクでのツーリング大会に出場するためだ。

それだけなら一泊でいいじゃないかといったのだが、観光もしたいという瀬芦に折れた。

 

ツーリングで完走した俺らは旅館で休むことにした。

その夜

 

?「おーい、櫂琉ー遊びに来たぜー」

櫂琉「おい、なんでてめえがここにいる。神崎」

神崎「いやー、櫂琉がうちの旅館に泊まるって帳簿に書いてあったからつい。

   しかも妹ちゃんと同室とか。櫂琉が変なことしないように見に来たのさ。」

櫂琉「いや、いま遊びに来たって思いっきり言ったよな?

   つーか、実家が旅館とか言ってたのは知ってたが、まさかこことは…」

 

いきなり部屋に押しかけてきたこいつは神崎。俺の同級生だ。俺らの泊まっているこの旅館の息子らしい。

 

神崎「なーなー、妹ちゃんは何処にいんの?紹介してよー」

櫂琉「い・や・だ。だいたい、なんでてめえなんかに…」

瀬芦「兄ちゃん、どしたの?お客さん?」

櫂琉「……」

神崎「おー、君が櫂琉の妹ちゃんかー。かわいいー。」

瀬芦「どうも…」

神崎「僕は櫂琉のクラスメイトで親友の、神崎虜久(かんざき りょく)っていうんだ。

   虜久って呼んでよ。」

瀬芦「わかりました、神崎さん。」  」

神崎「わかってないよ!?(なに、この子天然なの!?)」

瀬芦「ところで神崎さん、このあたりの観光スポットってご存知ですか?」

神崎「ああ、知ってるよ。もともとここに住んでだから。

   この旅館が実家だから夏休みはいつもいるんだ。良かったら、今度一緒に遊びに…」

櫂琉「おい、いきなり人の妹口説こうとすんな」

瀬芦「私たち、観光にも来たんで良かったらおすすめの場所とか教えてくださいませんか?」

神崎「そういうことか、なら僕が案内しようか?観光案内も仕事のうちってね。」

瀬芦「いいのですか?ありがとうございます。」

神崎「んー。観光は明日?」

瀬芦「はい、今日はもう休むので。」

神崎「じゃあ、朝食の後僕のところに来てよ。そしたら、みんなで行こう。

   よし、決まりだ。んじゃーまた明日ねー。」

 

神崎はそそくさと櫂琉の声を背に部屋を出て行った。

ちくしょー。あいつ強引に話つけやがった。

明日どーやってシメようかな?

なんてことを考えていると、

瀬芦が俺の横の布団に入り、嬉しそうな声で話しかけてきた。

 

瀬芦「兄ちゃん、明日楽しみだね!」

櫂琉「そうだな。あと、神崎には下手に近づくなよ。(あいつはお前を狙ってるんだから)」

 

瀬芦「はあ~い」

 

間延びした返事が返ってきた。

わかってるのか?ほんとに。

観光も楽しみにしてた瀬芦にとってはうれしいんだろうけど。

なんにせよ、こんなかわいい妹に手出しはさせねえ。

そんな決意を固めて俺は布団に入った。

ま、今日は寝るか。さすがにツーリングで体力使い切っちまったからなあ。

早く寝ないと明日筋肉痛になっちまう。

「楽しみで寝れない」とか遠足みたいなこと言ってる妹に和みつつ、俺は暗闇に意識を沈めるように眠った。

 

瀬芦「兄ちゃん、おやすみ」

 

おやすみ、瀬芦。

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
お久しぶりです。または初めまして中谷翔です。

今回はリア友からのリクエストを受けて、初のオリジナル小説を書きました。
更新は遅いかもしれませんが、少しづつ書き溜めています。
必ず完結させるので、最後までお付き合いいただけたら幸いです。
感想などをいただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
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