東方棚ぼた日記   作:勇気のコーン

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第二十三話 あの日から数日経って。

 

 

 

「ふわぁ〜あ。」

 

 

眠い。兎に角、眠い。数日前の一件からあまり寝れていないから瞼が重い。こんな日ぐらい仕事を休もうと思ったりもした。

 

「…ん。ムニャムニャ…」

 

何故か、俺の膝の上で気持ち良さそうに寝ているにとりが来なかったらの話だが。こいつは俺と椛とは違うところから見ていたらしく次の日に驚いた様子で伝えて来た。

 

「あのぉ〜、ケチケチしないで教えてくれてもいいじゃないですかぁ〜。」

 

「そうよ。別に教えてくれても損は無いはずよ。」

 

そしてその様子を見た文・はたてが着いて来たらしい。ちなみに椛は「警備強化のため、見回りに行って来ます!」と言って、朝から妖怪の山を彷徨いているらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの夜から神奈子のやつはずっと彼処に陣取って居る。神奈子の他にも緑髪の【東風谷 早苗(こちや さなえ)】と変な帽子をかぶったもう一人の神様【洩矢 諏訪子(もりや すわこ)】が一緒に来ているようで次の日の朝から妖怪の山は大騒ぎ。すぐにでも追っ払いたいが、相手が神様だけに言えず仕舞いでヤキモキして居るそうだ。勿論、文は取材に行ったらしいが、門前払いを受けたそうだ。強行手段を取ろうとしたらしいが相手が神様(以下略)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁーあ。腹減ったな。」

 

 

気づけば、もう10時を回っていた。朝飯をまだ食っていない俺にとっては一番腹が空く時間帯。昼まで我慢すればいいのだが、腹はそれまで待てない様でグーと、音を立てた。

 

「よし、なんか作るか。おーい、にとり。おk

「「ストーップ!!」」

 

にとりを起こそうと頭を叩こうとしたら、文とはたてに止められた。

 

「何だよ。にとり起こさなかったら何も出来ないだろ。」

 

「まず一つ!天馬さんは何をしようとして居るのですか?」

 

文が俺の前にピッと人差し指を立てた。

 

「そりゃ、腹が減ったから飯でも作ろうかと。」

 

「食事くらい、私たちが作るわよ。それにこんなに気持ち良く寝てるにとりを起こしたら悪いんじゃない?」

 

「いや、でも重いかr

「「それ以上はいけない!」」

 

「お前ら、仲良いな。」

 

ま、作るって言ってくれてるから頼まなきゃ損だよな。その間に俺も一眠りできるし。

 

「ま、頼むわ。何か腹に溜まるもの作ってくれ。材料は…あるもの使ってくれ。」

 

「はいはい!分かりました!じゃ、ちょっと待っててくださいね!」

 

「出来るだけ、希望にそえるように作るわ。」

 

そう言って文達は店の裏の方へ消えていった。さて、ちょっと寝ますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー少年熟睡中ー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぃゅー。…いゆー。めいゆー!盟友!起きて。」

 

ふと、顔の下から呼ばれたような気がした。どうやらにとりが俺の膝の上から呼んでいたらしかった。

 

「な、何か文達が呼んでるよ。」

 

「お、飯が出来たのか。てか、にとりは何で顔が赤いんだ?」

 

何故かにとりは顔を真っ赤にしている。

 

「いいいいや!ち、違うの!これは!その!顔が近かったからとかじゃなくて…」

 

「?ま、いいや。取り敢えず、頭を上げてくれ。」

 

「あ、ごめん!」

 

にとりは慌てて、頭を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

までは良かったのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッツッッッン!

 

「いっで!」「ひゅい!」

 

まだ頭を上げ切っていなかった俺と急いで上げたにとりの頭がクリーンヒットした。

 

「だ、大丈夫ですか?何か、すごい音しましたよ!?」

 

「また、何かやったの〜?」

 

文とはたてが顔を出した。

 

「早く起きなさいよー。ご飯食べれないじゃない。

 

ん?

 

「まあまあ、そう言うなって。一応、天馬の家なんだからさ。」

 

んん?

 

「何よ。藍〜。ちょっとくらい休んだって大丈夫でしょ。」

「紫様の場合、少しじゃ済まないんです!あ、橙。みかんは食べちゃダメだぞ。」

「はーい。藍しゃまー。」

 

んんん?

 

「いやー。酒がうまいn

「ちょっっっっっっと待てぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

あれ?おかしいな。確か、文とはたてにしか、いなかったはずなんだけど。てか、突っ込み切れねぇよ!もうアウトだよ!

 

「天馬さん!大変です!にとりさんが気を失ってます。」

 

プチ。

 

あ、堪忍袋の尾が。

 

「…わかった。分かったから、お前ら全員居間に居ろ。

じゃねぇと」

 

《ひいぃ⁉︎》

 

「返事はぁ!」

 

《は、はいっ!》

 

全員がドタドタと居間の方に走っていった。さて、取り敢えず、にとりには結構、お世話になっている『香霖堂』で買った冷たいシール。確か…”冷えピタ”とか言う奴をおでこに貼った。(使い方は店主に教えてもらった)そしてにとりを持ち上げ、寝室へと向かう為にあいつらがいる居間の方へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー棚ぼた堂・裏の住居スペースー

 

「おーい、文ー。」

 

「はいはー、って!うわー、天馬さんも中々大胆ですね!」

 

「んー?何だz…ええええ!?ななななな、何してるんだぜ!?」

 

「煩いわね一体、どーしたっていうのy…え、天馬なにしてんの?」

 

「ちょっと手伝ってくれないか?俺の寝室に布団敷いて欲しいんだけど。」

 

にとりはそこまで重くなかったから疲れはしないが腹が減っているから早く寝かして飯食いたいので文を呼んだわけだが。

 

「何で、にとりなんだぜ。私だってその…お姫様抱っことか…」

 

「あー。何だか今めちゃくちゃにしてやりたい気分だわー。どうしようかな。…ここであばれr

 

「やめろ。てか、やめてください。あー、文?ちょっと手伝ってくれないかー。」

 

「ちょっと待ってください。写真撮るんで。」

 

「撮るんじゃねえ。」

 

あ、面倒くさくなってなってきたなあ。もうこいつらまとめてぶっ飛ばそうかな。段々、怒りのメーターが上がって行くのが自分でもわかった。すると、何故か紫が俺の寝室から出てきた。

 

「天馬?布団引いといたわよ。」

 

「お!ありがとな、紫。」

 

「ちょ、紫。あんたいいの?!」

 

「そうだぜ!何かしらの制裁をしないと」

 

「ちょっとこっちいらっしゃい。」

 

紫は霊夢と魔理沙を呼んで居間の方へ引っ込んでいった。何かブツブツ言ってたけどなんかあったのか?まあいいや

 

「よっ、こいしょっと。」

 

にとりを下ろして布団に寝かせた。よし、これで飯が食える。俺は居間に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー棚ぼた堂住居スペース・居間ー

 

「あ、てんまー!遅いよー。」

 

「悪い悪い。あれ、紫達は?」

 

「さあ?見ていないが大丈夫だろう。取り敢えず、目の前の物を頂こうじゃないか。」

 

「酒もあるぞー。」

 

ま、藍が大丈夫と言うなら大丈夫なんだろう。腹も減ってるしな。てか、萃香は昼から酒飲む気かよ。

 

「さあさあ!どんどん食べてください!腕によりをかけて作りましたよ!」

 

「味は保証するわよ。何せ、私が作ったんだからね。」

 

文とはたてが自信有り気に言った。確かに主菜は魚をメインに使い、主食の白飯がとても進みそうな献立である。先ほどから橙の口からよだれがたれていて、我慢出来ない様子だった。

 

「「「「「「頂きます」」」」」」

 

号令と共に6人全員が箸を思い思いに進めた。取り敢えず、俺は魚の煮付けを一口。

 

「んわ!美味いなこれ!」

 

「そうですか!ありがとうございます!」

 

どうやら文が作った品だったらしい。これだけでも飯、三杯はいけるな。箸が進み、また魚の煮付けを取ろうとした。

 

「ちょっと。」

 

「ん?」

 

ふと、はたてが俺を呼んだ。手には美味しそうな出し巻き卵の載った皿があった。

 

「はたてが作ったのか?」

 

「そうよ。ほら、食べて見てよ。」

 

はたてはグイッと皿を前に出してきた。俺は皿を受け取り、一切れ取って口に運んだ。

 

「〜っ!」

 

思わず、絶句してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すっっっっっっげー美味い!何これ、どーやって作ってんだ?こんなに美味い出し巻き卵、始めて食った。」

 

「良かったー!…って、そりゃー、私が作ってるからとーぜんでしょ。」

 

自慢気に胸を張るはたて。しかし、この出し巻き卵はシャレにならないほど美味い。程よく効いたダシの味、卵の舌触り、全てにおいて完璧な料理だった。

 

「さ、まだまだありますよー!じゃんじゃん、食べてください!」

 

「さかな、おかわりー!」

 

「な!まさか橙。あの魚を一人で全部食べてしまったのか?」

 

「はい!藍しゃま!とっても美味しかったですよ!」

 

「そ、そうか。良かったな。…うう、食べたかったのに。」

 

「天馬ー。酒飲むかぁ〜。」

 

「昼から飲むか馬鹿。」

 

久々に楽しい、昼食となった、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーしばらくしてー

 

「えぇーっ!もう食べちゃったのか?!」

 

「藍〜!何で待っててくれなかったのよー!」

 

「よし、ちょっとストレス解消するわ。」

 

「おい、霊夢はやめてくれー!」

 

また、4人の悲痛な声が響いた。





投稿、遅れました!恐らく、これからもこのペースになるかもしれません。文章力もありませんが、これからも見ていてくれたら幸いです。それでは次回もお楽しみに!
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